JP2550814B2 - 投影光学装置 - Google Patents

投影光学装置

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JP2550814B2 JP3298446A JP29844691A JP2550814B2 JP 2550814 B2 JP2550814 B2 JP 2550814B2 JP 3298446 A JP3298446 A JP 3298446A JP 29844691 A JP29844691 A JP 29844691A JP 2550814 B2 JP2550814 B2 JP 2550814B2
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B27/18Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical projection, e.g. combination of mirror and condenser and objective

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は投影光学装置に関し、特
にスライド等の被投影画像をスクリーン面上に拡大投影
する際に投影倍率に応じて投影レンズのスクリーン側の
NA(開口数)を適切に設定することにより、光源の配
光分布(配光特性)によって生じるスクリーン面上での
光量ムラを防止した例えばフィルムプロジェクターやマ
イクロリーダプリンタ等の装置に好適な投影光学装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりフィルムプロジェクターやマイ
クロリーダプリンタ等の投影光学装置においては光源手
段からの光束をコンデンサーレンズやフィールドレンズ
等を用いて集光してスライドや液晶表示素子(透過型)
等の被投影画像を照明している。そして投影レンズによ
って被投影画像をスクリーン面上に所定の投影倍率で拡
大投影している。
【0003】図5は従来の投影光学装置の光学系の要部
概略図である。
【0004】同図においてハロゲンランプから成る光源
手段51から放射した光束はコンデンサーレンズ52、
防熱フィルター53、そしてフィールドレンズ54等よ
り成る照明光学系50を介して被照射面55aに配置し
たスライド等の透過型の被投影画像55の有効照明領域
を照明している。そして照明された被投影画像55は投
影レンズ56によりスクリーン60面上に所定の倍率で
拡大投影している。
【0005】同図における投影光学装置は投影レンズ5
6の入射瞳58位置近傍に光源手段51からの光束が集
束(結像)するようにしている。即ち光源手段51の発
光面(フィラメント)57が入射瞳58近傍に結像する
ように各光学要素を設定している。
【0006】又、投影レンズ56は投影倍率を種々と変
化させてもスクリーン60面上での被投影画像の全体の
明るさが変化しないように、スクリーン60側のNA
(開口数)が投影倍率によって変化しないようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような投影光学装
置において、投影倍率の比、即ち変倍比がある程度以上
大きくなるようにすると、投影倍率の低い低倍時におい
てはスクリーン60面上で光源手段51の配光分布に起
因する光量ムラが発生してくるという問題点がある。
【0008】次にこの光量ムラが発生する原因について
説明する。
【0009】従来より投影光学装置に用いられる光源手
段としては一般にハロゲンランプが広く使用されてい
る。このハロゲンランプはその発光面(フィラメント)
の構造上、どうしても配光特性にムラが生じる傾向があ
る。
【0010】図6(A)、(B)は一般的なハロゲンラ
ンプの斜視図と配光特性を示した説明図である。同図で
は便宜上、X,Y,Z軸を同図に示すようにとってい
る。
【0011】ハロゲンランプのX−Y断面の配光特性に
は同図に示すようなムラがある為、該ハロゲンランプを
例えば上方から見たとき図7に示すように放射方向によ
って光束の明るい方向と暗い方向とが生じてくる。
【0012】図8はこのような配光特性を有したハロゲ
ンランプを光源手段として用いたときスクリーン面上で
光量ムラが発生する様子を示した従来の投影光学装置の
光学系の要部概略図である。
【0013】同図に示したように光源手段51から放射
した光束のうち照明光学系50を介して被投影画像55
の中央部55A近傍を通過する光束は光源手段51の配
