JP7369591B2 - トラフ - Google Patents

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Description

本発明は、電力や通信ケーブルあるいはガス管の布設などに使用されるトラフに関する。
電力や通信ケーブルの布設などに使用されるトラフは、従来、コンクリート製が一般的に使用されていた。最近、軽量な樹脂製のトラフが使用されるようになっている。この樹脂製のトラフを所定長さに布設するために、周方向に2分割されたトラフ分割体からなるトラフ本管部と、長さ方向の端部を突き合わせた状態の隣り合うトラフ本管部を連結するトラフ継手部とを備えるトラフが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたトラフ(ケーブル布設用管路材)は、長さ方向に隣り合うトラフ本管部(管路構成体)の内側の端部へそれぞれ跨るように、円筒状のトラフ継手部(継手部材)が挿入され、その隣り合うトラフ本管部が連結されている。
トラフ継手部により連結されるトラフ本管部には、その長さ方向両方向の端部にバンドを巻き付けられ、一対のトラフ分割体をトラフ継手部の外側で一体化する。これにより、トラフ本管部を形成するとともに、長さ方向に隣り合うトラフ本管部をトラフ継手部により連結している。
特許第3505377号公報
上記のトラフでは、トラフ継手部がトラフ本管部の内側の端部に配置されているので、トラフ本管部の長さ方向両方向の端部にベルト等を巻き付けて、一対のトラフ分割体を一体化する必要があった。
このため、トラフの構築の際やメンテナンスを行う際に、ベルト等の取り外し、巻き付け作業をトラフ本管部の長さ方向両方向の端部で行わねばならず、この作業に手間がかかるという問題があった。
そこで、この発明の課題としては、構築やメンテナンスを容易に行うことができるトラフを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明は、複数本のトラフ本管部と、長さ方向に隣り合う前記トラフ本管部の相互に対向する端部に跨る状態に取り付けられる筒状のトラフ継手部とを備え、複数本の前記トラフ本管部が前記トラフ継手部により連結されているトラフにおいて、前記トラフ本管部およびトラフ継手部が樹脂製の筒状部材であり、前記トラフ継手部が、長さ方向に隣り合う前記トラフ本管部の相互に対向する端部を覆う2つの嵌合筒部を有し、前記2つの嵌合筒部が、それぞれ前記トラフ本管部の端部を受けるフランジ部を有し、前記トラフ本管部が周方向に沿って2分割された一対の本管部分割体から形成され、前記トラフ継手部が周方向に沿って2分割された第一継手部分割体と、第二継手部分割体とから形成され、前記第一継手部分割体および第二継手部分割体が、前記2つの嵌合筒部を形成する2つの分割筒部を有し、前記2つの分割筒部が、それぞれ前記フランジを形成する分割フランジ部を有している構成を採用することができる。
この構成によると、長さ方向に隣り合うトラフ本管部の相互に対向する端部を、トラフ継手部の2つの嵌合筒部で覆う状態で、トラフ継手部にベルト等を巻き付けると、容易に長さ方向に隣り合うトラフ本管部を連結することができる。
また、ベルト等を取り外し、トラフ継手部を形成する第一継手部分割体を外すことにより、トラフ本管部を形成する一対の本管部分割体のうち、一方の本管部分割体を容易に取り外すことができる。
前記構成において、前記トラフ本管部の一対の本管部分割体が相互に接触している状態で、前記トラフ継手部が、前記第一継手部分割体と第二継手部分割体の間で形成される隙間を有している構成を採用することができる。
この構成では、長さ方向に隣り合うトラフ本管部を、一対の本管部分割体のそれぞれの間において隙間のない状態で、トラフ継手部により連結することができる。
前記トラフ本管部の一対の本管部分割体が相互に接触している状態で、前記トラフ継手部が、前記第一継手部分割体と第二継手部分割体の間で形成される隙間を有している構成を採用すると、トラフ継手部内への埃や水分などの異物の侵入を抑制することができる。
前記2つの嵌合筒部が、その間に位置する状態で形成される環状部を有し、前記第一継手部分割体および第二継手部分割体が、前記環状部を形成する分割環状部を有し、前記分割フランジ部が、前記2つの分割筒部の前記分割環状部側に位置している構成を採用することができる。
