JP2550836Y2 - ミシンの布押え装置 - Google Patents

ミシンの布押え装置

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JP2550836Y2
JP2550836Y2 JP4351491U JP4351491U JP2550836Y2 JP 2550836 Y2 JP2550836 Y2 JP 2550836Y2 JP 4351491 U JP4351491 U JP 4351491U JP 4351491 U JP4351491 U JP 4351491U JP 2550836 Y2 JP2550836 Y2 JP 2550836Y2
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雅夫 小川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ミシン機枠に上下動可
能に支持される押え棒と、前記押え棒又はその押え棒に
連結された部材に回動可能に支持され、ミシンベッド面
に載置された加工布を押圧するための布押え部材と、前
記布押え部材の回動を係止する係止手段と、前記係止手
段により係止された前記布押え部の係止状態を解除する
解除手段とを有するミシンの布押え装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミシンの布押え装置は、
例えば特公昭56ー17111号公報に開示されてい
る。その概略構成は、図5に示すように、ミシン頭部5
1の機枠53内には針55が装着された針棒57が上下
動可能に支持されており、図示しない周知の機構を介し
て上下往復駆動される。また機枠53内には押え棒59
が頭部51下部の機枠53に設けられたブッシング61
に遊嵌して上下動可能に支持されている。そのブッシン
グ61の機枠53外には直角に曲げられたピン63を配
設している。そして、押え棒59の下端にはホルダ65
を固定する一方、上端では球67を介して既知の方法で
機枠53内に固定されている板バネ69が押え棒59を
下方に付勢している。押え棒59と板バネ69の球欠状
の凹部によって球67の位置が固定される。ミシン機枠
53に回動可能に支持されたハンドレバ70は周知の機
構を介して押え棒59を上下に移動させる。
【0003】ホルダ65の下部に布押え部材71がピン
73によって回動可能に支持されており、その布押え部
材71には図中左方に延びるフォーク腕71aが設けら
れ、そのフォーク腕71aの端部には係止ピン75がも
うけられている。一方、布押え部材71の回動範囲はホ
ルダ65のストッパ面65a及び65bによって規制さ
れている。ストッパ面65aと布押え部材71との間に
配設された圧縮バネ77は図中反時計回りの回転モーメ
ントを布押え部材71に与えている。また、ホルダ65
には腕65cが形成されており、その腕65cに設けら
れた支軸79にロック要素81が枢着されている。ロッ
ク要素81の下部には前記係止ピン75と係合可能な係
合部81aを備えている。その係合部81aと係止ピン
75とが係合すると、圧縮バネ77によって生じる回転
モーメントにより係止ピン75と係合部81aとが摩擦
結合して、布押え部材71の回動を係止する。
【0004】支軸79を挿通し、前記腕65c及びロッ
ク要素81に係合しているねじりバネ83は、ロック要
素81を図中反時計方向に付勢しており、係止ピン75
と前記係合部81aとが係合するロック位置からロック
要素81が解放されると、ロック要素81をホルダ65
のストッパ部65dによって規制された遮断位置に回動
させる。更に、ロック要素81の上部には傾斜面81b
が設けられている。
【0005】布押え部材71下方のミシンベッド面84
にはスリット85aを設けた針板85が配設されてい
る。送り歯87がスリット85aを通って周知の四運動
送りをすることにより、布押え部材71と共動して加工
布Nに送りを与える。
【0006】押え棒59を上昇させて、布押え部材71
が加工布Nまたは針板85から上昇されると直ちに、布
押え部材71は圧縮バネ77によりストッパ面65bに
接する。押え棒59を更に上昇すると、ロック要素81
の傾斜面81bがピン63に当たり、押え棒59の上昇
に伴って、ピン63と傾斜面81bとが当接して、ロッ