光特性の明るい部分の光束である。この光束で照射され
た被投影画像55Aを投影レンズ56によってスクリー
ン60面上に拡大投影するとAの方向、例えばスクリー
ン60面の中央部では明るい投影画像となる。
【0014】しかしながら、光源手段51から放射した
光束のうち照明光学系50を介して被投影画像55の周
辺部分55Bを通過する光束は光源手段51の配光特性
の暗い部分の光束である。この光束で照射された被投影
画像55Bを投影レンズ56によってスクリーン60面
上に拡大投影するとBの方向、例えばスクリーン面の周
辺部では暗い投影画像となる。
【0015】これらの理由によりスクリーン60面上に
おいては例えば中心部では明るく、周辺部では暗くなる
という光源手段51の配光分布に起因する光量ムラが発
生する。
【0016】しかしながら上述したスクリーン60面上
での光量ムラは発光面(フィラメント)57をコンデン
サーレンズ52とフィールドレンズ54とにより投影レ
ンズ56の入射瞳58近傍に結像させる際の結像倍率と
投影レンズ56のFNoとを次の如く適切に選択して設
定すると殆んど目立たなくすることができる。
【0017】即ち、光源手段51から放射した光束がコ
ンデンサーレンズ52に入射する光束の開き角、即ちN
A(開口数)を大きく設定するようにすれば良い。
【0018】図9は、このときの光源手段51からコン
デンサーレンズ52に入射する光束のNAを大きくして
光量ムラを補正したときの光源手段51近傍の説明図で
ある。
【0019】同図から分かるようにA方向(例えばスク
リーン面の中心部)に向かう光束もB方向(例えばスク
リーン面の周辺部)に向かう光束も光源手段51の配光
分布の明るい部分と暗い部分の双方の光束を共に含んで
おり、結果的に配光分布を平均化している。
【0020】これによれば、A方向の光束とB方向の光
束との明かるさの差を殆んどなくすことができ光源手段
の配光分布に起因する光量ムラの発生を少なくすること
ができる。
【0021】ここで光源手段51からコンデンサーレン
ズ52に入射する光束のNAを大きくする為には投影レ
ンズ56のFNoを小さくするか、あるいは発光面(フ
ィラメント)57を投影レンズ56の入射瞳58近傍に
結像させる結像倍率を大きくとれば良い。
【0022】一般のフィルムプロジェクターやマイクロ
リーダプリンタ等の投影光学装置で投影レンズの投影倍
率が固定されているものや、あるいは投影倍率が変えら
れてもその投影倍率の比である変倍比が3倍程度以下の
ものは、一般的に上述したように光源手段からコンデン
サーレンズに入射する光束を図9に示した状態、即ちN
Aを大きくすることによりスクリーン面上での光量ムラ
の発生を効果的に防止している。
【0023】しかしながら投影光学装置の変倍比が3倍
程度以上になってくると投影レンズとして如何なる投影
倍率の投影レンズを用いても光源手段からコンデンサー
レンズに入射する光束のNAを常に大きく保つことが難
しくなってくる。
【0024】一般に、フィルムプロジェクターやマイク
ロリーダプリンタ等の投影光学装置においては投影レン
ズの投影倍率が変化してもスクリーン面上での照度が常
に一定になるのが望ましい。その為、従来は投影レンズ
の投影倍率が異なってもスクリーン側のNAが常に一定
となるように設定している。
【0025】しかしながら投影レンズのスクリーン側の
NAを一定にすると投影レンズの被投影画像側のNAは
投影倍率に従って変化してくる。例えば、投影レンズの
投影倍率をM、スクリーン側のNAをNAS 、被投影画
像側のNAをNAO としたとき NAO =M×NAS となる関係にある。
【0026】ここで投影レンズのスクリーン側のNA
(以下「NAS 」と記す)を一定にした場合、該投影レ
ンズの被投影画像側のNA(以下「NAO 」と記す)は
投影倍率Mに比例することになる。即ちNAOは投影レ
ンズの投影倍率Mに比例する。
【0027】又、光源手段からコンデンサーレンズに入
射する光束のNA(以下「NAL 」と記す)はNAO
比例していることから、結局NAL は投影レンズの投影
倍率Mに比例して変化することになる。
【0028】ここで投影倍率Mが10×(低倍率)と5
0×(高倍率)の2つの倍率の異なる投影レンズを用い
た場合(変倍比5)を例にとりNAL を比較してみる。
【0029】例えば投影倍率50×のときのNAL の値
が0.5であったとすると、投影倍率10×のときには
該NAL の値は0.1になる。実際には図6に示すよう
にハロゲンランプの配光分布の特性上NALの値を0.
8程度(開き角にして約110°)以上に設定しても、
集光効率はこれ以上向上せず、又照明光学系の結像性能
を維持するのが困難となってくる為、一般にはNAL
値は最大で0.8程度に設定することが望ましい。
【0030】この場合、例えば投影レンズの投影倍率が
50×のときに上記NAL の値を0.8に設定しても該
投影レンズの投影倍率が10×のときには該NAL の値
は0.16にしかならず、これは開き角にして9.2°
にしかならない。
【0031】この為、このときの投影状態は図8に示し
た投影状態と全く同じとなる。結局、低倍率時のスクリ
ーン面上においては光源手段の配光分布に起因する光量
ムラが生じてきてしまう。
【0032】このように従来の投影光学装置においては
変倍比がある程度以上大きくなってくると低倍率時にお
いてスクリーン面上で光源手段の配光分布に起因する光
量ムラが発生してきてしまうという問題点があった。
【0033】尚、上記の説明では投影光学装置の変倍比
を5倍と仮定したが、実際は変倍比が3倍程度から光量
ムラは発生してくる傾向がある。
【0034】本発明は投影倍率に応じてスクリーン側の
NA(開口数)が異なった投影レンズを用いることによ
り、変倍比を大きくしたとき(変倍比3倍程度以上)に
投影倍率が小さい低倍率近傍で目立っていた光源の配光
分布に起因する光量ムラを良好に補正し、スクリーン面
上で常に均一の明るさの投影画像を得ることができる投
影光学装置の提供を目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明の投影光学装置
は、ハロゲンランプから放射した光束を照明光学系を介
して被投影画像を照明し、該被投影画像を投影レンズに
よりスクリーン面上に投影する投影光学装置において、
該投影レンズとして該被投影画像の該スクリーン面上へ
の投影倍率が小さいときのスクリーン側のNAが投影倍
率が大きいときのスクリーン側のNAよりも大きいもの
を複数の固定焦点レンズのうちから選択して用いたこと
を特徴としている。
【0036】本発明の投影光学装置は、ハロゲンランプ
から放射した光束を照明光学系を介して被投影画像を照
明し、該被投影画像を投影レンズによりスクリーン面上
に投影する投影光学装置において、該投影レンズとして
ズームレンズを用い、投影倍率を連続的に変化させて投
影する際、投影倍率が小さいときの該投影レンズのスク
リーン側のNAが投影倍率が大きいときの該投影レンズ
のスクリーン側のNAよりも大きくなるように該投影レ
ンズに設けた開口絞り径を調整したことを特徴としてい
る。
【0037】
【0038】
【0039】
【実施例】図1(A)、(B)は各々本発明の実施例1
の投影光学装置の光学系の要部概略図である。
【0040】同図(A)は投影倍率として高倍率の投影
レンズ6を用いたとき、同図(B)は投影倍率として低
倍率の投影レンズ6を用いたときの投影状態を各々示し
ている。同図ではこのときの投影レンズ6の投影倍率の
比である変倍比を3倍程度以上としている。
【0041】図中1は光源手段であり、前述の図6に示
した配光特性を有するハロゲンランプから成っている。
7は発光面としてのフィラメントである。2はコンデン
サーレンズであり、光源手段1から放射した光束を集光
している。3は防熱フィルターであり、可視光を通過さ
せ赤外光を吸収している。4はフィールドレンズであ
る。
【0042】本実施例においてはコンデンサーレンズ
2、防熱フィルター3、そしてフィールドレンズ4の各
要素で照明光学系20を構成している。
【0043】又、照明光学系20は光源手段1の発光面
(フィラメント)7を後述する投影レンズ6の入射瞳8
位置近傍に結像するようにしている。
【0044】5aは被照射面であり、その面上にスライ
ドや透過型の液晶表示素子等の被投影画像5を配置して
いる。被投影画像5は照明光学系20からの光束で照明
されている。6は後述するように交換可能な投影レンズ
より成っており、被照射面5a上に配置した被投影画像
5をスクリーン10面上に所定の倍率で拡大投影してい
る。尚、被投影画像5と投影レンズ6とスクリーン10
とで投影系30を構成している。
【0045】本実施例においてはこのような構成により
光源手段1から放射した光束をコンデンサーレンズ2で
集光させ防熱フィルター3、フィールドレンズ4を通過
させ被照射面5a上に配置した被投影画像5を照明して
いる。そして被投影画像5を投影レンズ6によりスクリ
ーン10面上に所定の投影倍率で拡大投影している。
【0046】本実施例においての投影レンズ6は投影倍
率が互いに異なる複数の単焦点レンズ(投影レンズ)を
用意して、該複数本の投影レンズ6より用途に応じた投
影レンズを選択し使用することにより、所定の投影倍率
で投影することができるようにしている。
【0047】同図(A)では高倍率の投影レンズ6を用
いたとき、同図(B)は低倍率の投影レンズ6を用いた
ときを示している。
【0048】このとき投影レンズ6として、その投影倍
率に応じて該投影レンズ6のスクリーン10側のNA
(NAS )が異ったものを用いている。即ち本実施例に
おいては複数本の投影レンズのスクリーン10側のNA
を低倍率から高倍率にいくに従い順に大きくなるように
している。
【0049】これにより光源手段1からコンデンサーレ
ンズ2に入射する光束のNA(NAL )が高倍率時と低
倍率時とであまり差がないようにしている。この結果、
低倍率時におけるNAL を大きく保つことができ前述し
たスクリーン10面上での光源手段1の配光分布に起因
する光量ムラを効果的に防止している。
【0050】又、本実施例においては投影レンズとして
交換可能な投影レンズの代わりに倍率可変の1本のズー
ムレンズあるいは複数本のズームレンズのうちから1つ
を選択して用いるようにしても良い。
【0051】例えば投影レンズが1本のズームレンズよ
り構成されている場合に低倍率時における光量ムラを補
正する場合には、投影レンズに組み込まれている可変絞
りのカム形状を投影倍率に応じて任意に変えれば良い。
即ち低倍率のときのNAS を高倍率のときのNAS に比
べて大きくとるようにすれば良い。又は絞り羽根の形状
を低倍率のときに高倍率に比べてNAS が大きくなるよ
うに形成すれば良い。
【0052】又、投影レンズが複数本のズームレンズか
ら構成されている場合は、そのうちで一番低倍率のズー
ムレンズ1本、あるいは低倍率側のズームレンズ複数本
に関してNAS を高倍率側のズームレンズのときのNA
S よりも大きくなる様に設定すれば良い。
【0053】このように本実施例においては投影レンズ
の投影倍率に応じてスクリーン面側のNAS を適切に異
ならせている。即ち投影レンズの投影倍率が小さいとき
のスクリーン側のNAを該投影レンズの投影倍率が大き
いときのスクリーン側のNAよりも大きくなるように設
定している。これにより従来問題となっていた投影光学
装置の変倍比がある程度(3倍程度)以上大きくなった
ときの低倍率時における光源手段の配光分布に起因する
スクリーン面上での光量ムラを効果的に防止している。
【0054】図2は本発明の実施例2の投影光学装置の
光学系の要部概略図である。同図において図1に示した
要素と同一要素には同符番を付している。
【0055】同図においては9は光量補正手段であり、
透過光の強さを制御するNDフィルターより成ってい
る。光量補正手段9は被投影画像5と投影レンズ6との
間の光路中に挿脱可能にして設けている。本実施例にお
いては低倍率の投影レンズ6を用いた際に光路中に位置
するように挿入している。
【0056】一般にフィルムプロジェクターやマイクロ
リーダープリンター等の投影光学装置においては投影レ
ンズの投影倍率を変化させてもスクリーン面上において
その照度(照度分布)が変わらないように設定すること
が望ましい。
【0057】本実施例においては、投影レンズ6の投影
倍率が小さいときのスクリーン10側のNA(NAS
を該投影レンズ6の投影倍率が大きいときのスクリーン
10画のNA(NAS )より大きくなるように設定して
いる。この為、低倍率時は高倍率時に比べてNAS の値
に応じてスクリーン10面上での照度が高くなり、これ
により高倍率時に比べて低倍率時に全体的に明るい投影
画像が得られてしまう。
【0058】これはただ単に投影画像を観察するだけの
目的の装置であればこれでも構わないが、例えばプリン
トアウトも目的とするマイクロリーダープリンタに適用
した場合は、低倍率時のみスクリーン面上での照度が明
るくなってしまうのは好ましくない。
【0059】一般に投影光学装置においては如何なる投
影倍率の投影レンズを用いたとしても常にスクリーン面
上では一定の照度が得られるのが望ましい。
