JP2549533B2 - プラスチッス字消 - Google Patents
プラスチッス字消Info
- Publication number
- JP2549533B2 JP2549533B2 JP62269762A JP26976287A JP2549533B2 JP 2549533 B2 JP2549533 B2 JP 2549533B2 JP 62269762 A JP62269762 A JP 62269762A JP 26976287 A JP26976287 A JP 26976287A JP 2549533 B2 JP2549533 B2 JP 2549533B2
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- Japan
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- eraser
- paper surface
- plastic
- chisels
- residue
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスチレンブタジエン共重合体を主成分とし、
これにエチレン酢酸ビニル共重合物,アタクチックポリ
プロピレン,ポリエチレン,エチレンプロピレン共重合
体あるいはアイオノマー樹脂などの少なくとも一種以上
を添加してなるブレンドポリマーに、可塑剤として流動
パラフィン,ポリブテン等を、また充填剤としてシリカ
粉,酸化マグネシウム,炭酸カルシウム,タルク等の無
機化合物あるいはファクチスなどの硫黄化合物を添加し
てなるスチレンブタジエン共重合体系プラスチック字消
に関する。
これにエチレン酢酸ビニル共重合物,アタクチックポリ
プロピレン,ポリエチレン,エチレンプロピレン共重合
体あるいはアイオノマー樹脂などの少なくとも一種以上
を添加してなるブレンドポリマーに、可塑剤として流動
パラフィン,ポリブテン等を、また充填剤としてシリカ
粉,酸化マグネシウム,炭酸カルシウム,タルク等の無
機化合物あるいはファクチスなどの硫黄化合物を添加し
てなるスチレンブタジエン共重合体系プラスチック字消
に関する。
(従来の技術) 従来からの字消の製造方法は、前述の配合物を混練操
作を経たのちに所定の形に加熱成形しただけのものであ
る。
作を経たのちに所定の形に加熱成形しただけのものであ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のこのような字消は硬度は大きいものができる反
面塩化ビニル系字消に比較して、消字性は優れるとも劣
らないが、字消カスが多量に出る傾向が認められる。こ
れらの字消カスは紙面との摩擦あるいは字消カス同志の
摩擦により強く帯電しており、紙面に外から軽い振動を
与えた位では除去できず、字消カスを指かあるいは刷毛
等を用いて拭い去らなければならない。このような場合
に字消カスが消去を必要としない個所まで飛散して、こ
れを消去してしまうことが往々にしてある。特に細かい
場所を消去する場合には、この現象が大きな問題となっ
て来る。更に細かい部分を消去する場合には塩化ビニル
系字消では硬度がなく、その上脆弱構造であるため、ペ
ンシル状のような細径に加工した場合すぐに折れてしま
い実用性に乏しい。
面塩化ビニル系字消に比較して、消字性は優れるとも劣
らないが、字消カスが多量に出る傾向が認められる。こ
れらの字消カスは紙面との摩擦あるいは字消カス同志の
摩擦により強く帯電しており、紙面に外から軽い振動を
与えた位では除去できず、字消カスを指かあるいは刷毛
等を用いて拭い去らなければならない。このような場合
に字消カスが消去を必要としない個所まで飛散して、こ
れを消去してしまうことが往々にしてある。特に細かい
場所を消去する場合には、この現象が大きな問題となっ
て来る。更に細かい部分を消去する場合には塩化ビニル
系字消では硬度がなく、その上脆弱構造であるため、ペ
ンシル状のような細径に加工した場合すぐに折れてしま
い実用性に乏しい。
(問題点を解決する為の手段) ポリマーに帯電防止剤を添加して、作業性の向上ある
いは完成品の防塵効果を保持させるのは、既に広い分野
で行われている。しかるにプラスチック字消では、この
ような処理がおこなわれていない為、字消カスが紙面に
付着してしまい、これを除去するには、上述したように
指や刷毛を用いなければならない。
いは完成品の防塵効果を保持させるのは、既に広い分野
で行われている。しかるにプラスチック字消では、この
ような処理がおこなわれていない為、字消カスが紙面に
付着してしまい、これを除去するには、上述したように
指や刷毛を用いなければならない。
しかるに、字消を製造する際の配合時に、多価アルコ
ールあるいはこれらの重縮合物の脂肪酸エステル、ある
いはソルビタン脂肪酸エステル、具体的にはデカグリセ
リルモノステアレート,デカグリセリルペンタステアレ
ート,ペンタエリスリトールステアレート,ソルビモノ
ステアレートあるいはソルビタンモノオレエート等を0.
