JP2548929Y2 - 多目的吐水装置 - Google Patents

多目的吐水装置

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JP2548929Y2
JP2548929Y2 JP10146491U JP10146491U JP2548929Y2 JP 2548929 Y2 JP2548929 Y2 JP 2548929Y2 JP 10146491 U JP10146491 U JP 10146491U JP 10146491 U JP10146491 U JP 10146491U JP 2548929 Y2 JP2548929 Y2 JP 2548929Y2
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雅智 森崎
雅彦 今園
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は温水による口腔洗浄等に
用いられる多目的吐水装置にかかり、特に専用の熱交換
器を備え、口腔洗浄等の吐水ノズルによる吐水以外に、
通常の一般吐水口による吐水が得られ、且つ、吐水口に
よる吐水が、小流量にも拘らず円滑に行い得るように
し、洗顔、手洗い、コンタクトレンズの温水洗浄等を効
果的に行い得るようにした多目的吐水装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】口腔洗浄装置として、従来特開昭64―
83255号が開示されている。この技術は、給湯機で
生成される湯と水道水を混合する湯水混合栓を洗面台に
備え、混合栓で得られた温水を口腔洗浄ノズルに供給し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来技術は、極
めて小流量の口腔洗浄用の吐水を温水化するのに、湯水
混合栓用の給湯機を使用している。従って、従来技術で
は、湯水混合栓用の給湯機を利用しているので、極めて
小流量の口腔洗浄等の温水を得る場合、流量が余りにも
少ないので給湯機の着火が円滑に行われなかったり、着
火させるために大量の捨水が必要であったりし、このた
め冷水で洗浄水が供給されたり、大量の捨水が必要とな
ったり、無駄な熱エネルギーを必要とする等、資源の無
駄使いが多い等の不都合がある。
【0004】そこで本出願人は、先に口腔洗浄、整髪等
に用いるに好適する小流量の温水吐水が得られる多目的
吐水装置を特願平3―84716号で提案した。この技
術は、湯水混合栓等の給水栓に水道水を供給する給水管
に分岐管を設け、これに小流量の多目的吐水装置を接続
したもので、多目的吐水装置はケースに吐水機構、操作
部等を備え、更にケース下部に小流量用の熱交換器を一
体に付設したものである。
【0005】かかる提案した技術によれば、湯水混合栓
用の給湯機に依存することなく口腔洗浄等の小流量の温
水からなる洗浄水を得ることができ、専用の熱交換器を
備えることから即湯性に極めて優れ、即座に、迅速に、
必要な時に直ちに小流量の温水吐水が得られ、使い勝手
性が極めて良好で、機能性に優れる。そして、給湯機利
用式の如く、大量の捨水が無く、省資源上極めて有利
で、又大量の水を熱交換する必要が無いことから、省エ
ネルギー上極めて有利である。
【0006】ところで、上記した多目的吐水装置は、口
腔洗浄等のためのノズルによる吐水以外に、一般吐水を
行うことができれば便利であり、一般吐水は、洗顔、手
洗い、コンタクトレンズの洗浄、消毒液、塩水等による
漱等のためのコップへの温水の供給等必要性が高い。し
かしながら、多目的吐水装置は小流量の洗浄用等の温水
を供給するように構成され、従って流量が小さく、吐水
部を口腔洗浄ノズルから一般吐水口に交換しただけでは
円滑な温水の供給が難しく、温水が滴下状となって供給
されたり、細い線状の吐水となったりする虞がある。
【0007】本考案は、かかる課題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、ノズルによる吐水と一
般吐水を選択することができ、一般吐水を選択した場
合、一般吐水口での温水の供給が円滑になされ、洗顔、
手洗い、コンタクトレンズの洗浄等を円滑に行い得るよ
うにした多目的吐水装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、水道水を導入するように水道水供給管と接
続された熱交換器と、該熱交換器で生成された温水を吐
水する吐水ユニットとを備え、該吐水ユニットは、温水
を外部に吐水する吐水部を備え、該吐水部に脱着自在に
接続される温水吐水ノズル装置、及び一般吐水口装置を
備え、該一般吐水口装置は、整流機構を吐水通路に備え
る多目的吐水装置である。
【0009】
【作用】上記手段によれば、ノズル吐水から一般吐水に
