JP2550311Y2 - 冷蔵庫の除霜水蒸発装置 - Google Patents
冷蔵庫の除霜水蒸発装置Info
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- JP2550311Y2 JP2550311Y2 JP5813792U JP5813792U JP2550311Y2 JP 2550311 Y2 JP2550311 Y2 JP 2550311Y2 JP 5813792 U JP5813792 U JP 5813792U JP 5813792 U JP5813792 U JP 5813792U JP 2550311 Y2 JP2550311 Y2 JP 2550311Y2
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- evaporator
- water
- evaporating
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- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は冷蔵庫の除霜水蒸発装置
に関し、より詳細には蒸発体の構造に関する。
に関し、より詳細には蒸発体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種冷蔵庫においては、庫内で生
成した霜を周期的に溶かして除霜水とし、導水管により
本体下部に導いて蒸発容器に溜め、その下方に高温にな
るコンデンサを取りつけた鉄板を置き、或いは蒸発面積
を大にする蒸発体を浸漬して蒸発させていた。しかしな
がら、前者は少なくとも蒸発容器とコンデンサを装着し
た鉄板を加えた分だけは高さが大となって器具が大型に
なり、後者は機械室に配設されるので器具は大型になら
ないが目詰まりを生じて蒸発能力が低下し、遂には除霜
水が蒸発容器から溢れるおそれがある。
成した霜を周期的に溶かして除霜水とし、導水管により
本体下部に導いて蒸発容器に溜め、その下方に高温にな
るコンデンサを取りつけた鉄板を置き、或いは蒸発面積
を大にする蒸発体を浸漬して蒸発させていた。しかしな
がら、前者は少なくとも蒸発容器とコンデンサを装着し
た鉄板を加えた分だけは高さが大となって器具が大型に
なり、後者は機械室に配設されるので器具は大型になら
ないが目詰まりを生じて蒸発能力が低下し、遂には除霜
水が蒸発容器から溢れるおそれがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記従来例の
問題点に鑑みなされたもので、器具を大型にせずに組立
が容易な除霜水の蒸発装置を提供することを目的として
いる。
問題点に鑑みなされたもので、器具を大型にせずに組立
が容易な除霜水の蒸発装置を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為本
考案に於いては、コンプレッサ、コンデンサ、膨張弁及
びエバポレータにより冷凍サイクルを行う一方、上記エ
バポレータに生成する霜をヒータを設けて溶かして除霜
水とし、同除霜水を導水管により本体下部に導いて蒸発
させる冷蔵庫の除霜水蒸発装置において、上記コンプレ
ッサの上部に蒸発容器を設けると共に上記導水管の開口
をその上方に位置させ、上記蒸発容器に複数の蒸発体を
底面からの距離に差を有せしめて配設してなることを特
徴としている。
考案に於いては、コンプレッサ、コンデンサ、膨張弁及
びエバポレータにより冷凍サイクルを行う一方、上記エ
バポレータに生成する霜をヒータを設けて溶かして除霜
水とし、同除霜水を導水管により本体下部に導いて蒸発
させる冷蔵庫の除霜水蒸発装置において、上記コンプレ
ッサの上部に蒸発容器を設けると共に上記導水管の開口
をその上方に位置させ、上記蒸発容器に複数の蒸発体を
底面からの距離に差を有せしめて配設してなることを特
徴としている。
【0005】
【作用】上記構成によれば、蒸発体が新しい間は最低位
置にある蒸発体が蒸発させるが、目詰まりを生じてくる
と水位が上がり、次の高さに配設されている蒸発体が蒸
発に加わる。このように目詰まりの増加と共に水位が上
昇し、これに伴ってより高位置の蒸発体が蒸発に加わる
ので、蒸発能力を長期間維持する。
置にある蒸発体が蒸発させるが、目詰まりを生じてくる
と水位が上がり、次の高さに配設されている蒸発体が蒸
発に加わる。このように目詰まりの増加と共に水位が上
昇し、これに伴ってより高位置の蒸発体が蒸発に加わる
ので、蒸発能力を長期間維持する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の冷蔵庫の実施例を図1乃至図
