JP2549476B2 - ケーブル敷設用トラフの接続装置 - Google Patents
ケーブル敷設用トラフの接続装置Info
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Description
設するときに用いる繊維強化セメント(FRC)製のト
ラフの接続装置に関するものである。
制御、通信用等のケーブルを長距離にわたって敷設す
る。このケーブルが損傷を受けると交通機関に重大な支
障をきたし社会に与える影響が大きいため、敷設方向に
複数個直列に接続して設けたトラフ内にケーブルを収納
して動物の侵入による損傷、或は人為的な損傷から保護
している。このようにトラフは複数個直列に接続して設
けられ、長距離にわたってケーブルを収納するものであ
るから、長さ方向(前後方向)においてはその隣接する
トラフの対向端面間が離脱しないように拘束する必要は
ないが、長さ方向と交叉する横方向には接続したときに
トラフ同士のずれが生じないことが要求される。したが
って、コンクリート製ケーブル敷設用トラフでは日本工
業規格(JISA5321)が設けられ統一されてお
り、トラフの一端面に凸部、他端面に凹部を設け、これ
ら凹凸部を嵌合させて両トラフを接続したときの横方向
のずれを防止するようになっている。
リート製トラフの製作は1つのトラフに対応する1つの
型枠で行なっている。そのため、製作後に該トラフの両
端面にそれぞれ凹凸部を設けることは容易である反面、
種々の寸法の製品に対応するにはそれ相当の型枠や内部
に入れる鉄筋などを具えておく必要があり、また規定寸
法で製作された製品は比較的短寸法の単体でも重量物で
あり、運搬性や作業性に難点があった。
繊維強化のため肉厚比強度が高いので肉厚を薄く軽量に
できるから、設置、運搬、据付に便利であり、さらに耐
候性、耐食性に優れているため、ケーブル敷設用トラフ
として採用するには好適なものである。しかしながら、
このFRC製トラフの製作は原料を押し出し成形機に投
入し、トラフの断面形状のノズルから吐出してFRC製
トラフを長さ方向に連続して成形し、この長尺に成形し
たトラフを養生後、所定の長さに切断するものであるた
め、肉厚を薄くできる反面、切断したトラフの両端面に
は従来のコンクリート製トラフのように凹凸部を設ける
ことができず、接続したときにトラフ同士が横方向にず
れてしまうという問題点があった。
題点を解決し、端面に凹凸部が設けられない薄肉のFR
C製トラフであつても、接続のときにトラフ同士が横方
向のずれが生じることがなく、しかもコンクリート製ト
ラフのような種々の寸法に対応する型枠や鉄筋を必要と
しないとともに、トラフ単体としても軽量で運搬性や作
業性のよいFRC製のトラフの接続装置を提供すること
を目的とする。
め、この発明に係る請求項1記載のFRC製のトラフの
接続装置は、上部が開口した断面略U字形のトラフ本体
と、このトラフ本体の上部開口部を閉鎖する蓋とを有
し、トラフ本体の両端面の底部に帯状の接続金具をその
幅方向の略半部嵌入可能な切欠き溝が、両端をトラフ本
体の外側面へ開口させてほぼ水平に形成されている繊維
強化セメント製ケーブル敷設用トラフを複数個と、これ
らトラフをトラフ本体の端面同士を当接させて直列に接
続するリング状に係止可能な帯状の接続金具とを具え、
隣接する一方のトラフと他方のトラフのトラフ本体の対
向端面同士が当接されているとともに、該対向端面の両
切欠き溝に前記接続金具が両トラフのトラフ本体の外側
面及び蓋の外面を締め付けて嵌入されている。この接続
金具は切欠き溝に嵌入される下側金具部分と切欠き溝に
嵌入されない上側金具部分とからなっており、下側金具
部分の両端部に係止孔が形成され、かつ上側金具部分の
両端部に下側金具部分の係止孔に係止する係止片が設け
られている。
フの接続装置によれば、接続するときに前記切欠き溝に
帯状の接続金具の一部を嵌入することによって容易に接
続ができ、しかも接続金具によって両トラフが横方向に
ずれることがない。
敷設用トラフの接続前の状態を示す分解斜視図、図2は
接続された状態を示す斜視図である。両図において1は
FRCからなる所定長さのケーブル敷設用トラフで、上
部が開口した断面略U字形のトラフ本体2と、トラフ本
体2の上部開口部を閉鎖する蓋3とからなっている。ト
ラフ本体2の両端面の底部には帯状の接続金具5をその
幅方向の略半部嵌入可能な切欠き溝6が、両端をトラフ
本体2の外側面へ開口させてほぼ水平に形成されてい
る。切欠き溝6の深さdは接続金具5の全幅tの1/2
又はそれより若干大きくなっている。
金具部分5aと切欠き溝6に嵌入されない上側金具部分
5bとからなっている。下側金具部分5aは切欠き溝6
に嵌入する中間部分7と嵌入しない両端部分8,8の境
目で内向きに略直角に折り曲げられ、上側金具部分5b
もこれと対応して蓋3の外面を覆う中間部分10と覆わな
い両端部分11,11の境目で内向きに略直角に折り曲げら
れている。また、下側金具部分5aの両端部分8,8の
先端部には係止孔13,13が形成され、上側金具部分5b
の両端部分11,11の先端部には係止片15,15が設けられ
ている。そして両金具部分5a,5bは係止孔13,13と
係止片15,15が係止することにより、バンドのようにリ
ング状につながってトラフ本体2と蓋3を締め付けられ
るようになっている。尚、トラフ本体2の両端面の底部
に形成される切欠き溝6の高さ位置は任意であり、底部