【0060】そこで本実施例においては、低倍率の投影
レンズ6を用いた際には被投影画像5と投影レンズ6と
の間の光路中にNDフィルター9を挿入することによ
り、低倍率時のみNAS が大きくなったことに生じるス
クリーン10面上での照度の上昇分を抑えている。これ
により高倍率時におけるスクリーン面上での照度と略等
しくなるようにして双方のバランスをとり良好なる投影
画像を得ている。
【0061】尚、NDフィルター9は低倍率の投影レン
ズ6が使用されるときのみ光路内に挿入するようにすれ
ば良いので装置の操作者がマニュアル操作で挿脱するよ
うに行っても良い。あるいは低倍率の投影レンズが使用
されたことを電気的な手段により検知し、自動的に挿脱
するような構造にしても良い。
【0062】又、上記に示した方法以外に低倍率のNA
S が大きい投影レンズに最初からNDフィルター9を組
込んでおいても良い。これによればNDフィルター9の
挿脱機構を新たに設けなくても良いので装置全体の簡素
化を図ることができる。
【0063】尚、本実施例においてはNDフィルター9
を被投影画像5と投影レンズ6との間の光路中に挿脱自
在に設けたが、投影レンズ6とスクリーン10面との間
の光路中に挿脱可能にして設けても良い。
【0064】図3は本発明の実施例3の投影光学装置の
光学系の要部概略図である。同図において図2に示した
要素と同一要素には同符番を付している。
【0065】本実施例において実施例2と異なる点は光
量補正手段としてのNDフィルター9の挿脱位置を投影
系30内の代わりに照明光学系20内に設けたことであ
る。その他の構成は実施例2と同様である。
【0066】即ち、本実施例においては光源手段1とコ
ンデンサーレンズ2との間の光路中にNDフィルター9
を挿脱可能にして設け、低倍率の投影レンズが使用され
たとき光路内に位置するように挿入している。これによ
り実施例2と同様な効果を得ている。
【0067】本実施例においても実施例2と同様に装置
の操作者がマニュアル操作でNDフィルター9の挿脱操
作を行っても良く、あるいは低倍率の投影レンズ6を使
用されたことを電気的な手段により検知し自動的に挿脱
操作を行うようにしても良い。
【0068】尚、本実施例においてはNDフィルター9
を光源手段1とコンデンサーレンズ2との間の光路中に
挿脱自在にして設けたが、この挿脱位置に限定されるこ
とはなく、例えばコンデンサーレンズ2と防熱フィルタ
ー3との間、又は防熱フィルター3とフィールドレンズ
4との間、又はフィールドレンズ4と被投影画像5との
間の光路中ならどこに設けても良い。
【0069】又、本実施例のようにNDフィルター9を
照明光学系20内に挿入する場合は、例えばNDフィル
ター9の代わりに拡散作用を有する拡散板を用いても本
発明は前述の実施例と同様に適用することができる。こ
れによれば拡散板の拡散作用によりNDフィルター9と
同様にスクリーン10面上における照度を低く抑えるこ
とができ、かつ光源手段1の配光分布を拡散させること
により、より効果的にスクリーン10面上での投影画像
の明るさを均一化させることができる。
【0070】尚、実施例2、3においては光量補正手段
としてNDフィルターを用いたが、前述の如く光源手段
からの光束(光量)を調整できる光学部材なら何を用い
ても本発明は適用することができる。
【0071】図4は本発明の実施例4の投影光学装置の
光学系の要部概略図である。同図において図1に示した
要素と同一要素には同符番を付している。
【0072】同図において40は光量補正手段であり、
受光素子41、演算回路42、そして電源回路43等か
ら成っている。
【0073】本実施例においては投影レンズ6を1本の
ズームレンズより構成している。そして低倍率時のスク
リーン側のNA(NAS )を高倍率時のスクリーン側の
NA(NAS )より大きくする為、ズームレンズに組み
込まれている可変絞りのカム形状、又は絞り羽根の形状
を適切に変化させている。これにより低倍率時における
スクリーン面上での光量ムラを補正している。
【0074】前述の実施例2、3では低倍率時のNAS
を大きくしたことによるスクリーン10面上の照度を抑
える為、光量補正手段として挿脱自在のNDフィルター
を光路内に設けたが、本実施例においては投影レンズ6
にズームレンズを用いているので該NDフィルターを光
路内に挿脱するだけでは対応することが難しい。
