JP2550734Y2 - 釣 竿 - Google Patents
釣 竿Info
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- JP2550734Y2 JP2550734Y2 JP2563093U JP2563093U JP2550734Y2 JP 2550734 Y2 JP2550734 Y2 JP 2550734Y2 JP 2563093 U JP2563093 U JP 2563093U JP 2563093 U JP2563093 U JP 2563093U JP 2550734 Y2 JP2550734 Y2 JP 2550734Y2
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- grip
- reel
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- bulging
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、把持部に特徴を有する
釣竿に関する。この明細書で述べる把持部とは、本来的
に握りのためにのみ形成している握部の他、把持される
ことのあるリール取付部等を含む。
釣竿に関する。この明細書で述べる把持部とは、本来的
に握りのためにのみ形成している握部の他、把持される
ことのあるリール取付部等を含む。
【0002】
【従来の技術】キャスティングロッド型釣竿のハンドル
のリール取付部については、例えば、特開昭60−24
1834号公報に開示のものがあり、製作の容易さ、重
量等の観点から、そのリール取付部(リールシート)の
構造が工夫されている。また、特開平2−174624
号公報には、パーミング時のフィット感向上の観点から
リール取付部の下側を幅広く形成したハンドルの構造が
開示されている。
のリール取付部については、例えば、特開昭60−24
1834号公報に開示のものがあり、製作の容易さ、重
量等の観点から、そのリール取付部(リールシート)の
構造が工夫されている。また、特開平2−174624
号公報には、パーミング時のフィット感向上の観点から
リール取付部の下側を幅広く形成したハンドルの構造が
開示されている。
【0003】更に、釣竿の専用の握部については、実開
昭57−62567号公報に、把持し易く操作し易くす
る観点からリール取付部とその後部を覆うような断面非
円形の添体の固定が開示されている。また、実開昭62
−24668号公報には、握り易く操作し易くする観点
からキャスティングハンドルの後部グリップに傾斜握部
を膨出形成している。
昭57−62567号公報に、把持し易く操作し易くす
る観点からリール取付部とその後部を覆うような断面非
円形の添体の固定が開示されている。また、実開昭62
−24668号公報には、握り易く操作し易くする観点
からキャスティングハンドルの後部グリップに傾斜握部
を膨出形成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、上記特開
昭60−241834号公報に開示のものは従来のもの
に比べて製造が容易になり、軽量化が図れてはいるがハ
ンドルを把持して操作する際に把持部が大きいだけ円周
方向の滑りが発生し易い。また、特開平2−17462
4号公報に開示のものは、パーミングし易いが、その分
リール取付部の幅が広くて大型化するため重量が重くな
り、該リール取付部の底面が滑らかな曲面状であるため
円周方向の滑りが発生し易い。
昭60−241834号公報に開示のものは従来のもの
に比べて製造が容易になり、軽量化が図れてはいるがハ
ンドルを把持して操作する際に把持部が大きいだけ円周
方向の滑りが発生し易い。また、特開平2−17462
4号公報に開示のものは、パーミングし易いが、その分
リール取付部の幅が広くて大型化するため重量が重くな
り、該リール取付部の底面が滑らかな曲面状であるため
円周方向の滑りが発生し易い。
【0005】上記実開昭57−62567号公報と実開
昭62−24668号公報とに開示の握部については、
握り易さはあるものの竿管の長手方向に長く、かつ、太
径の握部を形成することによって重量が大きくなる。ま
た、握部の外形は単純で滑らかな形状となり、把持する
手の引っ掛りを充分に確保することができず、滑り易い
という欠点を有する。
昭62−24668号公報とに開示の握部については、
握り易さはあるものの竿管の長手方向に長く、かつ、太
径の握部を形成することによって重量が大きくなる。ま
た、握部の外形は単純で滑らかな形状となり、把持する
手の引っ掛りを充分に確保することができず、滑り易い
という欠点を有する。
【0006】依って本考案は、軽量であって把持し易く
滑り難いと共に、ゴミや餌等が付着堆積することのない
手入れの容易な把持部を有する釣竿の提供を目的とす
る。
滑り難いと共に、ゴミや餌等が付着堆積することのない
