JP2006138725A - 指針と車両用指針計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】基部と先端部との間で曲がる形状を有する指針本体の発光ムラを少なくすることが可能な指針を提供する。
【解決手段】指針3は、光透過性の樹脂で形成された指針本体31を備え、指針本体31の基部側より照明光を導入して指針本体31を発光させる構造を有する。指針本体31は、その基部と先端部との間で曲がる形状を有し、指針本体31の対向する側面36a、36bの少なくとも一方を、指針本体31の裏面35から表面34へ向かって内側へ傾斜させる。これにより、指針3の発光ムラを少なくすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、その基部と先端部との間で曲がる形状を有すると共に発光表示する指針と、これを有する車両用指針計器に関するものである。
近年、車両用指針計器において、見映えのある斬新な視認性を確保するために様々な提案がなされている。例えば、透光性を有する目盛盤をダッシュパネル上に配置し、この目盛盤の背後に指針を配置する車両用指針計器が開示されている。(特許文献1を参照)。
具体的には、目盛盤は、運転者から見て凹面状に湾曲し、指針の本体を、目盛盤との隙間を一定に保つように目盛盤の底面の形状に合わせて湾曲させている。この目盛盤の背後に発光ダイオードを配置し、その光を指針の本体の基部より導入して本体を発光させ、発光ダイオードの光を目盛盤の中央部より導入して目盛盤の目盛や文字を表示させることが開示されている。
特開2003−139581号公報
しかし、特許文献1による車両用指針計器では、光を導く指針の本体がその基部と先端部との間で湾曲しているため、この本体内の光路も湾曲してしまう。これにより、基部より導入された発光ダイオードの光は、本体内を全反射して進行しないで外部へもれる割合が高くなる。その結果、先端部ほど光量が低下し、指針の本体では、発光ムラが生じ易くなる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その基部と先端部との間で曲がる形状を有する指針本体の発光ムラを少なくすることが可能な指針およびこれを有する車両用指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の指針は、光透過性の樹脂で形成された指針本体を備え、指針本体の基部側より照明光を導入して指針本体を発光させる構造を有する指針であって、指針本体が指針本体の基部と先端部との間で曲がる形状を有し、指針本体の対向する側面の少なくとも一方を指針本体の裏面から表面へ向かって内側へ傾斜させた構成とする。
この構成では、指針本体が指針本体の基部と先端部との間で曲がる形状を有し、指針本体の対向する側面の少なくとも一方を指針本体の裏面から表面へ向かって内側へ傾斜させた。これにより、指針本体の側面で反射した光は、表面から外側へ出射することが低減されるため、その多くの部分が指針本体の先端まで到達できる。その結果、指針本体の発光ムラを少なくすることができる。
請求項2に記載の指針は、指針本体がその基部と先端部との間で折曲する少なくとも一つの折曲部を有する構成とする。
この構成では、基部と先端部との間で折曲する折曲部を有する指針本体の発光ムラを少なくすることができる。
請求項3に記載の指針は、指針本体がその基部と先端部との間で湾曲する少なくとも一つの湾曲部を有する構成とする。
この構成では、基部と先端部との間で湾曲する湾曲部を有する指針本体の発光ムラを少なくすることができる。
請求項4に記載の指針は、指針本体の先端が裏面から表面へ向かう方向へまたは表面から裏面へ向かう方向へ曲がる形状を有する構成とする。
この構成では、先端が裏面から表面へ向かう方向へまたは表面から裏面へ向かう方向へ曲がる形状を有する指針本体の発光ムラを少なくすることができる。
請求項5に記載の指針は、指針本体の略全体の対向する側面を指針本体の裏面から表面へ向かって内側へ傾斜させた構成とする。
この構成では、指針本体の略全体の対向する側面を指針本体の裏面から表面へ向かって内側へ傾斜させた。これにより、指針本体の側面で反射した光は、表面から外側へ出射することがより低減されるため、そのより多くの部分が指針本体の先端まで到達できる。その結果、指針本体の発光ムラをより少なくすることができる。
請求項6に記載の指針は、指針本体の横断面の形状が略台形である構成とする。