ク要素81をねじりバネ83に抗してロック位置に回動
する。この際前記係合部81aと係止ピン75とが係合
する。そのときねじりバネ83はロック要素81を図中
反時計方向に付勢している、つまり布押え部材71の係
止を解除する方向に付勢しているが、その付勢力は係止
ピン75にかかる圧縮バネ77による図中反時計方向回
りの回転モーメントにより生じる摩擦力より小さく設定
されているので、布押え部材71をミシンベッド面84
に対して平行に保持する。
【0007】そして、縫製が加工布Nの縁から始まる場
合には、その縁を針55の下に配置した後、押え棒59
を下降して布押え部材71を加工布N上に置く。このと
き、板バネ69の圧力は押え棒59を介して布押え部材
71に作用し、その力はピン73を介して布押え部材7
1に伝達される。この為に図中反時計回りの回転モーメ
ントが布押え部材71に針55の下側にある加工布Nの
縁の回りで作用する、すなわち前記係止ピン75が前記
係合部81aを下方に付勢する。
【0008】縫製が開始され加工布Nの縁がピン73の
背後に送られると直ちに圧縮バネ77と板バネ69とか
らの布押え部材71に作用している図中反時計回りの回
転モーメントがなくなる。すると、ねじりバネ83によ
り係止ピン75が前記係合部81aより離れ、ロック要
素81が前記ロック位置から前記遮断位置に回動され
て、布押え部材71が回動可能な状態となる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の布押え装置は、係止ピン75にかかる圧縮バネ
77による回転モーメントにより生じる摩擦力によって
布押え部材71の回動を係止するので、加工布Nがピン
73の背後に送られる前に振動によって布押え部材71
の係止状態が解除されることがある。その解除された状
態で押え棒59を下げると、加工布Nに接することによ
り布押え部材71が回動して布押え部材71の布送り出
し側が針板85に付勢された状態となり、縫製を開始す
ると加工布Nの前端が布押え部材71の布送りだし側に
阻止されて送られずに縫製不良が起こる。また、布押え
部材71に作用している回転モーメントがなくなると、
ねじりバネ83によって前記係止を解除するので、加工
布Nがピン73の背後に送られても係止状態が解除され
ないことがある。解除されないと縫製中の加工布Nの段
差に応じて布押え部材71が加工布Nを押圧できずに縫
製不良が起こるといった問題があった。
【0010】本考案は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、布押え部材の係止状態において
振動があってもその係止を維持するミシンの布押え装置
を提供することを目的とする
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明は、ミシン機枠に上下動可能に支持される押え
棒(9)と、前記押え棒(9)又はその押え棒(9)に
連結された部材(19)に回動可能に支持され、ミシン
ベッド面(21)に載置された加工布を押圧するための
布押え部材(23)と、前記布押え部材(23)の回動
を係止する係止手段と、前記係止手段により係止された
前記布押え部材(23)の係止状態を解除する解除手段
とを有するミシンの布押え装置において、前記布押え部
材(23)に設けられた被係合部(23a)に係合可能
な係合部(29a)を有し、前記被係合部(23a)に
係合して、前記ミシンベッド面(21)に対して布押え
部材(23)の布送り込み側が所定量上がるように布押
え部材(23)を係止する係止位置と、前記被係合部
(23a)から離脱して前記係止を解除する解除位置と
の間と回動可能に、前記押え棒(9)又はその押え棒
(9)に連結された部材(19)に支持される係止部材
(29)により構成された前記係止手段と、前記係止位
置と前記解除位置との間の所定の位置を境界として前記
係止部材(29)を両位置に付勢する付勢手段(33)
と、前記係止位置に回動された前記係止部材(29)を
押圧可能に前記布押え部材(23)に設けられ、縫製開
始にともなって布押え部材(23)が前記ミシンベッド
面(21)に対して平行状態に回動する際に、係止部材
(29)を前記付勢手段(33)の付勢力に抗して前記
境界位置を越えて前記解除位置へ押圧する押圧部(23
b)と、前記押圧部(23b)によって押圧される係止