手入れの容易な把持部を有する釣竿の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本考案
は、釣竿の把持部となる部分に竿管が挿通しており、前
記把持部が前記竿管に対して膨出した部分を有する把持
部本体と、把持する手の接触領域となる前記膨出部分の
表面との間に段差を形成するように該膨出部分と前記竿
管との間を埋めた充填部材であって、前記把持部本体の
比重よりも軽い材料から成る部材とを具備することを特
徴とする釣竿を提供する。
は、釣竿の把持部となる部分に竿管が挿通しており、前
記把持部が前記竿管に対して膨出した部分を有する把持
部本体と、把持する手の接触領域となる前記膨出部分の
表面との間に段差を形成するように該膨出部分と前記竿
管との間を埋めた充填部材であって、前記把持部本体の
比重よりも軽い材料から成る部材とを具備することを特
徴とする釣竿を提供する。
【0008】
【作用】把持部本体の材料で竿管の周りを完全に充填し
つつ覆ってしまうと軽量化が達成されないが、竿管に対
して膨出した部分を有する基本的な把持部の構成を把持
部本体によって形成し、その把持部本体の膨出部分と竿
管との間をより軽量な材料の充填部材によって詰めるた
め軽量化が達成され、しかも、ゴミや餌が堆積するよう
な隙間がない。更に把持する手の接触領域となる膨出部
表面と充填部材との間に段差を形成するので、適度な引
っ掛りが生じ、滑り難くて把持し易い。
つつ覆ってしまうと軽量化が達成されないが、竿管に対
して膨出した部分を有する基本的な把持部の構成を把持
部本体によって形成し、その把持部本体の膨出部分と竿
管との間をより軽量な材料の充填部材によって詰めるた
め軽量化が達成され、しかも、ゴミや餌が堆積するよう
な隙間がない。更に把持する手の接触領域となる膨出部
表面と充填部材との間に段差を形成するので、適度な引
っ掛りが生じ、滑り難くて把持し易い。
【0009】
【実施例】以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1から図4には本考案の第
1実施例を示している。この釣竿は小物釣り用であっ
て、把持する力よりも、繊細な釣り操作が要求される軽
量タイプの釣竿の例である。竿管10に対して握り専用
の竿尻握部12と、リール取付部16とが形成されてい
る。リール取付部16は、表面が握りに対して柔らかい
材料からなる前側握部20、後側握部18、リール取付
部本体14等から構成されている。
き、更に詳細に説明する。図1から図4には本考案の第
1実施例を示している。この釣竿は小物釣り用であっ
て、把持する力よりも、繊細な釣り操作が要求される軽
量タイプの釣竿の例である。竿管10に対して握り専用
の竿尻握部12と、リール取付部16とが形成されてい
る。リール取付部16は、表面が握りに対して柔らかい
材料からなる前側握部20、後側握部18、リール取付
部本体14等から構成されている。
【0010】前側握部20の内周には雌ねじ20Aが形
成され、リール取付部本体14の前部外周には雄ねじ1
4Aが形成されており、両部材が螺合することによって
足受入口28Aにリール脚24の足先部24Aを受け入
れ固定する。一方、この足受入口28Aに対向して固定
位置に配設され、他の足先部24Bを受け入れる足受入
口28Bがリール取付部本体14の後部に形成されてい
る。
成され、リール取付部本体14の前部外周には雄ねじ1
4Aが形成されており、両部材が螺合することによって
足受入口28Aにリール脚24の足先部24Aを受け入
れ固定する。一方、この足受入口28Aに対向して固定
位置に配設され、他の足先部24Bを受け入れる足受入
口28Bがリール取付部本体14の後部に形成されてい
る。
【0011】上記リール取付部本体14は、竿管10に
対してリール脚24の取り付けられる側の反対側に膨出
形成されており、リール取付部16を把持して釣り操作
を行う際に、この膨出部の存在のために上下方向の幅が
大きくなり、把持の安定度が向上する。また、その平面
視形状は、図1に示すように前後のリール足受入口(2
8A,28B)付近におけるリール取付部本体14の平
面視幅よりも狭い幅狭部22をリール脚24の足先部2
4A寄りの位置に形成している。この幅狭部22は膨出
部でもある。
対してリール脚24の取り付けられる側の反対側に膨出
形成されており、リール取付部16を把持して釣り操作
を行う際に、この膨出部の存在のために上下方向の幅が
大きくなり、把持の安定度が向上する。また、その平面
視形状は、図1に示すように前後のリール足受入口(2
8A,28B)付近におけるリール取付部本体14の平
面視幅よりも狭い幅狭部22をリール脚24の足先部2
4A寄りの位置に形成している。この幅狭部22は膨出
部でもある。
【0012】このリール取付部本体14を把持する場
合、通常、人差し指と中指をリール脚24の足先部24
A側に位置させ、薬指と小指を残りの足先部24B側に
