JP2550251Y2 - デジタルオーデイオミキサ - Google Patents

デジタルオーデイオミキサ

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JP2550251Y2 JP1990028412U JP2841290U JP2550251Y2 JP 2550251 Y2 JP2550251 Y2 JP 2550251Y2 JP 1990028412 U JP1990028412 U JP 1990028412U JP 2841290 U JP2841290 U JP 2841290U JP 2550251 Y2 JP2550251 Y2 JP 2550251Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、デジタルオーデイオミキサに関する。
〔従来の技術〕
アナログオーデイオの編集用ミキサとレコーダVTRと
の接続方式として、フィックスレコーダアサイン方式
と、フリーレコーダアサイン方式がある。
フィックスレコーダアサイン方式の例が第4図に示さ
れ、フリーレコーダアサイン方式の例が第5図に示され
ている。
第4図及び第5図に於いて、一点鎖線で示されるオー
デイオミキサ81には、入力コネクタ82〜86と、出力コネ
クタ87が設けられており、これらの入力コネクタ82〜86
には、VTR88〜92が接続されている。尚、これらのVTR88
〜92はカートマシン94に格納されている。
上述のフィックスレコーダアサイン方式では、レコー
ダVTR92が固定されており、レコーダVTR92以外のVTR88
〜91は、全てプレーヤVTRとされる。従来のオーデイオ
ミキサ81の出力コネクタ87の数は1或いは2であること
から、出力コネクタ87はレコーダVTR92の入力側に接続
すればよく、オーデイオミキサ81の出力が、そのままレ
コーダVTR92の入力とされるものである。
一方、フリーレコーダアサイン方式では、何れのVTR8
8〜92でもレコーダ或いはプレーヤに成り得るもので、
出力コネクタ87を介したオーデイオミキサ81からの出力
信号が、分配アンプ93によって、VTR88〜92に選択的に
供給されるようになされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
フィックスレコーダアサイン方式では、上述のように
レコーダVTR92が固定されてしまうため、システムに柔
軟性が欠けてしまうという問題点があった。例えば、レ
コーダVTRを変更しようとする場合には、出力コネクタ8
7とVTR88〜92間での接続を変更しなければならないとい
う問題点があった。
特に、オーデイオミキサ81とVTR88〜92との間の距離
は、時には、100m位になることもあり、この場合には、
出力コネクタ87とVTR88〜92間での接続の変更に伴うワ
イヤリングが大変な作業になる。
一方、フリーレコーダアサイン方式では、分配アンプ
93を外付けしなければならない上に、この分配アンプ93
は、アナログオーデイオミキサ用のものしか無いという
問題点があった。
従って、この考案の目的は、コネクタとVTRとの接続
状態を変更せずとも、また、分配アンプを外付けしなく
とも、どのVTRでもレコーダ或いはプレーヤと成り得る
ようなデジタルオーデイオミキサを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、コントローラと、入力装置と、プロセッ
サとで構成され、 プロセッサは、 デジタルオーディオ信号をそれぞれ再生する複数のプ
レーヤの数と、1系統の出力デジタルオーディオ信号を
記録するレコーダとの合計数以上の入力コネクタと、 入力装置からの指示に基づきコントローラが発生した
信号により、入力コネクタを介して入力されたデジタル
オーディオ信号の内で、所望のデジタルオーディオ信号
を選択し、選択されたデジタルオーディオ信号を処理
し、出力オーディオ信号を形成する処理部と、 複数のプレーヤの数と、出力デジタルオーディオ信号
を記録するレコーダとの合計数以上で、1系統のデジタ
ルオーディオ信号が並列に供給されるバッファ回路と、 バッファ回路にそれぞれ接続された出力コネクタとか
らなることを特徴とするデジタルオーディオミキサであ
る。
〔作用〕
入力側に接続されている機器の数に対応する数のコネ
クタ及びバッフアで分配アンプが構成され、この分配ア