部材(29)とにより構成された前記解除手段とを備え
ている。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本考案のミシンの布押え装
置において、押え棒又はその押え棒に連結された部材に
回動可能に支持された布押え部材には被係合部が設けら
れており、その被係合部に係合可能な係合部を有する係
止部材は、前記被係合部に係合して、ミシンベッド面に
対して布押え部材の布送り込み側が所定量上がるように
布押え部材を係止する係止位置と、前記被係合部から離
脱して前記係止を解除する解除位置との間を回動可能に
前記押え棒又はその押え棒に連結された部材に支持され
ている。そして、前記係止部材は付勢手段により前記係
止位置と前記解除位置との間の所定の位置を境界として
両位置に付勢される。また、布押え部材には前記係止位
置に回動された前記係止部材を押圧可能な押圧部が設け
られ、縫製開始にともなって布押え部材が前記ミシンベ
ッド面に対して平行状態に回動する際に、その押圧部に
より係止部材が前記付勢手段の付勢力に抗して前記境界
位置を越えて前記解除位置側へ押圧される。その結果、
前記係止部材が前記解除位置に付勢されて前記係止が解
除される。
【0013】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0014】図1(a)に示すように、ミシン頭部1の
機枠3内には針5が装着された針棒7が上下動可能に支
持されており、図示しない周知の機構を介して上下往復
駆動される。また機枠3に押え棒9が上下動可能に支持
されており、その押え棒9には図1(b)中右方に伸び
たアーム部11aを有する押え棒抱き11が押え棒抱き
止めネジ13により固定されている。その押え棒抱き止
めネジ13と機枠3とに取り付けられた押えバネ15は
押え棒9を常に下方へ付勢している。前記アーム部11
aは機枠3に回動可能に支持された押え上げ17に当接
しており、その押え上げ17の回動操作により加工布を
押圧して縫製を行うための縫製位置と、加工布の出し入
れを行う布出入位置と、厚い加工布の出し入れを行うた
めの厚布出入位置との三カ所に押え棒9を上下動させる
ことができる。
【0015】布押え部材23には一対の壁部(一方のみ
図示)が垂設されており、その壁部間にはピン25が架
設されている。この布押え部材23は押え棒9の下端に
固定されたホルダ19の下部に前記ピン25を介して回
動可能且つ着脱可能に連結されている。また、前記ホル
ダ19の側部にはロックレバ29が段付ネジ31により
回動可能に取り付けられており、このロックレバ29に
貫通形成された長孔29bを貫通してピン27がホルダ
19の側部に突設されている。前記ロックレバ29の下
部には前記布押え部材23の壁部から布送り出し側に突
設された被係合部23aに係合可能な凹部29aが形成
されている。
【0016】そして、前記被係合部23aと前記凹部2
9aとが係合して、ミシンベッド面21に対して布押え
部材23の布送り込み側が所定量上がるように布押え部
材23を係止する位置を係止位置(図2(a)参照)と
称す。また、前記凹部29aが前記被係合部23aから
離脱して前記係止を解除する位置を解除位置(図2
(b)参照)と称す。前記ピン27と前記長孔29bと
によりロックレバ29の回動が制限され、ロックレバ2
9は前記係止位置と前記解除位置との間を回動可能であ
る。
【0017】また、ロックレバ29には、山形状部33
aを有する板バネ33が取り付けられている。その山形
状部33aはピン27と係合して、前記係止位置と前記
解除位置との間の所定の位置を境界としてロックレバ2
9を両位置に付勢している。更にロックレバ29には波
状部29cが設けられている。押え上げ17を前記厚布
出入位置に操作すると、その操作による押え棒9の上昇
にともなって、波状部29cがミシン機枠3に設けられ
た当接部3aと接して、ロックレバ29を前記係止位置
に回動する。
【0018】前記係止位置に回動されたロックレバ29
を押圧可能な押圧部23bが布押え部材23の布送り出
し側に設けられている。その押圧部23bは縫製開始に
ともなって布押え部材23がミシンベッド面21に対し
て平行な状態に回動する際に、板バネ33の山形状部3
3aとピン27との係合による前記係止位置への付勢力