切換えた場合、吐水口は整流機構を備えるので、流量が
小さくても円滑な一般吐水が得られる。
【0010】
【実施例】次に本考案の一実施例を添付した図面に従っ
て詳述する。図1は本考案にかかる多目的吐水装置の外
観を示す斜視図、図2は同透視斜視図、図3は一般吐水
口を装着した状態の斜視図、図4は同要部の破断側面
図、図5は図4の5―5線断面図で一般吐水口の整流機
構のパターンの一例を示す図、図6は整流機構の他のパ
ターンを示す断面図、図7は同パターンの他の例を示す
断面図、図8は同パターンの他の例を示す断面図、図9
は上記図5の整流機構による吐水のパターンを示す側面
図、図10は上記図6による吐水パターンを示す側面
図、図11は上記図7による吐水パターンを示す側面
図、図12は上記図8による吐水パターンを示す側面図
である。
【0011】図1、図2は本考案にかかる多目的吐水装
置1を示し、円筒状のボデイ2の左右に温水吐水の開
閉、及び流量を調節する回転ダイヤル式の操作子3、及
び吐水の温度を調節する回転ダイヤル式の操作子4が突
出するように設けられている。ボデイ2の頂部2―1は
閉塞され、ボデイ2の上部周の前面に、電源のオン、オ
フを表示する電源ランプ5が設けられている。
【0012】そして、ボデイ2の外周前面の高さ方向の
中間部には吐水部6が突設され、吐水部6は図4に示す
ように中心部に温水の吐水路7を備える筒状をなし、先
端部周にネジ部8が形成されている。ボデイ2の下端部
には筒状のネジ部10が垂下、突設され、洗面化粧台等
への取付部とする。
【0013】ボデイ2内の下半部乃至下方部には、図2
に示すように縦長で筒状の小流量用の熱交換器11が縦
に内装され、熱交換器11の下端部の下流端には流量調
節弁を兼ねる開閉弁12が接続され、開閉弁12は例え
ば電磁弁等で構成され、開閉弁12は水道水導入管13
の下流端に接続され、水道水導入管13は不図示の水道
管、例えば給水栓に水道水を供給する水道管の分岐管等
に接続され、水道圧の水道水の供給を受けるように構成
されている。熱交換器11は、例えば熱効率を上げるべ
く折曲された通水管をセラミックヒータで囲んだもの、
タンクにシーズヒータを水没させたもの等適宜のものが
用いられ、即湯性に優れたものが用いられる。以上のネ
ジ部10から下方に露出する導入管13の上端部、開閉
弁12、熱交換器11の下部は筒状のカバー14で覆わ
れている。
【0014】熱交換器11の一側部の上部には制御基板
15が配設され、開閉弁12の開閉制御、流量制御、熱
交換器11の温度制御を行う制御部16を構成し、基板
15の上半部は熱交換器11の上方に延出し、上部の左
右に開閉弁12の開閉、流量調節を行う回転式スイッチ
17、熱交換器11の温度調節を行う回転式スイッチ1
8が配設され、夫々の外側方に突出した操作杆17―
1,18―1に上記した操作子3,4が連結され、操作
子3,4の回転操作でスイッチ17,18を制御するよ
うに構成されている。
【0015】熱交換器11の上端部には吐水管19が接
続され、吐水管19が上記した吐水部6の吐水通路7に
接続され、吐水通路7に、熱交換され、温水化された水
道圧の温水を供給するように構成されている。以上の制
御部16はプラグ20を有する電気コード21に接続さ
れ、不図示のコンセントと接続する。
【0016】図1は口腔洗浄ノズル30を装着した例を
示し、ノズル30は吐水グリップ31に脱着自在に接続
され、ノズルは口腔洗浄ノズル、間欠吐水ノズル、ミス
ト状に温水を散布する整髪ノズル等、各種のものが用意
され、使用目的に応じて各種ノズルを選択してグリップ
31に脱着し、使用する。吐水グリップ31はフレキシ
ブルホース32に接続され、ホース32の基端部のL型
のジョイント33が吐水部6に脱着自在に接続され、温
水をホース32、吐水グリップ31を介してノズル30
に供給し、吐水は熱交換器11で温水化され、且つ、水
道圧による圧力温水が吐水されることとなる。
【0017】以上はノズルによる吐水であるが、一般吐
水を使用する場合は、上記したノズル装置のジョイント
33を吐水部6から外し、一般吐水を行う吐水口40を
吐水部6に装着する。吐水口40は蛇口状をなし、逆L
型をなす。図4に示すように基部41には小径管状の係
合部42を備え、係合部42を吐水通路7の下流部7―
1に嵌合し、基部41端面を吐水部6の端面に突き当
て、基部41周に遊合したナット部材43を吐水部6先
部周のネジ部8に螺合し、吐水口40を吐水部6に接続
する。尚図中44,45はシール部材である。吐水口4
0を装着した状態を図3で示した。吐水部6と吐水口4
0との接続機構は以上の図示実施例に限られず、夫々に
嵌合して係合する係合機構を設け、ワンタッチ式に双方
を接続しても良く、接続機構は任意である。
【0018】吐水口40は、流量が小さくても外形を通
常のカランと略同等の大きさとし、ボデイ2の吐水部6