であれば必ずしも図1のような位置でなくともよい。
5を用いて接続するには、まず隣接する前方のトラフ1
の後端面に形成した切欠き溝6に下側金具部分5aの中
間部分7を両端部分8,8がトラフ本体2の外側面に位
置するようにして一点鎖線矢視の如く嵌入させる。この
とき、下側金具部分5aの中間部分7はその幅の略半部
(1/2)だけ嵌入され、残りの略半部は端面から突出し
た状態となる。次に、この前方のトラフ1の後端面に後
方のトラフ1の対向する前端面を、該端面に形成した切
欠き溝6に下側金具部分5aの中間部分7の突出した略
半部を嵌入させて当接させる。
で蓋3の外面を両端部分11,11がトラフ本体1の外側面
に位置するようにして覆い、両端部分11,11に設けた係
止片15,15を下側金具部分5aの両端部分8,8に形成
した係止孔13,13を通した後、上向きに折り曲げて係止
し、両金具部分5a,5bで両トラフ1,1のトラフ本
体2,2の端面に沿う外側面及び蓋3の外面を締め付け
る。係止片15,15の係止孔13,13に対する係止は、図示
のように係止孔13,13に通した後上向きに折り曲げるこ
とにより行なうが、通した後、係止片15,15をねじる等
して係止するようにしてもよく、その係止方法は任意で
ある。これにより、前後に隣接するトラフ1,1の接続
作業が終了し、以後同様にして順次接続していくと、図
2のようなトラフ1,1の接続状態が出来上がる。
おいては接続金具5の下側金具部分5aの中間部分7が
両切欠き溝6,6に嵌入し、かつ該切欠き溝に嵌入しな
い両端部分8,8がトラフ本体2,2の外側面に沿って
立上り、トラフ本体2,2を締め付け拘束することにな
るので、互いのトラフ1,1は上下は勿論、横方向へも
ずれることがない。
2内に収納されたケーブルを点検、修理等する必要が生
じたときは、接続金具5の上側金具部分5bの係止片1
5,15を下側金具部分5aの係止孔13,13から取り外し
たうえ、蓋3を取り外してトラフ本体2,2の上端開口
部を開放する。また、取り外しに際して係止片15,15が
破損した場合は上側金具部分5bのみ取替えればよい。
接続金具5は屋外で使用されることが多いので、錆が発
生しにくいステンレス鋼が特に適している。尚、この実
施例で採用のトラフ本体形状であれば、対向する端面の
両切欠き溝を利用して梱包用の金属バンドも、図示しな
い締め付け具との併用で使用可能である。
で、FRC製トラフを複数個、接続金具により迅速かつ
容易に接続することができる。しかも、接続金具により
迅速かつ容易に接続することができるため、従来は肉厚
比強度が高いにも拘らず薄肉で端部に凹凸の嵌合部を設
けられず、ケーブル敷設用としての採用が不可であった
繊維強化セメント製のトラフの採用を可能とすることが
できる。
ラフの接続前の状態を示す分解斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上部が開口した断面略U字形のトラフ本
体と、このトラフ本体の上部開口部を閉鎖する蓋とを有
し、トラフ本体の両端面の底部に帯状の接続金具をその
幅方向の略半部嵌入可能な切欠き溝が、両端をトラフ本
体の外側面へ開口させてほぼ水平に形成されている繊維
強化セメント製ケーブル敷設用トラフを複数個と、これ
らトラフをトラフ本体の端面同士を当接させて直列に接
続するリング状に係止可能な帯状の接続金具とを具え、
隣接する一方のトラフと他方のトラフのトラフ本体の対
向端面同士が当接されているとともに、該対向端面の両
切欠き溝に前記接続金具が両トラフのトラフ本体の外側
面及び蓋の外面を締め付けて嵌入されていることを特徴
とする繊維強化セメント製ケーブル敷設用トラフの接続
装置。。 - 【請求項2】 接続金具が切欠き溝に嵌入される下側金
具部分と切欠き溝に嵌入されない上側金具部分とからな
っており、下側金具部分の両端部に係止孔が形成され、
かつ上側金具部分の両端部に下側金具部分の係止孔に係
止する係止片が設けられている請求項1記載の繊維強化
セメント製ケーブル敷設用トラフの接続装置。
Priority Applications (1)
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JP3202778A JP2549476B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | ケーブル敷設用トラフの接続装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=16463034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3202778A Expired - Fee Related JP2549476B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | ケーブル敷設用トラフの接続装置 |
Country Status (1)
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1991
- 1991-08-13 JP JP3202778A patent/JP2549476B2/ja not_active Expired - Fee Related
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