に抗して、ロックレバ29を前記境界位置を越して前記
解除位置側へ押圧する。このため、ロックレバ29は解
除位置側へ付勢されて布押え部材23の係止が確実に解
除される。
【0019】布押え部材23下方のミシンベッド面21
にはスリット34aを設けた針板34が配設されてい
る。そして、送り歯35がスリット34aを通って周知
の四運動送りをすることにより、布押え部材23と共動
して加工布Nに送りを与える。
【0020】次に、上述した構成のミシンの布送り装置
の動作について図面を参照して説明する。
【0021】図3(a)に示すように、厚い加工布Nを
その前端から縫製する場合、その加工布Nを針5下のミ
シンベッド面21に配置するために押え上げ17を前記
厚布出入位置に操作すると、その操作による押え棒9の
上昇にともなって、前記当接部3aに前記波状部29c
が接することにより、前記板バネ33の山形状部33a
とピン27との係合による前記解除位置への付勢力に抗
して、ロックレバ29を前記境界位置を越えて前記係止
位置側に回動する。このとき布押え部材23の布送り込
み側がミシンベッド面21に対して所定量上がった状態
で前記凹部29aと前記被係合部23aとが係合し、か
つ板バネ33の係止位置への付勢力により布押え部材2
3が係止されている。
【0022】次に、図3(b)に示すように、加工布N
を針5下のミシンベッド面21に配置した後、布押え部
材23が加工布Nを押圧する前記縫製位置に押え上げ1
7を操作する。このとき、布押え部材23の布送り出し
側は、針板34から上昇した状態となっている。
【0023】そして、縫製が開始されると、図3(c)
に示すように、前記送り歯35と布押え部材23との共
動によって加工布Nが円滑に送られ、加工布Nの前端が
前記ピン25を通過すると、布押え部材23は係止状態
からミシンベッド面21(針板34)に対して平行な状
態に回動する。その際に、前記押圧部23bは前記板バ
ネ33の前記係止位置への付勢力に抗して前記境界位置
を越えて前記解除位置側へロックレバ29を押圧する。
すると、板バネ33はロックレバ29を前記解除位置に
付勢することにより前記係止が解除される。
【0024】また、図4(a)に示すように、縫製作業
中に布押え部材23の布送り込み側が極端に上がるよう
な加工布Nの段差があると、作業者はその段差の手前で
縫製を中断する。そして、図4(b)に示すように、押
え上げ17を前記厚布出入位置に操作すると、前述した
ように布押え部材23の回動が係止される。図4(c)
に示すように、布押え部材23が加工布Nを押圧する前
記縫製位置に押え上げ17を操作した後、縫製を開始す
る。すると、前述したように布押え部材23の係止が解
除される。
【0025】このように本考案のミシンの布送り装置
は、厚い加工布Nの縫製開始時や、縫製中に布押え部材
23の布送り込み側が極端に上がるような段差がある場
合は、押え上げ17を前記厚布出入位置に操作する。す
ると、布押え部材23の布送り込み側が所定量上がるよ
うに布押え部材23の回動を係止する。そして、押え上
げ17を前記縫製位置に操作して縫製を開始すると、加
工布Nの送りにより布押え部材23がミシンベッド面2
1に対して平行状態に回動されて、前記係止が解除され
るので、加工布Nが送り込まれにくくなって縫製不良が
起きることがない。
【0026】また、板バネ33による前記境界位置を境
とした前記係止位置と前記解除位置との付勢により、係
止状態の時に振動があっても係止が維持され、布押え部
材23がミシンベッド面21に対して水平になると確実
に前記係止が解除される。
【0027】尚、本考案ではロックレバ29に波状部2
9cが設けられているが、波状部29cを設けないで、
押え上げ17を前記布出入位置または前記厚布出入位置
に操作したとき、作業者がロックレバ29を操作して前
記係止位置に回動させてもよい。
【0028】また、本考案では板バネ33の山形状部3
3aがロックレバ29の長孔29bを貫通してホルダ1
9の側部に突設された前記ピン27と係合して、ロック
レバ29を前記境界位置を境として前記係止位置側と前
記解除位置側とに付勢していたが、次のようにしてもよ
い。ピン27と板バネ33の代わりに、ロックレバ29
の回動中心を通る軸線上において一対のピンを設け、そ
の一対のピンに引っ張りバネを取り付ける。但し、前記
中心をはさんで、一方のピンはロックレバ29に設け、