位置させて把持する。その結果、上記幅狭部22には中
指が引っ掛り、この中指を主体として釣竿の操作が行
え、繊細な操作が可能となる。
合、通常、人差し指と中指をリール脚24の足先部24
A側に位置させ、薬指と小指を残りの足先部24B側に
位置させて把持する。その結果、上記幅狭部22には中
指が引っ掛り、この中指を主体として釣竿の操作が行
え、繊細な操作が可能となる。
【0013】しかし、この繊細な操作に際して竿管10
とリール取付部本体14の幅狭部22との間に後述の部
材26がなければ、特に図2を参照すれば判るように、
指が竿管10と幅狭部22との間に入り過ぎ、かえって
把持の安定性を害する場合がある。また、この狭い空間
には手に付着した餌やその他のゴミ等が侵入し、付着し
易い。その解決のためには、リール取付部本体14を形
成している同じ材料によってこの空間を埋めても可能で
あるが、重量的に重くなるという新たな問題が生ずる。
とリール取付部本体14の幅狭部22との間に後述の部
材26がなければ、特に図2を参照すれば判るように、
指が竿管10と幅狭部22との間に入り過ぎ、かえって
把持の安定性を害する場合がある。また、この狭い空間
には手に付着した餌やその他のゴミ等が侵入し、付着し
易い。その解決のためには、リール取付部本体14を形
成している同じ材料によってこの空間を埋めても可能で
あるが、重量的に重くなるという新たな問題が生ずる。
【0014】そこで本考案では、把持部本体といえるリ
ール取付部本体14のプラスチック材料よりも比重の小
さなコルクやEVA等の軽量な材料によって上記空間を
埋める充填部材26を形成すれば、軽量化を達成しつ
つ、繊細な釣り操作が可能となる。更に、この充填部材
26の外形を図2に示すように、幅狭部22の両側縁が
出て、手や指がある程度引っ掛る段差部22Aを形成す
るように構成する。これによって更に把持性が向上す
る。
ール取付部本体14のプラスチック材料よりも比重の小
さなコルクやEVA等の軽量な材料によって上記空間を
埋める充填部材26を形成すれば、軽量化を達成しつ
つ、繊細な釣り操作が可能となる。更に、この充填部材
26の外形を図2に示すように、幅狭部22の両側縁が
出て、手や指がある程度引っ掛る段差部22Aを形成す
るように構成する。これによって更に把持性が向上す
る。
【0015】但し、図2に示す充填部材26の形状は一
例であって、その他の適宜な形状を採りうる。なお、こ
の軽量な充填部材26はコルク等のように一般にもろい
性質を有することもあり、リール脚24の取付の接触等
による崩壊を防止したり、或いはデザイン上の観点から
硬質の板部材25によって下部を保護している。
例であって、その他の適宜な形状を採りうる。なお、こ
の軽量な充填部材26はコルク等のように一般にもろい
性質を有することもあり、リール脚24の取付の接触等
による崩壊を防止したり、或いはデザイン上の観点から
硬質の板部材25によって下部を保護している。
【0016】リール取付部本体14の後部は上記後側握
部18の上にまで延長された延設部14Bとなっている
が、これはリール取付部本体14を手で把持した際に、
後側握部18との間に段差があっても、その段差を把持
することがないように工夫したものであり、本考案の本
質には影響しない形態であり、他の形態を採用すること
もできる。
部18の上にまで延長された延設部14Bとなっている
が、これはリール取付部本体14を手で把持した際に、
後側握部18との間に段差があっても、その段差を把持
することがないように工夫したものであり、本考案の本
質には影響しない形態であり、他の形態を採用すること
もできる。
【0017】次に図5と図6とは、本考案の第2実施例
を示している。この釣竿はキャスティングロッドであ
り、ハンドル部を示している。握り専用部としての後側
握部12’と前側握部20’とが竿管10に取り付けら
れており、その間がリール取付部16’として構成され
ている。
を示している。この釣竿はキャスティングロッドであ
り、ハンドル部を示している。握り専用部としての後側
握部12’と前側握部20’とが竿管10に取り付けら
れており、その間がリール取付部16’として構成され
ている。
【0018】前記前側握部20’は第1実施例の前側握
部20と同様な構成であって、把持部本体でもある硬質
のプラスチック製のリール取付部本体14’の前部上面
はリール足載置部24となっており、この前側握部2
0’の内周縁部とリール足載置部24とによって前側の
リール足受入口28A’を形成している。一方、リール
取付部本体14’の後部にはこの前側リール足受入口2
8A’と対向する後側リール足受入口28B’を形成し
ている。
部20と同様な構成であって、把持部本体でもある硬質
のプラスチック製のリール取付部本体14’の前部上面
はリール足載置部24となっており、この前側握部2
0’の内周縁部とリール足載置部24とによって前側の
リール足受入口28A’を形成している。一方、リール
取付部本体14’の後部にはこの前側リール足受入口2