ンプがデジタルオーデイオミキサの出力側に設けられて
いる。そして、分配アンプのコネクタは、入力側に接続
されている機器の夫々に接続されている。
従って、コネクタとVTRとの接続状態を変更せずと
も、また、分配アンプを外付けしなくとも、デジタルオ
ーデイオミキサの出力を、どのVTRに対しても供給する
ことが可能となり、どのVTRでもレコーダ或いはプレー
ヤと成り得る。
〔実施例〕
この考案の一実施例について、第1図乃至第3図を参
照して説明する。この一実施例では、以下の順序に従っ
て説明を行う。
(1)デジタルオーデイオミキサの全体システムについ
て (2)ビデオサウンドプロセッサについて (1)デジタルオーデイオミキサの全体システムについ
て 第1図には、デジタルオーデイオミキサの全体構成を
示す。
第1図において、1はホストコンピュータであり、こ
のホストコンピュータ1は、デジタルオーデイオミキサ
2に対して、プログラムの送出に関するスケジュールの
制御と、オンエアのタイミングの制御を始めとして各種
の制御を行う。
このデジタルオーデイオミキサ2は、エデイタ3、操
作用コントロールパネル4、スイッチャコントローラ
5、デジタルビデオスイッチャ6、ビデオサウンドプロ
セッサ7、カートマシン8、9等から主に構成される。
エデイタ3は、操作用コントロールパネル4或いはホ
ストコンピュータ1から供給される各種の制御信号に基
づいて、デジタルオーデイオミキサ2の動作を全体的に
制御するものである。このエデイタ3では、上述の制御
信号に基づいて、各回路ブロックを制御する制御信号が
形成され、これらの制御信号が操作用コントロールパネ
ル4、スイッチャコントローラ5、デジタルビデオスイ
ッチャ6、ビデオサウンドプロセッサ7、カートマシン
8、9等に、夫々供給される。
また、エデイタ3は、各カートマシン8、9に備えら
れているVTRの内、例えば、3台のプレーヤVTRを選択し
てオーデイオ信号、ビデオ信号を再生させる。そして、
これらのオーデイオ信号、ビデオ信号の夫々に対し、デ
ジタルビデオスイッチャ6、ビデオサウンドプロセッサ
7に於いて、特殊効果、混合等の信号処理を施した後、
オーデイオ信号、ビデオ信号を、各カートマシン8、9
内のレコーダVTRに記録させるものである。
操作用コントロールパネル4には、エデイタ3によっ
て選択された状態、例えば、後述のカートマシン8、9
に於いて選択されたVTRを示す表示部分と、マニュアル
で操作するスイッチ操作部分が設けられている。
この操作用コントロールパネル4のスイッチ操作部分
をキー操作することによって形成される制御信号が、エ
デイタ3、スイッチャコントローラ5、ビデオサウンド
プロセッサ7等に供給される。
スイッチャコントローラ5は、操作用コントロールパ
ネル4或いはエデイタ3から供給される制御信号に基づ
いて、デジタルビデオスイッチャ6の制御を行なう。
デジタルビデオスイッチャ6は、カートマシン8、9
に於ける複数台のプレーヤVTRから再生されたビデオ信
号を取込む。そして、このビデオ信号を混合・処理する
と共に、エフエクタ、ワイプ、スクロール等の特殊効果
を施す。処理されたビデオ信号は、カートマシン8、9
の内のレコーダVTRに供給され、記録される。
ビデオサウンドプロセッサ7は、カートマシン8、9
に於ける複数台のプレーヤVTRから再生されたオーデイ
オ信号を取込む。そして、このオーデイオ信号を混合・
処理すると共に、イコライザ、ダイナミックス、クロス
フェード等の処理を施す。混合・処理されたオーデイオ
信号は、カートマシン8、9の内のレコーダVTRに供給
され、記録される。
カートマシン8、9には、夫々、プレーヤVTRが3
台、レコーダVTRが1台備えられている。上述のエデイ
タ3からの制御信号に基づいて、プレーヤVTR、レコー
ダVTRが指定され、プレーヤVTRからオーデイオ信号、ビ
デオ信号が再生される。オーデイオ信号はビデオサウン
ドプロセッサ7に供給され、そしてビデオ信号はデジタ
ルビデオスイッチャ6に供給され、夫々、信号処理が施
される。この信号処理の施されたオーデイオ信号、ビデ
オ信号は、カートマシン8、9のレコーダVTRに供給さ
れ、記録される。
カートマシン8はプログラム用であり、また、カート
マシン9はコマーシャル用である。尚、上述のVTRは、
全てデジタルVTRであり、いわゆるD−1或いはD−2
フオーマットの記録パターンを形成し得るVTRである。
