JP2021029939A - 血圧計、血圧算出方法、およびプログラム - Google Patents

血圧計、血圧算出方法、およびプログラム Download PDF

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Yukiya Sawanoi
幸哉 澤野井
新吾 山下
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新吾 山下
美佳 江副
Miyoshi Ezoe
美佳 江副
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    • A61B5/021Measuring pressure in heart or blood vessels
    • A61B5/022Measuring pressure in heart or blood vessels by applying pressure to close blood vessels, e.g. against the skin; Ophthalmodynamometers

Abstract

【課題】この発明は、夜間血圧測定モードを有する血圧計であって、被験者の体形等に依存した被測定部位としての手首の高さと胸の高さとの差(高低差)のばらつきに起因した、血圧測定誤差を解消する。【解決手段】本発明に係る血圧計100は、モード操作部(夜間測定スイッチ52B)、相関関係記憶部51B、指標記憶部51A、および血圧補正部110Bを備える。モード操作部は、予め定められたスケジュールに従って血圧測定を自動的に開始する夜間血圧測定モードに入る旨の指示を入力する。相関関係記憶部51Bは、仰臥位での手首の高さと胸の高さの差に起因する血圧測定誤差と、胸厚に関する指標との間の、相関関係を予め記憶する。指標記憶部51Aは、被験者の胸厚に関する指標を記憶する。血圧補正部110Bは、夜間血圧測定モードで、仰臥位にある被験者の手首において血圧測定を行うとき、上記相関関係と上記胸厚に関する指標とを用いて、血圧算出値を補正する。【選択図】図2

Description

この発明は血圧計に関し、より詳しくは、通常の血圧測定モードと夜間(睡眠時)血圧測定モードとを有する血圧計に関する。また、この発明は、そのような血圧計によって血圧を算出する血圧値算出方法に関する。また、この発明は、そのような血圧値算出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
従来、この種の血圧計として、例えば特許文献1(国際公開第2018/168797号)には、座位と仰臥位のそれぞれの測定姿勢について血圧計の測定位置が正しいか否かを適切に判定するために、通常の血圧測定モードと夜間血圧測定モードとで測定姿勢判定条件を切り替えられる技術が開示されている。
国際公開第2018/168797号
ところで、仰臥位では、被験者の体形等に依存して、被測定部位としての手首の高さと胸の高さ(すなわち胸厚であり、心臓の高さと略等しいものとする。)との差がばらつく。例えば、体重が軽い被験者に対して、体重が重い被験者では、ベッドからの手首の高さは殆ど変わらないが、ベッドからの胸の高さは比較的高くなる傾向がある。同様に、手首周が小さい被験者に対して、手首周が大きい被験者では、ベッドからの手首の高さは殆ど変わらないが、ベッドからの胸の高さは比較的高くなる傾向がある。このように、仰臥位では、被験者の体形等に依存して、被測定部位としての手首の高さと胸の高さとの差がばらつく。この結果、被験者の体形等に依存した手首の高さと胸の高さとの差(高低差)のばらつきに起因して、血圧の測定誤差が生ずる、という問題がある。
そこで、この発明の課題は、血圧測定を自動的に開始する夜間血圧測定モードを有する血圧計であって、被験者の体形等に依存した被測定部位としての手首の高さと胸の高さとの差(高低差)のばらつきに起因した、血圧測定誤差を解消できるものを提供することにある。また、この発明の課題は、そのような血圧計によって、血圧測定誤差を解消できる血圧値算出方法を提供することにある。また、この発明の課題は、そのような血圧値算出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本開示の第一の側面によれば、
血圧測定用カフによって被測定部位としての手首を一時的に圧迫して、オシロメトリック法により、血圧測定を行う血圧計であって、
予め定められたスケジュールに従って血圧測定を自動的に開始する夜間血圧測定モードに入る旨の指示を入力するモード操作部と、
上記血圧測定用カフによってヒトの手首を一時的に圧迫して、オシロメトリック法により血圧測定を行ったときの、仰臥位での手首の高さと胸の高さの差に起因する血圧測定誤差と、体重若しくは体重に関連した指標または手首周を含む、胸厚に関する指標との間の、相関関係を予め記憶している相関関係記憶部と、
被験者の、体重若しくは体重に関連した指標または手首周を含む、胸厚に関する指標を記憶する指標記憶部と、
上記夜間血圧測定モードで、仰臥位にある上記被験者の手首を上記血圧測定用カフによって一時的に圧迫して、オシロメトリック法により血圧測定を行うとき、上記相関関係記憶部に記憶されている上記相関関係に基づいて、上記指標記憶部に記憶されている上記被験者の上記胸厚に関する指標に応じた血圧測定誤差の分だけ、血圧算出値を補正する血圧補正部とを、備える、
ことを特徴とする。
本明細書で、「ヒト」は、一般的な人を指し、複数人であっても良い。その場合は「被測定者」以外の者を含んでいても良い。また、「ヒト」は、「被測定者」と同一人であっても良い。
仰臥位(睡眠時)の被験者は、手首の高さを心臓の高さに合わせられない。したがって、手首の高さと心臓の高さ(胸の高さ)との間の差のばらつきに起因して血圧測定誤差が生じる。「仰臥位での手首の高さと胸の高さの差に起因する血圧測定誤差」とは、当該血圧測定誤差を意味する。
相関関係記憶部が「相関関係を、予め記憶している」とは、血圧測定に先立って、典型的には、血圧計の販売前の段階で記憶していることを意味する。
指標記憶部は、被験者の体形に関する指標を、例えば血圧計に設けられたスイッチキーを介した入力によって、または、血圧計の外部から無線若しくは有線の通信によって入力して記憶する。
第一の側面に係る血圧計では、上記相関関係記憶部は、仰臥位での手首の高さと胸の高さの差に起因する血圧測定誤差と胸厚に関する指標との間の相関関係を、予め記憶している。指標記憶部は、被験者の胸厚に関する指標を記憶する。そして、血圧補正部は、上記夜間血圧測定モードで、仰臥位にある上記被験者の手首の血圧測定を行うとき、上記相関関係に基づいて、上記被験者の上記胸厚に関する指標に応じた血圧測定誤差の分だけ、血圧算出値を補正する。したがって、上記相関関係と上記胸厚に関する指標とを用いて、被験者が仰臥位にあるとき測定された血圧値に対して、補正が行われる。これにより、補正後の血圧値と正確な血圧値(被験者が仰臥位にあるとき、測定箇所である手首位置を、当該被験者の心臓高さ位置に合わせたときに測定される、血圧値)とのずれを抑制することができる。つまり、上記血圧計によれば、仰臥位にある被験者の血圧を測定した場合であっても、正確な血圧値を得ることができる。
本開示の第二の側面によれば、第一の側面に係る血圧計において、
上記被験者の胸厚に関する指標の値の入力を受け付けるスイッチキーを、さらに備える、
ことを特徴とする。
第二の側面に係る血圧計では、上記被験者の胸厚に関する指標の値の入力を受け付けるスイッチキーを、さらに備える、したがって、被験者等の手入力により、被験者の胸厚に関する指標(体重、BMI値、および手首周長など)当該スイッチキーを介して、入力することができる。
本開示の第三の側面によれば、第一の側面に係る血圧計において、
上記被験者の胸厚に関する指標の値を、この血圧計の外部から無線または有線の通信によって受信する指標受信部を、さらに備える、
ことを特徴とする。
第三の側面に係る血圧計では、上記被験者の胸厚に関する指標の値を、この血圧計の外部から無線または有線の通信によって受信する指標受信部を、さらに備える。したがって、たとえば、外部装置において上記胸厚に関する指標を計測(たとえば、体重測定など)する場合には、当該外部装置からの上記指標の送信および指標受信部での上記指標の受信により、血圧計は、胸厚に関する指標を受け付けることができる。つまり、被験者等による、胸厚に関する指標を血圧計に直接入力する手間を省くことができる。
本開示の第四の側面によれば、第一の側面に係る血圧計において、
上記血圧測定用カフと一体に設けられた本体を、さらに備え、
上記本体は、上記血圧測定用カフの圧力を制御する圧力制御部と、上記モード操作部と、上記相関関係記憶部と、上記指標記憶部と、上記血圧補正部とを、搭載している、
ことを特徴とする。
ここで、「圧力制御部」は、例えば、上記血圧測定用カフに加圧用の流体を供給するポンプ、上記血圧測定用カフから流体を排気させる弁、これらのポンプ・弁などを駆動・制御する要素を含む。
第四の側面に係る血圧計では、血圧計として一体かつコンパクトに構成され得る。したがって、ユーザによる取り扱いが便利になる。
本開示の第五の側面によれば、第一の側面に係る血圧計において、
上記体重に関連した指標は、BMI値を含む、
ことを特徴とする。
第五の側面に係る血圧計では、上記体重に関連した指標は、BMI値を含む。したがって、容易に取得可能なBMI値を用いて、上記補正を実行することができる。
本開示の第六の側面によれば、
血圧測定用カフによって被測定部位としての手首を一時的に圧迫して、オシロメトリック法により、血圧測定を行う血圧計のための血圧値補正方法であって、上記血圧計は、上記血圧測定用カフによってヒトの手首を一時的に圧迫して、オシロメトリック法により血圧測定を行ったときの、仰臥位での手首の高さと胸の高さの差に起因する血圧測定誤差と、体重若しくは体重に関連した指標または手首周を含む、胸厚に関する指標との間の、相関関係を予め記憶している相関関係記憶部と、被験者の、体重若しくは体重に関連した指標または手首周を含む、胸厚に関する指標を記憶する指標記憶部とを備え、
予め定められたスケジュールに従って血圧測定を自動的に開始する夜間血圧測定モードに入る旨の指示を行い、
上記夜間血圧測定モードで、仰臥位にある上記被験者の手首を上記血圧測定用カフによって一時的に圧迫して、オシロメトリック法により血圧測定を行うとき、上記相関関係記憶部に記憶されている上記相関関係に基づいて、上記指標記憶部に記憶されている上記被験者の上記胸厚に関する指標に応じた血圧測定誤差の分だけ、血圧算出値を補正する、
ことを特徴とする。
第六の側面に係る血圧値補正方法では、夜間血圧測定モードで、仰臥位にある上記被験者の手首の血圧測定を行うとき、上記相関関係記憶部に記憶されている上記相関関係に基づいて、上記指標記憶部に記憶されている上記被験者の上記胸厚に関する指標に応じた血圧測定誤差の分だけ、血圧算出値を補正する。これにより、補正後の血圧値と正確な血圧値(被験者が仰臥位であるとき、測定箇所である手首位置を、当該被験者の心臓高さ位置に合わせたときに測定される、血圧値)とのずれを抑制することができる。つまり、上記血圧計によれば、仰臥位にある被験者の血圧を測定した場合であっても、正確な血圧値を得ることができる。
本開示の第七の側面に係るプログラムは、上記血圧値補正方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
当該プログラムをコンピュータに実行させることによって、上記血圧値補正方法を実施することができる。
以上より明らかなように、この開示の血圧計によれば、仰臥位にある被験者の血圧を測定した場合であっても、正確な血圧値を得ることができる。
実施の形態に係る血圧計の外観を示す図である。 実施の形態に係る血圧計のブロック構成を示す図である。 実施の形態に係る血圧計が被測定部位としての左手首に装着された態様を示す図である。 測定姿勢としての座位を示す図である。 測定姿勢としての仰臥位を示す図である。 血圧測定誤差と胸厚との関係を例示する実験データである。 血圧測定誤差とBMIとの関係を例示する実験データである。 血圧測定誤差と体重との関係を例示する実験データである。 血圧測定誤差と手首周との関係を例示する実験データである。 手首周と胸厚との関係等を例示する実験データである。 本実施の形態に係る血圧計における、通常の血圧測定モードでの血圧測定動作を示すフローチャートである。 血圧測定に伴うカフ圧の時間経過、血圧測定に伴う脈波信号の時間経過、および脈波信号がなす脈波振幅の列に対して設定された包絡線を示す図である。 本実施の形態に係る血圧計における、胸厚に関する指標の値の入力動作を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る血圧計における、夜間血圧測定モードでの血圧測定動作を示すフローチャートである。 相関関係記憶部に格納される相関関係の一例を示す図である。 BMIに関する、血圧補正処理例を示す図である。 体重に関する、血圧補正処理例を示す図である。 手首周に関する、血圧補正処理例を示す図である。 変形例に係る血圧計のブロック構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(血圧計の構成)
図1は、この発明の一実施形態の手首式血圧計100の外観を示している。この血圧計100は、大別して、被測定部位としての左手首90(後述の図3参照)に装着されるべき血圧測定用カフ(単に、カフと称する)20と、このカフ20に一体に取り付けられた本体10とを備えている。
カフ20は、手首式血圧計用の一般的なものであり、左手首90を周方向に沿って取り巻くように細長い帯状の形状を有している。このカフ20内には、左手首90を圧迫するための流体袋22(図2参照)が内包されている。なお、カフ20を常時環状に維持するために、カフ20内に、適度な可撓性を有するカーラが設けられてもよい。
図3に示すように、本体10は、帯状のカフ20の長手方向に関して略中央の部位に、一体に取り付けられている。この例では、本体10が取り付けられた部位は、装着状態で左手首90の掌側面(手の平側の面)90aに対応することが予定されている。