に脱着するに際し、脱着し易く、取扱、操作がし易い大
きさに設定し、一方、吐水量が小さいので、通常のカラ
ンの通水路と同等の吐水孔を形成すると流量不足とな
り、吐水が滴下状となったり、吐水がバラついたり、不
断に偏寄したりする虞があり、吐水が不安定となる虞が
ある。従って吐水口40内に設けられる上記した係合部
42を含んだ略逆L型の吐水通路46は、図5に示すよ
うに、吐水口40の外径部47よりも極めて小さい断面
の整流機構48を備え、実施例では断面が円形の小断面
の吐水孔を構成した。
【0019】以上の整流機構48により、熱交換器11
を介して吐水される温水の吐水量が小さくても、流量に
見合った断面積の吐水通路が形成され、従って、流量が
少なくても円滑な吐水が得られ、これの吐水パターンを
図9で示し、吐水口40の先端中央部から円形の吐水が
得られる。かかる吐水を利用して温水による化粧時等の
洗顔、コンタクトレンズの洗浄、コップに温水を供給し
て塩水化したり、消毒液等を混ぜて漱等を行ったりす
る。かかる一般吐水を必要とする場合に、吐水口40を
吐水部6に接続して小流量にも拘らず円滑な温水吐水が
得られる。
【0020】図6は整流機構の他の例を示し、整流機構
148は環状で、放射状に整流子149…が設けられ、
整流子149…間の弧状の隙間から吐水が行われ、図1
0はこれの吐水パターンを示した。
【0021】図7の整流機構248は左右に長く、前後
が幅狭のスリット状をなし、従って吐水パターンはカー
テン状となり、これを側方から見た吐水パターンを図1
1で示した。
【0022】図8の整流機構348は細長いスリット状
で、弧状をなし、従って、吐水パターンは弧状のカーテ
ン状をなし、これを図12で示した。以上整流機構のパ
ターンを各種示したが、適宜のものを選択する。
【0023】
【考案の効果】以上で明らかなように本考案によれば、
口腔洗浄、整髪等を行う多目的吐水装置において、多目
的吐水装置に専用の小流量用の熱交換器を付設したの
で、従来のように湯水混合栓用の給湯機の温水を用いる
必要が無く、従って、給湯機を用いた場合の流量不足に
よる着火が円滑に行われなかったり、着火を円滑化する
ための大量の捨水が無く、水、ガスの無駄使いが無くな
り、省資源上、省エネルギー上極めて有利であるととも
に、専用の熱交換器を有するので、多目的吐水装置の利
用上、即湯性に極めて優れ、必要な時に即座に、極めて
迅速に、必要、最適の温水吐水が得られ、使い勝手性、
機能性に優れた多目的吐水装置を得ることができる。
【0024】特に本考案は、吐水部に吐水ノズル装置、
一般吐水口装置を選択的に脱着自在として装着し、ノズ
ル吐水、一般吐水と使い分けできるようにしたので、化
粧時の洗顔、コンタクトレンズの温水による洗浄等の一
般吐水が多目的吐水装置で実現でき、多目的吐水装置の
機能性、使い勝手性を更に向上させ、吐水口は、整流機
構により流量に応じた、最適の、円滑な一般吐水を得る
ことができ、実用上極めて優れた多目的吐水装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる多目的吐水装置の外観を示す斜
視図
【図2】上記多目的吐水装置の透視斜視図
【図3】一般吐水口装置を装着した状態の多目的吐水装
置の斜視図
【図4】上記多目的吐水装置の要部の破断側面図
【図5】図4の5―5線断面図で一般吐水口装置の整流
機構のパターンの一例を示す図
【図6】上記整流機構の他のパターンを示す断面図
【図7】上記整流機構のパターンの他の例を示す断面図
【図8】上記整流機構のパターンの他の例を示す断面図
【図9】上記図5の整流機構による吐水のパターンを示
す側面図
【図10】上記図6の整流機構による吐水パターンを示
す側面図
【図11】上記図7の整流機構による吐水パターンを示
す側面図
【図12】上記図8の整流機構による吐水パターンを示
す側面図
【符号の説明】
1…多目的吐水装置、 2…吐水ユニットを構成するボ
デイ、 6…吐水部、11…熱交換器、 13…水道水
供給管に接続される水道水導入管、 30,31,3
2,33…温水吐水ノズル装置、 40…一般吐水口装
置、 46…吐水通路、 48,148,248,34
8…整流機構。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水を導入するように水道水供給管と
    接続された熱交換器と、該熱交換器で生成された温水を
    吐水する吐水ユニットとを備え、 上記吐水ユニットは、温水を外部に吐水する吐水部を備
    え、 上記吐水部に脱着自在に接続される温水吐水ノズル装
    置、及び一般吐水口装置を備え、 上記一般吐水口装置は、整流機構を吐水通路に備える、 ことを特徴とする多目的吐水装置。
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