JP2549990B2 - 漬物用自動脱塩圧搾方法 - Google Patents

漬物用自動脱塩圧搾方法

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JP2549990B2
JP2549990B2 JP13480794A JP13480794A JP2549990B2 JP 2549990 B2 JP2549990 B2 JP 2549990B2 JP 13480794 A JP13480794 A JP 13480794A JP 13480794 A JP13480794 A JP 13480794A JP 2549990 B2 JP2549990 B2 JP 2549990B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩漬けして保存されて
いる野菜を調味味付けする際の前処理としての自動脱塩
圧搾処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この塩漬けされている野菜類を調味
味付けする際の前処理としての脱塩圧搾工程は、それぞ
れ別の装置であって脱塩終了後圧搾装置に移して圧搾を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の脱塩について
は、容器内の塩漬け材料を流水および換水を繰返しなが
ら行う方法、容器に撹拌装置を取付け、流水換水を繰返
して脱塩する方法、あるいは容器中に気泡を送り込んで
脱塩する方法等が行われていた。
【0004】しかし、単に流水、換水を繰返しての脱塩
では長時間を要するばかりか、脱塩ムラが生じる。また
攪拌による脱塩ではキウリなどの一本漬けの場合に、撹
拌によって折れたり傷がついたりして使用できず、この
撹拌による脱塩は福神漬けなどの刻み物にのみの使用に
適していた。さらに容器内に気泡を送り込む場合はバク
テリアが発生してカビなどが生じ易いばかりか、気泡に
よって洗われた材料内に砂などの異物が捲き上げられて
再度材料内に混入して除去できないという欠点があっ
た。
【0005】また脱塩後圧搾については容器内に人手に
よるかベルトコンベアーによって漬物材料を投入して油
圧プレスで加圧圧搾しているが、均一に圧搾ができない
こと、また正確に圧搾重量が測定できない等の欠点があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため材料の復元率
(吸昧液の率および形状の戻り)にムラができ、味付け
用の調味液を多めに作り残液を廃棄するという無駄が生
じていた。さらに人手による管理であるため自動運転が
不可能であった。出願人はこのような従来の脱塩および
圧搾についての欠点を解決するため鋭意研究を続けた結
果、脱塩工程と圧搾工程とを一台の装置で行うこと、お
よび自動制御装置を設けることによって予め定めた圧搾
重量を正確に自動的に計測制御して全自動の運転を可能
としたため、夜間までも作業ができるようにし、さらに
異る製品ごとの資料を基にして圧搾比率を入力させ、未
経験者でも安全正確な作業ができるようにしたものであ
る。
【0007】
【作用】漬物用として塩漬けされている材料を回転ドラ
ム(1)内に投入して脱塩タンク(5)で加圧すること
により予め塩分濃度の濃い水を搾り出し、さらに給水、
換水を繰返しながら回転ドラム(1)を正転、反転して
ドラム内の材料を撹拌して脱塩する。そして排水時に加
圧して内部に残存する塩分を搾り出しこの工程を3〜4
回繰返す。この時ドラム内の雑少物(キウリの種、刻み
屑、砂等)がドラムより排出され、一度排出されたもの
は再びドラム内に侵入することなく洗滌効果があり、し
かも製品の仕上りが良い。
【0008】脱塩終了後はゴムシート(4)を膨張させ
て加圧圧搾を行い、減圧しドラム(1)を回転して材料
の固まりをほぐし、さらに加圧圧搾して指示された重量
まで自動計量しながら圧搾し指定の重量に達した時点で
運転を自動的に停止する。この本発明方法による圧搾で
は加圧後ドラム(1)を反転して固まった材料をほぐす
ことを繰返すことによって圧搾が均一となり、取り出し
後本漬けの際に調味液が均等に浸透して復元率がよく、
自然の形状の戻りしかも見栄えがよい。
【0009】
【実施例】図において、Aは円筒形の回転ドラムであっ
てこの回転ドラムAの半周面には多数の透水用の小孔
(1)が設けられている。そしてこの回転ドラムAの透
水用の小孔(1)を設けた周面の中央には原料投入口
(5)が開閉自在に設けられている。そして、小孔
(1)のある半面の反対側の周面(2)は小孔のない目
暗面である。この目暗面の内周面にはゴムシート(3)
が敷設されていて回転ドラムが構成され、回転ドラムA
の外側に半円形の筒体を脱塩タンク(6)が同心的に設
けられていてこの両者を回転軸(7)に架装する。さら
に脱塩タンク(6)の回転ドラムAの原料投入口(5)
と対向する側の中央位置に排水口(9)を設けるもので
ある。そして、この装置全体が自動計量機(8)上に置
載されている。
【0010】そしてBは自動制御装置を示している。こ
の自動制御装置にはドラムの回転、圧搾、給排水および
自動計量等の指令が記憶されていて圧搾の工程におい
て、自動計量機(8)に対して圧搾重量を指令するもの
で、例えば材料aにおいては65%重量、材料bにおい
ては70%重量、また材料cにおいては75%重量とい
うように製造する漬物の種類に応じて適した圧搾率を設
定しておくことによって作業員が特に監視することな
く、自動制御装置Bに指令するのみでトラム(1)内で
の加圧圧搾が行われて指示圧のパーセントに計量圧搾さ
れた時点においてドラムの圧搾が自動的に停止して材料
の圧搾が完了する。
【0011】したがって塩漬けにされて保存されている
漬物原料は原料投入口(5)から回転ドラムA内に投入
され、回転ドラムAのみを反転してゴムシート(3)を
上方に位置させ予め脱水して濃度のある塩分水を脱水し
て、しかる後タンク(6)に水を入れ、ゴムシート
(3)とタンク内周面の間に空気を送り込むことによっ
てゴムシート(3)は膨張して塩漬けにされている原料
を圧搾する。図中の符号(4)はゴムシート(3)の止
め具を示している。
【0012】したがって回転ドラムAの周面に設けてあ
る透水用の小孔(1)から脱塩タンク(6)内の水が原
料内に浸入して脱塩を行い、さらに水を換水して脱塩を
繰返し原料を完全に脱塩して排水口(9)より水を排水
する。
【0013】脱塩終了後はドラム(1)を回転して材料
の固まりをほぐして、ゴムシート(4)を膨張させて加
圧圧搾を行い、減圧してドラム(1)を回転して材料の
固まりをほぐして、再び加圧圧搾して指定された重量%
まで自動計量しながら制御装置によって設定された重量
に達した時点で運転を自動的に停止する。この本発明に
よる圧搾では加圧後ドラム(1)を回転させて固まって
いる材料をほぐすことによって圧搾が均一となり、取り
出し後本漬けの際に調味液の吸水がよく均一に昧付けさ
れた漬物が得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、同一の装置を使用して脱塩と
圧搾を行うもので、従来のように脱塩装置、圧搾装置と
別の場所で原料を運びながら行う作業を省き、しかもド
ラムを回転させての脱塩であるため短時間で十分な脱塩
が行える。また圧搾にあっては、ドラムを回転させるた
め固まっている材料をほぐしながら圧搾するので均一な
圧搾が得られて材料の復元力がよく自然な形状と均一な
味付けが得られる。そして作業時間を短縮することに雑
菌の繁殖を防ぐことができる。
【0015】本発明方法にあっては自動計量機と自動制
御装置を組合せることによって材料の圧搾率を計測して
制御できるため均一な漬物が得られるばかりか、夜間の
自動運転も可能であるという従来の漬物製造にはみられ
ない卓越した画期的な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部を截断面とした本発明の実施例図。
【図2】 ドラムの断面図。
【符号の説明】
A…回転ドラム B…自動制御装置 (1)…透水用の小孔 (2)…ドラムの目暗部 (3)…ゴムシート (4)…ゴムシートの固着部 (5)…材料投入口 (6)…脱塩槽 (7)…回転軸 (8)…自動計量機 (9)…排水弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形回転ドラムの周面に対して半周面に
    多数の透水用の小孔を設け、他方の半周面を目暗状と
    し、該小孔を設けた周面中央に漬物材料投入口を開閉自
    在に設け、目暗状部内周面にゴムシートを配してその四
    辺のみを固定して敷設し、該回転ドラムの外側に半円形
    の筒体を脱塩タンクとして設け、両者を回転軸に架設
    し、該脱塩タンクの最底部に排水口を設け設置全体を自
    動計量装置上に載置し、該自動計量装置を別に設けた
    御装置Bによって圧搾重量の計測を自動管理する如くし
    て圧搾工程を行い、前記ゴムシートとドラムの目暗部内
    周面の間に空気を送入して脱塩と圧搾を連続して行うこ
    とを特徴とした漬物用自動脱塩圧搾方法。
JP13480794A 1994-05-11 1994-05-11 漬物用自動脱塩圧搾方法 Expired - Lifetime JP2549990B2 (ja)

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KR100894095B1 (ko) * 2007-11-19 2009-04-20 순창군 장아찌 탈염기기 및 탈염방법
CN116280939B (zh) * 2023-05-24 2023-08-08 泉州市南方食品机械有限公司 带螺旋输送装置的自动运输处理作业线及运输处理工艺

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登録実用新案3004966

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