本体10は、カフ20の外周面に沿った偏平な略直方体状の形状を有している。この本体10は、ユーザ(この例では、被験者を指す。以下同様。)の睡眠の邪魔にならないように、小型で、薄厚に形成されている。また、本体10のコーナー部にはアールが施されている(角が丸くされている。)。
図1に示すように、本体10の外面のうち左手首90から最も遠い側の面(頂面)には、表示画面をなす表示器50と、ユーザからの指示を入力するための操作部52とが設けられている。
表示器50は、この例では、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)からなり、後述のCPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)110からの制御信号に従って所定の情報を表示する。この例では、最高血圧(単位;mmHg)、最低血圧(単位;mmHg)、脈拍(単位;拍/分)を表示するようになっている。なお、表示器50は、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイからなっていてもよいし、LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)を含んでいてもよい。また、表示器50に表示される項目は、他のものも含んでいてもよい。
操作部52は、ユーザによる指示に応じた操作信号を後述のCPU110に入力する。この例では、操作部52は、測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52Bを、含んでいる。測定スイッチ52Aは、ユーザによる血圧測定指示を受け付けるための測定指示入力部である。夜間測定スイッチ52Bは、通常の血圧測定モードと夜間血圧測定モードとの間で、モードを切り替える指示を受け付けるためのモード操作部である。
ここで、「通常の血圧測定モード」とは、測定スイッチ52Aによって血圧測定指示が入力されると、その血圧測定指示に応じて血圧測定を行うモードを意味する。「夜間血圧測定モード」とは、ユーザが睡眠中に血圧値を測定することができるように、予め定められたスケジュールに従って血圧測定が自動的に開始されるモードを意味する。予め定められたスケジュールとは、例えば深夜1時、2時、3時などの定刻に測定する計画や、夜間測定スイッチ52Bが押されてから例えば2時間毎に1回測定する計画などを指す。
具体的には、この例では、測定スイッチ52A、夜間測定スイッチ52Bは、いずれもモーメンタリタイプ(自己復帰タイプ)のスイッチであり、押し下げられている間だけオン状態になり、離されるとオフ状態に戻る。
血圧計100が通常の血圧測定モードにある間に測定スイッチ52Aが一旦押し下げられると、それは血圧測定指示を意味し、カフ20によって被測定部位(左手首90)が一時的に圧迫されて、オシロメトリック法により血圧測定が実行される。血圧測定中(例えば、カフ20の加圧中)に測定スイッチ52Aが再び押し下げられると、それは血圧測定停止の指示を意味し、直ちに血圧測定が停止される。
血圧計100が通常の血圧測定モードにある間に夜間測定スイッチ52Bが一旦押し下げられると、それは夜間血圧測定モードへの移行の指示を意味し、血圧計100は通常の血圧測定モードから夜間血圧測定モードへ移行する。夜間血圧測定モードでは、上述のように、予め定められたスケジュールに従ってオシロメトリック法による血圧測定が自動的に開始される。血圧計100が夜間血圧測定モードにある間に夜間測定スイッチ52Bが再び押し下げられると、それは夜間血圧測定モード停止の指示を意味し、血圧計100は夜間血圧測定モードから通常の血圧測定モードへ移行する。
血圧計100が夜間血圧測定モードにある間であっても、上記予め定められたスケジュールとは別に、ユーザが、測定スイッチ52Aを押すことによって、割り込みで血圧測定を指示することがある。そのときは、その割り込みの血圧測定指示に応じて、カフ20によって被測定部位(左手首90)が一時的に圧迫されて、オシロメトリック法により血圧測定が実行される。
また、本実施の形態では、操作部52は、指標入力モードスイッチ52Cも含んでいる。指標入力モードスイッチ52Cは、通常の入力受付モードと胸厚に関する指標の入力受付モード(以下、指標の入力受付モードと称する)との間で、モードを切り替える指示を受け付けるための指標入力モード操作部として機能する。なお、この例では、測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52Bと同様、指標入力モードスイッチ52Cは、モーメンタリタイプのスイッチである。また、後述するように、指標入力モードスイッチ52Cは、日時とチェック情報(測定時の状態に関する情報)を記録する際にも使用(押圧)される。
「通常の入力受付モード」では、測定スイッチ52Aは、上記したように、ユーザによる血圧測定指示を受け付けるための測定指示入力部として機能する。また、「通常の入力受付モード」では、夜間測定スイッチ52Bは、上記したように、通常の血圧測定モードと夜間血圧測定モードとの間で、モードを切り替える指示を受け付けるモード操作部として機能する。他方、「指標の入力受付モード」では、測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52Bは、被験者の胸厚に関する指標の値を受け付けるスイッチキーとして機能する。
たとえば、通常動作時(デフォルト)において、測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52Bは、通常の入力受付モードで機能する。通常の入力受付モード状態において、指標入力モードスイッチ52Cが、たとえば3秒以上長押しされると、測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52Bは、指標の入力受付モードで機能する状態になる。
一例として、指標の入力受付モードにおいて、測定スイッチ52Aが押されると、胸厚に関する指標の値が、予め設定された数値単位でインクリメントする。また、指標の入力受付モードにおいて、夜間測定スイッチ52Bが押されると、胸厚に関する指標の値が、予め設定された数値単位でデクリメントする。なお、指標の入力受付モードにおいて、測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52Bが操作され、胸厚に関する指標の値が決定されたとき、指標入力モードスイッチ52Cを短押し(たとえば1秒以下)されると、当該指標の値の入力が確定される。これにより、当該確定された指標の値が、後述するメモリ51の指標記憶部51Aに格納される。
なお、指標の入力受付モード状態において、指標入力モードスイッチ52Cが再度長押しされると、測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52Bは、通常の入力受付モードで機能する状態になる。