8A’と対向する後側リール足受入口28B’を形成し
ている。
【0019】リール取付部本体14’の平面視形状は図
5に示すように、竿管10の側方に膨出し、その稜線3
9は前細の楕円形状を成している。この膨出したブリッ
ジ部38の横断面図を図6に示す。竿管10に対してブ
リッジ部38は幾分上方に位置しており、このリール取
付部本体14’を把持した場合、手の平や指はブリッジ
部38の下面38Sと竿管10の下面とに接触しつつ、
2点鎖線HLで示すように手や指の曲がり具合が滑らか
な曲線状になり、把持が安楽になる。また、ブリッジ部
38の存在によってパーミング時の把持部が広がって、
一般に把持が容易にできる。
5に示すように、竿管10の側方に膨出し、その稜線3
9は前細の楕円形状を成している。この膨出したブリッ
ジ部38の横断面図を図6に示す。竿管10に対してブ
リッジ部38は幾分上方に位置しており、このリール取
付部本体14’を把持した場合、手の平や指はブリッジ
部38の下面38Sと竿管10の下面とに接触しつつ、
2点鎖線HLで示すように手や指の曲がり具合が滑らか
な曲線状になり、把持が安楽になる。また、ブリッジ部
38の存在によってパーミング時の把持部が広がって、
一般に把持が容易にできる。
【0020】しかし、竿管10とブリッジ部38との間
に充填部材26’がない場合は、軽量であるとはいえ第
1実施例の場合と同様な問題が生ずる。そこで同様に軽
量のコルクやEVA等の充填部材26’を介在させてい
る。従って、間に餌や他のゴミ等が侵入付着することが
ない。この場合も手の平や指の把持する面であるブリッ
ジ部38の下面38Sとの間に段差部38Aを形成する
ように上記充填部材26’の横断面形状を工夫してい
る。これによって把持した際の滑り等を無くし、把持性
を向上させている。またリール取付部本体14’よりも
比重の小さな材料によって充填しているため、軽量化も
達成される。
に充填部材26’がない場合は、軽量であるとはいえ第
1実施例の場合と同様な問題が生ずる。そこで同様に軽
量のコルクやEVA等の充填部材26’を介在させてい
る。従って、間に餌や他のゴミ等が侵入付着することが
ない。この場合も手の平や指の把持する面であるブリッ
ジ部38の下面38Sとの間に段差部38Aを形成する
ように上記充填部材26’の横断面形状を工夫してい
る。これによって把持した際の滑り等を無くし、把持性
を向上させている。またリール取付部本体14’よりも
比重の小さな材料によって充填しているため、軽量化も
達成される。
【0021】図7から図10は、本考案に係る第3実施
例を示す。これはスピニングリールを取り付けるスピニ
ングハンドル部を示し、竿管10には握り専用の前側握
部20’’と後側握部12’’とが取り付けられてい
る。また、それらの間にはリール取付部56が設けられ
ている。リールシート本体58の後端部に被さる移動フ
ード54のリール足受入口28B’’と、前方の固定リ
ール足受入口28A’’とにリール脚の足先部を入れ
て、緊締ナット55の締付けによって移動フード54を
前方に移動させてリール脚を固定する。
例を示す。これはスピニングリールを取り付けるスピニ
ングハンドル部を示し、竿管10には握り専用の前側握
部20’’と後側握部12’’とが取り付けられてい
る。また、それらの間にはリール取付部56が設けられ
ている。リールシート本体58の後端部に被さる移動フ
ード54のリール足受入口28B’’と、前方の固定リ
ール足受入口28A’’とにリール脚の足先部を入れ
て、緊締ナット55の締付けによって移動フード54を
前方に移動させてリール脚を固定する。
【0022】上記後側握部12’’は、その前部70と
後部72とが接着剤によって竿管10に固定されてお
り、その間に竿管10に対して上方に膨出した膨出部6
8が形成されている。この膨出部68を把持することと
なるため、握りが安楽である。この例においても第1、
第2の各実施例と同様の理由によって、竿管10と膨出
部68との間に、該膨出部の部材よりも比重の小さなコ
ルクやEVA等の軽量部材を充填部材26’’として介
在させている。また、充填部材26’’の外形は膨出部
68の表面(手の平や指が接触する領域)との間に段差
部68Aを形成するように形成されている。
後部72とが接着剤によって竿管10に固定されてお
り、その間に竿管10に対して上方に膨出した膨出部6
8が形成されている。この膨出部68を把持することと
なるため、握りが安楽である。この例においても第1、
第2の各実施例と同様の理由によって、竿管10と膨出
部68との間に、該膨出部の部材よりも比重の小さなコ
ルクやEVA等の軽量部材を充填部材26’’として介
在させている。また、充填部材26’’の外形は膨出部
68の表面(手の平や指が接触する領域)との間に段差
部68Aを形成するように形成されている。
【0023】こうして軽量化を果たしつつ、餌やその他
のゴミの侵入付着を防止し、更に、段差部68Aによっ