【0075】何故なら上記の方法で低倍率時のみスクリ
ーン側のNA(NAS )を大きくするときには、ある投
影倍率で急にNAS を大きくできるわけではなく、徐々
に(連続的に)大きくしていかなければならない。この
状態でNDフィルターを挿脱してもどうしても徐々にN
S が変化している倍率範囲においては完全にスクリー
ン面上の照度を一定に保つことが難しい。
【0076】そこで本実施例においてはスクリーン10
面近傍に該スクリーン10面上での照度状態を検知する
受光素子41を配置し、該受光素子41からの出力を利
用して演算回路42でそのときのスクリーン面上での照
度を演算し、該演算結果を光源手段1を制御する電源回
路43にフィードバックさせることにより、光源手段1
の電源電圧をスクリーン10面上における照度に応じて
調整している。これにより倍率範囲に関わらずスクリー
ン10面上における照度が常に一定となるようにしてい
る。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く投影倍率に応
じてスクリーン側のNA(開口数)が異なった投影レン
ズを用いることにより、従来問題となっていた変倍比が
大きい(例えば3倍程度以上)投影光学装置を用いたと
きの低倍率時における光源手段の配光分布に起因するス
クリーン面上での光量ムラを補正することができ、常に
光量ムラのない良好なる投影画像を得ることができる投
影光学装置を達成することができる。
【0078】又、本発明によれば投影レンズのスクリー
ン側のNAを大きく設定したときに光量補正手段として
のNDフィルター、あるいは拡散板等を光路内に挿入す
ることにより、又は光源手段の電源電圧を調整する光量
補正手段を装置内に設けることにより、スクリーン面上
での照度を常に一定に保つことができる投影光学装置を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の投影光学装置の光学系の要
部概略図
【図2】本発明の実施例2の投影光学装置の光学系の要
部概略図
【図3】本発明の実施例3の投影光学装置の光学系の要
部概略図
【図4】本発明の実施例4の投影光学装置の要部概略図
【図5】従来の投影光学装置の光学系の要部概略図
【図6】一般的なハロゲンランプの斜視図と配光特性の
説明図
【図7】ハロゲンランプの配光特性により明るい方向と
暗い方向が発生する様子を示した説明図
【図8】スクリーン面上で光量ムラが発生する原因を示
した従来の投影光学装置の光学系の要部概略図
【図9】光量ムラを改善する方法を示した説明図
【符号の説明】
1 光源手段(ハロゲンランプ) 2 コンデンサーレンズ 3 防熱フィルター 4 フィールドレンズ 5 被投影画像 5a 被照射面 6 投影レンズ 7 発光面(フィラメント) 8 入射瞳 9 光量補正手段(NDフィルター) 10 スクリーン 20 照明光学系 30 投影光学系 40 光量補正手段 41 受光素子 42 演算回路 43 電源回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲンランプから放射した光束を照明
    光学系を介して被投影画像を照明し、該被投影画像を投
    影レンズによりスクリーン面上に投影する投影光学装置
    において、該投影レンズとして該被投影画像の該スクリ
    ーン面上への投影倍率が小さいときのスクリーン側のN
    Aが投影倍率が大きいときのスクリーン側のNAよりも
    大きいものを複数の固定焦点レンズのうちから選択して
    用いたことを特徴とする投影光学装置。
  2. 【請求項2】 ハロゲンランプから放射した光束を照明
    光学系を介して被投影画像を照明し、該被投影画像を投
    影レンズによりスクリーン面上に投影する投影光学装置
    において、該投影レンズとしてズームレンズを用い、投
    影倍率を連続的に変化させて投影する際、投影倍率が小
    さいときの該投影レンズのスクリーン側のNAが投影倍
    率が大きいときの該投影レンズのスクリーン側のNAよ
    りも大きくなるように該投影レンズに設けた開口絞り径
    を調整したことを特徴とする投影光学装置。
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