この構成では、指針本体の横断面の形状が略台形であるため、成形型の抜き勾配として容易にこれを形成できるため、低コストで上述の効果を得ることができる。
請求項7に記載の指針は、指針本体の基部側より導入された照明光を表面へ反射させる反射層を裏面に設けた構成とする。
この構成では、反射層を裏面に設けたため、指針本体の側面で反射した光が裏面からは外側へ出射しない。これにより、指針本体の側面で反射した光が表面と裏面との両面から外側へ出射することがより低減されるため、そのより多くの部分が指針本体の先端まで到達できる。その結果、指針本体の発光ムラをより少なくすることができる。
請求項8に記載の指針は、少なくとも側面を覆う遮光手段を有する構成とする。
この構成では、指針が少なくとも側面を覆う遮光手段を有するため、側面からの漏光を防止することにより指針本体の見映えを向上できる。
請求項9に記載の車両用指針計器は、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の指針を備える車両用指針計器であって、文字盤と、文字盤の背後に配置された光源とを備え、指針本体が文字盤の表面に沿って回動すると共に光源の発する光を受けて発光し、指針本体が文字盤の表面との隙間を略一定に保つように表面の形状に合わせて曲がる形状を有する構成とする。
この構成では、文字盤の表面との隙間を略一定に保つように表面の形状に合わせて曲がる形状を有する指針本体の発光ムラを少なくすることができる。
以下、本発明による指針を備える車両用指針計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による指針3を備える車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。図1の矢印が示す上下方向が自動車の上下方向と同じである。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3は、図1中のIII−III線断面の拡大図である。
図4は、本発明の第1実施形態による指針3を備えるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
車両用指針計器であるコンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方に配置されて当該自動車に関する各種情報を表示する。本発明の第1実施形態による指針3を備えるコンビネーションメータ1は、図1に示すように、走行速度を表示する速度計を構成する。
コンビネーションメータ1は、走行速度を表示して運転者に視認させるための文字盤2を備え、文字盤2は、透光性を有する材料、例えば透明なポリカーボネート樹脂等の板材から形成される。
文字盤2の表面または裏面には、文字(数字を含む)21と目盛22が透光状態になるように、これらの文字21と目盛22の背景部分がつや消しの不透光状態(または、つや消しの透光性が低い状態)になるように印刷あるいはホットスタンプ等を施して形成される。
文字盤2の端部側は、図1と図2とに示すように、意匠プレート10で覆われる。また、文字盤2には、図2に示すように、後述するムーブメント5のシャフト51を挿通させるための貫通孔23が設けられ、文字盤2の背後(図2の矢印が示す下側)には、リフレクタ8、ムーブメント5、発光ダイオード6、光源である発光ダイオード7、およびプリント基板9が配置される。プリント基板9は、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成するものであり、ムーブメント5と発光ダイオード6、7は、プリント基板9に実装される。
ムーブメント5は、例えば交差コイル式アクチュエータ、あるいはステッピングモータ等から構成され、外部からの電気信号(本実施形態においては車速信号)に対応した角度だけシャフト51を回動させるものである。シャフト51は、文字盤2の貫通孔23を通して表面側(図2の矢印が示す上側)へ延出し、その先端が指針3のシャフト接合部32に固定される。
リフレクタ8は、発光ダイオード6、7からの例えば白色光を文字盤2と指針3へ導くものである。ここで、発光ダイオード6からの白色光によって、文字21と目盛22(図1)は、例えば白色で発光表示されるように構成される。また、文字21と目盛22の背景部分は、例えば青色表示されるように構成される。