このカートマシン8、9の端子10、11からは、レコー
ダVTRから再生された送出用のビデオ信号が取出され、
また、端子12、13からは、送出用のオーデイオ信号が取
出される。
(2)ビデオサウンドプロセッサについて 第2図には、ビデオサウンドプロセッサ7の構成が示
されている。
ビデオサウンドプロセッサ7は、コントローラ21、プ
ロセッサ22、フロッピーディスクドライブ23、キースイ
ッチ24、メータ25等から主に構成され、図示のような状
態で接続されている。
コントローラ21では、エデイタ3或いは操作用コント
ロールパネル4から供給される制御信号に基づいて、ビ
デオサウンドプロセッサ7の全体的な制御を行う。
このコントローラ21からの制御信号によって、フロッ
ピーディスクドライブ23が制御され、このフロッピーデ
ィスクドライブ23によって、図示せぬフロッピーディス
クから必要なプログラムがコントローラ21にダウンロー
ドされる。
また、スナップショットの制御データを、例えば、コ
ントローラ21内のメモリに記憶しておくことによって、
フロッピーディスクに記録することができる。
プロセッサ22は、ラックに備えつけられているもの
で、15芯のマルチケーブルによって、コントローラ21と
接続されている。
プロセッサ22では、プレーヤVTRから再生され、供給
されるオーデイオ信号の混合がなされると共に、イコラ
イザ、ダイナミックス、サーボクロスフェーダ、A/Bバ
スクロスフェーダ等の処理が行なわれる。
上述のキースイッチ24とメータ25は、操作用コントロ
ールパネル4の一部として設けられており、このキース
イッチ24から入力される信号がコントローラ21に供給さ
れる。
メータ25は、例えば、プラズマデイスプレイを使用し
ているもので、レベルを表示する棒状のものが6個、使
用されており、この内、2個はモニタ用、4個は出力さ
れる4チャンネルの信号のレベル表示用である。
尚、図示せぬもアサインスイッチが、上述のキースイ
ッチ24内に設けられている。このアサインスイッチによ
って、プロセッサ22の入力コネクタ26〜33に接続されて
いるVTR34〜37の選択と、選択されたVTR34〜37のチャン
ネルの選択がなされる。
プロセッサ22の入出力部の構成が第3図に示されてい
る。
入力コネクタ26〜33及びバッフア39〜46によって入力
部38が構成され、出力コネクタ47〜54及びバッフア55〜
62によって分配アンプ63が構成されている。即ち、入力
コネクタ26〜33に接続されているVTR34〜37の数に対応
するだけの出力コネクタ47〜54及びバッフア55〜62を、
分配アンプ63として備えることによって、レコーダ或い
はプレーヤVTRのリアサインを可能としている。
この入出力コネクタ26〜33、47〜54は、コネクタ1個
当たり2チャンネルの信号の伝送が可能とされる。各VT
R34〜37では、夫々、2つのコネクタが接続されるの
で、VTR1台当りでは、4チャンネルのオーデイオ信号の
伝送が可能とされる。
この一実施例では、プレーヤVTRが3台、レコーダVTR
が1台とされているが、これに限定されるものではな
く、任意数の設定が可能である。
端子64を介して供給される第1のチャンネルのオーデ
イ信号AU 1がバッフア55、57、59、61を介して出力コネ
クタ47、49、51、53に供給される。また、端子65を介し
て供給される第2のチャンネルのオーデイ信号AU 2がバ
ッフア56、58、60、62を介して出力コネクタ48、50、5
2、54に供給される。
出力コネクタ53、54がレコーダVTR37の入力端子に接
続されている。また、出力コネクタ51、52がプレーヤVT
R36の入力端子に接続され、出力コネクタ49、50がプレ
ーヤVTR35の入力端子に接続され、出力コネクタ47、48
がプレーヤVTR34の入力端子に接続されている。
一方、VTR34からのオーデイオ信号が入力コネクタ2
6、27、バッフア39、40を介して、チャンネル毎に端子6
6、67から取出される。
同様にして、VTR35からのオーデイオ信号が入力コネ
クタ29、29、バッフア41、42を介して、チャンネル毎に
端子68、69から取出され、VTR36からのオーデイオ信号
が入力コネクタ30、31、バッフア43、44を介して、チャ
ンネル毎に端子70、71から取出される。
レコーダVTR37もプレーヤVTRとして動作させる必要が
あるため、このVTR37からのオーデイオ信号が入力コネ
クタ32、33、バッフア45、46を介して、チャンネル毎に
端子72、73から取出される。
上述のオーデイオ信号AU 1、AU 2は、デジタルインタ
ーフエースフオーマットに基づいて形成、伝送される。
そして、オーデイオ信号AU 1、AU 2は、プロセッサ22で
信号処理が施された後、カートマシン8、9のレコーダ
VTRに供給される。レコーダVTR37では、D−1或いはD
−2フオーマットに従って記録される。
このように、入力コネクタ26〜33側に接続されている
VTR34〜37の数に対応して、プロセッサ22内部に、バッ
フア55〜62と出力コネクタ47〜54からなる分配アンプ63
を設けることによって、コネクタとVTRとの接続状態を
変更せずとも、また、分配アンプを外付けしなくとも、
デジタルオーデイオミキサの出力を、どのVTRに対して
も供給することが可能となり、どのVTRでもレコーダ或
いはプレーヤとすることができる。
従って、任意のVTRを、レコーダとして用いることが
でき、レコーダマシンのリアサインを容易とでき、シス
テムを柔軟なものとすることができる。これによって、
編集用のミキサの機動性を向上させることができ、編集
用機器のシステム構成を容易にできる。
尚、この一実施例では、入出力コネクタ26〜33、47〜
54は、夫々、8個あるため、16チャンネルの構成とされ
ているが、これに限定されるものではなく、コネクタ
数、つまりチャンネル数は任意に拡張できる。
〔考案の効果〕
この考案にかかるデジタルオーデイオミキサによれ
ば、入力側に接続されている機器の数に対応する数のコ
ネクタ及びバッフアからなる分配アンプが、出力側に設
けられているので、コネクタとVTR間の接続状態を変更
せずとも、また、分配アンプを外付けしなくとも、デジ
タルオーデイオミキサの出力を何れのVTRに対しても供
給することができ、何れのVTRでもレコーダ或いはプレ
ーヤとすることができ、システムの柔軟性を保つことが
できるという効果がある。
これによって、編集用のミキサの機動性を向上させる
ことができ、編集用機器のシステム構成を容易にできる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロック図、第2図
はビデオサウンドプロセッサの構成を示すブロック図、
第3図はプロセッサの入出力部の構成を示す図、第4図
はフィックスレコーダアサイン方式を示す図、第5図は
フリーレコーダアサイン方式を示す図である。 図面における主要な符号の説明 2:デジタルオーデイオミキサ、26〜33、82〜86:入力コ
ネクタ、34〜37、88〜92:VTR、38:入力部、39〜46、55
〜62:バッフア、47〜54、87:出力コネクタ、63、93:分
配アンプ、81:オーデイオミキサ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コントローラと、入力装置と、プロセッサ
    とで構成され、 上記プロセッサは、 デジタルオーディオ信号をそれぞれ再生する複数のプレ
    ーヤの数と、1系統の出力デジタルオーディオ信号を記
    録するレコーダとの合計数以上の入力コネクタと、 上記入力装置からの指示に基づき上記コントローラが発
    生した信号により、上記入力コネクタを介して入力され
    たデジタルオーディオ信号の内で、所望のデジタルオー
    ディオ信号を選択し、選択されたデジタルオーディオ信
    号を処理し、上記出力オーディオ信号を形成する処理部
    と、 複数のプレーヤの数と、上記出力デジタルオーディオ信
    号を記録するレコーダとの合計数以上で、上記1系統の
    デジタルオーディオ信号が並列に供給されるバッファ回
    路と、 上記バッファ回路にそれぞれ接続された出力コネクタと
    からなることを特徴とするデジタルオーディオミキサ。
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JPS5911308U (ja) * 1982-07-06 1984-01-24 共栄エンジニヤリング株式会社 プログラマブル電子コネクタ−
JPS62195765A (ja) * 1986-02-20 1987-08-28 Fujitsu Ltd 音の信号のデイジタル多重化方式

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