JP2549375B2 - 血圧計 - Google Patents

血圧計

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JP2549375B2
JP2549375B2 JP62069727A JP6972787A JP2549375B2 JP 2549375 B2 JP2549375 B2 JP 2549375B2 JP 62069727 A JP62069727 A JP 62069727A JP 6972787 A JP6972787 A JP 6972787A JP 2549375 B2 JP2549375 B2 JP 2549375B2
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blood pressure
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晴博 寺田
義弘 桜井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、人体要部の血圧を測定する血圧計に関する
ものである。
[背景技術] 従来、人体要部の血圧を測定するこの種の血圧計は、
第12図に示すように、被測定者Mが椅子に座った状態で
机上に上腕を差し出し、上腕にマンシェット6を巻回
し、血圧計本体15にて血圧測定を行うようになってい
る。ところで、このような座位の測定状態においては、
測定部位であるところの上腕は、心臓との鉛直方向のレ
ベル差が殆んどないので、上腕において測定された血圧
値は、大動脈における血圧値と同等と見なせるものであ
る。また、第13図に示すように、被測定者Mがベッドに
横たわった臥位においては人体が水平に保たれるので、
測定部位と心臓部位の鉛直方向のレベル差が殆んどな
く、同様の結果が得られる。しかしながら、被測定者M
の手首にマンシェット6を装着して血圧測定を行うよう
にした血圧計においては、第13図の臥位の測定では、正
確な血圧値が得られるものの、第14図に示すように被測
定者Mが椅子に座った座位の測定では、正常な血圧値が
得られないという問題があった。すなわち、座位の測定
では、測定部位である手首と、心臓部位との間に鉛直方
向のレベル差Hが生じることになり、そのレベル差Hに
相当する血液の重量分だけ血管内圧が高くなって血圧値
が高目にでるという問題があった。なお、第14図に示す
ような座位で血圧測定を行った場合には、血管内圧が高
くなっているから、血圧値が高目にでても測定結果とし
ては正しい値が得られていることになるが、一般に、血
圧値と言えば大動脈の血圧値を示しているので、他の部
位の測定値では意味がなくなってしまうという問題があ
った。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、測定部位と心臓部位との間に鉛直
方向のレベル差があっても、大動脈における血圧値を得
ることができる血圧計を提供することにある。
[発明の開示] (構 成) 本発明は、人体要部の血圧値を測定する血圧測定手段
と、上記血圧測定手段にて測定された血圧値を補正する
血圧補正手段と、測定部位と心臓部位との鉛直方向のレ
ベル差を使用者が入力するレベル差入力手段とを具備
し、鉛直方向のレベル差に対応して予め設定した補正値
あるいは補正関数をレベル差入力手段にて入力されたレ
ベル差に適用して血圧値を補正するように血圧補正手段
を形成したものであり、測定部位と心臓部位との間に鉛
直方向のレベル差があっても、使用者がレベル差を入力
するだけで、大動脈における血圧値を得ることができる
血圧計を提供するものである。
(実施例1) 第1図乃至第6図は本発明一実施例を示すもので、人
体要部の血圧値を測定する血圧測定手段1と、上記血圧
測定手段1にて測定された血圧値を補正する血圧補正手
段2とを具備し、測定部位と心臓部位との鉛直方向のレ
ベル差Hに応じて血圧値を補正するように血圧補正手段
2を形成したものである。ここに、実施例では、血圧測
定手段1は、被測定者の測定部位に装着されるマンシェ
ット6と、マンシェット6内に空気を圧入する加圧ポン
プおよび急速、定速排気手段よりなる加減圧手段(図示
せず)と、マンシェット6内の空気圧を検出してカフ圧
値として出力する圧力検出手段8と、定速排気状態でマ
ンシェット6に内蔵されたマイクロフォン7出力からコ
ロトコフ音を検出するコロトコフ音検出手段9と、コロ
トコフ音が発現した時点のカフ圧値を最高血圧値とし、
コロトコフ音が消滅した時点のカフ圧値を最低血圧値と
判定する血圧値決定手段10とで形成されている。また、
血圧補正手段2は、第1の血圧値入力手段11と、第2の
血圧値入力手段12と、演算手段13とで形成されている。
また、実施例では、鉛直方向のレベル差Hに対応して予
め設定した補正値であるところの補正関数に基いて血圧
値を補正するようにしており、この血圧補正手段2で補
正された血圧値は表示器3に表示される。この表示器3
における血圧表示の制御は、キー入力手段4のキー操作
によって制御手段5を介して行なわれるようになってい
る。なお、実施例では、血圧測定手段1においては、コ
ロトコフ音にて血圧を判定する聴診法による血圧測定を
行っているが、カフ圧に重畳されている脈波信号レベル
に基いて血圧を判定する振動法(オシロメトリック法)
による血圧測定を行うようにしても良いことは言うまで
もない。
以下、実施例の動作原理について説明する。いま、レ
ベル差HがH1,H2の場合における、測定血圧値P1,P2は、
レベル差Hに応じて変化し、この変化を、例えば第3図
に示すように、レベル差Hの変動(H1→H2)に応じて測
定血圧値Pが直線的に変化(P1→P2)するものとした場
合には、心臓部位に対応する高さ(但し、H=0)での
血圧値P0を演算によって容易に求めることができる。こ
の血圧値P0を基準値としてレベル差H1,H2に対応する補
正値C1(=P1−P0),C2(=P2−P0)が求められる。こ
のようにして求められた第4図に示すような補正値C1,C
2を結ぶ直線を補正関数として設定しておけば、以後の
血圧測定時に測定部位と心臓部位とのレベル差H3を入力
するだけで、上記補正関数に基いた補正によって椅子に
座った座位、ベッドに横たわった臥位などの測定姿勢に
よる動脈の負荷抵抗の変化や、測定部位の違いや、個人
の心身の調子によって変化する血圧値を正確に測定する
ことができる。
第6図は具体動作を示すフローチャートであり、ま
ず、最初の血圧測定を行う場合には、補正関数を設定す
るための初期設定操作を行う必要があり、初期設定操作
は、表示器3による指示により測定部位のレベル差H1,H
2を所定値に設定した状態で、血圧測定手段1にてそれ
ぞれ血圧値P1,P2が測定され、測定された血圧値P1,P2
第1,第2の血圧値入力手段11,12を介して演算手段13に
入力される。演算手段13では、両血圧値P1,P2に基い
て、補正値C1,C2を求めるとともに、補正関数(C1,C2
結ぶ直線)を求めて記憶手段に記憶させる。この場合、
被測定者Mに第5図のような姿勢をとらせてレベル差
H1,H2を所定値に設定するための指示は、「測定部位を
心臓部位より何センチ高く保つ」、「測定部位を頭の高
さに保つ」、「測定部位を肩と同じ高さに保つ」、……
…というような具体的な指示を与えるものである。ま
た、補正関数を記憶する記憶手段として、不揮発性メモ
リあるいはバックアップ電源を有するメモリを用いるこ
とにより、補正関数を設定する初期設定操作を1回行え
ば、電源をオフした場合にあっても、以後の血圧測定時
に初期設定操作を行う必要がなく、測定操作を大幅に簡
略化することができる。
次に初期設定操作が終了した場合、あるいは初期設定
操作を必要としない場合には、まず、表示器3に、測定
部位のレベル差H3を入力を促す指示が表示され、被測定
者がこの指示に従ってレベル差H3をキー入力すると、表
示器3にレベル差H3の血圧測定である旨が表示される。
被測定者はこの指示にしたがって測定部位を所定のレベ
ル差H3に保ち、その旨をキー入力すると、血圧測定手段
1が動作して血圧測定が行なわれるとともに、補正手段
2において、測定された血圧値が補正関数に基いて補正
され、補正された血圧値すなわちH=0の血圧値が表示
器3に表示される。なお、連続して測定する場合には、
初期設定操作は省略されることは言うまでもない。ま
た、補正によって任意のレベル差H(H=0以外の任意
の値)の血圧値を得ることも可能である。
上述のように、実施例にあっては、測定部位と心臓部
位との鉛直方向のレベル差Hが異なっても、補正関数に
基いた補正を行って常に同一レベル差Hで測定した場合
と同等の測定結果が得られるようになっているので、測
定部位のレベル差Hの変化による測定誤差が補正されて
常に正確な測定値が得られるという効果を有している。
(実施例2) 第7図および第8図は他の実施例を示すもので、鉛直
方向のレベル差Hを入力するレベル差入力手段にて予め
設定された補正値Cを選択するように血圧補正手段2を
形成したものである。なお、レベル差Hに対応する補正
値Cは、補正値テーブルメモリに記憶させておけば良
く、また、実施例1と同様に補正関数として記憶させて
も良い。
いま、血圧測定を行う場合には、まず、表示器3に測
定時に保つ姿勢の指示と、その姿勢でのレベル差Hを入
力する指示を表示し、キー入力されたレベル差をH1とす
る。この姿勢が保たれた状態で血圧測定手段1にて血圧
値を測定し、血圧補正手段2においてレベル差H1に対応
する補正値C1を補正値テーブルメモリから読出して補正
を行い、補正された血圧値を表示器に表示するようにな
っている。
(実施例3) 第9図乃至第11図はさらに他の実施例を示すもので、
被測定者Mが座って測定する座位モードと、横たわって
測定する臥位モードとを選択する切換スイッチ16よりな
るモード選択手段にて補正値Cを切り換えるようにした
ものであり、選択されたモードは発光ダイオード17a,17
bによって表示されるようになっている。
いま、電源が投入されたときに、血圧測定モードが座
位モードに初期設定されており、測定モードを切り換え
る切換スイッチ16が押圧されると、押圧の度に血圧測定
モードがサイクリックに切り換えられ(座位モード→臥
位モード→座位モード→)、スタートスイッチ18を押す
ことによって、そのときに設定されている血圧測定モー
ドで血圧測定が開始される。ここに、血圧補正手段2に
は、各測定モード(座位モード、臥位モード)における
補正値C1,C2が予め設定されており、血圧測定手段1に
て測定された血圧値は、血圧補正手段2にて選択された
測定モードの補正値C1,C2に基いて補正され、補正され
た真の血圧値が表示器3に表示される。すなわち、血圧
測定モードを切り換える切換スイッチ16により測定部位
と心臓部位との鉛直方向のレベル差が選択され、切換ス
イッチ16がレベル差入力手段として機能するのである。
このように、本実施例にあっては、測定部位を固定して
測定条件をモード選択手段にて切り換えるだけで、真の
血圧値を得ることができ、血圧測定操作をより簡便に行
えるようになっている。
[発明の効果] 本発明は上述のように、人体要部の血圧値を測定する
血圧測定手段と、上記血圧測定手段にて測定された血圧
値を補正する血圧補正手段と、測定部位と心臓部位との
鉛直方向のレベル差を使用者が入力するレベル差入力手
段とを具備し、鉛直方向のレベル差に対応して予め設定
した補正値あるいは補正関数をレベル差入力手段にて入
力されたレベル差に適用して血圧値を補正するように血
圧補正手段を形成したものであり、測定部位と心臓部位
との間に鉛直方向のレベル差があっても、使用者がその
レベル差を入力することによって、血圧値を補正するこ
とができ、大動脈における血圧値を得ることができると
いう効果がある。ところで、測定部位と心臓部位との鉛
直方向のレベル差を補正するためには、別途に基準値を
与える手段を設ける技術も提案されているが、この種の
技術を用いると測定条件に制約が生じて測定作業が面倒
になるのに対して、本発明の構成を採用すれば、レベル
差入力手段にて使用者が測定部位と心臓部位との鉛直方
向のレベル差を与えるだけであるから、ごく簡便に利用
することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例のブロック回路図、第2図は同
上の要部ブロック回路図、第3図乃至第6図は同上の動
作説明図、第7図および第8図は他の実施例の動作説明
図、第9図乃至第11図はさらに他の実施例の動作説明
図、第12図乃至第14図は血圧測定状態を示す説明図であ
る。 1は血圧測定手段、2は血圧補正手段である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体要部の血圧値を測定する血圧測定手段
    と、上記血圧測定手段にて測定された血圧値を補正する
    血圧補正手段と、測定部位と心臓部位との鉛直方向のレ
    ベル差を使用者が入力するレベル差入力手段とを具備
    し、鉛直方向のレベル差に対応して予め設定した補正値
    あるいは補正関数をレベル差入力手段にて入力されたレ
    ベル差に適用して血圧値を補正するように血圧補正手段
    を形成したことを特徴とする血圧計。
  2. 【請求項2】レベル差入力手段は、被測定者が座って測
    定する座位モードと横たわって測定する臥位モードとに
    応じてレベル差を選択することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の血圧計。
JP62069727A 1987-03-23 1987-03-23 血圧計 Expired - Lifetime JP2549375B2 (ja)

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