他方のピンはホルダ19に設ける。すると、ロックレバ
29は前記軸線を境として前記係止位置と前記解除位置
とに付勢される。このように、本考案は主旨を逸脱しな
い範囲において種々の変形が可能である。
【0029】
【考案の効果】以上説明したことから明かなように、本
考案につては布押え部材を係止状態にして布押え部材を
加工布の端部や段部にその布送り込み側で押圧するため
に、下降させる時、従来のように振動により係止状態が
解除されてしまうことがなく、縫製が開始されて前記加
工布の端部や段部が布押え部材の布送り出し側に円滑に
移動可能となり、その移動にともなって、布押え部材が
ミシンベッド面に対して平行に回動されるに応じてロッ
クレバを境界位置を越えて解除位置側へ押圧するので確
実に係止が解除されて、布押え部材が加工布の凹凸に応
じて回動して加工布を押圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の一実施例を具体化したミシン
の布押え装置の正面図である。(b)は本考案の一実施
例を具体化したミシンの布押え装置の側面図である。
【図2】(a)は係止位置における布押え装置の正面図
である。(b)は解除位置における布押え装置の正面図
である。
【図3】(a)は縫製開始前に押え上げを厚布出入位置
に操作したときの状態を示す説明図である。(b)は縫
製開始前に押え上げを縫製位置に操作して下降された布
押え部材の布送り込み側が加工布を押圧した状態を示す
説明図である。(c)は縫製開始に伴って布押え部材の
係止が解除されたときの状態を示す説明図である。
【図4】(a)は縫製中に布押え部材の布送り込み側が
極端に上がるような段差があるときの状態を示す説明図
である。(b)は縫製を中断して押え上げを厚布出入位
置に操作したときの状態を示す説明図である。(c)は
押え上げを縫製位置に操作したときの状態を示す説明図
である。
【図5】従来技術のミシンの布押え装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
9 押え棒 23 布押え部材 23a 被係合部 23b 押圧部 27 ピン 29 ロックレバ 29a 凹部 29b 孔 33 板バネ 33a 山形状部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン機枠に上下動可能に支持される押
    え棒(9)と、前記押え棒(9)又はその押え棒(9)
    に連結された部材(19)に回動可能に支持され、ミシ
    ンベッド面(21)に載置された加工布を押圧するため
    の布押え部材(23)と、前記布押え部材(23)の回
    動を係止する係止手段と、前記係止手段により係止され
    た前記布押え部材(23)の係止状態を解除する解除手
    段とを有するミシンの布押え装置において、前記係止手段を、 前記布押え部材(23)に設けられた
    被係合部(23a)に係合可能な係合部(29a)を有
    し、前記被係合部(23a)に係合して、前記ミシンベ
    ッド面(21)に対して布押え部材(23)の布送り込
    み側が所定量上がるように布押え部材(23)を係止す
    る係止位置と、前記被係合部(23a)から離脱して前
    記係止を解除する解除位置との間と回動可能に、前記押
    え棒(9)又はその押え棒(9)に連結された部材(1
    9)に支持される係止部材(29)により構成し、 前記係止位置と前記解除位置との間の所定の位置を境界
    として前記係止部材(29)を両位置に付勢する付勢手
    (33)を備え、前記解除手段を、 前記係止位置に回動された前記係止部
    (29)を押圧可能に前記布押え部材(23)に設け
    られ、縫製開始にともなって布押え部材(23)が前記
    ミシンベッド面(21)に対して平行状態に回動する際
    に、係止部材(29)を前記付勢手段(33)の付勢力
    に抗して前記境界位置を越えて前記解除位置へ押圧する
    押圧部(23b)と、前記押圧部(23b)によって押
    圧される係止部材(29)とにより構成したことを特徴
    とするミシンの布押え装置。
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