JP2549252Y2 - マンホール蓋支持装置 - Google Patents

マンホール蓋支持装置

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JP2549252Y2
JP2549252Y2 JP8490391U JP8490391U JP2549252Y2 JP 2549252 Y2 JP2549252 Y2 JP 2549252Y2 JP 8490391 U JP8490391 U JP 8490391U JP 8490391 U JP8490391 U JP 8490391U JP 2549252 Y2 JP2549252 Y2 JP 2549252Y2
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JP
Japan
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manhole cover
sliding
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semicircular
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Inventor
昭三 小林
Original Assignee
カネソウ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マンホールの開口部に
周設される受枠にマンホール蓋を支持するためのマンホ
ール蓋支持装置に関し、特にマンホール蓋の開放作業を
適切に施し得るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】円板状のマンホール蓋をスライドさせて
該蓋の開放作業を容易とした考案としては実公平2-4010
2 号に開示されたものがある。この構成は、専用ハンド
ルでマンホール蓋を片持ち状に引き上げた後、手前側へ
引張してマンホール蓋をスライドさせ、マンホール蓋の
裏面に突設した摺動突縁を受枠の上端縁に摺接させて引
出すようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記受枠の
隔壁の上端縁は、路面に露出するから塗装等の仕上加工
を施されるが、かかる構成にあっては、マンホール蓋が
受枠の上端縁を摺擦するものであるため、この開閉作業
により該上端縁に塗装した塗料がはがれたり、擦傷が付
き易い。特に美観を向上させるために、受枠の上端縁に
はステンレス等の化粧カバーが取付けられている場合も
あり、これが汚れたり、破損することにより、逆に美観
を損ねてしまう。本考案は、マンホール蓋の引出し作業
により、受枠の隔壁の上端縁を損傷させないようにし得
るマンホール蓋支持装置の提供を目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、受枠の円筒状
隔壁の内面に、その隔壁上縁よりも少し下がった位置の
所定半円周位置に円弧状の摺擦段面を周設し、円板状マ
ンホール蓋の裏面の所定半円周位置に前記摺擦段面とほ
ぼ同径の半円弧状摺動突縁を形成し、さらに該マンホー
ル蓋上面の半円弧状摺動突縁の無い所定半円周位置の中
央部に対応した一側寄りにハンドルを配設したことを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】マンホール蓋は、受枠に対する被着状態で、そ
の摺動突縁を、受枠の半円弧状摺擦段面と 180°異なる
所定半円周位置に配置して支障なく納められる。この場
合に、摺動突縁と摺擦段面とは同一円周上に位置するこ
ととなる。そしてマンホール蓋を開放する場合には、該
マンホール蓋の摺動突縁と対向する反対側にあるハンド
ルを持ち上げて引出す。これにより、該摺動突縁が受枠
の摺擦段面に乗り上げ、摺動する。このとき、受枠の隔
壁の上縁はマンホール蓋と接触しない。そして最終時に
摺動突縁が隔壁の上縁を一次的に摺動して除去される。
すなわち、かかる構成にあっては、隔壁の上縁は、マン
ホール蓋の引出し最終時にのみ該マンホール蓋と接触す
るだけで済み、その損耗が可及的に抑止される。
【0006】
【実施例】添付図面について本考案の一実施例を説明す
る。ここで1はマンホールであって、その口縁には本考
案に係る受枠10が固結される。この受枠10は基盤2
上にさらに打ち込まれたモルタル4を区画してマンホー
ル1を縁取る円筒状隔壁12と、該隔壁12の内側に立
設された係止突起14とを底板11上に備えている。ま
た前記係止突起14にはスポンジ製等の緩衝用パッキン
15が嵌着される。
【0007】この受枠10の円筒状隔壁12の内面に
は、肉厚部16,16を所定半円周位置に形成し、その
肉厚部16,16の上縁を隔壁12の上縁よりも少し下
がった位置として、これを円弧状の摺擦段面17,17
としている。この肉厚部16,16すなわち摺擦段面1
7,17は、図1,3で示すように前記半円周位置の中
央部で切欠されて、左右二部分に分離されている。さら
には前記隔壁12の上縁に沿って、断面L形のステンレ
ス製化粧カバー18を固着している。
【0008】前記受枠10に被着される鉄製の円板状マ
ンホール蓋20は、その上面部に凹溝21を形成して、
該凹溝21に舗装材30を充填可能としている。またマ
ンホール蓋20の周面を隔壁12の内面にほぼ倣った形
状とし、前記肉厚部16の無い面に対応して図4〜6に
示すように大径周面22を形成し、前記肉厚部16の有
る面に対応して小径周面23を形成し、その上部に前記
大径周面22と同径の鍔部24を形成している。そして
該マンホール蓋20の裏面には、前記大径周面22と上
下で連成して幅広の乗載突縁25aを形成し、前記小径
周面23と上下で連成して幅狭の乗載突縁25bを形成
し、該乗載突縁25a,25bを円周方向に連続してい
る。そして、前記乗載突縁25aの乗載突縁25bより
も径大の周縁を半円弧状摺動突縁26としている。この
摺動突縁26は前記摺擦段面17とほぼ同径となる。さ
らにはマンホール蓋20の上面には、前記乗載突縁25
bの中央部位置に一致させて、すなわち半円弧状摺動突
縁26の無い所定半円周位置の中央部に対応した一側寄
りにハンドル28が配設される(図1参照)。このハン
ドル28は凹溝21内に配設したハンドルボックス29
に上方引出し可能に収納されている。
【0009】このマンホール蓋20の被着状態におい
て、図1,2のように受枠10の摺擦段面17の有る部
分とマンホール蓋20の摺動突縁26の有る部分とを18
0 °ずらして該マンホール蓋20を受枠10上に被着す
ると、受枠10の肉厚部16の無い部分に前記マンホー
ル蓋20の大径周面22が配置され、受枠10の肉厚部
16の部分に前記マンホール蓋20の小径周面23が配
置され、かつ肉厚部16の摺擦段面17に小径周面23
の上部の鍔部24が位置して、乗載突縁25a,25b
が受枠10の係止突起14に乗載して支持され、マンホ
ール1はマンホール蓋20で遮断されることとなる。こ
のとき、摺擦段面17と、摺動突縁26とは180 °ずれ
た関係となる。
【0010】このマンホール蓋20の被着状態で、前記
マンホール蓋20を除去するには、先ず、ハンドル28
によって、図7で示すようにマンホール蓋20の片側を
持ち上げる。このときハンドル28は、乗載突縁25b
すなわち受枠10の摺擦段面17,17の中間位置に配
置されている。そこで、ハンドル28の持ち上げによ
り、前記摺擦段面17,17の角端xに摺動突縁26を
乗せ、これを引張すると、図7で示すように該摺動突縁
26が摺擦段面17,17の上部角縁に支持されながら
摺動する。そして、最後には前記摺動突縁26の中央部
が摺擦段面17,17間の隔壁12上縁に瞬間的に乗り
上げて分離する。従って、このマンホール蓋20の開放
操作にあって、隔壁12の上縁は、最後に瞬間的に受枠
10が摺動するだけであるから、隔壁12上縁に配設さ
れたステンレス製化粧カバー18の損傷が可及的に抑制
されることとなる。尚、マンホール蓋20を被着する場
合には、上記開放手順の逆を行なえばよく、この場合に
も隔壁12上縁の損耗が防止され得ることとなる。
【0011】
【考案の効果】本考案は、上述したように受枠10の隔
壁12の内面の所定半周位置に沿って摺擦段面17を形
成し、この受枠10に被着するマンホール蓋20に前記
摺擦段面17と180 °ずれた所定半周位置に該摺擦段面
17とほぼ同径の摺動突縁26を形成して、該摺動突縁
26の無い半周位置の中央部で持ち上げて、摺動突縁2
6を摺擦段面17に乗り上げて支持させ、これをさらに
引張して該マンホール蓋20を除去するようにしたもの
であるから、その作業中にマンホール蓋20は摺擦段面
17で支持されるから路面上に露出する受枠10の隔壁
12上縁が、マンホール蓋20の開閉操作により損傷せ
ず、該隔壁12上縁に塗着した塗料が剥げたり、ステン
レス等の化粧カバー18が破損したりすることなく、常
に美麗な状態に維持できる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】受枠10のマンホール蓋20を被着した状態の
一部切欠平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】受枠10の一部切欠平面図である。
【図4】マンホール蓋20の一部切欠裏面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】マンホール蓋20の側面図である。
【図7】受枠10からマンホール蓋20を引出した状態
の縦断側面図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール 10 受枠 12 隔壁 14 係止突起 16 肉厚部 17 摺擦段面 20 マンホール蓋 22 大径周面 23 小径周面 25 乗載突縁 26 摺動突縁 28 ハンドル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受枠の円筒状隔壁の内面に、その隔壁上
    縁よりも少し下がった位置の所定半円周位置に円弧状の
    摺擦段面を周設し、円板状マンホール蓋の裏面の所定半
    円周位置に前記摺擦段面とほぼ同径の半円弧状摺動突縁
    を形成し、さらに該マンホール蓋上面の半円弧状摺動突
    縁の無い所定半円周位置の中央部に対応した一側寄りに
    ハンドルを配設したことを特徴とするマンホール蓋支持
    装置
JP8490391U 1991-09-21 1991-09-21 マンホール蓋支持装置 Expired - Fee Related JP2549252Y2 (ja)

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