JP3004720U - 漬物用自動脱塩圧搾装置 - Google Patents

漬物用自動脱塩圧搾装置

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JP3004720U
JP3004720U JP1994007855U JP785594U JP3004720U JP 3004720 U JP3004720 U JP 3004720U JP 1994007855 U JP1994007855 U JP 1994007855U JP 785594 U JP785594 U JP 785594U JP 3004720 U JP3004720 U JP 3004720U
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desalination
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JP1994007855U
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Inventor
益治 池田
Original Assignee
池田機械工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、塩漬けにされている野菜を本漬けす
る際の前処理として使用する漬物用の自動脱塩圧搾機に
関する。 【構成】円筒形回転ドラムAの半周面に透水用の小孔1
を設け、他方を目暗部2とし、この目暗部2の内周面に
エアーバック3を設置する。ドラムAを半円形の脱塩タ
ンク6に納め、タンク内に水を入れ、エアーバック3を
ポンプP,P−1の作用で膨張、収縮させて換水しなが
ら脱塩し、再びエアーバック3に圧力を加えながら圧搾
し、装置全体を自動計量機8上に載置し、ポンプの作動
と圧搾比重の計測を自動制御装置Bで管理させる構成で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塩漬けして保存されている野菜を調味する際の前処理とし ての脱塩、圧搾を高能率に行うための自動脱塩圧搾装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この塩漬けされている野菜類を調味味付けする際の前処理とし ての脱塩圧搾処理は、それぞれ別の装置であって脱塩終了後圧搾装置に 移して圧搾を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そして脱塩については主として容器内の塩漬け材料を流水および換水 を繰返しながら行う方法がとられ、また圧搾についても脱塩後の材料を 容器内に移し油圧プレスで加圧圧搾しているため完全な脱塩や均一な圧 搾が得られなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
考案者はこの漬物の脱塩と圧搾を完全十分なものとするため鋭意研究 を重ねた結果本考案に到達したものであって、脱塩と圧搾を一台の回転 ドラムで行うもので、これに自動制御装置を設けることによって、ドラ ムの回転、および圧力の調整、さらに圧搾重量を正確に、自動的に計測 制御することによって予め定められた設定値に圧搾された漬物材料が得 られる。
【0005】 本考案は脱塩、圧搾の手段として回転するドラム内にエアーバック (3)を内装させ、このエアーバック(3)内に圧力空気を順次圧力を 加えながら換水することによって十分な脱塩と希望通りの圧搾が行われ る。
【0006】
【作用】
漬物用として塩漬けされている回転ドラム(1)内に投入して脱塩タ ンク(5)内でエアーバック(3)を膨張させて加圧することによって 予め塩分の濃い水を搾りだし、さらに給水換水を繰返しながら回転ドラ ムAを正転逆転してドラム内の材料を撹拌して脱塩する。そして排水時 にエアーバック(3)を膨張して加圧して塩分水を搾り出しこの工程を 3〜4回繰返すことにより十分な脱塩が行われる。
【0007】 脱塩終了後は加圧ポンプPにより空気をエアーバック(3)内に送っ てエアーバックを膨張させて加圧圧搾を行い、吸気ポンプP−1で減圧 し、ドラムの正転逆転を繰返しながら順次増圧しながら指示された圧搾 率に到達するまで全自動で行うもので、ドラムAを正転逆転することに よって材料の固まりをほぐすことができて均一な圧搾ができ、取り出し て本漬けの際に調味液が均等に浸透して復元率がよく材料が自然の形状 に戻り見栄えのよい漬物が得られる。
【0008】
【実施例】
添付図面により本考案を説明すると、図1は回転ドラムAであって半 周面には多数の透水用の小孔(1)が設けられていて、この反対側の半 周面に目暗状の周面である。そしてこの目暗状の周面にはエアーバック (3)が設けてあり、このエアーバック(3)は別に設けてある送気ポ ンプP、および吸気ポンプP−1に連通されている。図中の符号(5) は材料投入口であり、(10)は送吸気パイプ(11)のバルブを示し ていて送吸気パイプ(10)は回転軸(7)を通してエアーバック(3 )に送気aされる。
【0009】 回転ドラムAの外側に半円形の筒体が脱塩タンク(6)として同心的 に設けてあり両者を回転軸(7)に架装する。そして脱塩タンク(6) の最底部に排水口(9)を設け、装置全体を自動計量機(8)に載置す る。
【0010】 そしてBは自動制御装置を示している。この自動制御装置Bはドラム の回転、圧搾空気の送吸、給排水および自動計量の指令が記憶され、こ れによって各工程操作が自動的に行われる。
【0011】 従って本考案装置による工程を説明すると、材料をドラムAに投入し 、透水用の小孔のある自開き部を下方に回転し加圧送気ポンプPでエア ーバック(3)内に空気を送り加圧圧搾し、吸気ポンプP−1で減圧し 、ドラムAを正転して搾られた材料をほぐし、また逆転して順次増圧し ながら漬物材料に応じて圧力を変えこの操作を2〜4回繰返して指示さ れた圧搾率に到達するまで全自動で圧搾する。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、同一の装置を使用して脱塩と圧搾を行うもので、従来のよ うに脱塩、圧搾を別の場所で材料を運びながら行う作業を省き、ポンプ P,P−1によって加圧、減圧を行うため脱塩、圧搾作業が短時間で行 え、しかも自動計量機と自動制御装置を組合せることによって材料の圧 搾率を計測して制御できるため均一な圧搾が行われるため本漬けに際し て調味液が均等に浸透して材料の復元率がよいという従来の漬物装置に はみられない新規な画期的な作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部を截断面とした本考案装置の側面図。
【図2】 本考案の回転ドラムAの断面図。
【符号の説明】 (1)…透水用の小孔 (2)…ドラムの目暗部 (3)…エアーバック (4)…エアーバックの固定部 (5)…材料投入口 (6)…脱塩タンク (7)…回転軸 (8)…自動計量機 (9)…排水バルブ (10)…送吸気用バルブ (11)…送吸気用パイプ A…ドラム B…自動制御装置 P…送気ポンプ P−1…吸気ポンプ a…エアー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラムAの半周面に透水孔(1)を設
    け、他方を目暗状(2)とし、該ドラムAの外側に半円
    形の筒体を脱塩タンク(6)として両者を回転軸(7)
    に架設してなる漬物用脱塩圧搾装置において、ドラムA
    内の目暗状部側にエアバック(3)を設け装置全体を自
    動計量装置(8)上に載置する一方、送気ポンプPおよ
    びバキュームポンプP−1を設け、バルブ(10),
    (10)を介して送吸気管(11)を前記エアーバック
    (3)に連通させて、該ポンプの作動と前記自動計量装
    置の重量計測を自動制御装置Bにより管理させることを
    特徴とした漬物用自動脱塩圧搾装置。
JP1994007855U 1994-05-27 1994-05-27 漬物用自動脱塩圧搾装置 Expired - Lifetime JP3004720U (ja)

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