JP2549166Y2 - 耐張碍子装置の鳥害防止用アークホーン - Google Patents

耐張碍子装置の鳥害防止用アークホーン

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JP2549166Y2
JP2549166Y2 JP1991069823U JP6982391U JP2549166Y2 JP 2549166 Y2 JP2549166 Y2 JP 2549166Y2 JP 1991069823 U JP1991069823 U JP 1991069823U JP 6982391 U JP6982391 U JP 6982391U JP 2549166 Y2 JP2549166 Y2 JP 2549166Y2
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健三 芳賀
憲 猪俣
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は耐張碍子装置用アークホ
ーンの鳥害防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に一連耐張碍子装置の碍子5の両端
側にそれぞれ配設されたアークホーンは、図12および
図13に示す如く、ホーン取付金具51に取付けられて
碍子の笠部52をおおう上部に開口部を有する円弧状リ
ング53と、ホーン取付金具51に取付けられて先端部
寄り中間部分が円弧状リング53の開口部上方に位置す
る棒状ホーン54とで構成されている。このようなアー
クホーン55,55の上方から鳥が木枝を落とすと、対
向する二つの円弧状リング53,53に小枝が引っ掛か
って短絡事故を起こすことがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような短絡事故に
対して従来では、木枝が引掛からないようにアークホー
ンの形状を変えたものが一部提案されたが、構造が複雑
なうえに製作費が高騰するという不都合があった。
【0004】そこで本考案は、従来のアークホーンの棒
状ホーンに簡単な形状の遮へい材を追加するか、あるい
は従来のアークホーンの一部を少し変えるだけの簡潔か
つ安価な構成によって木枝等による短絡事故を確実に防
止できるようにした鳥害防止用アークホーンを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本考案の耐張
碍子装置の鳥害防止用アークホーンにおいては、碍子の
笠部より大径で且つ上部に開口部を有する円弧状リング
と、円弧状リングの開口部上方に中間部分が位置する棒
状ホーンからなるアークホーンを碍子の両端側にそれぞ
れ配設した耐張碍子装置において、両アークホーンの少
くとも一方のアークホーンにはその棒状ホーンに、円弧
状リングの開口部上方から落下する木枝その他の棒状物
を円弧状リングの外側方へ案内する遮へい材を配設した
ことを特徴とするものである。
【0006】この遮へい材として円弧状部材を棒状ホー
ンに設けるかあるいは棒状ホーンに着脱可能に取付ける
ようにしてもよい。
【0007】また、碍子の笠部より大径で且つ上部に開
口部を有する円弧状リングと、円弧状リングの開口部上
方に中間部分が位置する棒状ホーンからなるアークホー
ンを碍子の両端側にそれぞれ配設した耐張碍子装置にお
いて、両アークホーンの少くとも一方のアークホーンに
はその円弧状リングの開口部を下向きとしたことを特徴
とするものである。このように開口部を下向きとした円
弧状リングと棒状ホーンのホーン取付金具への取付け
は、例えば、ホーン取付金具に接続した円弧状リングの
上部に連結具で棒状ホーンを取付けるとか、円弧状リン
グから切り離したリング部分の頂部をホーン取付金具に
接続した棒状ホーンに溶着その他の手段で取付けてもよ
い。
【0008】以上のように本考案では、碍子の両端側に
それぞれアークホーンを配設した耐張装置において、両
アークホーンの少くとも一方のアークホーンには、その
棒状ホーンに遮へい材を配設するか、あるいは円弧状リ
ングの開口部を下向きとしているので、当該アークホー
ンには鳥が落とした木枝その他の棒状物が引掛からずに
落下する。このため、両アークホーンのうち一方が従来
品では、小枝等が円弧状リングに侵入しても円弧状リン
グに引掛からないで落下するか、引掛かっても垂れ下が
るので、両円弧状リングが木枝等でつながることがな
い。
【0009】また、碍子の笠部より大径で且つ上部に開
口部を有する円弧状リングと、円弧状リングの開口部上
方に中間部分が位置する棒状ホーンからなるアークホー
ンを碍子の両端側にそれぞれ配設した耐張碍子装置にお
いて、再アークホーンの少くとも一方のアークホーンに
はその円弧状リングを、リングの両上端をその高さ位置
を違えてほぼ同じ鉛直線上にとった異径円弧状リングに
置き換え、その再上端の間に棒状ホーンの中間部分を位
置せしめるようにしてもよい。この構成では、異径円弧
状リングの上部の開口が側方開口であって、しかも側方
開口の中間に棒状ホーンの中間部分が介在するので、ア
ークホーンの上方から落下した木枝その他の棒状物は異
径円弧状リングの左右いずれか一方の側の円弧部分に案
内されて落下する。従って、他方が従来のアークホー
ン、即ち円弧状リングの上部が開口するものであって
も、両アークホーンが木枝等によってつながることがな
い。
【0010】
【実施例】図1に示す1連耐張碍子装置は、鉄塔アーム
に取付けるUクレビス1にUクレビス2、地側ホーン取
付金具3を介して長幹碍子5を連結し、長幹碍子の導体
側端には線側ホーン取付金具6、平行クレビス7を介し
て耐張クランプ8を連結している。
【0011】地側ホーン取付金具3および線側ホーン取
付金具6には、いずれも図3に示す如き上部に開口部を
有する円弧状リング11と上向きの棒状ホーン12から
なるアークホーンを取付ける。棒状ホーン12は基部が
上向きで中間部が碍子側へ向け斜め上方へ傾き先端部が
円弧状リング11の開口部の上方で上向きに折れ曲がっ
ている。そして、地側ホーン取付金具3に取付けた棒状
ホーン12には円弧状リング11のリング部分と近接す
る箇所でリング部分が位置する鉛直面と平行に、図2に
示す如く、下方へ若干わん曲して円弧状リング11の開
口端を越えて延在する遮へい棒13,13を一体形成し
ている。
【0012】図4および図5に示すアークホーンは、遮
へい材15を棒状ホーン12に着脱可能に取付けた点
で、図2に示す遮へい棒13と相違する。即ち、遮へい
材15は、図5〜図7に示す如く円弧状リング11の開
口幅よりも長い円弧状部材16とその下面中央より挿入
するUボルト17とこれに螺合するナット18,18か
らなり、棒状ホーン12の所定位置に円弧状部材16を
Uボルト17とナット18,18とで取付けている。
【0013】図8および図9に示すアークホーンにおい
ては、図3に示す円弧状リング11を、上部に開口部を
有する円弧状リングの両上端22,23がほぼ同じ鉛直
線において高さ位置が異なるように曲率半径を違えた異
径円弧状リング21としたものであって、異径円弧状リ
ング21の上部の開口が側方への開口であり、この側方
開口部の中間には、図4に示すものと同じ形状の棒状ホ
ーン12の中間部分を位置せしめている。この実施例で
は、異径円弧状リング21の上方から落下する木枝は、
棒状ホーン12に当接または当接しないで、異径円弧状
リング21のいずれか片方の円弧部分に案内されて落下
するので、本枝が異径円弧状リング21に引掛かること
がない。なお、異径円弧状リング21の一方の上端22
は前記鉛直線を越えて他方の上端23側の円弧部分とオ
ーバラップさせるか、または木枝が侵入できない範囲で
アンダラップさせてもよい。
【0014】図10および図11に示すアークホーン
は、図4および図5に示す上部に開口部を有する円弧状
リング11を半回転して、下部に開口部を有する円弧状
リング11′とすることによって、落下する小枝等の引
掛かりをなくしたものである。この実施例の棒状ホーン
28は、円弧状リング11′の接続金具10′のリング
部分寄り箇所25にバンド26,26とねじ27,27
で止着している。この実施例に対して、ホーン取付金具
3に取付けた例えば図8に示すような棒状ホーン12の
先端寄り下面に下部に開口部を有する円弧状リング1
1’から切り離したリング部分の頂部を溶着する構成と
してもよい。
【0015】尚、本実施例では、地側ホーン取付金具3
に取付けるアークホーンにのみ、遮へい材、異径円弧状
リングまたは開口部を下向きにとった円弧状リングを設
けたが、線側ホーン取付金具6にのみ設けるか、または
両ホーン取付金具3,6にそれぞれ設けるようにしても
よい。
【0016】
【発明の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、下記するような効果を奏する。
【0017】 耐張碍子装置の少くとも一方のアーク
ホーンには、アークホーンに落下する木枝等を円弧状リ
ングの外側方へ案内する遮へい材を備えるか、あるいは
円弧状リングの開口部を下向きとしているので、簡潔か
つ安価な構成によって、鳥が落とした木枝その他の棒状
物による短絡事故を確実に防止することができる。
【0018】 耐張碍子装置の少くとも一方のアーク
ホーンには、その円弧状リングを、異径円弧状リングに
置き換えてその側方開口の間に棒状ホーンの中間部分を
位置せしめるようにしたので、比較的簡潔な構成によっ
て、鳥が落とした木枝その他の棒状物による短絡事故を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の側面図である。
【図2】図1における本考案の鳥害防止用アークホーン
の正面図である。
【図3】図1における従来のアークホーンの正面図であ
る。
【図4】本考案の第2の実施例の一部切欠き側面図であ
る。
【図5】図4における鳥害防止用アークホーンの正面図
である。
【図6】図5に示す遮へい材の平面図である。
【図7】図5に示す遮へい材の正面図である。
【図8】本考案の第3の実施例の一部切欠き側面図であ
る。
【図9】図8における鳥害防止用アークホーンの正面図
である。
【図10】本考案の第4の実施例の一部切欠き側面図で
ある。
【図11】図10における鳥害防止用アークホーンの正
面図である。
【図12】従来のアークホーンを備えた耐張碍子装置の
短絡説明図である。
【図13】図12におけるアークホーンの正面図であ
る。
【符号の説明】
3 ホーン取付金具 5 碍子 10 接続金具 10′接続金具 11 円弧状リング 11′円弧状リング 12 棒状ホーン 13 遮へい材 15 遮へい材 16 円弧状部材 21 異径円弧状リング 22 上端 23 上端 28 棒状ホーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 猪俣 憲 宮城県仙台市太白区郡山字穴田西25番地 東北電力株式会社 仙台技術センタ− 内 (72)考案者 船間 政広 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カ タン株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−125315(JP,U) 実公 昭49−35754(JP,Y1) 実公 平3−9210(JP,Y2) 実公 昭53−18238(JP,Y2)

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍子の笠部より大径で且つ上部に開口部
    を有する円弧状リングと、円弧状リングの開口部上方に
    中間部分が位置する棒状ホーンからなるアークホーンを
    碍子の両端側にそれぞれ配設した耐張碍子装置におい
    て、両アークホーンの少くとも一方のアークホーンには
    の棒状ホーンに、円弧状リングの開口部上方から落下
    する木枝その他の棒状物を円弧状リングの外側方へ案内
    する遮へい材を配設したことを特徴とする耐張碍子装置
    の鳥害防止用アークホーン。
  2. 【請求項2】 遮へい材を棒状ホーンに着脱可能に取付
    けた請求項1記載の耐張碍子装置の鳥害防止用アークホ
    ーン。
  3. 【請求項3】 遮へい材が円弧状部材である請求項1又
    は2記載の耐張碍子装置の鳥害防止用アークホーン。
  4. 【請求項4】 碍子の笠部より大径で且つ上部に開口部
    を有する円弧状リングと、円弧状リングの開口部上方に
    中間部分が位置する棒状ホーンからなるアークホーンを
    碍子の両端側にそれぞれ配設した耐張碍子装置におい
    て、両アークホーンの少くとも一方のアークホーンには
    の円弧状リングを、リングの両上端をその高さ位置を
    違えてほぼ同じ鉛直線上にとった異径円弧状リングに置
    き換え、その両上端の間に棒状ホーンの中間部分を位置
    せしめるようにしたことを特徴とする耐張碍子装置の鳥
    害防止用アークホーン。
  5. 【請求項5】 碍子の笠部より大径で且つ上部に開口部
    を有する円弧状リングと、円弧状リングの開口部上方に
    中間部分が位置する棒状ホーンからなるアークホーンを
    碍子の両端側にそれぞれ配設した耐張碍子装置におい
    て、両アークホーンの少くとも一方のアークホーンには
    の円弧状リングの開口部を下向きとしたことを特徴と
    する耐張碍子装置の鳥害防止用アークホーン。
  6. 【請求項6】 碍子の一端に連結されたホーン取付金具
    に接続され且つ下部に開口部を有する円弧状リングの上
    部に棒状ホーンを取付けた請求項5記載の耐張碍子装置
    の鳥害防止用アークホーン。
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JPS5537090Y2 (ja) * 1976-07-26 1980-09-01
JPH039210U (ja) * 1989-06-09 1991-01-29

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