本発明の特徴である指針3は、指針本体である指針本体部31とシャフト接合部32から構成され、指針本体部31は、その基部側に発光ダイオード7からの白色光を指針本体部31の先端側へ反射する反射面33を有する。指針本体31は、その裏面35が文字盤2の表面(図2の矢印に示す上側の面)との隙間を略一定に保つようにこの表面の形状に合わせるように、この先端側が角度A(例えば30度)だけ折れ曲がる形状で形成される。
即ち、指針本体31は、その基部と先端との間で折れ曲がる折曲部を有するように形成される。
図2に示すの例では、指針本体31の表面34の前方(図2の矢印に示す上方向)へ、図示しない表示器を配置するため、文字盤2の開口部23の周辺部をその裏面側に向かう方向(図2の矢印に示す下側)へ凹ませている。指針本体31は、この文字盤2の表面の形状に合わせる形状としたものである。このため、視認者は、この折れ曲がる形状を有する指針本体31により、速度を読み取り易くなる。
指針本体31は、図3に示すように、対向する側面36aと側面36bとが裏面35から表面34へ向かって内側へ傾斜する勾配B(例えば1度から5度)を有するように、例えば無色透明なアクリル樹脂等で形成される。即ち、指針3は、指針本体31の横断面が略台形となるように形成される。
側面36a、36bは、指針本体31の基部と先端との間の全領域で勾配B(例えば1度から5度)を有するように形成される。
裏面35と表面34との各全面には、印刷あるいはホットスタンプ等によって、反射層35aと着色層34aとがそれぞれ形成される。反射層35aは、反射面33からの白色光を表面34へ反射するものであり、着色層34aは、透光性を有し反射層35aから白色光を例えば赤色光として外側(図3の矢印に示す上側)出射させるものである。
尚、反射層35aに着色作用を与えて、着色層34aを省略しても良いし、指針3を赤色透明樹脂で形成することによって、着色層34aを省略しても良い。
指針3は、遮光手段である指針カバー4で覆われ、この指針カバー4は、引っかけ等で互いに固定されるカバーアッパ41とカバーロア42とから構成される。カバーアッパ41には、指針3の表面34を視認させる開口41aが設けられる。
指針カバー4は、例えば黒色のアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂で形成され、発光ダイオード7からの白色光が視認者の目に直接入射することを防止するものであると共に、赤色で発光する指針3と黒色の指針カバー4とのコントラストおよび側面36a,36bからの漏光を防止することによる見映えを向上させるものである。
以上説明した本実施形態による指針3を備えるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図4に基づいて説明する。
マイクロコンピュータ等から構成される制御装置11には、バッテリ14から電力が常時供給され、イグニッションスイッチ13がその操作ポジション(オフポジション、オンポジション)を検出可能に接続され、当該自動車の走行速度を検出する車速センサ12や図示しないセンサやスイッチ等がそれらの信号を入力可能に接続される。
また、車速センサ12からの検出信号に応じて制御装置11によって駆動されるムーブメント5と点灯・消灯される発光ダイオード6、7も、制御装置11に接続される。
以下に、上述したように構成された本発明の第1実施形態による指針3を備えるコンビネーションメータ1の作動について説明する。
運転者によってイグニッションスイッチ13がオンされると、図4において、制御装置11は、それを検出して作動を開始し、発光ダイオード6、7を点灯させると共に、ムーブメント5を駆動する。即ち、制御装置11は、速度センサ12からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト51を回動させるように、ムーブメント5を駆動する。
点灯された発光ダイオード6の白色光は、リフレクタ8に導かれ、図示しない拡散板で均一化されて、文字盤2を透過照明する。これにより、文字21と目盛22は、白色で発光表示され、文字21と目盛22の背景部分は、青色で表示される。
一方、点灯された発光ダイオード7の白色光は、図2中の矢印P1の光路に従って、指針本体31に入射し、指針本体31の反射面33でその先端側ヘ反射する。この反射光の一部は、図2と図3で示す側面36aの点Pに到達し、矢印P2の光路に従って反射する。