この構成によると、2つの嵌合筒部の間に形成される環状部にベルト等を巻き付けることで、2つの嵌合筒部にベルトによる締付け力が作用し、確実に長さ方向に隣り合うトラフ本管部を連結することができる。
この発明のトラフは、トラフ継手部の第一継手部分割体と第二継手部分割体とにより、長さ方向に隣り合うトラフ本管部の端部を固定するので、トラフ継手部による固定を解除することで、容易にトラフの設置やメンテナンスを行うことができる。
この発明に係る実施形態のトラフを示す斜視図 同上のトラフを示す分解斜視図 同上の第一継手部分割体の上方から見た斜視図 同上の第一継手部分割体の下方から見た斜視図 同上の第二継手部分割体の斜視図 溝内に第二継手部分割体を固定した状態を示す斜視図 第二継手部分割体の両側に本管部分割体を配置した状態を示す斜視図 第二継手部分割体に第一継手部分割体を載せる状態を示す斜視図 溝内に構築された本実施形態のトラフを示す斜視図 溝内に構築された本実施形態のトラフの一部切り欠き側面図 図10のA-A線に沿う断面図 (a)同上の第一継手部分割体と第二継手部分割体間の隙間の形状を示す拡大断面図、(b)同上の隙間の他の形状を示す拡大断面図、(c)同上の隙間のさらに他の形状を示す拡大断面図
以下、この発明の実施形態に係るトラフを図1~11に基づいて説明する。この実施形態に係るトラフは、図1に示すように、複数本(図1では2本)のトラフ本管部1と、長さ方向に隣り合うトラフ本管部1、1を連結する筒状のトラフ継手部2とを備えている。
図2に示すように、トラフ本管部1は、樹脂製の筒状部材であり、周方向に沿って2分割された一対の本管部分割体3、3とから構成されている。
本管部分割体3は、矩形をなす長尺の底面部3aと、底面部3aの幅方向両側から全長にわたって立ち上がる側面部3b、3bと、断面半円形の内周面部3cとが一体に成形されたものである。一対の本管部分割体3、3を上下方向に重ね合わせることにより、断面形状が正方形となる外周面部と、断面円形の内周面部とを有するトラフ本管部1が形成される。
トラフ継手部2は、樹脂製の筒状部材であり、トラフ本管部1の長さ方向の端部を覆う2つの嵌合筒部4、5と、2つの嵌合筒部4、5の間に位置する環状部6とを有する。それぞれの嵌合筒部4、5は、環状部6側に形成されるフランジ部7を有する。フランジ部7は、トラフ本管部1の長さ方向の外端面に対向する状態で、トラフ本管部1の長さ方向の端部を受けるものである。図面では、トラフ継手部2へのバンドなどの巻きつけを容易にするために環状部6を設けたものを示しているが、環状部6は設けなくてもよい。
トラフ継手部2は、周方向に沿って2分割された第一継手部分割体8と、第二継手部分割体9とから構成されている。
図2に示すように、上側に配置される第一継手部分割体8は、本管部分割体3の長さ方向の端部を覆う2つの分割筒部10、11と、2つの分割筒部10、11の間に位置する分割環状部12を有する。
図3に示すように、分割筒部10は、本管部分割体3の底面部3aの幅方向に延びる底面部10aと、底面部10aの両端部からそれぞれ同方向(下方)へ延びる側面部10b、10bとを有し、断面コの字の枠状に形成されている。
底面部10aは、本管部分割体3の底面部3aの長さ方向端部を覆う状態であり、それぞれの側面部10b、10bは、本管部分割体3の側面部3b、3bをそれぞれ覆う状態にある。
分割筒部10は、本管部分割体3の長さ方向端部を覆うものである。分割筒部10の内周面には、分割環状部12と反対側端部に沿ってシール溝10cが形成されている。シール溝10cに帯状のゴムシール(図示省略)が装着される。
分割筒部10は、分割環状部12側に形成される分割フランジ部10dを有する。分割フランジ部10dは板状をなし、分割筒部10の内側縁部と分割環状部12の外側縁部との間を塞ぐ状態に形成されている。
分割筒部11は、分割筒部10と同じ大きさに形成され、本管部分割体3の底面部3aの幅方向に延びる底面部11aと、底面部11aの両端部からそれぞれ同方向(下方)へ延びる側面部11b、11bとを有し、断面コの字の枠状に形成されている。
底面部11aは、ナットが埋め込まれて形成されるめねじ11cを有する。分割筒部11は、本管部分割体3の長さ方向端部を覆うものである。