て手の滑りを防止し、膨出部68の存在と共に把持性を
向上させている。
のゴミの侵入付着を防止し、更に、段差部68Aによっ
て手の滑りを防止し、膨出部68の存在と共に把持性を
向上させている。
【0024】また、後側握部12’’はその上面に、該
後側握部を握った場合に指を載置する指当て面76と掌
を載置する平面部78とを形成している。
後側握部を握った場合に指を載置する指当て面76と掌
を載置する平面部78とを形成している。
【0025】以上の例では、把持部本体の膨出部表面と
の間に形成する段差部は充填部材の形状によって形成し
ているが、例えば、充填部材をEVA発泡樹脂のように
軟質で弾力性のある材料によって形成する場合は、通常
時には前記膨出部表面との間に段差が存在しなくとも、
手で把持した際に圧縮変形して段差部が形成される。本
考案の段差にはこのような段差も含まれる。
の間に形成する段差部は充填部材の形状によって形成し
ているが、例えば、充填部材をEVA発泡樹脂のように
軟質で弾力性のある材料によって形成する場合は、通常
時には前記膨出部表面との間に段差が存在しなくとも、
手で把持した際に圧縮変形して段差部が形成される。本
考案の段差にはこのような段差も含まれる。
【0026】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
よれば、釣竿の把持部となる部分に竿管に対して膨出し
た部分と前記竿管との間を、該把持部本体の材料よりも
軽量な材料によって充填しているため軽量であると共
に、餌やその他のゴミが侵入付着することはなく、手入
れが容易である。更には膨出部分の表面と充填部材との
間に段差を設けているため、手の平や指の肉がこの段差
部に引っ掛って滑り難く、膨出部分の把持性向上作用と
併せて把持性が向上する。
よれば、釣竿の把持部となる部分に竿管に対して膨出し
た部分と前記竿管との間を、該把持部本体の材料よりも
軽量な材料によって充填しているため軽量であると共
に、餌やその他のゴミが侵入付着することはなく、手入
れが容易である。更には膨出部分の表面と充填部材との
間に段差を設けているため、手の平や指の肉がこの段差
部に引っ掛って滑り難く、膨出部分の把持性向上作用と
併せて把持性が向上する。
【図1】図1は本考案に係る釣竿の第1実施例の平面図
である。
である。
【図2】図2は図1の矢視線B−Bによる横断面図であ
る。
る。
【図3】図3は図1の釣竿の要部の側面図である。
【図4】図4は図1の釣竿の要部の縦断面図である。
【図5】図5は本考案に係る釣竿の第2実施例の要部の
平面図である。
平面図である。
【図6】図6は図5の矢視線F−Fによる横断面図であ
る。
る。
【図7】図7は本考案に係る釣竿の第3実施例の側面図
である。
である。
【図8】図8は図7の矢視線H−Hによる横断面図であ
る。
る。
【図9】図9は図7の矢視線I−Iによる横断面図であ
る。
る。
【図10】図10は図7の矢視線J−Jによる横断面図
である。
である。
10 竿管 14 リール取付部本体(把持部本体) 16 リール取付部(把持部) 22 幅狭部(膨出部) 22A 段差部 26 充填部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−174624(JP,A) 特開 昭60−241834(JP,A) 実開 平3−76463(JP,U) 実開 平2−145070(JP,U) 実開 昭54−51191(JP,U) 実開 昭62−24668(JP,U) 実開 昭57−62567(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 釣竿の把持部となる部分に竿管が挿通し
ており、前記把持部が前記竿管に対して膨出した部分を
有する把持部本体と、把持する手の接触領域となる前記
膨出部分の表面との間に段差を形成するように該膨出部
分と前記竿管との間を埋めた充填部材であって、前記把
持部本体の比重よりも軽い材料から成る部材とを具備す
ることを特徴とする釣竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2563093U JP2550734Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 釣 竿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2563093U JP2550734Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 釣 竿 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679266U JPH0679266U (ja) | 1994-11-08 |
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