上記の例では、測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52Bを、胸厚に関する指標の値を受け付けるためのスイッチキーとしても機能させ、指標入力モードスイッチ52Cを用いたモードの切り替えも行っている。これにより、本体10に配設される操作部の数を低減することができる。しかしながら、胸厚に関する指標の値を受け付けるための専用のスイッチキーが、本体10に配設されている場合には、指標入力モードスイッチ52Cを用いたモードの切り替えを、行う必要はない。
ここで、「胸厚に関する指標」としては、体重、体重に関連した指標(たとえば、BMI:Body mass index)および手首周などがある。なお、当該指標として、胸厚自身を含んでいてもよい。なお、胸厚は、被験者の背面から当該被験者の前面に至る、当該被験者の胸部の寸法である。
図2は、血圧計100のブロック構成を示している。
カフ20は、既述のように被測定部位としての左手首90を圧迫するための流体袋22を含んでいる。この流体袋22と本体10とは、エア配管39によって流体流通可能に接続されている。
本体10は、既述の表示器50と操作部52とに加えて、制御部としてのCPU110と、記憶部としてのメモリ51と、電源部53と、圧力センサ31と、ポンプ32と、弁33とを搭載している。さらに、本体10は、圧力センサ31の出力をアナログ信号からデジタル信号へ変換するA/D変換回路310と、ポンプ32を駆動するポンプ駆動回路320と、弁33を駆動する弁駆動回路330とを搭載している。圧力センサ31、ポンプ32、および弁33は、エア配管39を通して共通に、流体袋22に対して流体流通可能に接続されている。
メモリ51は、血圧計100を制御するためのプログラム、血圧計100を制御するために用いられるデータ、血圧計100の各種機能を設定するための設定データ、および血圧値の測定結果のデータなどを記憶する。当該プログラムには、後述する、通常の血圧測定モードでの血圧測定(血圧値算出)および夜間血圧測定モードでの血圧測定(血圧値算出および血圧値補正)を含む、各処理が規定されている。また、メモリ51は、プログラムが実行されるときのワークメモリなどとして用いられる。特に、この例では、メモリ51は、アルゴリズム記憶部として働いて、オシロメトリック法による血圧値算出のためのアルゴリズムを記憶している。なお、本実施の形態に係るメモリ51は、指標記憶部51Aおよび相関関係記憶部51Bを、含んでいる。指標記憶部51Aには、胸厚に関する指標が格納され、相関関係記憶部51Bには、後述する相関関係(1つ以上の相関関係データおよび/または相関関係テーブル)が格納される。
ここで、「座位」とは、図4に示すように、左手首90に血圧計100を装着したユーザ80が椅子97などに座り、左肘をテーブル98に着いて左手首90を体幹に対して前方で斜め(手が上、肘が下)に挙げることにより、左手首90(および血圧計100)を心臓81の高さレベルに維持した姿勢を意味する。この姿勢は、ユーザ80の左手首90と心臓81との間の高低差を無くせるので、血圧測定精度を高めるために推奨される。
一般的に、夜間血圧測定モードでの血圧測定は、仰臥位にある被験者に対して実施される。「仰臥位」とは、図5に示すように、左手首90に血圧計100を装着したユーザ80が、左肘を伸ばし体幹に沿わせた状態で、水平な床面99などに仰向けに横たわった姿勢を意味する。当該仰臥位姿勢では、ユーザ80の左手首90(および血圧計100)と心臓81との間の高低差ΔHが生ずる(左手首90の高さよりも心臓81の高さが高い)。当該高低差ΔHが生じるため、ユーザ80が仰臥位(睡眠時)にあるとき血圧測定して得られる血圧値と、左手首90を心臓81の高さに合わせた状態で血圧測定して得られる血圧値(正確な血圧値)との間で、ずれが生ずる。
仰臥位での血圧測定値の上記ずれを解消するため、夜間血圧測定モードで血圧測定を行う場合には、本実施の形態に係るCPU110は、所定のアルゴリズムにより算出された血圧算出値に対して補正を行う。なお、当該補正の方法は、後述の動作の説明において、詳細に述べられる。
また、メモリ51の指標記憶部51Aは、上記した、被験者の胸厚に関する指標を記憶する。なお、当該指標は、指標の入力受付モードにおいて、測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52Bを用いて決定された値である。当該決定後、指標入力モードスイッチ52Cが短押しされることにより、当該指標の値の入力が確定され、確定された指標の値が指標記憶部51Aに格納される。
また、仰臥位における手首の高さ位置と心臓の高さ位置と差に起因する血圧測定誤差(以下、単に血圧測定誤差と称する)と胸厚に関する指標との間の相関関係が、予め用意されている。メモリ51の相関関係記憶部51Bは、当該相関関係を表す相関関係データ(および/または後述の相関関係テーブル)を記憶する。
図6は、上記血圧測定誤差と胸厚との間の相関関係を示す実験データ例である。縦軸y(mmHg)が、上記血圧測定誤差であり、横軸x(cm)が、胸厚である。よって、相関関係データの一つとして、図6に例示されている直線(y=0.8979x−15.391)が、相関関係記憶部51Bに格納される。
図7は、上記血圧測定誤差とBMIとの間の相関関係を示す実験データ例である。縦軸y(mmHg)が、上記血圧測定誤差であり、横軸x(kg/m)が、BMI値である。よって、相関関係データの一つとして、図7に例示されている直線(y=0.578x−12.056)が、相関関係記憶部51Bに格納される。
図8は、上記血圧測定誤差と体重との間の相関関係を示す実験データ例である。縦軸y(mmHg)が、上記血圧測定誤差であり、横軸x(kg)が、体重である。なお、相関関係データの一つとして、図8に例示されている直線(y=0.1722x−9.2158)が、相関関係記憶部51Bに格納される。
図9は、上記血圧測定誤差と手首周との間の相関関係を示す実験データ例である。縦軸y(mmHg)が、上記血圧測定誤差であり、横軸x(cm)が、手首周の長さである。よって、相関関係データの一つとして、図9に例示されている直線(y=1.4707x−22.954)が、相関関係記憶部51Bに格納される。
なお、胸厚が大きくなると、体重およびBMIも各々大きくなる傾向にある。また、図10に例示するように、手首周と胸厚との間にも相関関係がある。つまり、胸厚が大きくなると、手首周の長さも大きくなる傾向にある。したがって、本実施の形態では、胸厚に関する指標として、胸厚自身に加えて、体重、BMI値、および手首周を採用している。ここで、図10の縦軸は、「手首高」、「胸厚」、「胸厚−手首高」(cm)であり、図10の横軸は、手首周(cm)である。手首周が大きくなっても、ベッドからの「手首高さ」は、ほとんど変わらないことも、図10は示している。
図2のブロック構成に話を戻し、CPU110は、この血圧計100全体の動作を制御する。具体的には、CPU110は、メモリ51に記憶された血圧計100を制御するためのプログラムに従って圧力制御部の一部として働いて、操作部52からの操作信号に応じて、ポンプ32や弁33を駆動する制御を行う。また、CPU110は、オシロメトリック法による血圧値算出のためのアルゴリズムを使用して血圧値を算出し、表示器50およびメモリ51を制御する。「圧力制御部」は、例えば、カフ20に加圧用の流体を供給するポンプ32、カフ20から流体を排気させる弁33、これらのポンプ32・弁33などを駆動・制御する要素(符号31,310,320,330,110)を含む。
また、CPU110の血圧算出部110Aは、夜間血圧測定モードで、カフ20を用いて、仰臥位にある被験者の左手首90の血圧測定を行う。また、夜間血圧測定モードで血圧測定を実施した場合には、CPU110の血圧補正部110Bは、次の補正処理を実施する。つまり、血圧補正部110Bは、上記相関関係に基づいて、当該被験者の胸厚に関する指標に応じた血圧測定誤差の分だけ、血圧算出値(上記血圧算出部110Aが、夜間血圧測定モード下で算出した血圧値)を補正する。
電源部53は、この例では2次電池からなり、CPU110、圧力センサ31、ポンプ32、弁33、表示器50、メモリ51、A/D変換回路310、ポンプ駆動回路320、および弁駆動回路330の各部に電力を供給する。
ポンプ32は、カフ20に内包された流体袋22内の圧力(カフ圧)を加圧するために、エア配管39を通して流体袋22に流体としての空気を供給する。弁33は、エア配管39を通して流体袋22の空気を排出し、または流体袋22に空気を封入してカフ圧を制御するために開閉される。ポンプ駆動回路320は、ポンプ32をCPU110から与えられる制御信号に基づいて駆動する。弁駆動回路330は、弁33をCPU110から与えられる制御信号に基づいて開閉する。
圧力センサ31とA/D変換回路310は、カフの圧力を検出する圧力検出部として働く。圧力センサ31は、この例ではピエゾ抵抗式圧力センサであり、エア配管39を通して、カフ20に内包された流体袋22内の圧力(カフ圧)をピエゾ抵抗効果による電気抵抗として出力する。A/D変換回路310は、圧力センサ31の出力(電気抵抗)をアナログ信号からデジタル信号へ変換してCPU110に出力する。この例では、CPU110は、圧力センサ31からの電気抵抗に応じた周波数で発振する発振回路として働いて、その発振周波数に応じて、カフ圧を表す信号を取得する。
(通常の血圧測定モードでの血圧値算出方法)
図11は、ユーザが血圧計100によって通常の血圧測定モードで、血圧測定を行う際の動作フローを示している。なお、この例では、電源オフ状態で測定スイッチ52Aが例えば3秒間以上連続して長押されると、電源がオンして、デフォルトで通常の血圧測定モードになる。ここで、当該通常の血圧測定モード下において、血圧値が算出されたときには、当該算出された血圧値に対して、血圧補正部110Bは、補正処理を実施しない。
図4に示したように、左手首90に血圧計100を装着したユーザ80が、座位の姿勢をとっているものとする。
この状態で、図11のステップS1に示すように、ユーザが本体10に設けられた測定スイッチ52Aを押し下げて血圧測定指示を入力すると、CPU110は、圧力センサ31を初期化する(ステップS2)。具体的には、CPU110は、処理用メモリ領域を初期化するとともに、ポンプ32をオフ(停止)し、弁33を開いた状態で、圧力センサ31の0mmHg調整(大気圧を0mmHgに設定する。)を行う。
次に、CPU110は、弁駆動回路330を介して弁33を閉じ(ステップS3)、続いて、ポンプ駆動回路320を介してポンプ32をオン(起動)して、カフ20(流体袋22)の加圧を開始する(ステップS4)。このとき、CPU110は、ポンプ32からエア配管39を通して流体袋22に空気を供給しながら、圧力センサ31の出力に基づいて、図12の上段のグラフに示すように、流体袋22内の圧力であるカフ圧PCの加圧速度を制御する。
次に、図11のステップS5で、CPU110の血圧算出部110Aは、この時点で取得されている脈波信号SM(圧力センサ31の出力に含まれた脈波による変動成分)(図12の中段のグラフ参照)に基づいて、メモリ51に記憶されているアルゴリズムを使用して血圧値(最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧))の算出を試みる。
この時点で、データ不足のために未だ血圧値を算出できない場合は(ステップS6でNo)、カフ圧PCが上限圧力(安全のために、例えば300mmHgというように予め定められている。)に達していない限り、ステップS4〜S6の処理を繰り返す。
ここで、CPU110の血圧算出部110Aは、次のようにして血圧値を算出する。すなわち、カフ20が加圧過程にあるときカフ圧PCから得られた、図12の中段のグラフに示す脈波信号SMがなす脈波振幅(ピーク・ツゥ・ピーク)の列に対して、図12の下段のグラフに示すような包絡線ENVを設定する。これとともに、包絡線ENVの最大値AmpMaxに対して、座位用に予め定められた割合αdia,αsysの2つのスレッシュレベルTHD1,THS1を設定する。THD1は、拡張期血圧用のスレッシュレベルであり、THD1=αdia×AmpMaxとして設定される。また、THS1は、収縮期血圧用のスレッシュレベルであり、THS1=αsys×AmpMaxとして設定される。一例として、αdia=0.75であり、また、αsys=0.4である(すなわち、THD1=0.75×AmpMaxとして設定され、また、THS1=0.4×AmpMaxとして設定される。)。そして、包絡線ENVがそれらのスレッシュレベルTHD1,THS1を横切った時点のカフ圧PCを、図12の上段に示すように、それぞれ最低血圧(拡張期血圧)BPdia1、最高血圧(収縮期血圧)BPsys1として算出する。
このようにして血圧値の算出ができたら(図11のステップS6でYes)、CPU110は、ポンプ32をオフし(ステップS7)、弁33を開いて(ステップS8)、カフ20(流体袋22)内の空気を排気する制御を行う。
この後、CPU110は、算出した血圧値を表示器50へ表示し(ステップS9)、血圧値をメモリ51へ保存する制御を行う。以上により、通常の血圧測定モードでの血圧値算出動作は、終了する。
(胸厚に関する指標の値の入力方法)
次に、胸厚に関する指標の値の入力方法を、図13のフローチャートを用いて、説明する。ここで、図13を用いた動作説明では、当該指標の値は、BMI値である。なお、当該指標の値は、BMI値に限らず、体重、手首周の長さであっても、また胸厚自身であってもよい。BMI値を、体重、手首周の長さ、または胸厚値に置換することにより、BMI値以外の指標値の場合であっても、図13を用いた説明は適用できる。
図13のステップS11に示すように、ユーザは、本体10に設けられた指標入力モードスイッチ52Cを押し下げる。次に、ステップS12において、CPU110は、ステップS11における押し下げ動作が、長押し(たとえば、3秒以上)であるか否かを判断する。
CPU110は、ステップS11の押し下げ動作が、長押しでない(たとえば、1秒以下の短押し)と判断したとする(ステップS12でNo)。この場合には、ステップS13において、CPU110は、日時とチェック情報(測定時の状態に関する情報)とを、メモリ51に記録する。これに対して、CPU110は、ステップS11の押し下げ動作が、長押しであると判断したとする(ステップS12でYes)。この場合には、ステップS14において、CPU110は、上述した指標の入力受付モードを起動する。
ステップS14の後、CPU110は、測定スイッチ52Aが押し下げられたか否かを判断する(ステップS15)。
CPU110が、測定スイッチ52Aが押下げられたと判断したとき(ステップS15でYes)、CPU110は、胸厚に関する指標であるBMIの値を、所定の単位だけインクリメントする(ステップS16)。たとえば、測定スイッチ52Aが一度押し下げられると、BMI値は0.1だけ増加する。
他方、CPU110が、測定スイッチ52Aが押下げられていないと判断したとき(ステップS15でNo)、CPU110は、夜間測定スイッチ52Bが押し下げられたか否かを判断する(ステップS17)。
CPU110が、夜間測定スイッチ52Bが押下げられたと判断したとき(ステップS17でYes)、CPU110は、胸厚に関する指標であるBMIの値を、所定の単位だけデクリメントする(ステップS18)。たとえば、夜間測定スイッチ52Bが一度押し下げられると、BMI値は0.1だけ減少する。
他方、CPU110が、夜間測定スイッチ52Bが押下げられていないと判断したとき(ステップS17でNo)、CPU110は、指標入力モードスイッチ52Cが押し下げられたか否か(短押しされたか否か)を判断する(ステップS19)。
CPU110が、指標入力モードスイッチ52Cが押下げられて(短押しされて)いないと判断したとき(ステップS19でNo)、ステップS15に戻る。他方、CPU110が、指標入力モードスイッチ52Cが押下げられた(短押しされた)と判断したとき(ステップS19でYes)、CPU110は、ステップS16、S18により決定されたBMI値を、メモリ51の指標記憶部51Aへ格納する(ステップS20)。これにより、血圧値の補正処理の際に使用される、胸厚に関する指標の値(ここでは、BMI値)が確定される。以上により、図13に示す一連の指標入力処理は、終了する。
(夜間血圧測定モードでの血圧値算出・補正方法)
次に、夜間血圧測定モードにおける血圧計100の動作について説明する。なお、後述するように、当該夜間血圧測定モードにおいて、CPU110の血圧補正部110Bは、算出された血圧値の補正処理を、実施する。
図14は、ユーザが血圧計100によって夜間血圧測定モードで血圧測定を行う際の動作フローを示している。このフロー開始時に、血圧計100は、通常の血圧測定モードにあるものとする。
図14のステップS31に示すように、ユーザが本体10に設けられた夜間測定スイッチ52Bを押し下げると、血圧計100は通常の血圧測定モードから夜間血圧測定モードへ移行する。この例では、夜間血圧測定モードでは、夜間測定スイッチ52Bが押されてから、例えば午前7時まで、2時間毎に1回測定するスケジュールが定められているものとする。なお、このスケジュールに限られるものではなく、夜間測定スイッチ52Bが押されてから、例えば午前7時まで、午前1時、2時、3時などの定刻に測定するスケジュールが定められていてもよい。
夜間血圧測定モードにおいても、上述と同様に、CPU110の血圧算出部110Aは、メモリ51に記憶されているアルゴリズムを使用する。そして、当該血圧算出部110Aは、後述するように、血圧値(最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧))の算出を試みる。
次に、図14のステップS32に示すように、CPU110は、(夜間血圧測定モードの)スケジュールで定められた測定時刻であるか否かを判断する。スケジュールで定められた測定時刻でなければ(ステップS32でNo)、ステップS32の判断処理に戻る。
上記スケジュールで定められた測定時刻になると(ステップS32でYes)、CPU110は、図14のステップS33〜S35に示すように、図11のステップS2〜S4におけるのと同様に血圧測定を開始する。すなわち、CPU110は、まず、圧力センサ31を初期化する(ステップS33)。
次に、CPU110は、弁駆動回路330を介して弁33を閉じ(ステップS34)、続いて、ポンプ駆動回路320を介してポンプ32をオン(起動)して、カフ20(流体袋22)の加圧を開始する(ステップS35)。このとき、CPU110は、図12の上段に示したのと同様に、カフ圧PCの加圧速度を制御する。
次に、図14のステップS36で、CPU110の血圧算出部110Aは、この時点で取得されている脈波信号SM(圧力センサ31の出力に含まれた脈波による変動成分)(図12の中段に示したのと同様)に基づいて、アルゴリズムを使用して血圧値(最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧))の算出を試みる。
この時点で、データ不足のために未だ血圧値を算出できない場合は(ステップS37でNo)、カフ圧PCが上限圧力(安全のために、例えば300mmHgというように予め定められている。)に達していない限り、ステップS35〜S37の処理を繰り返す。
ここで、血圧算出部110Aは、図6のステップS6における血圧値算出方法と同様の方法により、最低血圧(拡張期血圧)BPdia2、最高血圧(収縮期血圧)BPsys2として算出する。
このようにして血圧値の算出ができたら(ステップS37でYes)、CPU110は、ポンプ32をオフし(ステップS38)、弁33を開いて(ステップS39)、カフ20(流体袋22)内の空気を排気する制御を行う。
ここで、夜間血圧測定モードでは、通常、ユーザが仰臥位にあることが期待される。したがって、仰臥位における手首の高さ位置と心臓の高さ位置との差(たとえば、図5のΔH参照)に起因して、または当該差のばらつきに起因して、ステップS36で算出された血圧値(最高血圧値及び最低血圧値)には、上述したずれ(上記血圧測定誤差)が生じる。そこで、本実施の形態(夜間血圧測定モード)では、CPU110の血圧補正部110Bは、ステップS36で算出された血圧値に対する補正処理を実施する(ステップS40)。
メモリ51の相関関係記憶部51Bに、たとえば、図6〜9の相関関係データに対応して、図15に例示する相関関係テーブルTDが格納されているとする。図15の相関関係テーブルTDの上から2段目に示すように、胸厚に関する指標がBMIである場合には、最高血圧の補正処理の際には、ySBP=0.578×BMI−12.056を用い、最低血圧の補正処理の際には、yDBP=0.4461×BMI−10.929を用いる。ここで、上記数式内のBMIは、メモリ51の指標記憶部51Aに格納されているBMI値(kg/m)である(図13のステップS20参照)。
また、図15の相関関係テーブルTDの上から3段目に示すように、胸厚に関する指標が体重である場合には、最高血圧の補正処理の際には、ySBP=0.1722×Weight−9.2158を用い、最低血圧の補正処理の際には、yDBP=0.1481×Weight−9.7291を用いる。ここで、上記数式内のWeightは、メモリ51の指標記憶部51Aに格納されている体重の値(kg)である。
また、図15の相関関係テーブルTDの最下段に示すように、胸厚に関する指標が手首周である場合には、最高血圧の補正処理の際には、ySBP=1.4707×Wrist−22.954を用い、最低血圧の補正処理の際には、yDBP=1.1931×Wrist−20.324を用いる。ここで、上記数式内のWristは、メモリ51の指標記憶部51Aに格納されている手首周の長さ(cm)である。
上記各数式において、ySBPおよびyDBPは、補正量(mmHg)を示している。つまり、ySBPは、最高血圧値に対する補正量であり、yDBPは、最低血圧値に対する補正量である。よって、血圧補正部110Bは、ステップS36で算出された血圧値(補正前血圧値)に対して、上記補正量を差し引くことにより、補正後血圧値を算出する(ステップS40)。つまり、補正後血圧値=補正前血圧値−補正量、である。
図16,17,18は、ステップS40の補正処理が施された結果を含む、テーブルTDa,TDb,TDcを、例示している。図16〜18では、被験者は、被験者A、被験者B、および被験者Cである。被験者Aは、手首周の長さは14.0cmであり、体重は48.5kgであり、BMIは18.9kg/mである。また、被験者Bは、手首周の長さは17.8cmであり、体重は75.0kgであり、BMIは24.5kg/mである。また、被験者Cは、手首周の長さは21.0cmであり、体重は100.0kgであり、BMIは35.4kg/mである。
また、図16に例示するテーブルTDa、図17に提示するテーブルTDb、および図18に例示するテーブルTDcには、被験者A,B,Cに関して、ステップS36で算出された補正前血圧値(mmHg)が含まれており、図15に例示した各数式を用いて導出される補正後血圧値(mmHg)も含まれている。なお、図16〜18において、手首周、体重、BMI、および補正量は、小数点第1位以下四捨五入されており、補正後血圧値は、小数点以下四捨五入されている。
ここで、図16は、BMIに関する補正量が示されており、図17は、体重に関する補正量が記載されており、図18は、手首周に関する補正量が記載されている。また、被験者Aの補正前最高血圧値および補正前最低血圧値は各々、122mmHgおよび73mmHgである。被験者Bの補正前最高血圧値および補正前最低血圧値は各々、127mmHgおよび87mmHgである。さらに、被験者Cの補正前最高血圧値および補正前最低血圧値は各々、124mmHgおよび76mmHgである。
たとえば、被験者Aに対してステップS36の処理が実施された結果、上述したように、補正前最高血圧値122mmHgが算出され、補正前最低血圧値73mmHgが算出されたとする。指標記憶部51AにBMI値(=18.9kg/m)が格納されている場合には、図15の例によると、最高血圧値の補正量ySBP=0.578×BMI(=18.9)−12.056≒−1.1mmHgであり、最低血圧値の補正量yDBP=0.4461×BMI(=18.9)−10.929≒−2.5mmHgである(図16の被験者Aの補正量参照)。したがって、図16に示すように、補正後の最高血圧値は、123(≒122−(−1.1))mmHgとなり、補正後の最低血圧値は、76(≒73−(−2.5))となる。
また、たとえば、被験者Bに対してステップS36の処理が実施された結果、上述したように、補正前最高血圧値127mmHgが算出され、補正前最低血圧値87mmHgが算出されたとする。指標記憶部51Aに体重の値(=75.0kg)が格納されている場合には、図15の例によると、最高血圧値の補正量ySBP=0.1722×Weight(=75.0)−9.2158≒3.7mmHgであり、最低血圧値の補正量yDBP=0.1481×Weight(=75.0)−9.7291≒1.4mmHgである(図17の被験者Bの補正量参照)。したがって、図17に示すように、補正後の最高血圧値は、123(≒127−3.7)mmHgとなり、補正後の最低血圧値は、86(≒87−1.4)となる。
また、たとえば、被験者Cに対してステップS36の処理が実施された結果、上述したように、補正前最高血圧値124mmHgが算出され、補正前最低血圧値76mmHgが算出されたとする。指標記憶部51Aに手首周の長さ(=21.0cm)が格納されている場合には、図15の例によると、最高血圧値の補正量ySBP=1.4707×Wrist(=21.0)−22.954≒7.9mmHgであり、最低血圧値の補正量yDBP=1.1931×Wrist(=21.0)−20.324≒4.7mmHgである(図18の被験者Cの補正量参照)。したがって、図18に示すように、補正後の最高血圧値は、116(≒124−7.9)mmHgとなり、補正後の最低血圧値は、71(≒76−4.7)となる。
このように、夜間血圧測定モードで、仰臥位にある被験者の左手首90をカフ20によって一時的に圧迫して、オシロメトリック法により血圧測定が実施される場合、血圧補正部110Bは、上記相関関係に基づいて、上記被験者の胸厚に関する指標に応じた血圧測定誤差の分だけ、血圧算出値を補正する(図14のステップS40)。この後、CPU110は、算出・補正した血圧値を表示器50へ表示し(ステップS41)、当該血圧値をメモリ51へ保存する制御を行う。
このようにして上記スケジュールで定められた1回の血圧測定が完了すると、ステップS42で、CPU110は、上記スケジュールで定められた全ての血圧測定が完了したか否かを判断する。ここで、上記スケジュールによって血圧測定が未だ予定されている限り(ステップS42で「未完」)、ステップS32に戻り、ステップS32〜S42の処理が繰り返される。
上記スケジュールで定められた全ての血圧測定が完了すると(ステップS42で「終了」)、上記夜間血圧測定モードは終了する。
以上のように、本実施の形態に係る血圧計100では、相関関係記憶部51Bは、上記相関関係を、予め記憶している。指標記憶部51Aは、被験者の胸厚に関する指標を記憶する。そして、血圧補正部110Bは、夜間血圧測定モードで、仰臥位にある上記被験者の手首の血圧測定を行うとき、上記相関関係に基づいて、上記指標に応じた血圧測定誤差の分だけ、血圧算出値を補正する。
したがって、上記相関関係と上記指標とを用いて、被験者が仰臥位にあるとき測定された血圧値に対して、補正が行われる。これにより、補正後の血圧値と正確な血圧値(被験者が仰臥位にあるとき、測定箇所である手首位置を、当該被験者の心臓高さ位置に合わせたときに測定される、血圧値)とのずれを抑制することができる。つまり、上記血圧計100によれば、仰臥位にある被験者の血圧を手首で測定した場合であっても、正確な血圧値を得ることができる。
また、本実施の形態に係る血圧計100では、上記指標の値の入力を受け付けるスイッチキー(測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52B)を、さらに備える、したがって、被験者等の手入力により、被験者の胸厚に関する指標(体重、BMI値、および手首周長など)当該スイッチキーを介して、入力することができる。
