JP2549140Y2 - 計器用文字板の固定構造 - Google Patents

計器用文字板の固定構造

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JP2549140Y2 JP1991027027U JP2702791U JP2549140Y2 JP 2549140 Y2 JP2549140 Y2 JP 2549140Y2 JP 1991027027 U JP1991027027 U JP 1991027027U JP 2702791 U JP2702791 U JP 2702791U JP 2549140 Y2 JP2549140 Y2 JP 2549140Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車等に使用される計
器における文字板の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種計器における文字板の固
定構造としては種々提案実施されているが、代表的なも
のとして、ねじにより文字板をその表面側から計器本
体に固定する方法、計器本体の指針軸挿通孔に筒状体
からなる固定部材を嵌合して文字板を固定する方法
(例:実開昭60−176131号公報)、両面粘着
テープによって文字板を計器本体に固着する方法等が知
られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の方法は、ねじが計器外部から視認されて体裁が悪く、
何らかの対策を講じる必要があった。の方法において
は、筒状の固定部品を必要とするばかりか、指針照明式
計器に適用した場合には導光板より指針へ導かれる光源
からの光を固定部品が遮るため、導光効率が低下すると
いう問題があった。の方法においては、両面粘着テー
プの貼り付け作業が面倒である上、固着力が経年変化や
高温下にて低下するため、文字板が浮き上がることがあ
る。そして、文字板が浮き上がると、文字板と指針が接
触し、指示不良を起こす
【0004】したがって、本考案は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、文字板を簡単且つ確実に固定でき、また指針照明
式計器であっても導光効率の低下を招くことのない計器
用文字板の固定構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するためになされたもので、計器本体の一部を構成する
文字板取付部材を導光板によって構成し、この文字板取
付部材の表面に文字板を配設し、前記文字板取付部材の
指針基部によって隠れる部位であって導光に影響を与え
ない照明光受光部の運動軌跡外領域に位置してカシメ部
を突設し、このカシメ部によって前記文字板を文字板取
付部材にカシメ固定したものである。
【0006】
【作用】本考案において、カシメ部は文字板取付部材の
指針基部によって隠れる部位であって導光に影響を与え
ない照明光受光部の運動軌跡外領域に位置して設けられ
るので、導光板内を進行する光の障害とならない。ここ
で、指針基部とは、指針軸に取付けられる部分で、細長
い棒状体の指針本体が突設される部分を意味する。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係る計器用文字板の固
定構造の一実施例を示す指針中央部の拡大断面図、図2
は計器の断面図、図3は表示板と指針の平面図である。
本実施例は自動車の指針照明式速度計に適用したを示
す。これらの図において、全体を符号1で示す速度計
は、計器ケース2と、この計器ケース2内に収納配置さ
れた計器本体3、文字板4、見返し板5、文字板4の表
面に表示された走行速度を示す数字(表示部)6を指示
する指針7、指針7を照明する光源8、計器本体3の一
部を構成し光源8から出た光Lを指針7に導く導光板
(文字板取付部材)9等で構成されている。
【0008】前記計器ケース2は、前記計器本体3、文
字板4、見返し板5、指針7および導光板9を収納する
ケース10と、ケース10の前面開口部を覆う透明ガラ
ス11とで構成されている。
【0009】前記計器本体3の指針軸12は、前記導光
板9および文字板4の中央に同軸形成された挿通孔14
a、14bを貫通し、その先端部が指針7の基部裏面に
設けられた指針カラー13に嵌合されている。なお、指
針軸12は、略240゜の範囲で回動する。
【0010】前記指針7は、透明もしくは透光性を有す
る樹脂からなる細長い棒状体の指針本体7Aと、指針本
体7Aの基部表面を覆う指針キャップ15と、指針キャ
ップ15内に設けられたバランサ16と、前記指針カラ
ー13とで構成されている。指針本体7Aの基部裏面の
一部は照明光受光部(図1)17とされ、この照明光受
光部17は、指針7が最低指示位置(0Km/h)にあ
る時、図4の斜線で示す右斜め上方位置にあり、最高指
示位置(180Km/h)にある時、破線(17’)で
示す左斜め上方に移動する。そして、指針7は指針軸1
2と一体に文字板4の表面に沿って回動することによ
り、最低0Km/hから最高180Km/hまでの走行
速度を表示する。
【0011】前記導光板9は、平板状に形成されて計器
本体3の表面に固定されており、外周部の180゜位相
の異なる2箇所には裏面側に折曲された折曲片部9Aが
それぞれ一体に設けられ、その先端面がそれぞれ光源8
に近接して対向することにより入光面18をそれぞれ形
成している。導光板9の中央部に形成された前記挿通孔
14aは下方に広がる台形状に形成されることにより、
4つの内壁面を有し、このうち互いに対向する一組の内
壁面は、図2に示すように略45゜傾斜する斜面に形成
されることにより、導光板9内を進行する光源8からの
光を上方、すなわち指針7方向反射させる照明光反射
面19とされ、この反射面19と直交する方向において
対向する他の一組の内壁面は、導光板9の表面と略直交
し互いに平行に対向している。また、前記照明光反射面
19は、前記挿通孔14aの中心からの距離が異なり他
の一組の内壁面方向並設された複数の斜面で構成され
ることにより、前記挿通孔14aの上下端開口部を多角
形にしている。さらにまた、照明光反射面は前記指針7
の照明光受光部17に対応して設けられるもので、その
ため導光板9の裏面で照明光受光部17の運動軌跡外領
域(図4のGの範囲)21に対応する部分20は反射面
が形成されていない。夜間時等において、光源8から出
た光の一部は、入光面18より導光板9内に入射されて
内部を進行し、照明光反射面19に当たって反射する
と、照明光受光部17より指針7内に入射する。そし
て、この入射光Lは図1に示すように指針基部7Bの表
面に設けられた反射面22に当たって指針先端方向に反
射することにより、指針7全体を照明する。ここで、指
針基部7Bとは、指針軸12に取付けられる部分で、指
針カラー13によって保持されキャップ15によって覆
われており、前記指針本体7Aが一体に突設される部分
を意味する。なお、このような指針照明式速度計1自体
は従来周知のものであるため、これ以上の説明を省略す
る。
【0012】さて、上記構成からなる速度計1における
前記文字板4の固定構造について説明する。文字板4
は、前記導光板9の表面に密接して配置され、外周部が
前記見返し板5の中央に開設された開口部24の裏面側
周縁部に密接して係止止されている。また、前記導光板
9の指針7の基部によって隠れる部位で前記指針軸12
が挿通される挿通孔14aの近傍位置には図1に示す
ようにカシメピン(カシメ部)25が一体に突設されて
いる。このカシメピン25は、前記文字板4に形成され
たピン孔26に挿通され、その突出端部が超音波溶着等
の方法によってかしめられることにより、前記文字板4
の中央部を前記導光板9にカシメ固定している。カシメ
ピン25の形成位置としては、前記導光板9の裏面で照
明光反射面19が形成されていない部分20に対応する
導光板9の表面位置、つまり指針7の回動領域外位置2
1(図4)に対応する表面位置とされる。
【0013】かくしてこのような構成からなる文字板の
固定構造においては、導光板9に一体に設けたカシメピ
ン25によって文字板4の中央部をカシメ固定している
ので、固定のための別部材を一切必要とせず、文字板4
の取付作業が簡単且つ容易である。また、カシメピン2
5は指針7の基部によって隠れる部分で、しかも照明光
受光部17の運動軌跡外領域に設けられるものであるた
め、導光板9内を進行する光Lの障害とならず、指針照
明を良好に行うことができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る計器用
文字板の固定構造によれば、文字板取付部材を導光板に
よって構成し、この文字板取付部材の指針基部によって
隠れる部位であって導光に影響を与えない照明光受光部
の運動軌跡外領域に位置してカシメ部を突設し、このカ
シメ部によって前記文字板を文字板取付部材にカシメ固
定するように構成したので、この固定部分が計器の外部
から視認される恐れがなく、計器の外観体裁を良好に維
持することができる。また、固定部分を照明光受光部の
運動軌跡外領域とし、導光板による導光に影響を与えな
い位置としているので、導光板の導光効率を低下させる
こともなく、指針の照明効果も良好であるなど、その実
用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る計器用文字板の固定構造の一実
施例を示す指針中央部の拡大断面図である。
【図2】 図2は計器の断面図である。
【図3】 図3は表示板と指針の平面図である。
【図4】 指針作動時の照明光受光部の位置を示す図で
ある。
【図5】 導光板の挿通孔周りの平面図である。
【符号の説明】
速度計、2計器ケース、3計器本体、4文字
板、7指針、7B…指針基部、光源、9導光
板、12指針軸、14a、14b挿通孔、17
明光受光部、19照明光反射面、25カシメピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計器本体の一部を構成する文字板取付部
    材を導光板によって構成し、この文字板取付部材の表面
    に文字板を配設し、前記文字板取付部材の指針基部によ
    って隠れる部位であって導光に影響を与えない照明光受
    光部の運動軌跡外領域に位置してカシメ部を突設し、こ
    のカシメ部によって前記文字板を文字板取付部材にカシ
    メ固定したことを特徴とする計器用文字板の固定構造。
JP1991027027U 1991-03-29 1991-03-29 計器用文字板の固定構造 Expired - Fee Related JP2549140Y2 (ja)

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JPS60176131U (ja) * 1984-04-30 1985-11-21 日本精機株式会社 指示計器の文字板固定装置
JP2524934Y2 (ja) * 1990-12-25 1997-02-05 矢崎総業株式会社 計器の文字板固定構造

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