JP2550545Y2 - パイロットバーナ - Google Patents
パイロットバーナInfo
- Publication number
- JP2550545Y2 JP2550545Y2 JP1989134212U JP13421289U JP2550545Y2 JP 2550545 Y2 JP2550545 Y2 JP 2550545Y2 JP 1989134212 U JP1989134212 U JP 1989134212U JP 13421289 U JP13421289 U JP 13421289U JP 2550545 Y2 JP2550545 Y2 JP 2550545Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- burner
- main burner
- pilot burner
- pilot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Combustion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 立消え安全装置を備えたガス燃焼器の常火パイロット
バーナに関するものである。
バーナに関するものである。
（従来の技術） メインバーナへ点火させる点火用炎口と感熱素子を加
熱して熱起電力を生じさせる加熱用炎口とをそれぞれ独
立して備えたパイロットバーナが実開昭53−39341にて
知られている。その加熱用炎口は、点火初期に感熱素子
を加熱して熱起電力を発生させて電磁安全弁を開成状態
に保持し、酸欠時の異常燃焼時に火炎がリフトして電磁
安全弁を閉成状態に保持する。
熱して熱起電力を生じさせる加熱用炎口とをそれぞれ独
立して備えたパイロットバーナが実開昭53−39341にて
知られている。その加熱用炎口は、点火初期に感熱素子
を加熱して熱起電力を発生させて電磁安全弁を開成状態
に保持し、酸欠時の異常燃焼時に火炎がリフトして電磁
安全弁を閉成状態に保持する。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、この２つの炎口を有するパイロットバ
ーナでは火炎の安定性に欠けるという不都合があった。
例えば、メインバーナの点火時のショックによりパイロ
ットバーナの点火用炎口の火炎が消火して感熱素子側の
火炎が着火している場合、次回点火時にメインバーナへ
着火が遅れて爆発点火を生じるといったことがあり、実
用上問題であった。そこで、パイロット炎口の上方に炎
分岐カバーを覆うように設け、この炎分岐カバーにパイ
ロット火炎を衝突させて点火時のショックによる消火を
防止する、実公昭62−26699公報が知られているが、今
度は、炎分岐カバーのリフト防止効果により酸欠が進ん
でメインバーナが多量の一酸化炭素を発生する状況に達
しても感熱素子を加熱する火炎にリフトを生じることが
なく、感熱素子を加熱し続けてしまい安全作動が遅れる
といったことが考えられる。
ーナでは火炎の安定性に欠けるという不都合があった。
例えば、メインバーナの点火時のショックによりパイロ
ットバーナの点火用炎口の火炎が消火して感熱素子側の
火炎が着火している場合、次回点火時にメインバーナへ
着火が遅れて爆発点火を生じるといったことがあり、実
用上問題であった。そこで、パイロット炎口の上方に炎
分岐カバーを覆うように設け、この炎分岐カバーにパイ
ロット火炎を衝突させて点火時のショックによる消火を
防止する、実公昭62−26699公報が知られているが、今
度は、炎分岐カバーのリフト防止効果により酸欠が進ん
でメインバーナが多量の一酸化炭素を発生する状況に達
しても感熱素子を加熱する火炎にリフトを生じることが
なく、感熱素子を加熱し続けてしまい安全作動が遅れる
といったことが考えられる。
本考案はこのような従来の欠点を解消したものでメイ
ンバーナへの点火性能や感熱素子の加熱性能といったパ
イロットバーナの基本性能を損なうことなく酸欠時の安
全作動を確実に行なうものである。すなわち、リフト性
の高いガスにおけるメインバーナの点火時のショックに
よる火炎の立ち消えを防止し、風によるむやみな吹き消
えを防止し、また酸欠時の遅過ぎたり早過ぎたりするリ
フトを防止して電磁安全弁の閉成作動、つまりガス遮断
を適切な酸欠レベルの時期に行なうものである。
ンバーナへの点火性能や感熱素子の加熱性能といったパ
イロットバーナの基本性能を損なうことなく酸欠時の安
全作動を確実に行なうものである。すなわち、リフト性
の高いガスにおけるメインバーナの点火時のショックに
よる火炎の立ち消えを防止し、風によるむやみな吹き消
えを防止し、また酸欠時の遅過ぎたり早過ぎたりするリ
フトを防止して電磁安全弁の閉成作動、つまりガス遮断
を適切な酸欠レベルの時期に行なうものである。
（課題を解決するための手段） 前方に設置された感熱素子を加熱する単一炎口で形成
されたパイロットバーナであって、メインバーナの側方
部に設置され、炎口の該感熱素子側に掛らない該メイン
バーナ側の片側上方のみを覆い、炎口と略平行に延びる
断面略直角の天板を有する保炎板が取着されて火炎の一
部を略側方メインバーナ方向に導くことを要旨とする。
されたパイロットバーナであって、メインバーナの側方
部に設置され、炎口の該感熱素子側に掛らない該メイン
バーナ側の片側上方のみを覆い、炎口と略平行に延びる
断面略直角の天板を有する保炎板が取着されて火炎の一
部を略側方メインバーナ方向に導くことを要旨とする。
（作用） パイロットバーナの火炎の一部が保炎板により略直角
に側方に導かれるのでメインバーナは遅滞なく着火され
ると共に、パイロット火炎は保炎板により点火時のショ
ックによる一時的な煽りから防御される。従って、点火
時のショックにより炎口の感熱素子側の火炎が一時的に
吹き消えしてもメイン側の火炎と火移りするので消火す
ることはない。また、保炎板は炎口の感熱素子側には掛
っていないので、感熱素子側の火炎のリフトは酸欠時の
遅過ぎない適切な時期に始まりメイン側の火炎と火移り
を繰り返して感熱素子の熱起電力を低下させる。
に側方に導かれるのでメインバーナは遅滞なく着火され
ると共に、パイロット火炎は保炎板により点火時のショ
ックによる一時的な煽りから防御される。従って、点火
時のショックにより炎口の感熱素子側の火炎が一時的に
吹き消えしてもメイン側の火炎と火移りするので消火す
ることはない。また、保炎板は炎口の感熱素子側には掛
っていないので、感熱素子側の火炎のリフトは酸欠時の
遅過ぎない適切な時期に始まりメイン側の火炎と火移り
を繰り返して感熱素子の熱起電力を低下させる。