4に基づいて説明する。図1は冷蔵庫の縦断面図、図2
は背面図の一部である。図1において、冷蔵庫本体1に
は冷凍室2、冷蔵室3及び野菜室4が仕切壁5を設けて
上方より順次配設され、各室には冷気吹出口が設けら
れ、前面を複数の扉6で覆われている。冷凍室2の後部
には冷却室7が設けられ、同室7内には図示されていな
いファン、エバポレータ8、除霜ヒータ9が順次配設さ
れ、底部には導水管10の上端が開口し、その下端は本
体1背面下部に設けた機械室11の上部に開口してい
る。機械室11の底部はベース板12で形成され、この
上にコンプレッサ13が取付けられている。上記コンプ
レッサ13、エバポレータ8及び図示していないコンデ
ンサと膨張弁により冷凍サイクルが構成され、エバポレ
ータ8は低温に、コンデンサは高温になる。ファンとエ
バポレータ8により作られた冷気は冷気吹出口から出て
各室を冷却して冷却室7に戻り、再び冷却されて循環す
ることにより各室を所定の温度に保つ。この循環により
庫内の水分がエバポレータ上に霜となって付着し、熱伝
達を悪くするので定期的に除霜ヒータ9に通電して除霜
水とし、導水管10により機械室11に導いている。
4に基づいて説明する。図1は冷蔵庫の縦断面図、図2
は背面図の一部である。図1において、冷蔵庫本体1に
は冷凍室2、冷蔵室3及び野菜室4が仕切壁5を設けて
上方より順次配設され、各室には冷気吹出口が設けら
れ、前面を複数の扉6で覆われている。冷凍室2の後部
には冷却室7が設けられ、同室7内には図示されていな
いファン、エバポレータ8、除霜ヒータ9が順次配設さ
れ、底部には導水管10の上端が開口し、その下端は本
体1背面下部に設けた機械室11の上部に開口してい
る。機械室11の底部はベース板12で形成され、この
上にコンプレッサ13が取付けられている。上記コンプ
レッサ13、エバポレータ8及び図示していないコンデ
ンサと膨張弁により冷凍サイクルが構成され、エバポレ
ータ8は低温に、コンデンサは高温になる。ファンとエ
バポレータ8により作られた冷気は冷気吹出口から出て
各室を冷却して冷却室7に戻り、再び冷却されて循環す
ることにより各室を所定の温度に保つ。この循環により
庫内の水分がエバポレータ上に霜となって付着し、熱伝
達を悪くするので定期的に除霜ヒータ9に通電して除霜
水とし、導水管10により機械室11に導いている。
【0007】本考案の特徴である蒸発装置は導水管10
の下方に位置してコンプレッサ13上に設けられてお
り、図1及び図2にはその一部である蒸発容器14が示
されている。蒸発装置について以下詳細に説明すると、
図3は蒸発装置の平面図、図4は図3のA−A矢視図で
ある。図3と図4に示されているように、蒸発容器14
は合成樹脂からなり、上面を開放した箱体で対向する一
組の壁に蒸発体15を案内するガイド14aを設けてい
る。このガイド14aの断面形状はコ字状で上下に延
び、蒸発体15下端に高さ方向の差を設けるために、蒸
発容器14底面からの高さの異なる底面を具えて間隔を
有し、且つ対向壁のものと対をなして設けられている。
蒸発体15は例えば紙、布、アスベストのように吸水能
力のある材料に必要あれば加工を施して適当な強度をも
たせた材料からなり、高さを異ならせた短冊状に裁断さ
れている。
の下方に位置してコンプレッサ13上に設けられてお
り、図1及び図2にはその一部である蒸発容器14が示
されている。蒸発装置について以下詳細に説明すると、
図3は蒸発装置の平面図、図4は図3のA−A矢視図で
ある。図3と図4に示されているように、蒸発容器14
は合成樹脂からなり、上面を開放した箱体で対向する一
組の壁に蒸発体15を案内するガイド14aを設けてい
る。このガイド14aの断面形状はコ字状で上下に延
び、蒸発体15下端に高さ方向の差を設けるために、蒸
発容器14底面からの高さの異なる底面を具えて間隔を
有し、且つ対向壁のものと対をなして設けられている。
蒸発体15は例えば紙、布、アスベストのように吸水能
力のある材料に必要あれば加工を施して適当な強度をも
たせた材料からなり、高さを異ならせた短冊状に裁断さ
れている。
【0008】本考案は上記のように構成されているの
で、蒸発容器14のガイド14aに蒸発体15を上端が
揃うように順次挿入し、コンプレッサ13上に取付け
る。以上の極めて簡単な作業により蒸発装置は完成す
る。ヒータ9に通電されて除霜が行われ、霜が除霜水と
なって導水管10を通って蒸発容器14内の例えば図4
のX−X線まで溜まる。除霜が終了するとこの間停止し
ていたコンプレッサ13が再び動作して高温になり、次
