JP2549949Y2 - リフレクタ - Google Patents

リフレクタ

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JP2549949Y2
JP2549949Y2 JP5911491U JP5911491U JP2549949Y2 JP 2549949 Y2 JP2549949 Y2 JP 2549949Y2 JP 5911491 U JP5911491 U JP 5911491U JP 5911491 U JP5911491 U JP 5911491U JP 2549949 Y2 JP2549949 Y2 JP 2549949Y2
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JP
Japan
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reflector
light
liquid crystal
display device
reflecting
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JP5911491U
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JPH0621017U (ja
Inventor
義春 田代
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、映像をスクリーンに投
射する投射型液晶表示装置などに用いられる光源のリフ
レクタ(反射鏡)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大画面ディスプレイを得る一方法
として、小型なねじれネマテック液晶パネルと投射レン
ズとを組み合わせた投射型液晶表示装置が注目されてい
る。
【0003】図3に示す従来の投射型液晶表示装置の構
成図において、光源となるランプ2から出射した光をリ
フレクタ1によりほぼ平行な光線とする。この光をコー
ルドミラー3、紫外線カットフィルタ4により表示画面
に不要な紫外、赤外光を除去する。その後ダイクロイッ
クミラー5,7により赤(R),緑(G),青(B)の
三原色に分離し、各色毎に液晶パネル13,15,17
で透過率を制御(変調)することにより画像を形成し、
この画像を投射レンズ11により図示しないスクリーン
に拡大投影して大画面を得る。
【0004】この様な構成により明るい画面を得るため
には、ランプ2に高出力光源を用いる必要があるが、通
常のランプ2から出射される光は赤外光を多く含み偏光
板等で吸収され熱に変換される。
【0005】そのために図3に示す構成ではコールドミ
ラー3により赤外光を除去し、更に、リフレクタ1の表
面に多層膜による赤外透過ミラーを形成して平行光線を
形成すると同時に赤外光除去の役割を果たしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記、従来のリフレク
タ1は放物(2次)あるいは楕円曲面になっており、光
がリフレクタ1に入射する角度はリフレクタ1の面内で
異なっている。
【0007】ここでリフレクタ1は誘電体多層膜による
赤外透過ミラーが形成されており、図4に示すように光
入射角度が異なるとリフレクタ1の透過特性のカットオ
フ波長がシフト(角度が大きくなるほど短波長側にシフ
ト)する。即ち、入射角度が大きい光ほど赤色が透過さ
れやすく、反射された光は赤色成分の少ない光となる。
【0008】このリフレクタ1で反射される光の光路は
図5に示すように、リフレクタ1で反射された光のうち
光軸(中央部)近辺の光はリフレクタ1の比較的中心部
分で反射された光であり比較的小さな入射角度を持って
いる(図5a)。また、光軸より離れた光はリフレクタ
の周辺部で反射された光であり、比較的大きな入射角度
を持っている(図5b)。
【0009】従って、これらの光が投射されると画面の
中心近辺に比べ周辺の画像は赤色が不足した全体的に青
色の強い映像となる問題があった。
【0010】更に、一般的にリフレクタ1で反射された
光の中心部と周辺部とでは照度差が生じるために、液晶
パネルのブラックマトリックスでの光吸収によりパネル
内で温度差が生じる。液晶の印加電圧と光透過(V−
T)特性には温度依存性があり、液晶全体を均一な電圧
で駆動すると温度の高い中央部と低い周辺部とではむら
が生じてしまう問題もあった。
【0011】それ故に、本考案の目的は、このような問
題点を解決するもので、その目的とするところは、投射
型液晶表示装置などの投写画像の色むら及びコントラス
トむらを低減する投射表示装置用のリフレクタを提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って、上述の目的を達
成するために本考案のリフレクタは、投写型表示装置の
光源に用いられ、略U字状の回転放物面に形成されたリ
フレクタにおいて、前記U字状の中央部に配置され赤外
域を透過し、且つ可視光域を反射する第1の反射面と、
前記U字状の開口部周辺に配置され全帯域を反射する第
2の反射面とを備えたものである。
【0013】
【作用】本考案によれば、リフレクタの反射ミラー特性
の場所変化(中心部には可視光反射特性、周辺部には可
視光及び近赤外反射特性)を設けているため、従来構造
と比べ、リフレクタへ入射する光の入射角度の違いによ
る投射画像の色むらが低減できるばかりでなく、近赤外
をパネル周辺部に照射することにより輝度分布に起因し
たコントラストむらも低減できる。
【0014】
【実施例】本考案の一実施例について図1〜図2を参照
して説明する。
【0015】図1は本考案のリフレクタを示す一部断面
図である。リフレクタ1は焦点距離17mm、口径13
0mmφの断面が回転放物面或いは回転楕円面の形状と
した。またリフレクタ1の反射面の中央部には図4に示
す従来と同じ特性のダイクロイックミラーからなる第1
の反射面20を、また開口部周辺にはAlを蒸着したA
l反射膜からなる第2の反射面21を形成し、この第1
及び第2の反射面20,21の配置は照射する液晶パネ
ルに対して、各々の照射する部分が液晶パネルの対角の
約1/2位置となるようにされている。
【0016】図2は、上記リフレクタ1を用い、且つコ
−ルドミラー3を全反射ミラ−とした図3と同様な投射
型液晶表示装置を製作し、この本考案リフレクタを用い
たの投射型液晶表示装置と従来の投射型液晶表示装置と
の色度域を測定した結果を示しており、図2(a)は本
考案のリフレクタを用いた投射型液晶表示装置の色度域
を示し、図2(b)は従来のリフレクタを用いた投射型
液晶表示装置の色度域を示している。
【0017】図2(a)と図2(b)を比較すると、本
考案のリフレクタを用いた投射型液晶表示装置は赤色
(R),緑色(G),青色(B)のばらつき(色むら)
が低減されている。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、リ
フレクタの反射ミラーの特性を中央部(光軸近辺)と周
辺部とで変化させ、中央部では可視光のみを、周辺部で
は可視光及び近赤外を反射させることにより、反射光線
のスペクトル及び液晶パネルの温度を均一化することが
可能となり投射画像の色むらを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のリフレクタを示す一部断面図である。
【図2】図1に係わる色むら低減の効果を示す図であ
る。
【図3】従来の投射型液晶表示装置の光学系を示す構成
図である。
【図4】図3に係わるリフレクタの入射角と透過率との
関係を示す図である。
【図5】図3に係わるリフレクタからの反射光路を示す
図である。
【符号の説明】
1 リフレクタ 2 ランプ 3 コ−ルドミラー 4 紫外線カットフィルタ 5,7,8,10 ダイクロイックミラー 6,9 全反射ミラー 11 投射レンズ 12,14,16 コンデンサレンズ 13,15,17 液晶パネル 20 第1の反射面(ダイクロイックミラー) 21 第2の反射面(Al反射膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/74 H04N 5/74

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投写型表示装置の光源に用いられ、略U
    字状の回転放物面に形成されたリフレクタにおいて、 前記U字状の中央部に配置され赤外域を透過し、且つ可
    視光域を反射する第1の反射面と、前記U字状の開口部
    周辺に配置され全帯域を反射する第2の反射面とを備え
    たことを特徴するリフレクタ。
JP5911491U 1991-07-26 1991-07-26 リフレクタ Expired - Lifetime JP2549949Y2 (ja)

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JP5911491U JP2549949Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 リフレクタ

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JP5911491U JP2549949Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 リフレクタ

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JPH0621017U JPH0621017U (ja) 1994-03-18
JP2549949Y2 true JP2549949Y2 (ja) 1997-10-08

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