分割筒部11は、分割環状部12側に形成される分割フランジ部11dを有する。分割フランジ部11dは板状をなし、分割筒部11の内側縁部と分割環状部12の外側縁部との間を塞ぐ状態に形成されている。
分割環状部12は、断面半円形の枠状である。分割環状部12の外周部の、底面部10aと底面部11aの間に平坦面12aを有する。分割環状部12は、分割筒部10の底面部10aおよびそれぞれの側面部10b、10bよりも内側に位置している。
平坦面12aは、分割筒部10の底面部10a(分割筒部11の底面部11a)に対して平行であり、わずかに内側に位置している。平坦面12aには凹部12bが形成されている。凹部12bは、分割筒部10の底面部10aおよび分割筒部11の底面部11aの一部に跨って形成されている(図3参照)。
図4に示すように、分割筒部10の側面部10bおよび分割環状部12の、本管部分割体3の幅方向両方の下端面が、外側から内側へ向かって上向きに形成される傾斜面8aとなっている。分割筒部11のそれぞれの側面部11bの下端面は水平面8bである。
傾斜面8aの内側縁の上下方向の位置が、水平面8bの上下方向の位置と一致している。なお、分割筒部11のそれぞれの側面部11bの下端面を傾斜面8aと同形の傾斜面としてもよい。
図5に示すように、下側に配置される第二継手部分割体9は、本管部分割体3の長さ方向の端部を覆う2つの分割筒部13、14と、2つの分割筒部13、14の間に位置する分割環状部15を有する。
分割筒部13は、本管部分割体3の底面部3aの幅方向に延びる底面部13aと、底面部13aの両端部からそれぞれ同方向(上方)へ延びる側面部13b、13bとを有し、断面コの字の枠状に形成されている。
底面部13aは、本管部分割体3の底面部3aの長さ方向端部を覆う状態であり、それぞれの側面部13b、13bは、本管部分割体3の側面部3b、3bをそれぞれ覆う状態にある。
分割筒部13は、本管部分割体3の長さ方向端部を覆うものである。分割筒部13の内周面には、分割環状部15と反対側端部に沿ってシール溝13cが形成されている。シール溝13cに帯状のゴムシール(図示省略)が装着される。
分割筒部13は、分割環状部15側に形成される分割フランジ部13dを有する。分割フランジ部13dは板状をなし、分割筒部13の内側縁部と分割環状部12の外側縁部との間を塞ぐ状態に形成されている。底面部13aにはアンカーとなるねじ棒31用の挿通孔13eが形成されている。
分割筒部14は、分割筒部13と同じ大きさに形成され、本管部分割体3の底面部3aの幅方向に延びる底面部14aと、底面部14aの両端部からそれぞれ同方向(上方)へ延びる側面部14b、14bとを有し、断面コの字の枠状に形成されている。
底面部14aは、ナットが埋め込まれて形成されるめねじ14cを有する。分割筒部14は、本管部分割体3の長さ方向端部を覆うものである。
分割筒部14は、分割環状部15側に形成される分割フランジ部14dを有する。分割フランジ部14dは板状をなし、分割筒部14の内側縁部と分割環状部15の外側縁部との間を塞ぐ状態に形成されている。
分割環状部15は、断面半円形の枠状である。分割環状部15は、分割筒部13の底面部13aおよびそれぞれの側面部13b、13bよりも内側に位置している。
分割筒部13の側面部13bおよび分割環状部15の、本管部分割体3の幅方向両方の上端面が、外側から内側へ向かって上向きに形成される傾斜面9aとなっている。分割筒部14のそれぞれの側面部14bの上端面は水平面9bである。
傾斜面9aの内側縁の上下方向の位置が、水平面9bの上下方向の位置と一致している。なお、分割筒部14の、本管部分割体3の幅方向両方の上端面を傾斜面9aと同形の傾斜面としてもよい。
この実施形態に係るトラフは以上のように構成される。次に、トラフの構築方法を図面に基づいて説明する。
まず、トラフの構築の前準備として以下の作業を行う。すなわち、本管部分割体3の長さ方向端部を、第二継手部分割体9の分割筒部14上に載せ、分割フランジ部14dに突き当てる。その後、本管部分割体3の長さ方向端部を貫通したボルト30と、分割筒部14のめねじ14cとをねじ結合する。このようにして、分割筒部14に本管部分割体3を固定した第二継手部分割体9(以下、下側アセンブリLという。)を製作する。