上述したように、側面36aと側面36bとは、裏面35から表面34へ向かって内側へ傾斜する勾配Bを有する。このため、図3において、反射層35aで反射した矢印P1の光路の白色光は、表面34から外側へ出射することなく、矢印P2の光路に従って、指針本体31の内部を進行する。
詳細には、側面36aが図3の矢印に示す右側へ傾斜しているため、側面36aの点Pで反射した図3の矢印に示す下側から進行した矢印P1の光路の光は、矢印P2の光路の光として、図3の矢印に示す上側へ大きく反射しない。このため、矢印P2の光路の光は、表面34から外側へ出射することなく、指針本体31の内部を進行することができる。
これにより、反射面33の反射光の内多くの部分が指針3の先端まで到達でき、その結果、指針カバー4の開口41a内の指針3の表面34で、発光ムラを少なくすることができる。
ここで、比較として、図示しない勾配Bが零の場合において、側面36aの点Pで反射した矢印P1の光路の光を、破線矢印P3の光路として示す。側面36aの点Pで反射した図3の矢印に示す下側から進行した矢印P1の光路の光は、破線矢印P3の光路の光として、図3の矢印に示す上側へ大きく反射し、着色層34aを介して表面34から指針本体31の外側へ赤色光として出射する。
これにより、指針3の表面34の内この出射した部分は、赤色で発光表示するが、反射面33の反射光の内多くの部分は、指針3の先端まで到達できない。その結果。指針3の先端側の発光強度が低下して、発光ムラが生ずる。
以上の効果を、光学シミュレーション試験で確認し、その試験条件と試験結果を図5に示した。
図5(a)は、光学シミュレーション試験を実施した指針3の模式図を示し、図5(b)は、本発明による指針3を示す図5(a)中のVB−VB線断面図であり、図5(c)は、本発明による指針3の比較例を示す断面図であり、図5(d)は、本発明による指針3と比較例との光学シミュレーション試験結果を示すグラフである。
尚、図5(a)中のVB−VB線断面の方向は、指針3を成型する際の型抜き方向である図5(a)の矢印で示す上下方向としたものである。
本発明による指針3は、図5(a)と図5(b)において折れ曲がり角度A1が30度で勾配B1が2度で、無色透明なアクリル樹脂で形成されたものである。一方、比較例の指針は、図5(a)と図5(c)において折れ曲がり角度A1が30度で勾配B2が勾配B1と逆方向へ2度で、同じ無色透明なアクリル樹脂で形成されたものである。
ここで、本発明による指針3の比較例を、逆方向の勾配B2としたのは、本発明の効果を顕著に示すためである。
図5(a)において、指針3の長手方向の寸法をL、折曲部をLa、この先端部をLbと定義する。この試験構成は、光路Q1に従って所定強度の光源の光を指針3へ入射させ、寸法Lに対応した指針3の各位置から出射した光の強度を測定するものである。
図5(d)において、横軸を指針3の長手方向の寸法Lとし、縦軸を寸法Lに対応した各位置から出射した光の測定強度の相対値IRとし、この試験結果をプロットした。
図5(d)から明らかなように、破線(B2)で示す比較例による指針3では、指針の発光強度IRが折れ曲がり点Laから先端Lbに向かって急速に低下しているのに対して、実線(B1)で示す本発明による指針3では、指針3の発光強度IRはこの間で大きく変化しない。
これは、比較例による指針3では、図3において、側面36aと側面36bとが裏面35から表面34へ向かって外側側へ傾斜する勾配を有するためである。即ち、側面36aの点Pで反射した図3の矢印に示す下側から進行した矢印P1の光路の光は、破線矢印P3の光路の光よりさらに図3の矢印に示す上側へ大きく反射し、表面34から指針本体31の外側へ出射するからである。
一方、本発明による指針3では、図3において、側面36aと側面36bとが裏面35から表面34へ向かって内側へ傾斜する勾配Bを有するため、上述したように、側面36aの点Pで反射した図3の矢印に示す下側から進行した矢印P1の光路の光は、矢印P2の光路の光として、図3の矢印に示す上側へ大きく反射しないで指針本体31の内部を進行することができる。
その結果、反射面33の反射光の内多くの部分が指針本体31の先端まで到達でき、これが、上述の光学シミュレーション試験結果を得ることができた理由である。
以上説明した本発明の第1実施形態による指針本体31は、その先端が裏面35から表面34へ向かって折れ曲がる形状を有すると共に、側面36aと側面36bとが裏面35から表面34へ向かって内側へ傾斜する形状を有する。これにより、この折れ曲がる形状を有する指針3の発光ムラを少なくすることができる。