1〜10wt%、理想的には0.5〜5wt%を添加することによ
り、消字性能を損なうことなく、上記の問題点を解決で
きる。
ールあるいはこれらの重縮合物の脂肪酸エステル、ある
いはソルビタン脂肪酸エステル、具体的にはデカグリセ
リルモノステアレート,デカグリセリルペンタステアレ
ート,ペンタエリスリトールステアレート,ソルビモノ
ステアレートあるいはソルビタンモノオレエート等を0.
1〜10wt%、理想的には0.5〜5wt%を添加することによ
り、消字性能を損なうことなく、上記の問題点を解決で
きる。
(作 用) 本発明は上述したとおりであるから、字消の製造過程
での配合,混練,作業後の清掃などの作業性の改善はも
とより、完成した字消を用いて消字した際の字消の紙面
への密着度合の向上、紙面に付着した字消カスの除去、
或いは字消へのカスの付着の防止など、字消の使用性の
大幅な向上を図ることができる。すなわち、消字した紙
面に軽く息を吹きかけるか、或いは紙面を垂直に立てる
だけで、字消カスは完全に除去されるし、また字消への
カスの付着を完全におさえることができる。また添加し
た化合物の末端基が疏水性の強いアルキル基であるた
め、印刷物などのインキを可溶化でき、その結果として
印刷部分の消去も容易である。
での配合,混練,作業後の清掃などの作業性の改善はも
とより、完成した字消を用いて消字した際の字消の紙面
への密着度合の向上、紙面に付着した字消カスの除去、
或いは字消へのカスの付着の防止など、字消の使用性の
大幅な向上を図ることができる。すなわち、消字した紙
面に軽く息を吹きかけるか、或いは紙面を垂直に立てる
だけで、字消カスは完全に除去されるし、また字消への
カスの付着を完全におさえることができる。また添加し
た化合物の末端基が疏水性の強いアルキル基であるた
め、印刷物などのインキを可溶化でき、その結果として
印刷部分の消去も容易である。
(実施例) 表1に示した配合物をニーダーで簡単に混合したの
ち、スクリュー型押出成形機をもちいて3回空通しする
ことにより混練し、4回目に所定の形状に成形した。
ち、スクリュー型押出成形機をもちいて3回空通しする
ことにより混練し、4回目に所定の形状に成形した。
(本発明の効果) 帯電防止剤の添加によって、作業性は著しく改善され
た。完成した字消はどれも、紙面への密着度が良く、使
用感にすぐれ、鉛筆字の消去性能も変わることなく、む
しろ印刷インキなどの消去能力は向上した。又、紙面へ
付着した字消カスは、紙面を垂直に立てるか、あるいは
軽く息を吹きかけるだけで除去できた。硬度の大きい字
消は、細部の消字あるいは修正に便利で、このような特
性は従来の塩化ビニル系字消では得ることはできなかっ
た。
た。完成した字消はどれも、紙面への密着度が良く、使
用感にすぐれ、鉛筆字の消去性能も変わることなく、む
しろ印刷インキなどの消去能力は向上した。又、紙面へ
付着した字消カスは、紙面を垂直に立てるか、あるいは
軽く息を吹きかけるだけで除去できた。硬度の大きい字
消は、細部の消字あるいは修正に便利で、このような特
性は従来の塩化ビニル系字消では得ることはできなかっ
た。
Claims (1)
- 【請求項1】スチレンブタジエン共重合体を主成分とす
る字消に、多価アルコールあるいはこれらの重縮合物の
脂肪酸エステルあるいはソルビタン脂肪酸エステル化合
物を字消の製造過程で0.1〜10wt%添加混練してなる帯
電防止効果を有するプラスチック字消。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62269762A JP2549533B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | プラスチッス字消 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62269762A JP2549533B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | プラスチッス字消 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01110999A JPH01110999A (ja) | 1989-04-27 |
JP2549533B2 true JP2549533B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=17476796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62269762A Expired - Fee Related JP2549533B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | プラスチッス字消 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549533B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT405285B (de) * | 1995-09-07 | 1999-06-25 | Semperit Ag | Kautschukmischung |
JP3980754B2 (ja) * | 1998-06-02 | 2007-09-26 | リケンテクノス株式会社 | 熱可塑性エラストマー字消し組成物 |
DE102012010965A1 (de) * | 2012-05-29 | 2013-12-05 | J. S. Staedtler Gmbh & Co. Kg | Eingabegerät für berührungsempfindliche, kapazitive Displays |
JP2015174437A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | 三菱鉛筆株式会社 | 消去具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3005332C2 (de) * | 1980-02-13 | 1982-06-03 | Fa. J.S. Staedtler, 8500 Nürnberg | Radiergummi mit thermoplastischem Bindemittel |
JPS6157398A (ja) * | 1984-08-29 | 1986-03-24 | ぺんてる株式会社 | 消しゴム |
JPS6284135A (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-17 | Riken Vitamin Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP62269762A patent/JP2549533B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01110999A (ja) | 1989-04-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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