の除霜までの間に除霜水を蒸発させる。この場合は最も
内側の蒸発体15aが浸漬しているので、蒸発はこの二
枚により行われる。蒸発体15aが目詰まりを生じて吸
い上げなくなると、水位は例えばY−Y線に上昇し、蒸
発体15bが専ら蒸発を行う。このようにこの実施例の
場合は外側の蒸発体15が後まで吸上能力を温存してい
るので長期間蒸発能力を維持することが出来る。
で、蒸発容器14のガイド14aに蒸発体15を上端が
揃うように順次挿入し、コンプレッサ13上に取付け
る。以上の極めて簡単な作業により蒸発装置は完成す
る。ヒータ9に通電されて除霜が行われ、霜が除霜水と
なって導水管10を通って蒸発容器14内の例えば図4
のX−X線まで溜まる。除霜が終了するとこの間停止し
ていたコンプレッサ13が再び動作して高温になり、次
の除霜までの間に除霜水を蒸発させる。この場合は最も
内側の蒸発体15aが浸漬しているので、蒸発はこの二
枚により行われる。蒸発体15aが目詰まりを生じて吸
い上げなくなると、水位は例えばY−Y線に上昇し、蒸
発体15bが専ら蒸発を行う。このようにこの実施例の
場合は外側の蒸発体15が後まで吸上能力を温存してい
るので長期間蒸発能力を維持することが出来る。
【0009】
【考案の効果】以上述べたように、本考案にあっては蒸
発容器14を機械室内に配設したので器具の大型化が回
避され、蒸発体の下端に高さ方向の差をもたせたので蒸
発能力が長期間維持されるという優れた効果を奏するこ
とができる。
発容器14を機械室内に配設したので器具の大型化が回
避され、蒸発体の下端に高さ方向の差をもたせたので蒸
発能力が長期間維持されるという優れた効果を奏するこ
とができる。
【図1】本考案による蒸発装置を具える冷蔵庫の断面図
である。
である。
【図2】本考案による蒸発装置を具える冷蔵庫の背面図
の一部である。
の一部である。
【図3】本考案による蒸発装置の平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
1 本体 10 導水管 13 コンプレッサ 14 蒸発容器 15 蒸発体
Claims (1)
- 【請求項1】 コンプレッサ、コンデンサ、膨張弁及び
エバポレータにより冷凍サイクルを行う一方、上記エバ
ポレータに生成する霜をヒータを設けて溶かして除霜水
とし、同除霜水を導水管により本体下部に導いて蒸発さ
せる冷蔵庫の除霜水蒸発装置において、上記コンプレッ
サの上部に蒸発容器を設けると共に上記導水管の開口を
その上方に位置させ、上記蒸発容器に複数の蒸発体を底
面からの距離に差を有せしめて配設してなることを特徴
とする冷蔵庫の除霜水蒸発装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5813792U JP2550311Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 冷蔵庫の除霜水蒸発装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5813792U JP2550311Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 冷蔵庫の除霜水蒸発装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618886U JPH0618886U (ja) | 1994-03-11 |
JP2550311Y2 true JP2550311Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13075604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5813792U Expired - Fee Related JP2550311Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 冷蔵庫の除霜水蒸発装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550311Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP5813792U patent/JP2550311Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0618886U (ja) | 1994-03-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |