JPWO2012018029A1 - 血圧測定装置 - Google Patents

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信行 上田
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正彦 淺野
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Abstract

【課題】持ち運びに簡易で、24時間行動下における血圧を測定することができ、また日常の記録と血圧との関連など臨床の現場において必要な質の高い血圧測定を可能とした血圧測定装置を提供することを課題としている。【解決手段】使用者の手首もしくは上腕に装着し手首もしくは上腕の血管を圧迫するためのカフ部と、このカフ部を保持するとともに最高血圧および最低血圧を測定する血圧測定手段を備えた血圧測定器本体と、前記血圧測定手段からの信号を解析して24時間行動下における動脈波形に変換する血圧解析手段と、血圧解析手段からの情報を表示する表示部とを備え、24時間行動下の血圧を測定するようにした血圧測定装置であって、前記血圧解析手段に、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し当該設定時間において血圧測定手段を制御する血圧測定設定手段と、使用者の日常の活動内容を設定するアジェンダ設定手段と、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するアジェンダ表示手段とを備えたことを特徴とする。これにより、持ち運びに簡易で、日常生活において気軽に血圧を測定することができ、また24時間行動下における日常の記録と血圧との関連など臨床の現場において必要な質の高い血圧測定が可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、使用者の手首もしくは上腕に装着して24時間行動下における血圧の測定に適した血圧測定装置にかかり、特に、24時間行動下における血圧測定と使用者の日常の活動内容とを容易に関連づけて表示できるようにした血圧測定装置に関する。
日々の診療に「血圧計」は必要不可欠であり、近年では生活習慣病としての高血圧症の増加などに伴って、家庭内においても血圧を測定することが行われ、家庭用の血圧計も広く普及されるようになってきた。
ところで、医療機関では、医師や看護師により、測定された血圧(外来血圧)と、家庭血圧に大きな差を認める場合がある。代表的なケースとしては、外来血圧が家庭血圧より高値となる場合で、正常血圧の人が、診察室で一過性に血圧が上昇する「白衣高血圧」と呼ばれるものである。
一方、家庭血圧が外来血圧より高値になる「仮面高血圧」と呼ばれるケースもある。代表的なケースとしては、早朝高血圧があり、血圧日内変動としての朝の血圧上昇が過度になった場合が含まれるが、日中の外来受診時には、血圧が下がり、高血圧を見落とされるおそれもある。
このような背景のなか、24時間の血圧を定期的に測定することが、血圧情報の質をより高める上で望ましいものとなってきており、医師としては、血圧情報の質を高めるために、家庭内での血圧情報も重要な情報であるところから、家庭においても血圧の日内変動を測定できる血圧測定装置の開発が強く望まれてきた。
そこで従来、24時間の血圧を定期的に自動で測定する装置「24時間血圧計(ABPM)」が開発され、日常生活の中で、どのように血圧が変化しているかを観ることができるようになった。
従来の24時間血圧計(ABPM)は上腕に血圧測定用のカフを巻き、小型の記録器を肩からかけて1日を過ごす構造のもので、昼間(7時から21時)は30分おき、夜間(21時から7時)は1時間おきに、血圧を自動測定し、記録するようになっている。
血圧計の装着は医師または看護師が行い、装着後は帰宅して日常生活を過ごし、翌日指定された時間に装置をはずしに来院するという技術である。
しかしながら、このような従来の24時間血圧計(ABPM)にあっては、上腕に血圧測定用のカフと呼ばれる袋状の圧迫用ベルトを捲き、ベルトに空気を送るための空気ポンプが備えられた血圧測定器本体は肩から吊り下げて持ち歩くという構造であるため、次のような問題がある。
すなわち、使用者は血圧測定器を肩から吊り下げて、空気ポンプからのチューブを身体に這わせた状態でかつ比較的大型のカフを巻いて日常生活を過さなければならず、カフは携帯用に24時間装着するように専用に開発されたものではないため、使用者に苦痛が多いということ。
また、使用者自身が日常活動の記録(就眠と起床時間、睡眠深度、食事、排便排尿、服薬など)を都度つける必要があり、1週間、1月など長期にわたる血圧測定には適していないという問題点があった。
また、臨床の現場からは、できるだけ長期にわたる血圧データから、質の高い血圧情報を得て、臨床の現場に役立てることのできる血圧計の開発が強く望まれている。
従来、持ち運びに簡易で、日常生活において血圧を測定する技術として、腕時計型の血圧測定装置などが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、カフを用いずに血圧をモニタリングする装置の技術として、橈骨動脈を体表面から圧力センサーで押し付け、この押し付けた点の圧力を圧力計により測定し血圧を検出するトノメトリ法を使った血圧モニタリング装置もある(たとえば特許文献2参照)。
特開2002−172094号公報 特許第4441132号公報
特許文献1にかかる血圧測定装置は、脈波伝搬方式による電子腕時計式血圧計と、カフによる直接測定方式の血圧測定装置とを備え、電子腕時計式血圧計の測定を開始すると、カフによる血圧測定装置による血圧値が測定され、その測定データが電子腕時計式血圧計に転送されて後、個人設定値が算出され、その後、電子腕時計式血圧計のみで脈波伝搬方式による血圧測定を可能とするものである。
ところが、この技術では、脈波伝搬方式による電子腕時計式血圧計に加えて、腕に捲くカフを備えた直接測定方式の血圧測定装置が必要であり、コスト高になってしまう問題があった。
また、この血圧測定装置は電子腕時計式血圧計を備えたものであるが、24時間の血圧測定を前提として考えられたものではないため、日常の記録と血圧との関連など臨床の現場に必要な質の高い血圧測定をするには充分でないという問題があった。
特許文献2にかかる血圧モニタリング装置は、1心拍ごとの血圧を連続してモニタリングできるものであるが、橈骨に常に圧力センサーを押し付ける方法であるため、使用者に負担がかかり、圧力センサー自体も高価なことから、装置自体が大変高価なものとなり、一般向けとしては適用が難しいという問題がある。さらにこの血圧モニタリング装置も、日常の記録と血圧とを関連づけるための機能を備えていないという課題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、持ち運びに簡易で、日常生活において気軽に血圧を測定することができ、また24時間行動下における日常の記録と血圧との関連など臨床の現場において必要な質の高い血圧測定を可能とした血圧測定装置を提供することを課題としている。
上記の目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明の血圧測定装置は、使用者の手首もしくは上腕に装着し手首もしくは上腕の血管を圧迫するためのカフ部と、このカフ部を保持するとともに最高血圧および最低血圧を測定する血圧測定手段を備えた血圧測定器本体と、前記血圧測定手段からの信号を解析して24時間行動下における動脈波形に変換する血圧解析手段と、血圧解析手段からの情報を表示する表示部とを備え、24時間行動下の血圧を測定するようにした血圧測定装置であって、前記血圧解析手段に、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し当該設定時間において血圧測定手段を制御する血圧測定設定手段と、使用者の日常の活動内容を設定するアジェンダ設定手段と、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するアジェンダ表示手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、使用者の日常の活動内容とは、例えば、就眠時間や起床時間、睡眠深度、服薬時、食前、食後、排便排尿前後、等の日常的な活動や行動計画、予定、スケジュールを指しており、これらの使用者の日常の活動内容をアジェンダと称する。すなわち、前記アジェンダ設定手段とは、使用者の日常の活動内容を、血圧測定器本体に備えられる記憶手段等に記憶させるための手段を指している。
本発明によれば、血圧測定設定手段により、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し、アジェンダ設定手段により、使用者の日常の活動内容を設定し、アジェンダ表示手段によって、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するようにしたので、日常の記録と血圧との関連などを容易に把握することができる。また、カフ部を手首もしくは上腕に装着する操作によって、血圧測定器本体も装着され、この血圧測定器本体に血圧測定手段が備えられているので、肩から吊り下げて持ち歩くような従来の24時間血圧測定装置などに比べて、持ち運びにも簡易で、日常生活において気軽に血圧を測定することが可能となる。
さらに、アジェンダの設定により、例えば、降圧薬服用中の血圧の変化を日内変動として、表示部でいつでも確認することができるので、降圧の程度とスビードを診療経過の中で医師ばかりでなく使用者(患者)自身も確認でき、服薬の状態と薬効、さらに血圧レベルの推移が明確となり、患者の服薬に関する自己責任を認識させ、服用コンプライアンスを向上させることができる。
そのことは、患者の診療への参加意識を高めるとともに高血圧診療の質も向上する。
さらに、1日に複数回測定し、1日のみならず1ヶ月の平均をとればサンプル数も多くなり、推計学的信頼性の高い値が得られ、複数回測定した血圧値の平均値の平均はある個体の固有の血圧レベルをより良く反映する。そして、このような情報は、診察室以外では正常血圧を示す白衣高血圧の診療には不可欠なものとなる。
また、本発明では、請求項1に記載の血圧測定装置において、血圧測定設定手段に、医師によってのみ血圧の測定時間を設定可能なドクター指示入力部を備えたことを特徴とする。
このような特徴を備えた本発明においては、ドクター指示入力部によって、医師が医師の必要とする血圧の測定データを取得するために、予め血圧の測定時間を自由に設定することができるので、例えば投薬の前後や、起床時の前後等を集中的に血圧測定すれば、時間毎(30分毎、1時間毎等)に決めて得られた測定データよりも、詳細な臨床のデータを得ることができる。またこれにより、例えば、朝と晩の統一的な測定条件下に得られるある個人の長期的な血圧情報を得ることもでき、臨床的な意義を向上させることができる。
さらに、本発明では、請求項1もしくは請求項2に記載の血圧測定装置において、血圧測定設定手段に、血圧測定時に使用者に血圧測定時間であることを予め知らせる血圧測定タイマー回路を備えたことを特徴とする。
そして、本発明による血圧測定装置では、血圧測定タイマー回路によって、血圧測定前に使用者に血圧測定時間が始まることを知らせるため、使用者は血圧測定に適した体位をとる準備ができ、正確な血圧測定をすることができる。
また、本発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の血圧測定装置において、血圧測定手段には、昼覚醒と夜間睡眠時とで異なる血圧測定を行うための昼覚醒時制御回路と、夜間睡眠時制御回路とを備えたことを特徴とする。
本発明による血圧測定装置では、昼覚醒時のおいては、昼覚醒時制御回路によって、昼間の行動期に応じた血圧測定を設定することで、昼間労作時血圧に対応した分析を行うことができ、また、夜間睡眠時制御回路によって、夜間就眠時血圧の測定を設定することで、夜間睡眠時の血圧と睡眠より早朝覚醒に到る血圧上昇(morning surge)を詳細に分析することが可能となる。そして、これらにより、昼覚醒時と夜間睡眠時とで異なる血圧測定を行い、昼間労作時血圧や夜間就眠時血圧を正確に測定することができるので、昼間平均値、夜間平均値を各回路で独自に算出することができ、この平均値を使用者固有の血圧の基準値として呈示することも可能となる。
さらに、このような情報は、例えば一定時間間隔での血圧測定における血圧日内リズムや血圧変動性の分析に役立つものとなる。
また、本発明は、腕時計本体と、この腕時計本体を手首に装着するバンド部に備えられて使用者の手首の血管を圧迫するためのカフ部と、腕時計本体内に設けられ最高血圧および最低血圧を測定する血圧測定手段と、当該血圧測定手段からの信号を解析して動脈波形に変換する血圧解析手段とを備え、24時間行動下の血圧を測定するようにした血圧測定装置であって、前記血圧解析手段に、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し当該設定時間において血圧測定手段を制御する血圧測定設定手段と、使用者の日常の活動内容を設定するアジェンダ設定手段と、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するアジェンダ表示手段とを備えてなり、腕時計本体に、血圧測定の設定を行う血圧測定設定スイッチと、使用者の日常の活動内容の設定を行うアジェンダ設定スイッチとを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、腕時計本体とバンド部とを主体とする腕時計型の血圧測定装置であることから、持ち運びに簡易で、日常生活において気軽に血圧を測定することができ、腕時計本体の表示部上で血圧の測定データも確認することができる。
また、腕時計本体に備えられた血圧測定手段と、血圧解析手段と、血圧測定設定手段とにより、24時間の血圧測定を行うことができる上、アジェンダ設定手段により使用者の日常の活動内容を設定するようにしているので、随時外来血圧(測定)に比べ測定頻度が多いことに加えて、時間との関係、アジェンダとの関係で血圧情報が得られ、血圧情報としての質を高めることができる。特に、前記アジェンダ表示手段により、血圧を測定した時間と、使用者の日常の活動内容とを関連付けて表示することができるので、使用者がどのような行動をとった時に血圧が高くなるか、または低くなるか等の情報を容易に得ることができ、臨床の現場に必要な質の高い血圧測定を行うことができる。
また、これらの血圧測定のための設定操作は腕時計本体に設けられた血圧測定設定スイッチと、アジェンダ設定スイッチとで行うことができるので、腕時計の時間合わせ操作と同じように、その血圧測定の操作も簡単であるといった利点がある。
そして、本発明の血圧測定装置は、請求項5に記載の血圧測定装置において、血圧解析手段に、血圧測定時の使用者の体位に応じて、血圧測定データの誤差を補正する血圧補正手段を設けたことを特徴とする。
ここで、使用者の体位とは、臥位・坐位・立位のいずれかを指している。また、臥位であれば使用者が睡眠中である場合も考慮する必要があり、この場合、体位は変化しやすいものと考えられる。このため、使用者の体位としては、臥位・坐位・立位だけでなく、この腕時計型をした血圧測定装置を装着した腕と心臓との位置関係を含むものとする。
本発明によれば、前記血圧補正手段によって使用者の体位を考慮して血圧測定を行うことができるので、例えば使用者の体位が、臥位・坐位・立位のいずれなのか、また、臥位であれば、腕の位置と心臓の位置との関係等を判定して正確に血圧を測定することができる。
また、本発明では、請求項5もしくは請求項6に記載の血圧測定装置において、カフ部を腕時計本体に対して着脱自在に取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、カフ部を着脱自在に取り付けることにより、使用者が代わったり、カフ部が汚れたりしても取替えができ、衛生的に使用できる利点がある。
また、本発明は、血圧測定器本体を使用者の上腕に装着し、血圧測定器本体に備えたカフ部により上腕の血管を圧迫して最高血圧および最低血圧を測定するようにした血圧測定装置において、血圧測定器本体には、カフ部に空気を送る空気ポンプ有しカフ部内の空気を徐々に逃がして血管に加えている圧力を減圧し、血行を開始させるための血圧測定手段が設けられ、さらに血圧測定器本体とは別に備えられて血圧測定器本体の血圧測定手段を制御する血圧測定制御手段を有する表示部付制御リモコン部を具備し、当該制御リモコン部よりの信号によって血圧測定手段を動作させ、24時間行動下の血圧を測定するようにした血圧測定装置であって、前記表示部付制御リモコン部には、血圧測定手段からの信号を解析して動脈波形に変換する血圧解析手段と、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し当該設定時間において血圧測定手段を制御する血圧測定設定手段と、使用者の日常の活動内容を設定するアジェンダ設定手段と、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するアジェンダ表示手段とが備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、上腕に装着する血圧測定器本体にカフ部を設け、この血圧測定器本体にカフ部に空気を送る空気ポンプ有しカフ部内の空気を徐々に逃がして血管に加えている圧力を減圧し、血行を開始させるための血圧測定手段を設け、制御リモコン部の制御によって、血圧測定手段を動作させているので、空気ポンプからカフ部への空気管の取り回し等がなく、持ち運びも簡易で、日常生活においても気軽に血圧を測定することが可能となる。また上腕での血圧測定を可能としているため、手首で測定する血圧測定器に比べて、血圧測定時にカフ部の位置を心臓近くまで位置させるような動作をする必要がなく、24時間行動下での血圧測定への適用性をより高めたものとなっている。
さらに本発明においても血圧測定設定手段により、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し、アジェンダ設定手段により、使用者の日常の活動内容を設定し、アジェンダ表示手段によって、血圧解析手段により解析された血圧情報を、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともに表示するようにしたので、日常の記録と血圧との関連などを容易に把握することができる。
また、本発明では、制御リモコン部を携帯情報端末とすると、各種の設定操作や表示への適用性などを向上する上で好ましいものとなる。
本発明によれば、持ち運びに簡易で、日常生活において、血圧の日内変動を容易に測定することができ、24時間行動下における日常の記録と血圧との関連など臨床の現場において必要な質の高い血圧測定を行うことができる。
また本発明にかかる装置を使って、1日のみならず1ヶ月の平均をとればサンプル数もより多くなり、推計学的信頼性の高い値が得られ、この血圧値の平均値の平均はある個体の固有の血圧レベルをより良く反映することとなる。そして、このような情報は、診察室以外では正常血圧を示す白衣高血圧の診療には不可欠なものとなる。
また本発明により、得られる情報は、夜間睡眠時の血圧、睡眠より早朝覚醒に到る血圧上昇(morning surge)、昼間の行動期、労作時の血圧などに加え、一定時間間隔で測定しているため血圧日内リズムや血圧変動性の分析にも役立つ。
以下、添付の図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。添付の図面は、本発明の好ましい実施形態を例示するものである。図面および関連する説明における具体的な特定は、本発明を広く特定するための一般性を放棄するものではないことは言うまでもない。
腕時計に適用した血圧測定装置を示す斜視図である。 腕時計本体と、カフ部とに分解した状態を示す説明図である。 制御手段の基本回路を示す構成図である。 パソコンとの通信を行う状態を示す説明図である。 パソコンを示す斜視図である。 時計本体の表示部の画面構成を表示した血圧測定装置を示す斜視図である。 表示部の画面構成の一例を示す部分拡大正面図である。 表示部の画面構成の一例を示す部分拡大正面図である。 表示部の画面構成の一例を示す部分拡大正面図である。 表示部の画面構成の一例を示す部分拡大正面図である。 血圧測定装置の装着状態を示す断面図である。 血圧測定装置による血圧測定時の状態を示す断面図である。 血圧測定装置と心臓との位置関係の一例を示す説明図である。 血圧測定装置と心臓との位置関係の一例を示す説明図である。 血圧測定装置と心臓との位置関係の一例を示す説明図である。 血圧測定装置と心臓との位置関係の一例を示す説明図である。 血圧測定装置と心臓との位置関係の一例を示す説明図である。 パソコン画面上の表示部の画面構成の一例を示す説明図である。 血圧測定装置の上腕への装着状態を示す斜視図である。 上腕装着型の血圧測定装置を示す斜視図である。 上腕装着型の血圧測定装置を示す一部を破断した正面図である。 上腕装着型の血圧測定装置の制御手段の基本回路を示す構成図である。 上腕装着型の血圧測定装置の別の実施形態を示す斜視図である。
本発明の好ましい実施形態によれば、血圧測定装置の主要コンポーネントとして、使用者の手首もしくは上腕に装着し手首もしくは上腕の血管を圧迫するためのカフ部と、このカフ部を保持するとともに最高血圧および最低血圧を測定する血圧測定手段を備えた血圧測定器本体と、前記血圧測定手段からの信号を解析して24時間行動下における動脈波形に変換する血圧解析手段と、血圧解析手段からの情報を表示する表示部等が必要となる。
腕時計型血圧測定装置
図1〜図18は本発明の血圧測定装置を腕時計型として設計した実施形態の一例を示すもので、この血圧測定装置1は、例えば図1および図2に示すように、腕時計本体2と、使用者の手首の血管を圧迫するためのカフ部4を備えたバンド部3とを主体として構成されており、腕時計本体2には、図3に示すように、前記カフ部の圧力変化に基づいて最高血圧および最低血圧を測定する血圧測定手段(例えば、圧力センサー20・マイクロフォン21・血圧測定回路22)と、当該血圧測定手段からの信号を解析して動脈波形に変換する血圧解析手段31とを備え、24時間行動下の血圧を測定できるようになっている。
この実施形態では、腕時計本体2がカフ部4を保持する血圧測定器本体となる。
そして、前記血圧解析手段31には、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し当該設定時間において血圧測定手段を制御する血圧測定設定手段(例えば、血圧測定タイマー回路28、ドクター指示入力部37)と、使用者の日常の活動内容を設定するアジェンダ設定手段(例えば、アジェンダ設定部23)と、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するアジェンダ表示手段(例えば液晶表示指示回路42、表示部10)とが備えられ、また前記腕時計本体2には、血圧測定の設定を行う血圧測定設定スイッチ11、12と、使用者の日常の活動内容の設定を行うアジェンダ設定スイッチ11、13とが設けられている。
前記腕時計本体2とカフ部4とは、図示はしないが、信号線を含む空気供給管によって接続されており、この空気供給管はカフ部4の接続部4e、4fに着脱自在に接続されるようになっている。なお、本実施形態においては、前記バンド部3とカフ部4とは、図2に示すように、分かれて構成されているが、これに限られるものではなく、一体的に形成されたものであっても良い。
前記バンド部3は、図1および図2に示すように、腕時計本体2における12時側に取り付けられる親バンド3aと、6時側に取り付けられる剣先バンド3bとから構成されている。
これら親バンド3aおよび剣先バンド3bは、装着部位である腕(手首)Aに対してフィットするように予め湾曲され、ゴム、皮革等の素材により形成されている。なお、これら親バンド3aおよび剣先バンド3bがそれぞれゴム等の伸縮性のある素材により形成された場合には、腕(手首)Aに対し、バンド部3をよりフィットするように装着できるので望ましい。
なお、本実施の形態においては、親バンド3aには剣先バンド3bを留める美錠3cが取り付けられているが、このような美錠3c構造による留め付けに限定されるものではなく、他の留め付け構造であっても良いことはもちろんである。
前記カフ部4は、図2に詳細を示すように、充気方式で腕帯式の充気嚢構造となっており、腕(手首)Aを囲める長条形とされ、全体の長さは腕時計本体2とバンド部3とを含めた長さよりも長く形成されている。
カフ部4の中央部分4aは、腕時計本体2の裏側に、前記空気供給管により連結されており、空気供給管の一端は腕時計本体2に付属の空気ポンプ29に接続され、空気ポンプ29より送られてきた空気がカフ部4の中に入るようになっている。また、この空気供給管には洩圧弁30が接続され、カフ部4に充填された空気を逃がすことができるようになっている。
さらに、カフ部4にはコロトコフ音を採取するマイクロフォン21や阻血圧力を検知する圧力センサー20が設けられており、これら圧力センサー20およびマイクロフォン21は、腕時計本体2に設けられた血圧測定回路22に接続され、圧力情報とコロトコフ音情報に基づいて最高血圧および最低血圧を測定できるようになっている。
なお、前記圧力センサー20およびマイクロフォン21は、カフ部をディスポーザブルとする場合には、腕時計本体2に設けるようにしても良い。この場合、コロトコフ音を採取しやすくするためには、腕時計本体は2は手首の裏側に位置するようにして装着することが好ましい。
なお、カフ部4の中央部分4aは、カフ部4の両端部分4b,4cよりも容積の小さな充気嚢とされており、カフ部4の両端部分4b,4cにより多くの空気が充填されるようになっている。
そして、図11、図12に示すように、このような長条形かつ両端が膨らむ形態の充気嚢により、腕(手首)A全体に付けたときに、カフ部4の両端部分4b,4cが腕(手首)Aの裏側全体に重なるように位置し、充気時、腕Aの裏側を強く圧迫し、橈骨動脈A1と尺骨動脈A2の2つの動脈A1,A2を阻血できるようになっている。なお、カフ部4の両端部分4b,4cには表面に特殊な加工が施された面ファスナー4dが設けられ、カフ部4の両端部分4b,4cを重ねた時に、カフ部4の端部がそれぞれずれないように配慮されている。
腕時計本体2には、図1および図2に示すように、表示部10と、第1〜第4までの操作ボタン11,12,13,14と、表示部10上にある第5ボタン15、第6ボタン16、さらに腕時計本体2左右側面にある第7ボタン17、第8ボタン18が装備されている。
腕時計本体2の表示部10は、例えばLCD(液晶表示装置)とされており、図6〜図10に示すように、血圧値等の測定情報や、測定中、データ送信中といった、血圧測定の動作情報等の各種情報を表示するようになっている。
また、この表示部10の画面下部には、圧力センサー20に連動する圧力目盛10aが表示されており、空気ポンプ29による腕(手首)Aへの圧力が高い場合には、図7のように目盛で示す値が高くなるように設定されており、圧力が低い場合には、図8のように目盛で示す値が小さくなるように設定されている。
第1ボタン11はモード変更用のボタンで、時刻モード、目覚まし時計モード、アジェンダ設定モード、血圧測定タイマーモード、血圧測定モード、PC転送モードなどに変更できるようになっている。
第2ボタン12の主な機能は決定/ロックボタンで、時刻モードではこのボタンを押すと時刻設定モードとなる。また血圧測定プランモードでは、このボタンを押すと、表示部10が血圧測定時刻などの血圧を測定する時刻の詳細を設定する画面となる。
第3ボタン13の主な機能はアジェンダのフラグを設定するもので、図6に示すように、アジェンダ設定画面(アジェンダ設定モード)において、睡眠、食事、投薬、トイレ、仕事、移動などの1日の主なスケジュールを設定するボタンとなる。
図6に示す例では、画面10上にドライブアイコンF1、食事アイコンF2、通勤アイコンF3、アラームアイコンF4が表示されている。
実施例では、その他のアイコンとして、投薬、会議、睡眠、風呂など日常の活動がアイコンにより一目でわかるようになっており、第3ボタン13と第4ボタン14とによる操作で各種アイコンが表示されるとともに各種アイコンを決定し、スケジュールの中に組み込まれて、スケジュール上の画面や血圧データの出力画面において、表示されるようになっている。なお、このアイコンは時計本体2からの操作だけでなく、外部パソコンのスケジュール管理ソフトからも設定できるようになっていることはもちろんである。
第4ボタン14の主な機能は、バックライトのON/OFFであり、また時刻設定モード、目覚まし時計モードでは、分設定、時設定などを設定するためのボタンとなる。さらに前述したようにアジェンダ設定モードでは、スケジュール上の各種アイコンを設定するためのボタンともなる。
第5ボタン15の主な機能は記録呼出ボタンであり、記録している血圧、脈拍など各測定値を見るときに押すものである。
また、第6ボタン16は血圧測定時に異常が生じた場合に手動で測定を中止する際に用いられる安全ボタンであって、第5ボタン15と同時にこのボタンを押すと(すなわち、第5、第6ボタン15,16の二つを同時に押すと)、血圧測定が中止されると同時に、空気ポンプ29などの駆動用電源を切れるように設定されている。
第7ボタン17、第8ボタン18は、手動で血圧測定する場合に、これら二つのボタン17,18を挟むようにして二つ同時に押す操作をすると、測定が開始される。
これらのボタン17,18は正しい姿勢で腕時計型血圧測定装置1が心臓Hの高さ(乳頭の位置)になるように位置させた時の血圧値の測定や、腕時計型血圧測定装置1が腰の高さ(直立して気をつけをした手の位置)になるように位置させた時の血圧値の測定時などに利用するものである。
なお、第7ボタン17、第8ボタン18にはそれぞれ無線送受信部17(赤外線、特定小電力無線、Bluetoothなどを含む)が内蔵され、図4に示すように、単方向または双方向で情報を伝達できるようになっている。
続いて、腕時計本体2の内部構造について、具体的に説明する。
また、腕時計本体2内部には、カフ部4への加減圧を行う加減圧手段としての前記空気ポンプ29、洩圧弁30等と、カフ部4の圧力変化に基づいて血圧測定を行う血圧測定手段(実施例では、圧力センサー20、マイクロフォン21、血圧測定回路22)と、血圧測定等の各種制御を司る制御手段(図示例では血圧解析手段も兼ねる制御部31)と、腕時計本体2の位置、動き、衝撃などを測定する位置センサー24(加速度センサー)等を備えている。
図3は、前記制御手段の基本回路を示すものである。本実施の形態において該制御手段の基本回路に組み込まれる各種回路は制御部31と接続されており、この制御部31の制御によって各種の動作を行うことが可能となっている。
血圧測定手段は、カフ部4に付属の、コロトコフ音を検知するマイクロフォン21、阻血圧力を検知する圧力センサー20、これらコロトコフ音情報と圧力情報に基づいて最高血圧と最低血圧を測定する血圧測定回路22とを主体として構成されている。
上述のように、圧力センサー20は阻血圧力を検知するものであり、またマイクロフォン21はコロトコフ音を検知するものであり、これらの動作は前記血圧測定回路22に基づいて制御される。
また、血圧測定回路22は、昼覚醒時制御回路32と夜間睡眠時制御回路33とに接続されており、昼の覚醒時と夜間の睡眠時とでそれぞれ血圧測定の回路が分かれるようになっている。
昼覚醒時制御回路32は昼間の行動期、労作時の血圧などを測定する際に使用され、昼間平均値の算出をする。
夜間睡眠時制御回路33は主として夜間睡眠時の血圧、睡眠より早朝覚醒に至る血圧上昇を測定する際に使用され、夜間平均値の算出をするようになっている。
なお、本実施の形態においては、昼と夜との血圧測定を昼覚醒時制御回路32と夜間睡眠時制御回路33との2つの回路を使って行うようにしているが、これらの回路32,33は一つの回路で行うようにしても良いことは言うまでもない。
また、昼間と夜間との区別は、後述のアジェンダ設定部23により設定されており、通常は、昼覚醒時は例えば起床した朝6時から就寝前の午後10時に設定され、夜間睡眠時は例えば就寝後の午後10時から朝6時などに設定される。
また、この血圧測定回路22に基づく血圧測定では、血圧補正回路26によって誤差を補正できるようになっている。
すなわち、この血圧補正回路26は、人間の体位(臥位、坐位、立位)によってカフ部4の中心が心臓Hの位置より高くなったり、低くなったりするために生じる差h(h1,h2)に対して静水圧の差が加わることになるために、その誤差(誤差△mmHg=h×10×1.055/13.6)を補正するもので、後述の位置センサー24および体位判定回路25によって測定時の体位を判定し、測定値の補正をすることができるようになっている)。
使用者の立位時において腕時計型血圧測定装置1が作動した際には、図13に示すように、装置1(カフ部4)と心臓Hとの差h分の誤差に対して静水圧の差が加わるため、血圧補正回路26によって、その誤差が、適正に補正されることになる。
使用者の臥位時において腕時計型血圧測定装置1が作動した際には、図14に示すように、装置1(カフ部4)と心臓Hとの差h1分の誤差に対して静水圧の差が加わるため、血圧補正回路26によって、その誤差が適正に補正されることになる。なお、この時、使用者は、身体の一側面が上に、他側面が下になるように横に寝た状態となっており、身体の一面側の腕(手首)Aに装置1が装着されている。この装置1が装着された腕(手首)Aは、心臓Hよりも高い位置に配置されている。
使用者の臥位時において腕時計型血圧測定装置1が作動した際には、図16に示すように、装置1(カフ部4)と心臓Hとの差h2分の誤差に対して静水圧の差が加わるため、血圧補正回路26によって、その誤差が適正に補正されることになる。なお、この時、使用者は、身体の正面が上に、背面が下になるように寝た状態となっており、装置1が装着された腕Aは、心臓Hよりも低い位置に配置されている。