（実施例） １は常火パイロットバーナで、その炎口11は上下方向
にやや扁平状となされており、炎口からの火炎にて熱電
対２の温接点21が周囲より充分加熱されるよう配設され
ている。３はメインバーナで、常火パイロットバーナ１
の側方にやや前寄りにその端部が位置し、又、該メイン
バーナ３の炎口31が常火パイロットバーナ１の炎口11の
やや下方に位置するように配設されている。
にやや扁平状となされており、炎口からの火炎にて熱電
対２の温接点21が周囲より充分加熱されるよう配設され
ている。３はメインバーナで、常火パイロットバーナ１
の側方にやや前寄りにその端部が位置し、又、該メイン
バーナ３の炎口31が常火パイロットバーナ１の炎口11の
やや下方に位置するように配設されている。
４は常火パイロットバーナ１のメインバーナ３側でパ
イロットバーナ１の上部に取着され、炎口11の左半分の
上方を覆う断面略直角の保炎板で、該保炎板４の天板41
は炎口11と略平行に延在しており、炎口11より噴出され
る火炎は天板41と背板42とに誘導されてメインバーナ３
の炎口31の上方に到着し、メインバーナ３の着火用火炎
となされるものである。ここで天板41は、火炎により赤
熱しない近すぎない位置に翳す必要があり、炎口11より
2mm程度離間させるのが望ましい。そこで保炎板４にて
略直角に側方に誘導された火炎にてメインバーナ３の着
火が行なわれるとともに残り半分の火炎にて熱電対２は
加熱される。そして該火炎は保炎板４の天板41から背板
42の広い面積部分で保炎されているので容易にリフトし
てむやみに立ち消える欠点がない。
イロットバーナ１の上部に取着され、炎口11の左半分の
上方を覆う断面略直角の保炎板で、該保炎板４の天板41
は炎口11と略平行に延在しており、炎口11より噴出され
る火炎は天板41と背板42とに誘導されてメインバーナ３
の炎口31の上方に到着し、メインバーナ３の着火用火炎
となされるものである。ここで天板41は、火炎により赤
熱しない近すぎない位置に翳す必要があり、炎口11より
2mm程度離間させるのが望ましい。そこで保炎板４にて
略直角に側方に誘導された火炎にてメインバーナ３の着
火が行なわれるとともに残り半分の火炎にて熱電対２は
加熱される。そして該火炎は保炎板４の天板41から背板
42の広い面積部分で保炎されているので容易にリフトし
てむやみに立ち消える欠点がない。
（考案の効果） 常火パイロットバーナをその炎口のメインバーナ側の
片側上方のみ保炎板で覆い、メインバーナの側方部に設
置する構成とした本考案によれば、メインバーナ側の火
炎は保炎板で良好に保持され、リフト性の高いガスの使
用時に於けるメインバーナ点火の際の吹き消え等による
電磁安全弁の早すぎる閉成を防止し、感熱素子側の火炎
を酸欠時の遅過ぎない適切な時期にリフトさせることが
できる安定的な立消え安全装置が得られる効果がある。
又、シンプルな構成でメインバーナの火移り機能を兼備
する実用性の高い有用なものである。
片側上方のみ保炎板で覆い、メインバーナの側方部に設
置する構成とした本考案によれば、メインバーナ側の火
炎は保炎板で良好に保持され、リフト性の高いガスの使
用時に於けるメインバーナ点火の際の吹き消え等による
電磁安全弁の早すぎる閉成を防止し、感熱素子側の火炎
を酸欠時の遅過ぎない適切な時期にリフトさせることが
できる安定的な立消え安全装置が得られる効果がある。
又、シンプルな構成でメインバーナの火移り機能を兼備
する実用性の高い有用なものである。
第１図は本考案の一実施例を示す正面図、第２図は同平
面図である。 １……パイロットバーナ、11……パイロットバーナ炎
口、２……感熱素子（熱電対）、４……保炎板、41……
天板
面図である。 １……パイロットバーナ、11……パイロットバーナ炎
口、２……感熱素子（熱電対）、４……保炎板、41……
天板
Claims (1)
- 【請求項１】前方に設置された感熱素子を加熱する単一
炎口で形成されたパイロットバーナであって、メインバ
ーナの側方部に設置され、炎口の該感熱素子側に掛らな
い該メインバーナ側の片側上方のみを覆い、炎口と略平
行に延びる断面略直角の天板を有する保炎板が取着され
て火炎の一部を略側方メインバーナ方向に導くことを特
徴とするパイロットバーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989134212U JP2550545Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | パイロットバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989134212U JP2550545Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | パイロットバーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0379047U JPH0379047U (ja) | 1991-08-12 |
| JP2550545Y2 true JP2550545Y2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=31681564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989134212U Expired - Lifetime JP2550545Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | パイロットバーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2550545Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6034916Y2 (ja) * | 1976-09-08 | 1985-10-17 | 松下電器産業株式会社 | 燃焼安全装置 |
| JPS6226699U (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-18 |
-
1989
- 1989-11-17 JP JP1989134212U patent/JP2550545Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0379047U (ja) | 1991-08-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |