JP2550126Y2 - 粉粒状薬剤投入用ホッパー - Google Patents
粉粒状薬剤投入用ホッパーInfo
- Publication number
- JP2550126Y2 JP2550126Y2 JP1990106426U JP10642690U JP2550126Y2 JP 2550126 Y2 JP2550126 Y2 JP 2550126Y2 JP 1990106426 U JP1990106426 U JP 1990106426U JP 10642690 U JP10642690 U JP 10642690U JP 2550126 Y2 JP2550126 Y2 JP 2550126Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hopper
- drug
- stirring rod
- edge
- curved
- Prior art date
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- External Artificial Organs (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、貯溜している粉粒状薬剤を溶解槽に投入す
るためのホツパーに関する。
るためのホツパーに関する。
人工透析液の調合のように、粉粒状の薬剤を自動的に
溶解槽に投入して溶解調合する場合には、ホツパーに薬
剤を貯溜し、ホツパーの下方に設けた薬剤の溶解槽に純
水等の溶解液を満たし、ホツパー下端の投入口から薬剤
を一定量ずつ溶解槽に投入して攪拌溶解している。
溶解槽に投入して溶解調合する場合には、ホツパーに薬
剤を貯溜し、ホツパーの下方に設けた薬剤の溶解槽に純
水等の溶解液を満たし、ホツパー下端の投入口から薬剤
を一定量ずつ溶解槽に投入して攪拌溶解している。
かかる粉粒状薬剤投入に用いるホツパーは、薬剤が底
部に残らないように側壁を逆円錐状ないし逆角錐状に形
成し、側壁の下端に設けた薬剤の投入口を設け、投入口
への薬剤送出手段として一般的に投入口に一端を挿入す
るように底部内側に設けたスクリユーフイーダーを用い
ている。
部に残らないように側壁を逆円錐状ないし逆角錐状に形
成し、側壁の下端に設けた薬剤の投入口を設け、投入口
への薬剤送出手段として一般的に投入口に一端を挿入す
るように底部内側に設けたスクリユーフイーダーを用い
ている。
しかし、ホツパーには省力化のためにも複数回投入分
の薬剤を一度に収納して貯溜するので、かかる粉粒状の
薬剤が吸湿性である場合、ホルパーに供給された後溶解
槽に投入されるまでの間に大気中の水分を吸収すること
が避けられない。例えば、人工透析液の調合に用いる重
炭酸ナトリウム等を主成分とする粉粒状の薬剤は、通常
の室温並びに湿度でホツパー内に数時間貯溜するだけで
吸湿する。
の薬剤を一度に収納して貯溜するので、かかる粉粒状の
薬剤が吸湿性である場合、ホルパーに供給された後溶解
槽に投入されるまでの間に大気中の水分を吸収すること
が避けられない。例えば、人工透析液の調合に用いる重
炭酸ナトリウム等を主成分とする粉粒状の薬剤は、通常
の室温並びに湿度でホツパー内に数時間貯溜するだけで
吸湿する。
吸湿した薬剤粒子は相互に融着する結果、薬剤粉末の
安息角が大きくなつてホツパーの側壁と底部の間に大量
に残留したり、湿度等の条件によつては薬剤粉末がブリ
ツジ状に固まるので、ホツパー内に貯溜している全ての
薬剤をホツパー下端に自然流下させ、スクリユーフイー
ダーで投入口に順次送り出すことが困難であつた。
安息角が大きくなつてホツパーの側壁と底部の間に大量
に残留したり、湿度等の条件によつては薬剤粉末がブリ
ツジ状に固まるので、ホツパー内に貯溜している全ての
薬剤をホツパー下端に自然流下させ、スクリユーフイー
ダーで投入口に順次送り出すことが困難であつた。
又、逆円錐状ないし逆角錐状のホツパー側壁を吸湿後
の薬剤粉末の安息角よりも充分大きくすると、薬剤粉末
が自然流下しやすくなるが、同一容量のホツパーでは上
端の高さが極めて高くなり、薬剤の充填作業が困難とな
る問題があつた。
の薬剤粉末の安息角よりも充分大きくすると、薬剤粉末
が自然流下しやすくなるが、同一容量のホツパーでは上
端の高さが極めて高くなり、薬剤の充填作業が困難とな
る問題があつた。
本考案はかかる従来の事情に鑑み、粉粒状薬剤が貯溜
中に吸湿しても、送出用のスクリユーフイーダーにより
安定して投入口から溶解槽に投入出来る粉粒状薬剤投入
用ホツパーを提供することを目的とする。
中に吸湿しても、送出用のスクリユーフイーダーにより
安定して投入口から溶解槽に投入出来る粉粒状薬剤投入
用ホツパーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案の粉粒状薬剤投入用
ホツパーは、一端から他端に延長して配置されたスクリ
ユーフイーダーを収容した溝状底部と、溝状底部の縁に
一縁が連続し他縁が前記一縁よりも上方に位置し且つ外
側に湾曲した湾曲底部とを有し、側壁が全て鉛直な角筒
状の容器内に、前記湾曲底部の内側に平行に配置された
回転軸と、該回転軸に平行に取付けられ湾曲底部の内面
に近接する攪拌棒と、前記回転軸を攪拌棒が湾曲底部の
内面に沿って上方から下方に移動するように回転させる
回転駆動装置とを備えたことを特徴とする。
ホツパーは、一端から他端に延長して配置されたスクリ
ユーフイーダーを収容した溝状底部と、溝状底部の縁に
一縁が連続し他縁が前記一縁よりも上方に位置し且つ外
側に湾曲した湾曲底部とを有し、側壁が全て鉛直な角筒
状の容器内に、前記湾曲底部の内側に平行に配置された
回転軸と、該回転軸に平行に取付けられ湾曲底部の内面
に近接する攪拌棒と、前記回転軸を攪拌棒が湾曲底部の
内面に沿って上方から下方に移動するように回転させる
回転駆動装置とを備えたことを特徴とする。
本考案では、ホツパーの容器内に設けた攪拌棒によつ
て、スクリユーフイーダーの近くで粉粒状薬剤が攪拌さ
れて流動化するので、粉粒状薬剤が吸湿して安息角が変
化してもブリツジ状に固まることがない。しかも、攪拌
棒に近接した湾曲底部は、スクリユーフイーダーを収容
した溝状底部側が低く且つ外側に湾曲しているので、攪
拌棒での攪拌により流動化した粉粒状薬剤は湾曲底部に
沿つて容易に流下して溝状底部に供給され、スクリユー
フイーダーにより投入口から外部の溶解槽に安定して投
入される。特に攪拌棒の回転方向を、溝状底部に向かつ
て上方から下方に回転するようにすれば、攪拌棒により
粉粒状薬剤を強制的に溝状底部側に押し出す力が加わ
り、溝状底部及びスクリユーフイーダーへの粉粒状薬剤
の流下並びに供給が一層容易になる。
て、スクリユーフイーダーの近くで粉粒状薬剤が攪拌さ
れて流動化するので、粉粒状薬剤が吸湿して安息角が変
化してもブリツジ状に固まることがない。しかも、攪拌
棒に近接した湾曲底部は、スクリユーフイーダーを収容
した溝状底部側が低く且つ外側に湾曲しているので、攪
拌棒での攪拌により流動化した粉粒状薬剤は湾曲底部に
沿つて容易に流下して溝状底部に供給され、スクリユー
フイーダーにより投入口から外部の溶解槽に安定して投
入される。特に攪拌棒の回転方向を、溝状底部に向かつ
て上方から下方に回転するようにすれば、攪拌棒により
粉粒状薬剤を強制的に溝状底部側に押し出す力が加わ
り、溝状底部及びスクリユーフイーダーへの粉粒状薬剤
の流下並びに供給が一層容易になる。
又、本考案によれば、粉粒状薬剤のスクリユーフイー
ダーへの流下供給が容易であるから、ホツパーの容器の
形状を有底角筒状などに形成でき、従来の容器形状が逆
円錐状や逆角錐状のホツパーに比べて同一容量なら上端
の高さを低くすることが可能であり、薬剤の充填作業が
従来よりも簡単になる等の利点がある。
ダーへの流下供給が容易であるから、ホツパーの容器の
形状を有底角筒状などに形成でき、従来の容器形状が逆
円錐状や逆角錐状のホツパーに比べて同一容量なら上端
の高さを低くすることが可能であり、薬剤の充填作業が
従来よりも簡単になる等の利点がある。
本考案による粉粒状薬剤投入用ホツパーの一具体例を
第１図及び第２図に基ずいて説明する。
第１図及び第２図に基ずいて説明する。
この粉粒状薬剤投入用ホツパーの容器は、ステンレス
製の鉛直な４枚の平板状側壁１からなる四角筒状の側壁
を有し、各平板状側壁１の横幅は約300mm及び高さは約2
80mmである。対向する２つの平板状側壁１の下端に連続
してホツパーの外側方向に曲率半径約75mmで湾曲した湾
曲底部２が夫々設けてあり、２つの湾曲底部２に挟まれ
て外側にくぼんだ溝状底部３が形成してある。湾曲底部
２の溝状底部３に連続する一縁2aは平板状側壁１に連続
する他縁2bよりも下方に位置している。又、溝状底部３
の一端は、これと直交する平板状側壁で開口して薬剤投
入口４を形成している。
製の鉛直な４枚の平板状側壁１からなる四角筒状の側壁
を有し、各平板状側壁１の横幅は約300mm及び高さは約2
80mmである。対向する２つの平板状側壁１の下端に連続
してホツパーの外側方向に曲率半径約75mmで湾曲した湾
曲底部２が夫々設けてあり、２つの湾曲底部２に挟まれ
て外側にくぼんだ溝状底部３が形成してある。湾曲底部
２の溝状底部３に連続する一縁2aは平板状側壁１に連続
する他縁2bよりも下方に位置している。又、溝状底部３
の一端は、これと直交する平板状側壁で開口して薬剤投
入口４を形成している。
溝状底部３内には通常のスクリユーフイーダー５が一
端から他端に延長して設けてあり、スクリユーフイーダ
ーの一端は薬剤投入口４に達し、他端は容器の外側に設
けた回転モーター６に連結されている。又、各湾曲底部
２の若干上方には回転軸７がスクリユーフイーダー５の
軸に平行に設けてあり、この回転軸７にコ字状の攪拌棒
８が両端を固定して回転軸７に平行に取付けてある。コ
字状の攪拌棒８の回転軸７に平行な部分の長さは約290m
m、回転軸７からの距離（回転の半径）は約70mmであつ
て、夫々対向する湾曲底部２の内面に近接して回転する
ように配置してある。２つの攪拌棒８の回転モーター９
は容器の外側に設けてあり、ギヤを介して２つの攪拌棒
８を第１図に示す矢印の方向に、即ち両側の湾曲底部２
の内面に沿って上方から下方に回転するようになつてい
る。
端から他端に延長して設けてあり、スクリユーフイーダ
ーの一端は薬剤投入口４に達し、他端は容器の外側に設
けた回転モーター６に連結されている。又、各湾曲底部
２の若干上方には回転軸７がスクリユーフイーダー５の
軸に平行に設けてあり、この回転軸７にコ字状の攪拌棒
８が両端を固定して回転軸７に平行に取付けてある。コ
字状の攪拌棒８の回転軸７に平行な部分の長さは約290m
m、回転軸７からの距離（回転の半径）は約70mmであつ
て、夫々対向する湾曲底部２の内面に近接して回転する
ように配置してある。２つの攪拌棒８の回転モーター９
は容器の外側に設けてあり、ギヤを介して２つの攪拌棒
８を第１図に示す矢印の方向に、即ち両側の湾曲底部２
の内面に沿って上方から下方に回転するようになつてい
る。
尚、攪拌棒８として回転軸７に連結したコ字状の簡単
な形状を示したが、攪拌棒８に突起を設けたり、回転軸
７との間に補助的な棒を縦又は横方向に設けることも出
来る。
な形状を示したが、攪拌棒８に突起を設けたり、回転軸
７との間に補助的な棒を縦又は横方向に設けることも出
来る。
上記ホツパー内に、重炭酸ナトリウムと果糖からなる
透析液調合用の粉末薬剤AK−ソリタＣ（清水製薬（株）
の商品名）を約19.5kg充填し、攪拌棒８を常時0.5rpmで
回転させながら、通常の調合作業に従つて間欠的に一定
量ずつ溶解槽に投入した。全ての薬剤の投入が終了する
まで約12時間を要したが、薬剤は吸湿してもブリツジ状
に固まることがなく、最後まで安定して一定量ずつ投入
でき、ホツパー内の薬剤が残留することも無かつた。
透析液調合用の粉末薬剤AK−ソリタＣ（清水製薬（株）
の商品名）を約19.5kg充填し、攪拌棒８を常時0.5rpmで
回転させながら、通常の調合作業に従つて間欠的に一定
量ずつ溶解槽に投入した。全ての薬剤の投入が終了する
まで約12時間を要したが、薬剤は吸湿してもブリツジ状
に固まることがなく、最後まで安定して一定量ずつ投入
でき、ホツパー内の薬剤が残留することも無かつた。
上記実施例では、湾曲底部２及び攪拌棒８を各２つ設
けた例について説明したが、第３図の如く湾曲底部２と
攪拌棒８を各１つとし、湾曲底部２の反対側は溝状底部
３に平板状側壁１を連続して接続させることも可能であ
る。
けた例について説明したが、第３図の如く湾曲底部２と
攪拌棒８を各１つとし、湾曲底部２の反対側は溝状底部
３に平板状側壁１を連続して接続させることも可能であ
る。
〔考案の効果〕 本考案によれば、人工透析液用の薬剤のような吸湿性
の粉粒状薬剤であつても、長期間貯溜しながらスクリユ
ーフイーダーにより安定して投入することが出来る粉粒
状薬剤投入用ホツパーを提供できる。
の粉粒状薬剤であつても、長期間貯溜しながらスクリユ
ーフイーダーにより安定して投入することが出来る粉粒
状薬剤投入用ホツパーを提供できる。
第１図は本考案による粉粒状薬剤投入用ホツパーの一具
体例を示す概略の断面図であり、第２図はその一部切欠
側面図である。第３図は本考案ホツパーの別の具体例を
示す概略の断面図である。 １……平板状側壁、２……湾曲底部 ３……溝状底部、４……薬剤投入口 ５……スクリユーフイーダー ６、９……回転モーター ７……回転軸、８……攪拌棒
体例を示す概略の断面図であり、第２図はその一部切欠
側面図である。第３図は本考案ホツパーの別の具体例を
示す概略の断面図である。 １……平板状側壁、２……湾曲底部 ３……溝状底部、４……薬剤投入口 ５……スクリユーフイーダー ６、９……回転モーター ７……回転軸、８……攪拌棒
Claims (1)
- 【請求項１】一端から他端に延長して配置されたスクリ
ューフィーダーを収容した溝状底部と、溝状底部の縁に
一縁が連続し他縁が前記一縁よりも上方に位置し且つ外
側に湾曲した湾曲底部とを有し、側壁が全て鉛直な角筒
状の容器内に、前記湾曲底部の内側に平行に配置された
回転軸と、該回転軸に平行に取付けられ湾曲底部の内面
に近接する攪拌棒と、前記回転軸を攪拌棒が湾曲底部の
内面に沿って上方から下方に移動するように回転させる
回転駆動装置とを備えたことを特徴とする粉粒状薬剤投
入用ホッパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990106426U JP2550126Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 粉粒状薬剤投入用ホッパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990106426U JP2550126Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 粉粒状薬剤投入用ホッパー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0465125U JPH0465125U (ja) | 1992-06-05 |
| JP2550126Y2 true JP2550126Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=31852505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990106426U Expired - Fee Related JP2550126Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 粉粒状薬剤投入用ホッパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2550126Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06190263A (ja) * | 1992-12-24 | 1994-07-12 | Tsukishima Kikai Co Ltd | 粉末状原料物質の配合装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6084582U (ja) * | 1983-11-15 | 1985-06-11 | 株式会社日本製鋼所 | 貯留ホツパ |
-
1990
- 1990-10-09 JP JP1990106426U patent/JP2550126Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0465125U (ja) | 1992-06-05 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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