また、この血圧測定回路22に基づく血圧測定は、機器制御回路34と連携して動作するように構成されている。この機器制御回路34は、前記空気ポンプ29および洩圧弁30と、血圧測定回路22に基づく血圧測定を中止するための非常用のストップボタン(本実施の形態では第5、第6ボタン15,16)とを制御できるように設定されている。
さらに、この機器制御回路34には安全回路35が接続されており、前記空気ポンプ29の異常加圧等、機器の異常が検知されたときに動作を自動で中止して血圧測定を中断できるようになっている。
手動ボタン(本実施例では第7ボタン17、第8ボタン18)は、手動で血圧測定する場合に使用されるもので、これら二つのボタン17,18を挟むようにして同時に押す操作をすると、手動測定回路36を介して測定が開始される。
上述の位置センサー24は、人間の体位(臥位、坐位、立位)とともに、カフ部が心臓の位置に対してどれだけ離れているか(腕時計型血圧測定装置1を装着した腕と心臓との位置関係)をセンシングするもので、例えば加速度センサーなどが用いられる。
位置センサー24として加速度センサーを用いた場合には、加速度を測定し、適切な信号処理を臥位・坐位・立位判定回路が行うことによって、傾きや動き、振動や衝撃といった様々な情報を得ることができる。
例えば、昼覚醒時においては、腕時計本体2の動きや振動などを測定することにより、測定時に後述のアラーム回路39を介して測定時間の注意を喚起し、所定の体位での血圧測定を実行できるようになっている。
また、この実施形態では、位置センサー24に活動量測定回路50が接続され、位置センサー24からの情報を取得して活動量測定回路50により、例えば歩数、歩行距離、歩行時間、エクササイズの量等の活動量が測定されるようになっており、これらの活動量は制御部31に送られて血圧測定回路22で得た血圧測定値とともに表示部10に液晶表示指示回路42を介して表示されるようになっている。
表示形式としては、例えば図6および図18に示すようなものとなる。
時計回路27は、時、分、秒のデータを生成して時間を知らせるとともに、腕時計型血圧測定装置1の各部を時系列に制御する機能を備えている。
アジェンダ設定部23は、時計本体2の第3ボタン13、第4ボタン14とによって、1日の行動計画、予定、スケジュール(アジェンダ)、血圧の測定時間等を設定するもので、具体的には、図10に示すように、時計回路27にて生成された時間に対して、1日の行動計画、予定、スケジュール(アジェンダ)を、行動内容に対応したアイコンの生成とともに、内部に記憶させるとともに、血圧測定タイマー回路28と連動して24時間行動下における血圧の測定時間を設定し、血圧測定手段(実施例では、圧力センサー20、マイクロフォン21、血圧測定回路22)を制御するものである。
なお、スケジュールの登録変更はいつでも可能であり、時計本体2とは別にパソコン上のスケジュール管理ソフトで登録した内容と同期させて登録することもできるものである。
血圧の測定時間としては、例えば30分毎、1時間毎等の時間毎による測定設定はもちろん、日常活動のポイント(例えば就眠時間と起床時間、服薬時、食前、食後、排便排尿前後などのポイント)において設定できるものである。
血圧測定タイマー回路28は、アジェンダ設定部23、後述のドクター指示入力回路37より設定された血圧測定時間を管理するもので、30分毎、1時間毎の時間管理はもちろん、アジェンダ設定部によるスケジュールに応じた測定設定時間を管理し、測定時間になれば、血圧測定回路22へ信号を送って血圧測定が行えるようになっている。
ドクター指示入力部37は、医師が特定の使用者(患者)に対して測定したい血圧の測定時間を入力できるもので、本実施の形態においては、図4および図5に示すように、外部のパソコンPに医師の入力ソフトがあり、この入力ソフトにより入力された情報が無線送受信部(第7ボタン17・第8ボタン18)を介して、時計本体2内のドクター指示入力部37に送られ、血圧測定タイマー回路28と連動して測定時間を管理できるものである。
血圧データ処理回路38は、血圧測定により得られた膨大な血圧データを処理するもので、ここで処理された血圧データは、制御部(血圧解析手段)31の中で所定の数学的解析手段を使って詳細に解析されて、臨床応用できるものとなり、液晶表示指示回路を通して表示部10に、日内変動の周期パターンを表示するものである。
また、この血圧データはパソコンPにも送られて、パソコンPの表示部上でも血圧測定で得られた情報が表示されるようになっていることはもちろんである。
この場合、パソコンPには、独自に血圧データを解析するソフトが組み込まれており、時計本体部2の小さな画面では表示が難しい各種解析データ(活動量との組み合わせデータ等)をすべて表示できるとともに、プリンターに信号を送って紙情報としても出力できるようになっている。
なお、制御部31ならびに血圧データ処理回路38には、動脈の閉塞など循環障害がある場合や糖尿病、高脂血症、高血圧症などの病気を患っている場合などにおいて、健康体での血圧値との差なども解析処理して必要に応じてアラーム回路39を介してアラームできる処理も可能となっており、さらに、次のような測定データの場合のエラーをも判断できるようになっている。
例えば、成人の場合、次の条件を一つでも満たさない測定値の場合はエラー表示する。
1)70mmHg≦SBP(収縮期血圧)≦250mmHg
2)30mmHg≦DBP(拡張期血圧)≦130mmHg
また、本実施の形態の制御部31では、機器制御回路34(安全回路35)を通じて空気ポンプ29、洩圧弁30等を制御しながら、この圧力変化、脈動を圧力センサー20により測定し、この測定結果より最高、最低血圧値、心拍数を算出する機能も備えている。
また、位置センサー24からの情報による体位(臥位・坐位・立位)判定回路25を通じ、腕時計本体2・カフ部4の位置を判定し、血圧補正回路26を制御し、さらに、時計回路27、アジェンダ設定部23、ドクター指示入力回路37、キー入力部11〜18からのデータを管理しながら、各回路からの信号によって、血圧測定を行い、さらに得られた血圧データをメモリー40に保管するとともに、血圧データを判断し、日内変動パターンを液晶表示指示回路42を通じて表示部10に表示する。
さらに無線送受信部17,18からパソコンPへメモリー40内のデータを転送する。
アラーム回路39は、測定不能の場合のエラー、血圧データ処理回路38でのエラーが生じた場合、あるいは、測定時間において使用者に測定の注意を喚起する場合に表示部10にアラーム表示を生成するためのものである。
また、目覚まし等の用途でアラーム音を発生できるように設定してもよい。
メモリー40は、測定された血圧データを記憶させるとともに、エラー判断などの際に必要なデータを記憶させておくものである。
キー入力部は、前記第1〜第8ボタン11〜18が対応し、これらボタン11〜18の操作によって、必要な入力ができるように設定されている。
例えば、制御部の基本回路には、図示しない身体情報入力回路が組み込まれており、キー入力よって、身体の特徴(背の高さ、胸囲、胴囲、体重など)を入力し、メモリー40内に記憶させることができるようになっている。
脈拍検出回路41は、図示しない脈拍測定スイッチを介して脈拍を測定するもので、血圧とともに脈拍も測定できるようになっている。
次に、本実施の形態の腕時計型血圧測定装置1の使用方法について説明する。
まず、第1ボタン11を押して各種回路を動作させ、時刻モード、目覚まし時計モード、アジェンダ設定モード、血圧測定タイマーモード、血圧測定モード、PC転送モードのモード設定を行う。
なお、これらの設定は、第2ボタン12、第3ボタン13、第4ボタン14等を利用して表示部10に表示される画面に従って行うものである。
時刻モードは、時計回路27を動作させ、時計として通常使用する際の初期画面を表示部10に表示する。時刻モードでの表示部10には、日付および現在時間が表示される。
目覚まし時計モードは、アラーム回路39を動作させ、目覚ましの時間を設定するもので、起床のためのアラーム音等を鳴らす時刻を設定できるモードとなっている。
アジェンダ設定モードでは、アジェンダ設定部23を動作させ、1日の行動計画、予定、スケジュールをアイコン表示させて設定するためのモードで、日常活動の記録(就眠時間および起床時間、睡眠深度、食事、排便排尿、服薬など)を設定できるようになっている。
また、このアジェンダ設定モードに連動して、血圧測定回路22が動作するように設定することができる。
また、血圧測定タイマーモードでは、アジェンダ設定モードとは別に、血圧測定タイマー回路28を動作させ、血圧測定時間を設定できるようになっている。血圧測定時間の設定は時間毎(30分毎、1時間毎など)はもちろん、就眠時、起床時、服薬時など臨床的な面から重要な時間を簡単に設定できるようになっている。
また、この血圧測定タイマーモードにより測定開始時間、測定間隔、測定時間(24〜48時間)などが予めプログラムできるようになっている。また、この血圧測定タイマーモードに連動して、血圧測定回路22が動作するように設定することができる。
血圧測定モードは、血圧測定回路22を動作させて血圧測定を行う場合のモードである。この血圧測定モードは、上述のアジェンダ設定モードおよび血圧測定タイマーモードで設定された血圧測定時間に基づいて自動で血圧測定を行うか、手動測定回路36を動作させて手動で血圧測定を行うかを設定できるようになっている。
なお、この血圧測定モードにすることにより、手動測定回路36が動作に基づいて第7ボタン17と第8ボタン18が動作可能となり、手動での血圧測定ができるようになる。
また、血圧測定タイマーモードで設定した血圧測定時間が到来した際に、使用者が、手動測定を始めると、自動的に表示部10は血圧測定モードの画面となり、カフ部4の加圧状況、最高血圧、最低血圧、脈拍などが表示部10に表示されるようになっている。
PC転送モードは、前記メモリー40に蓄積されたデータを外部のパソコンPに転送またはその逆を行うモードで、パソコンPおよびインターフェースの操作接続によってデータを転送できるようになっている。
なお、本実施の形態においては、このデータ転送は無線送受信部17,18を介して行うようになっている。
続いて、血圧測定モードでの血圧測定について説明する。
まず、腕時計型血圧測定装置1を腕Aの手首に装着する。
この際、腕時計本体2に付いているカフ部4を手首に素肌の上から捲くようにし、バンド部3を手首にカフ部4がフィットするように留め付ける。このときにカフ部4が尺骨にかからないように注意し、またゆるく感じないようにカフ部4を捲く。
なお、血圧測定は右腕、左腕のどちらでも可能である。
そして、この腕時計型血圧測定装置1を用いて血圧の日内変動を記録するには、装置1を手首に装着した状態で、正しい姿勢を取った状態で血圧測定を行う。
例えば図17に示すように、椅子に座り、手のひらを上に向け軽く広げてひじを机の上にのせる。腕Aをタオル等に当て、カフ部4が心臓Hの高さと同じ位置となるように合わせる。すなわち、坐位である。ただし、坐位に限られるものではない。
以上のように腕時計型血圧測定装置1を装着し、正しい姿勢を取ったら、まずは、この状態で血圧測定を行い、この初回の測定データを、後の手順である血圧補正のための標準値として設定する。
なお、血圧の測定は、手動によって第7ボタン17と第8ボタン18を挟むように押すと、空気ポンプ29によりカフ部4内に空気が充填され、血管に圧力が加わる。
血管に圧力が加わると、前記表示部10の画面下部に表示された目盛10aで示す値が高くなる。なお、本実施の形態では、4つに分けられた目盛10a…が表示されており、目盛10aの色が左から順番に変化することによって、血管にかけられる圧力が高いか低いかを示すことができる。すなわち、図7では血管にかかる圧力が高いので4つの目盛10a…のうち、3つの目盛10a…の色が変化し、図8では血管にかかる圧力が低いので4つの目盛10a…のうち、1つの目盛10aだけが変化している。つまり、表示部10は、画面下部に、血管にかけられる圧力の高低を示す部分が表示されるように構成されている。
そして、圧力により血行が停止すると、徐々にカフ部4内の空気を洩圧弁30から逃がして血管に加えている圧力を減少し、血行を開始させる。その際、図7に示すように、減圧を示す矢印Y1が、表示部10に表示される。なお、カフ部4内に空気を供給し、加圧していく際には、図8に示すように、加圧を示す矢印Y2が、表示部10に表示される。
カフ部4には脈拍を検出するマイクロフォン21が内蔵され、図示しない信号線を介して手動測定回路36に信号が送られ、血行の停止時と開始時に対応するカフ部4内の圧力から血圧データが得られる。
なお、血圧測定モードの初期状態において、前記身体情報入力回路を動作させ、キー入力により身体の特徴(背の高さ、胸囲、胴囲、体重など)をメモリー40に記憶させておき、この身体の特徴と予め設定した前記標準値とにより、血圧補正回路26の動作に基づいて、血圧測定時の補正が適正に行うことができる。
すなわち、例えば図15に示すように、臥位の状態において、測定位置が心臓Hよりも低いと、測定値は高くなる傾向になるが、このように身体情報が入力されていれば、血圧補正回路26により血圧測定時の補正がなされ、質の良い血圧データが測定されることになる。
続いて、アジェンダ設定モードおよび血圧測定タイマーモードでの血圧測定について説明する。
まず、アジェンダ設定モードで日常のスケジュールを登録し、血圧測定タイマーモードで血圧測定時間を設定しておく。この日常のスケジュール登録、血圧の測定時間の設定は、図6に示すように腕時計本体2の表示部10を見ながら、各種アイコン(ドライブアイコンF1、食事アイコンF2、通勤アイコンF3、アラームアイコンF4)を選択するなど腕時計本体2から設定できることはもちろんであるが、パソコンに備えられたスケジュール管理ソフトと連動させて、パソコン上からもスケジュールの登録と測定時間の設定ができることはいうまでもない。
昼間の覚醒時には、腕時計型血圧測定装置1を手首に装着した状態で、血圧測定時間になると、昼覚醒時制御回路32が動作するとともにアラーム回路39が動作して使用者に血圧測定時間が始まることが通知される(例えばバイブ機能あるいはアラーム音など)。
この際(アラーム回路により血圧測定が始まることが使用者に通知された際)、現実の行動予定を時計本体2で設定も可能である。実際にスケジュール登録した行動内容と異なれば、その際の行動内容を改めて登録し、スケジュール変更すると、現実に即した行動と血圧の状態とをより正確に把握できるので、好ましい。このスケジュール変更の操作は時計本体2のボタンひとつで容易にできる。なお、スケジュール変更は、血圧測定後であっても可能である。
昼覚醒時に血圧測定時間が通知されたら、腕(手首)Aを軽く胸にあてカフ部4が心臓Hの高さと同じ位置にくるように合わせる。すなわち、立位である。ただし、立位に限られるものではない。
そして、手動ボタン17,18を押すか、あるいはその状態で静かに待っていると、血圧測定回路22が動作してカフ部4が加圧され、血圧測定が始まる。
夜間睡眠時には、腕時計型血圧測定装置1を手首に付けた状態で就眠する。
夜間睡眠時には、夜間睡眠時制御回路33が動作し、昼覚醒時とは異なり、眠りを妨げないようにアラーム音等が鳴動しない。
また、例えば、就眠中の腕Aの位置(カフ部4の位置)が心臓Hよりも高い位置や低い位置にあっても血圧補正回路26の働きにより、適正な血圧が測定されることになる。
また、以上のように昼覚醒時や夜間睡眠時に関係なく、血圧測定タイマーモードにしておけば、血圧の測定間隔を例えば30分間隔としておくと、以後の時間において、30分毎に血圧測定がされることになる。
この際、アジェンダ設定により使用者の日常の活動(就眠と起床時間、睡眠深度、食事、排便排尿、服薬など)がメモリーに登録されているので、日常の活動と血圧との関係が詳細に記録されることになる。
また、手動測定も可能であるため、例えば服薬した際に手動で血圧を測定すれば、最初の時間設定とは別に、新しい血圧データをアジェンダに登録することも可能である。すなわち、アジェンダ設定では、都度、日常の活動の設定ができる。
また、以上のようにして測定された血圧データは、前記メモリー40に記憶される。
そして、腕時計型血圧測定装置1で記憶された血圧データは、図4に示すように、無線送受信部17,18を介してパソコンPへと送信される。パソコンP内では、装置1内で解析されるよりも、より詳細に解析することができる。医師は、パソコンP内で解析された詳細な血圧データに基づいて、使用者の健康状態をより詳細に診断することができる。
図18はパソコンPに送られた血圧データ等を解析して図表化したもので、図示例では、縦軸に血圧が、横軸に時間が配置されて、最高血圧と最低血圧の測定値が24時間の単位で線グラフとして表示され、これら最高血圧と最低血圧の間は着色されて画面上で分かりやすくなっている。
また、同じ図表の中で棒グラフとして活動量のひとつである歩行数がその数字とともに棒グラフで表示され、さらに、各種アイコン(ドライブアイコンF1,食事アイコンF2,薬アイコンF5、歩行アイコンF6、会議アイコンF7,デスクワークアイコンF8、アルコールアイコンF9、バスアイコンF10、お休みアイコンF11)が時間ごとに表示されている。