また、本実施の形態に係る血圧計100では、カフ20が、本体10に対して一体に設けられている。したがって、血圧計100は、一体かつコンパクトに構成される。よって、ユーザによる取り扱いが便利になる。
(変形例)
図2に例示する血圧計100は、胸厚に関する指標の値の入力を受け付けるスイッチキー(測定スイッチ52Aおよび夜間測定スイッチ52B)が、本体10に配設されている。しかしながら、通信を利用して、本体10が、胸厚に関する指標を受け付けてもよい(図19参照)。図19に例示する血圧計100は、上記指標の値を、血圧計100の外部から無線または有線の通信によって受信する指標受信部75を、さらに備える。指標受信部75が、上記指標の値を受信したとき、CPU110は、受信した指標の値を、メモリ51の指標記憶部51Aに格納する。
図19に例示する血圧計100では、たとえば、外部装置において上記指標を計測(たとえば、体重測定など)する場合には、当該外部装置からの上記指標の送信および指標受信部75での上記指標の受信により、血圧計100は、胸厚に関する指標を受け付けることができる。つまり、被験者等による、胸厚に関する指標を血圧計100に直接入力する手間を省くことができる。
上述の実施形態では、カフ20(流体袋22)の加圧過程で血圧を算出したが、これに限られるものではない。カフ20の減圧過程で血圧を算出してもよい。
また、上述の実施形態では、測定指示入力部、モード操作部として、それぞれ本体10に設けられた測定スイッチ52A、夜間測定スイッチ52Bを備えたが、これに限られるものではない。測定指示入力部、モード操作部は、例えば、血圧計100の外部に存在するスマートフォン等から無線通信を介して指示を受け付ける通信部によって構成されてもよい。
また、上述の実施形態では、本体10がカフ20と一体に設けられているものとしたが、これに限られるものではない。本体10は、カフ20と別体として構成され、可撓性のエアチューブを介してカフ20(流体袋22)と流体流通可能に接続されているものとしてもよい。
上述の血圧値算出・補正方法(特に、図14の動作フロー)を、ソフトウェア(コンピュータプログラム)として、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル万能ディスク)、フラッシュメモリなどの非一時的(non-transitory)にデータを記憶可能な記録媒体に記録してもよい。このような記録媒体に記録されたソフトウェアを、パーソナルコンピュータ、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタンツ)、スマートフォンなどの実質的なコンピュータ装置にインストールすることによって、それらのコンピュータ装置に、上述の血圧値算出方法を実行させることができる。
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した複数の実施の形態は、それぞれ単独で成立し得るものであるが、実施の形態同士の組みあわせも可能である。また、異なる実施の形態の中の種々の特徴も、それぞれ単独で成立し得るものであるが、異なる実施の形態の中の特徴同士の組みあわせも可能である。
10 本体
20 血圧測定用カフ
50 表示器
51 メモリ
51A 指標記憶部
51B 相関関係記憶部
52 操作部
52A 測定スイッチ
52B 夜間測定スイッチ
110 CPU
110A 血圧算出部
110B 血圧補正部

Claims (7)

  1. 血圧測定用カフによって被測定部位としての手首を一時的に圧迫して、オシロメトリック法により、血圧測定を行う血圧計であって、
    予め定められたスケジュールに従って血圧測定を自動的に開始する夜間血圧測定モードに入る旨の指示を入力するモード操作部と、
    上記血圧測定用カフによってヒトの手首を一時的に圧迫して、オシロメトリック法により血圧測定を行ったときの、仰臥位での手首の高さと胸の高さの差に起因する血圧測定誤差と、体重若しくは体重に関連した指標または手首周を含む、胸厚に関する指標との間の、相関関係を予め記憶している相関関係記憶部と、
    被験者の、体重若しくは体重に関連した指標または手首周を含む、胸厚に関する指標を記憶する指標記憶部と、
    上記夜間血圧測定モードで、仰臥位にある上記被験者の手首を上記血圧測定用カフによって一時的に圧迫して、オシロメトリック法により血圧測定を行うとき、上記相関関係記憶部に記憶されている上記相関関係に基づいて、上記指標記憶部に記憶されている上記被験者の上記胸厚に関する指標に応じた血圧測定誤差の分だけ、血圧算出値を補正する血圧補正部とを、備える、
    ことを特徴とする血圧計。
  2. 請求項1に記載の血圧計において、
    上記被験者の胸厚に関する指標の値の入力を受け付けるスイッチキーを、さらに備える、
    ことを特徴とする血圧計。
  3. 請求項1に記載の血圧計において、
    上記被験者の胸厚に関する指標の値を、この血圧計の外部から無線または有線の通信によって受信する指標受信部を、さらに備える、
    ことを特徴とする血圧計。
  4. 請求項1に記載の血圧計において、
    上記血圧測定用カフと一体に設けられた本体を、さらに備え、
    上記本体は、上記血圧測定用カフの圧力を制御する圧力制御部と、上記モード操作部と、上記相関関係記憶部と、上記指標記憶部と、上記血圧補正部とを、搭載している、
    ことを特徴とする血圧計。
  5. 請求項1に記載の血圧計において、
    上記体重に関連した指標は、BMI値を含む、
    ことを特徴とする血圧計。
  6. 血圧測定用カフによって被測定部位としての手首を一時的に圧迫して、オシロメトリック法により、血圧測定を行う血圧計のための血圧値補正方法であって、上記血圧計は、上記血圧測定用カフによってヒトの手首を一時的に圧迫して、オシロメトリック法により血圧測定を行ったときの、仰臥位での手首の高さと胸の高さの差に起因する血圧測定誤差と、体重若しくは体重に関連した指標または手首周を含む、胸厚に関する指標との間の、相関関係を予め記憶している相関関係記憶部と、被験者の、体重若しくは体重に関連した指標または手首周を含む、胸厚に関する指標を記憶する指標記憶部とを備え、
    予め定められたスケジュールに従って血圧測定を自動的に開始する夜間血圧測定モードに入る旨の指示を行い、
    上記夜間血圧測定モードで、仰臥位にある上記被験者の手首を上記血圧測定用カフによって一時的に圧迫して、オシロメトリック法により血圧測定を行うとき、上記相関関係記憶部に記憶されている上記相関関係に基づいて、上記指標記憶部に記憶されている上記被験者の上記胸厚に関する指標に応じた血圧測定誤差の分だけ、血圧算出値を補正する、
    ことを特徴とする血圧値補正方法。
  7. 請求項6に記載の血圧値補正方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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