さらに、トラフの構築の前準備として、本管部分割体3の長さ方向端部を、第一継手部分割体8の分割筒部11内に嵌め合わせ、分割フランジ部11dに突き当てる。その後、本管部分割体3の長さ方向端部を貫通したボルト30と、分割筒部11のめねじ11cとをねじ結合する。このようにして、分割筒部11に本管部分割体3を固定した第一継手部分割体8(以下、上側アセンブリUという。)を製作する。
次に、トラフ構築方法としては、まず、道路や鉄道軌道に沿う地下などに予め構築されている溝S内に、複数の支持架台20を掛け渡した状態で固定する。それぞれの支持架台20は、溝Sの長さ方向に所定の間隔で配置されている。その後、それぞれの支持架台20にアンカー孔を形成する。
次に、図6に示すように、支持架台20に下側アセンブリLを載せ、その分割筒部13を溝Sの長さ方向一方側に、分割筒部14を溝Sの長さ方向他方側に配置する。分割筒部13の挿通孔13eと、支持架台20のアンカー孔とにねじ棒31を挿通する。さらに、ねじ棒31を溝Sの底部に打ち込み、分割筒部13の上方からナット(図示省略)を締め付け、第二継手部分割体9を支持架台20に固定する。
同様にして、溝S内の長さ方向一方側に隣り合う支持架台20に下側アセンブリLを順次固定する。このとき、図7に示すように、下側アセンブリLの本管部分割体3を、溝Sの長さ方向他方に隣り合う下側アセンブリの分割筒部13上に載せ、分割フランジ部13dに突き当てる。
その後、溝Sの長さ方向に沿って配列される複数の下側アセンブリL上に電力や通信ケーブルを布設する。
続いて、下側アセンブリLの第二継手部分割体9上に上側アセンブリUの第一継手部分割体8を載せる。上側アセンブリUは、その分割筒部10を溝Sの長さ方向一方側に、分割筒部11を溝Sの長さ方向他方側に配置する(図8参照)。
同様にして、溝S内に長さ方向他方側に隣り合う下側アセンブリL上に上側アセンブリUを順次載せる。このとき、上側アセンブリの分割筒部10を、溝Sの長さ方向一方に隣り合う上側アセンブリUの本管部分割体3に嵌め合わせ、分割フランジ部10dに突き当てる。
下側アセンブリL上に上側アセンブリUを順次載せることで、上下一対の本管部分割体3、3からトラフ本管部1が形成され、第一継手部分割体8と第二継手部分割体9からトラフ継手部2が形成される。また、分割筒部10、13により嵌合筒部4が形成され、分割筒部11、14により嵌合筒部5が形成され、分割環状部12、15により環状部6が形成される。
最後に、図9に示すように、それぞれの支持架台20上において、トラフ継手部2の環状部6の周りにステンレス製のバンド32を巻回し、分割環状部12の凹部12b内で結束する。バンド32を結束したトラフ継手部2により長さ方向に隣り合うトラフ本管部1、1が連結され、トラフが溝S内に構築される。なお、この実施形態では、バンド32によりトラフ継手部2を結束しているが、既存のクランプなどの結束部材を用いることができる。
構築されたトラフは、図10、11に示すように、トラフ本管部1が上下一対の本管部分割体3、3を相互に接触する状態で形成されるものである。
また、トラフには、トラフ継手部2の第一継手部分割体8と第二継手部分割体9の間で上下方向に隙間Xが形成される。また、トラフ継手部2により、長さ方向に隣り合うトラフ本管部1、1の相互に対向する端部を連結する。
この隙間Xは、第一継手部分割体8の傾斜面8aと第二継手部分割体9の傾斜面9aとの間に形成される第一隙間部X1と、第一継手部分割体8の水平面8bと第二継手部分割体9の水平面9bとの間に形成される第二隙間部X2とを含むものである。
隙間Xが形成されるトラフは、トラフ継手部2の環状部6にバンド32を巻回し、締め付けると、第一継手部分割体8の分割筒部10、11と第二継手部分割体9の分割筒部13、14とが、一対の本管部分割体3、3を上下方向内向きに押し付ける状態となる。
この状態では、第一継手部分割体8の分割筒部10、11と第二継手部分割体9の分割筒部13、14とが相互に接触しないため、一対の本管部分割体3、3の側面部3b、3b同士を相互に接触した状態に維持することができる。その結果、溝S内において、一対の本管部分割体3、3により形成されるトラフ本管部1内への異物の侵入を防止することができる。
図12(a)に示すように、隙間Xの第一隙間部X1は、トラフ継手部2の外側から内側に向かって上向きに形成されている。このため、トラフ継手部2では、埃や水分などの異物の侵入を抑制することができる。