またこの図表ではLifeの列G1に起床、朝食、運動、仕事(外回り)、昼食、会議、仕事(デスク)、夕食、風呂、就寝、睡眠などといった具体的な内容が表示されるようになっており、さらにDocの列G2に、投薬の際の時間など医師が設定した内容が表示されるようになっている。
これらの表示内容はアジェンダ設定、ドクター指示設定時に自動生成されて画面上に表示されるものである。
また、このように医師によって診断された後、医師は、臨床の現場に必要な、より質の高いデータを求めるべく、血圧測定時間を使用者に対して指示する。この時、医師は、パソコンPで入力した指示をデータとして、無線送受信部17,18を介して装置1へと送信する。すなわち、この医師からのデータは、無線送受信部17,18を介してドクター指示入力部37に信号が送られる。そして、血圧測定タイマー回路28と連動して血圧測定時間が管理される。
なお、このようにドクター指示入力部37に送られたデータに基づいて設定された血圧測定時間の設定は、その他の回路によって登録された血圧測定時間の設定のいずれよりも優先される。
なお、本実施の形態においては、聴診法をマイクロフォン21に置き換え血管音(コロトコフ音)を自動的に判定して血圧を測定するマイクロフォン法としてあるが、カフ圧の脈圧による圧振動(oscillation)を分析して血圧を測定するオシロメトリック(OS)法であっても、本発明の効果は達成できる。
本実施の形態によれば、随時外来血圧(測定)に比べ測定頻度が多いことに加えて、時間との関係、アジェンダ(日常行動のスケジュール)との関係で血圧情報が得られ、血圧情報としての質を高めることができる。特に、臨床の現場に必要な質の高い血圧測定を行うことができる。
また、アジェンダ設定モードにより予め計画された使用者の行動を、血圧測定タイマーモードによって管理することができるので、血圧情報の質をより高めることができる。
また、医師によって指示された時間を前記血圧測定タイマー手段によって管理することができるので、血圧情報の質をさらに高めることができる。
また、ドクター指示入力部37により、血圧測定モードでの血圧測定を自由に医師が選択できるため、例えば、朝と晩の統一的な測定条件下に得られる使用者の長期的な血圧情報を得ることもでき、臨床的な意義を向上させることができる。
さらに、アジェンダの設定により、例えば、降圧薬服用中の血圧の変化を日内変動として、表示部10や外部のパソコンPでいつでも確認することができるので、降圧の程度とスビードを診療経過の中で医師ばかりでなく患者自身も確認でき、服薬の状態と薬効、さらに血圧レベルの推移が明確となり、患者の服薬に関する自己責任を認識させ、服用コンプライアンスを向上させることができる。
そのことは、患者の診療への参加意識を高めるとともに高血圧診療の質も向上する。
さらに、1日に複数回測定し、1日のみならず1ヶ月の平均をとればサンプル数も多くなり、推計学的信頼性の高い値が得られ、複数回測定した血圧値の平均値の平均はある個体の固有の血圧レベルをより良く反映する。そして、このような情報は、診察室以外では正常血圧を示す白衣高血圧の診療には不可欠なものとなる。
また、昼覚醒時と夜間睡眠時とで異なる血圧測定が行われた場合には、夜間睡眠時の血圧、睡眠より早朝覚醒に到る血圧上昇(morning surge)、昼間の行動期、労作時の血圧などの情報を得ることができる。さらに、このような情報は、例えば一定時間間隔での血圧測定における血圧日内リズムや血圧変動性の分析に役立つ。
さらに、昼覚醒時と夜間睡眠時の血圧測定を別モードで行い、昼間労作時血圧や夜間就眠時血圧を正確に測定することができるので、昼間平均値、夜間平均値を算出することができ、この平均値を使用者固有の血圧の基準値として呈示することができる。
上腕装着型血圧測定装置
次に、図19ないし図23を参照して本発明の血圧測定装置を上腕装着型として設計した実施形態の一例を説明する。
この血圧測定装置70は、使用者の上腕に装着されて血圧を測定する血圧測定器本体71と、この血圧測定器本体71に備えられて上腕の血管を圧迫するカフ部72と、表示部付の制御リモコン部73、74(図示例では、携帯情報端末73、腕時計型血圧計1)とを主体として構成されており、血圧測定器本体71に設けられた機器本体76の作用によって、カフ部72により上腕の血管を圧迫して最高血圧および最低血圧を測定できるようになっている。
図示例では2つの制御リモコン部(携帯情報端末73、腕時計型血圧計1)が開示されているが、本発明ではいずれかひとつの制御リモコン部があれば、血圧測定は可能であり、本発明はこの図示例に限定されるものではない。
前記血圧測定器本体71は、使用者の上腕に沿って若干湾曲した保持板部75と、血圧測定のための各種機器が具備された機器本体76とを主体として構成されている。また、カフ部72は充気方式で腕帯式の充気嚢構造となっており、上腕全体を捲く長条形とされ、カフ部72の両端には表面に特殊な加工が施された面ファスナー72a、72bが設けられ、カフ部72の両端を重ねた時に、カフ部72の端部がそれぞれずれないように配慮されている(図21参照)。
前記保持板部75は軟質のブラスチック等でほぼ長方形に成形された板上のもので、カフ部72を着脱自在に保持するとともに、機器本体76を保持して使用者上腕への装着を容易にするものである。保持板部75の表面には、図21に示すように血圧測定器本体76を着脱自在に固定する保持部77が取り付けられており、この保持部77にはカフ部72への空気を送る空気流通管78、79が設けられ、この空気流通管78,79を介して、空気ポンプより送られてきた空気がカフ部72の中に入り、またカフ部内の空気が洩気されるようになっている。
前記機器本体76は、血圧測定手段としての主要部となるもので、防音構造となった箱型のケース76aと、この箱型のケース76a内に収められた血圧測定のための機器(空気ポンプ29と、圧力センサ20、マイクロフォン21、洩圧弁30など)の制御のための制御基板とから構成されており、ケース76aは保持部77の左右側板77a、77bの間にスライドして嵌め込まれ、側板先端にある突起77cによって固定されるようになっている。
そして、この制御基板により、空気ポンプ29を制御し、カフ部72を加圧したり、空気を徐々に逃がして血管に加えている圧力を減圧したりして、マイクロフォン21でコロトコフ音を集音し、血圧を測定できるようになっている。
なお、この血圧測定用の機器は電池80によって動作する。
また表示部付制御リモコン部73は、前記機器本体76に備えられた血圧測定のための機器に制御情報を送るもので、この制御リモコン部73において、血圧測定の設定とアジェンダ設定が行われるとともに、この表示部10に血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報が表示される。
そして、前記制御リモコン部73には、機器本体76からの信号を解析して動脈波形に変換する血圧解析手段31Aと、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し当該設定時間において血圧測定手段を制御する血圧測定設定手段(血圧測定タイマー回路28、ドクター指示入力部37など)と、使用者の日常の活動内容を設定するアジェンダ設定手段(アジェンダ設定部23)と、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するアジェンダ表示手段(液晶表示指示回路42、表示部10など)とが備えられている。
図22はこの上腕装着型血圧測定装置の制御手段の基本回路を示すものである。
なお、図3で説明した血圧測定装置の基本回路と同じ構成要素(回路、部品等)には同一符号を付してその説明を省略する。
この上腕装着型血圧測定装置の基本回路は、血圧測定のための機器本体76の回路と、表示部付制御リモコン部73の回路との二つからなる。
血圧測定機器本体76の回路は、生体の血圧と脈拍を測定するための機器等とこれらの機器を制御する制御回路とから構成され、この制御回路の制御部31Bによって、コロトコフ音を検知するマイクロフォン21、阻血圧力を検知する圧力センサー20、これらコロトコフ音情報と圧力情報に基づいて最高血圧と最低血圧を測定する血圧測定回路22、昼覚醒時制御回路32、夜間睡眠時制御回路33、血圧補正回路26、空気ポンプ29、洩圧弁30、ストップボタン15、機器制御回路34、安全回路35、手動ボタン17、手動測定回路36、脈拍検出回路41、血圧測定タイマー回路28、アラーム回路39、メモリー40等を制御して血圧を測定できるようになっている。
また、この血圧測定機器本体76には位置センサー24、体位測定回路25、活動量測定回路50が備えられており、いわゆるライフレコーダーとして歩行数、歩行時間等も測定できるようになっている。
そして、これらの測定情報は無線送受信部17によって制御リモコン部73へ送られ、また制御リモコン部73から送られてきた制御情報を受けて、メモリー40に情報を記録し、当該制御情報に基づいて血圧測定機器本体76を作動させる。
制御リモコン部73の回路は、主として血圧解析のための回路を主体として構成されており、血圧解析手段31B、血圧データ処理回路38、アラーム回路39、キー入力部11、血圧測定タイマー回路28、時計回路27、アジェンダ設定部23、ドクター指示入力部37、メモリー40を主体として構成され、血圧解析手段31Bによって、機器本体76から送られてきた測定データを解析処理し、またアジェンダ設定部23とドクター0指示入力部37で入力された測定指示データを無線送受信部17を介して血圧測定機器本体76に送信できるようになっている。
続いて、この上腕装着型血圧測定装置の血圧測定について説明する。
まず、上腕装着型血圧測定装置70を上腕Bに装着する。
この際、保持板部75を持ち、上腕二頭筋の側に保持板部75を合わせてカフ部72を素肌の上から捲くようにし、カフ部72の両端を面ファスナーで留める。これにより、測定機器本体76が上腕二頭筋の上側に位置し、マイクロフォンがコロトコフ音を集音できる適正な位置に位置することとなる。
そして、この血圧測定装置70を用いて血圧の日内変動を記録するには、血圧測定装置70を上腕に装着した状態で、正しい姿勢を取った状態で血圧測定を行う。
アジェンダの設定、血圧測定時の設定等は前述した腕時計型血圧測定装置1と同様のため、その説明は省略する。
この上腕装着型血圧測定装置70では、空気ポンプ29からカフ部72への空気管の取り回し等がなく、持ち運びも簡易で、日常生活においても気軽に血圧を測定することが可能となる。また、上腕での血圧測定を可能としているため、手首で測定する血圧測定器に比べて、血圧測定時にカフ部の位置を心臓近くまで位置させるような動作をする必要がなく、24時間行動下での血圧測定への適用性をより高めたものとなる。
さらに、血圧測定機器本体76により、24時間行動下における血圧の測定が行われ、また、アジェンダの設定により、使用者の日常の活動内容が設定されて、血圧の測定と関連付けられ、さらに腕時計もしくは携帯情報表示端末の表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示されるので、日常の記録と血圧との関連などを容易に把握することができる。
図23は、上腕装着型血圧測定装置70の別の態様を示すもので、カフ部72をベルト状のものではなく、腕に最初から捲くようなリング状に形成したもので、上腕への取り付けをより容易にしたものである。この場合、カフ部72は伸縮性のある素材で形成されて、容易に上腕からカフ部がずり落ちたりしないように配慮されていることは言うまでもない。
以上本発明の特定の実施形態を示して説明してきたが、当業者にとっては、本発明の変更および修正が、広い態様において、本発明から逸脱することなく行われることは明白である。本発明の請求の範囲は本明細書において説明された特定の実施形態および特定の構成に制限されるものではなく、添付する特許請求の範囲の記載およびそれと均等な範囲により規定されるべきである。したがって、添付する特許請求の範囲は、本発明の精神および範囲に入るすべての変更および修正を含むことを意図するものである。
1 腕時計型血圧測定装置
2 腕時計本体
3 バンド部
4 カフ部
20 圧力センサー
21 マイクロフォン
22 血圧測定回路
23 アジェンダ設定部
24 位置センサー
25 体位判定回路
32 昼覚醒時制御回路
33 夜間睡眠時制御回路
26 血圧補正回路
28 血圧測定タイマー回路
29 空気ポンプ
30 洩圧弁
34 機器制御回路
35 安全回路
36 手動測定回路
40 メモリー
41 脈拍検出回路
70 上腕型血圧測定装置
71 血圧測定器本体
72 カフ部
A 腕
B 上腕
H 心臓

Claims (9)

  1. 使用者の手首もしくは上腕に装着し手首もしくは上腕の血管を圧迫するためのカフ部と、このカフ部を保持するとともに最高血圧および最低血圧を測定する血圧測定手段を備えた血圧測定器本体と、前記血圧測定手段からの信号を解析して24時間行動下における動脈波形に変換する血圧解析手段と、血圧解析手段からの情報を表示する表示部とを備え、24時間行動下の血圧を測定するようにした血圧測定装置であって、
    前記血圧解析手段には、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し当該設定時間において血圧測定手段を制御する血圧測定設定手段と、使用者の日常の活動内容を設定するアジェンダ設定手段と、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するアジェンダ表示手段とを備えたことを特徴とする血圧測定装置。
  2. 血圧測定設定手段には、医師によってのみ血圧の測定時間を設定可能なドクター指示入力部が備えられていることを特徴とする、請求項1に記載の血圧測定装置。
  3. 血圧測定設定手段には、血圧測定時に使用者に血圧測定時間であることを知らせる血圧測定タイマー回路が備えられていることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の血圧測定装置。
  4. 血圧測定手段には、昼覚醒時と夜間睡眠時とで異なる血圧測定を行うための昼覚醒時制御回路と、夜間睡眠時制御回路とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の血圧測定装置。
  5. 腕時計本体と、この腕時計本体を手首に装着するバンド部に備えられて使用者の手首の血管を圧迫するためのカフ部と、腕時計本体内に設けられ最高血圧および最低血圧を測定する血圧測定手段と、当該血圧測定手段からの信号を解析して動脈波形に変換する血圧解析手段とを備え、24時間行動下の血圧を測定するようにした血圧測定装置であって、
    前記血圧解析手段には、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し当該設定時間において血圧測定手段を制御する血圧測定設定手段と、使用者の日常の活動内容を設定するアジェンダ設定手段と、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するアジェンダ表示手段とを備えてなり、腕時計本体には、血圧測定の設定を行う血圧測定設定スイッチと、使用者の日常の活動内容の設定を行うアジェンダ設定スイッチとが設けられていることを特徴とする血圧測定装置。
  6. 血圧解析手段には、血圧測定時の使用者の体位に応じて、血圧測定データの誤差を補正する血圧補正手段が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の血圧測定装置。
  7. カフ部は腕時計本体に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項5ないし請求項6のいずれかに記載の血圧測定装置。
  8. 血圧測定器本体を使用者の上腕に装着し、血圧測定器本体に備えたカフ部により上腕の血管を圧迫して最高血圧および最低血圧を測定するようにした血圧測定装置において、血圧測定器本体には、カフ部に空気を送る空気ポンプ有しカフ部内の空気を徐々に逃がして血管に加えている圧力を減圧し、血行を開始させるための血圧測定手段が設けられ、さらに血圧測定器本体とは別に備えられて血圧測定器本体の血圧測定手段を制御する血圧測定制御手段を有する表示部付制御リモコン部を具備し、当該制御リモコン部よりの信号によって血圧測定手段を動作させ、24時間行動下の血圧を測定するようにした血圧測定装置であって、
    前記表示部付制御リモコン部には、血圧測定手段からの信号を解析して動脈波形に変換する血圧解析手段と、24時間行動下における血圧の測定時間を設定し当該設定時間において血圧測定手段を制御する血圧測定設定手段と、使用者の日常の活動内容を設定するアジェンダ設定手段と、血圧の測定時間と使用者の日常の活動内容とを関連づけて表示部に動脈波形とともにこれらの情報を表示するアジェンダ表示手段とが備えられていることを特徴とする血圧測定装置。
  9. 制御リモコン部は携帯情報端末であることを特徴とする請求項9に記載の血圧測定装置。
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