尚、折れ曲がり角度Aは、上述したように、30度である必要はなく、勾配Bも1から5度である必要もない。例えば、必要に応じて、折れ曲がり角度Aは、5度でも50度でもよい。また、必要に応じて、勾配Bも0.5度でも10度でもよい。
即ち、折れ曲がり角度Aは、コンビネーションメータ1の設計上の要請(例えば、文字盤2の開口部23の周辺部の凹みの程度)から設定され、勾配Bは、この設定された折れ曲がり角度Aに対応させるように設定される。
具体的には、文字盤2の開口部23の周辺部の凹みの程度が大きい場合、折れ曲がり角度Aを大きく設定する。この指針本体31に入射した光が表面34から外側へ出射しないようにするため、勾配Bを、この設定された折れ曲がり角度Aに対応させるように大きく設定する。
尚、図2では、指針3は、その先端が上側(図2の矢印に示す上側)へ1回だけ折れ曲がっているが、これに限る必要はない。
図6は、図2の変形例を示す断面図である。
指針3は、図6に示すように、その先端側が上側(図6の矢印に示す上側)へ曲がり、さらにその先端側が下側(図6の矢印に示す下側)へ曲がって、その先端が水平方向(図6の矢印に示す左右方向)へ延出するようにしても良い。つまり、この指針3は、2回折れ曲がっている。
即ち、指針3の折れ曲がりの回数も、コンビネーションメータ1の設計上の要請(例えば、文字盤2の開口部23の周辺部の形状)から設定されるもので、指針3は、2回でなくて複数回折れ曲がるものであってもよい。
図6では、指針カバー4の開口部41aを指針3の先端側に設けているが、これを図2に示すように指針3の基部側まで延出するようにしても良い。
尚、文字盤2がその開口部23の周辺部が突出する形状を有する場合は、指針本体31を、その先端が上述と反対の下側へ折れ曲がる形状とする。この場合も、指針本体31を、側面36aと側面36bとが裏面35から表面34へ向かって内側へ傾斜する形状とし、勾配Bを、この設定された折れ曲がり角度に対応させるように設定する。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態による指針3を備える車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。図7の矢印が示す上下方向が自動車の上下方向と同じである。
本発明の第2実施形態による指針を備える車両用指針計器であるコンビネーションメータ1では、第1実施形態と異なり、指針3は、文字盤2の表面に沿った方向へ「く」の字型で折れ曲がる形状を有する。また、指針3の先端側の傾斜方向へ、目盛22を傾斜させる。これにより、指針3の回転運動に加えて平行運動を伴うダイナミックな運動軌跡を付与できるため、斬新な見映えの車両用指針計器を実現することができる。
この場合は、側面36a,36bで反射された発光ダイオード7の白色光も指針先端側へ導く必要があるため、これらの面にも図示しない反射層が形成される。他の点は、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態による指針本体31も、上述したように、側面36aと側面36bとが裏面35から表面34へ向かって内側へ傾斜する形状を有するため、反射面33の反射光の内多くの部分を表面34から外側へ出射しないようできる。尚、上述したように、裏面35の全面に反射層35aが形成されているため、反射面33のこの反射光を、裏面35から外側へ出射しないようできる。これらにより、反射面33のこの反射光を、指針3の先端まで到達させることができる。即ち、本発明の第2実施形態による指針3も、文字盤2の表面に沿った方向へ折れ曲がる形状を有する指針3を均一に発光させることができる。
尚、上述の説明では、指針3は、その裏面35から表面34の方向へ、または、その側面36aから側面36bの方向へと折れ曲がる形状を有していたが、これに限る必要はなく、その表面34から裏面35の方向へ、または、その側面36bから側面36aの方向へ折れ曲がる形状としてもよい。
さらに、指針3は、湾曲する形状であってもよく、その他の方向へ曲がる形状(折れ曲がる形状と湾曲する形状の両方を含む)を有するものであっても良い。
即ち、何らかの要望により指針3が所定方向に曲がる必要がある場合、発光ムラが生じやすくなるが、本発明による指針3は、側面36aと側面36bとが裏面35から表面34へ向かって内側へ傾斜する形状を有するため、発光ムラを少なくさせることができる。
また、上述の説明では、勾配Bを指針本体31の基部と先端との間の全領域で設けたが、その間の一部の設けるものであってもよい。
また、指針計器として速度計を形成しているが、これに限る必要は無く、他の計器、例えばと回転計や燃料計等と置き換える、あるいは追加しても良い。
図1は、本発明の第1実施形態による指針3を備える車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図2は、図1中のII−II線断面図である。 図3は、図1中のIII−III線断面の拡大図である。 図4は、本発明の第1実施形態による指針を備えるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である 図5(a)は、光学シミュレーション試験を実施した指針3の模式図を示し、図5(b)は、本発明による指針3を示す図5(a)中のVB−VB線断面図であり、図5(c)は、本発明による指針3の比較例を示す断面図であり、図5(d)は、本発明による指針3と比較例との光学シミュレーション試験結果を示すグラフである。 図6は、図2の変形例を示す断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態による指針3を備える車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用指針計器)
2 文字盤
21 文字
22 目盛
23 貫通孔
3 指針
31 指針本体部
32 シャフト接合部
33 反射面
34 表面
34a 着色層
35 裏面
35a 反射層
36a 側面
36b 側面
4 指針カバー(遮光手段)
41 カバーアッパ
41a 開口
42 カバーロア
5 ムーブメント
51 シャフト
6 発光ダイオード
7 発光ダイオード(光源)
8 リフレクタ
9 プリント基板
10 意匠プレート
11 制御装置
12 速度センサ
13 イグニッションスイッチ
14 バッテリ

Claims (9)

  1. 光透過性の樹脂で形成された指針本体を備え、該指針本体の基部側より照明光を導入して該指針本体を発光させる構造を有する指針であって、
    前記指針本体は、該指針本体の前記基部と先端部との間で曲がる形状を有し、
    前記指針本体の対向する側面の少なくとも一方を、該指針本体の裏面から表面へ向かって内側へ傾斜させたことを特徴とする指針。
  2. 前記指針本体は、該指針本体の前記基部と前記先端部との間で折曲する少なくとも一つの折曲部を有することを特徴とする請求項1に記載の指針。
  3. 前記指針本体は、該指針本体の前記基部と前記先端部との間で湾曲する少なくとも1つの湾曲部を有することを特徴とする請求項1に記載の指針。
  4. 前記指針本体の先端が前記裏面から前記表面へ向かう方向へまたは該表面から該裏面へ向かう方向へ曲がる形状を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の指針。
  5. 前記指針本体の略全体の対向する側面を、該指針本体の裏面から表面へ向かって内側へ傾斜させたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の指針。
  6. 前記指針本体の横断面の形状は、略台形であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の指針。
  7. 前記指針本体の基部側より導入された照明光を前記表面へ反射させる反射層を、前記裏面に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の指針。
  8. 少なくとも前記側面を覆う遮光手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の指針。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の指針を備える車両用指針計器であって、
    文字盤と、
    前記文字盤の背後に配置された光源とを備え、
    前記指針本体は、前記文字盤の表面に沿って回動すると共に前記光源の発する光を受けて発光し、
    前記指針本体は、前記文字盤の前記表面との隙間を略一定に保つように該表面の形状に合わせて曲がる形状を有することを特徴とする車両用指針計器。
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