なお、隙間Xの第一隙間部X1は、トラフ継手部2の外側での開口部からその開口部よりも上方に延びる隙間部を有していればよい。例えば、図12(b)に示すように、トラフ継手部2の外側と内側との間の中間位置に上向きに延びる隙間部を有していればよい。また、図12(c)に示すように、トラフ継手部2の外側での開口部からその開口部よりも上方に延びてさらに下方に延びる断面山形となる隙間部を有していてもよい。
この実施形態のトラフでは、第二隙間部X2は水平に形成されているが、第一隙間部X1と同様にトラフ継手部2の外側から内側へ向かって上向きに傾斜する状態に形成してもよい。また、第二隙間部X2は、トラフ継手部2の外側での開口部からその開口部よりも上方に延びる隙間部を有したものでもよい。
この実施形態のトラフは、トラフ継手部2の環状部6にバンドを巻回し、結束することで、長さ方向に隣り合うトラフ本管部1、1を容易に連結させることができる。その結果、従来のトラフと比較して、バンド32による結束箇所を少なくすることができるので、トラフを容易に構築することができる。
また、この実施形態のトラフは、バンド32を切断して、バンド32の結束を解除すると、上側アセンブリUを容易に取り外すことができるので、トラフのメンテナンスが容易となる。
1 トラフ本管部
2 トラフ継手部
3 本管部分割体
3a 底面部
3b 側面部
3c 内周面部
4、5 嵌合筒部
6 環状部
7 フランジ部
8 第一継手部分割体
8a、9a 傾斜面
8b、9b 水平面
9 第二継手部分割体
10、11 分割筒部
10a、11a 底面部
10b、11b 側面部
10c シール溝
11c めねじ
10d、11d 分割フランジ部
12 分割環状部
12a 平坦面
12b 凹部
13、14 分割筒部
13a、14a 底面部
13b、14b 側面部
13c シール溝
13e 挿通孔
14c めねじ
13d、14d 分割フランジ部
15 分割環状部
20 支持架台
30 ボルト
31 ねじ棒
32 バンド
L 下側アセンブリ
U 上側アセンブリ
S 溝
X 隙間
X1 第一隙間部
X2 第二隙間部

Claims (4)

  1. 複数本のトラフ本管部と、長さ方向に隣り合う前記トラフ本管部の相互に対向する端部に跨る状態に取り付けられる筒状のトラフ継手部とを備え、複数本の前記トラフ本管部が前記トラフ継手部により連結されているトラフにおいて、
    前記トラフ本管部およびトラフ継手部が樹脂製の筒状部材であり、
    前記トラフ継手部が、長さ方向に隣り合う前記トラフ本管部の相互に対向する端部を覆う2つの嵌合筒部を有し、
    前記2つの嵌合筒部が、それぞれ前記トラフ本管部の端部を受けるフランジ部を有し、
    前記トラフ本管部が周方向に沿って2分割された一対の本管部分割体から形成され、
    前記トラフ継手部が周方向に沿って2分割された第一継手部分割体と、第二継手部分割体とから形成され、
    前記第一継手部分割体および第二継手部分割体が、前記2つの嵌合筒部を形成する2つの分割筒部を有し、前記2つの分割筒部が、それぞれ前記フランジ部を形成する分割フランジ部を有していることを特徴とするトラフ。
  2. 前記トラフ本管部の一対の本管部分割体が相互に接触している状態で、前記トラフ継手部が、前記第一継手部分割体と第二継手部分割体の間で形成される隙間を有していることを特徴とする請求項1に記載のトラフ。
  3. 前記第一継手部分割体が上方に配置され、前記第二継手部分割体が下方に配置されている状態で、前記隙間は、前記トラフ継手部の外周部に形成される開口部と、前記開口部よりも上位にある隙間部とを有することを特徴とする請求項2に記載のトラフ。
  4. 前記2つの嵌合筒部が、その間に位置する状態で形成される環状部を有し、前記第一継手部分割体および第二継手部分割体が、前記環状部を形成する分割環状部を有し、前記分割フランジ部が、前記2つの分割筒部の前記分割環状部側に位置していることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のトラフ。
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