JP2529858Y2 - ハンド式口腔洗浄器付き洗面化粧台 - Google Patents

ハンド式口腔洗浄器付き洗面化粧台

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JP2529858Y2
JP2529858Y2 JP1991059312U JP5931291U JP2529858Y2 JP 2529858 Y2 JP2529858 Y2 JP 2529858Y2 JP 1991059312 U JP1991059312 U JP 1991059312U JP 5931291 U JP5931291 U JP 5931291U JP 2529858 Y2 JP2529858 Y2 JP 2529858Y2
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water
pump
faucet
vanity
mouth
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JP1991059312U
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佳之 中山
潤介 亀井
勤 牧野
正之 中野
晃 久田
規和 小島
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株式会社イナックス
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノズルからの噴出水に
より、歯ブラシ等では除去し難い歯間の夾雑物を洗い落
としたり、口腔内を清掃したりすることができるハンド
式の口腔洗浄器を備えた洗面化粧台に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の口腔洗浄器を備えた洗面化粧台
としては、大きく分類すると二つのタイプに分けられ
る。その一つは、洗面化粧台に口腔洗浄器専用のタンク
を設置し、該タンク内の貯留水をポンプを駆動させて洗
浄ノズルから噴出させて口の中を洗浄するタイプのもの
である。また他のものは、水栓類の通水経路の途中に口
腔洗浄器を設置し、給水圧等を利用して洗浄ノズルから
直接供給水を噴出させて口の中を洗浄するタイプのもの
である。本考案は、口腔洗浄器専用のポンプは必要とす
るが、貯留水のタンクは不要とする新しいタイプの洗面
化粧台に関するものである。
【0003】タンク及びポンプを備えた従来の口腔洗浄
器付きの洗面化粧台としては、実開昭53−13003
0号公報に記載された図3に示す技術がある。この従来
の洗面化粧台1は、洗面器2を備えた洗面キャビネット
3と、鏡4を備えた化粧キャビネット5とより成る。洗
面キャビネット3は、洗面カウンター6上に吐水口水栓
7が設置されている。そして、洗面カウンター6の下方
側には、分岐管8を介して給水管9へ接続された給水タ
ンク10が設置されている。この給水タンク10は、ポ
ンプ(図示せず)を内蔵しており、可撓性を有する接続
管11を介して口腔洗浄器12へ接続されている。13
はポンプの電気配線である。また洗面カウンター6の前
面側には、前記ポンプの電源スイッチ14と、洗浄水の
吐出圧力(ポンプの回転数)を調節する摘み15とが取
り付けられている。
【0004】この洗面化粧台1にあって、吐水口水栓7
から供給水を吐出させる場合は、通常のように水栓7の
ハンドルを回動操作して行えばよい。また口腔洗浄器1
2の洗浄ノズル16から洗浄水を噴出させ、歯間の夾雑
物を洗い落としたり、口の中を清掃したりする場合は、
電源スイッチ14をONにし、ポンプを駆動させると共
に、摘み15を操作してポンプの回転数を設定し、洗浄
ノズル16から所定の水勢で給水タンク10内の貯留水
が噴出されるように操作すればよい。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記実開昭
53−130030号公報に記載された従来の洗面化粧
台1にあっては、口腔洗浄器12に専用の給水タンク1
0とポンプとを洗面カウンター6の下方に設置する必要
がある。そのため、洗面カウンター6の横幅寸法及び前
後方向の寸法が大きくなり、洗面化粧台1の全体の大き
さが大型化するという欠点と、洗面カウンター6の下方
側で配管工事を行わねばならず、作業がし難いという欠
点とがあった。またこの従来技術では、ポンプを駆動さ
せると、その振動が給水タンク10を通じて洗面カウン
ター6へ伝わり、振動音が発生するという欠点があっ
た。前記振動は洗面化粧台1のガタツキの原因となり、
また振動音は使用者に不快感を与えるものである。更
に、洗浄ノズル16から噴出される洗浄水の水勢は、ポ
ンプの吐出圧力を調節する摘み15によって変更してお
り、使用者は口腔洗浄器12を把持した上で、摘み15
の操作を行わなければならず、その操作が極めて面倒で
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、口腔洗浄器
の本体側で噴出される水勢の調節を行うことのできるハ
ンド式口腔洗浄器付きの洗面化粧台を提供せんとするも
のである。
【0007】而して、前記課題を解決するために本考案
が採用した請求項1の手段は、湯水混合水栓の流出口と
吐水口水栓の吐水口との間に、ハンド式の口腔洗浄器を
接続し、口腔洗浄器にポンプを組み込むと共に、口腔洗
浄器本体にポンプの駆動制御スイッチを取り付けたこと
を特徴とするハンド式口腔洗浄器付き洗面化粧台であ
る。
【0008】
【作用】本考案にあっては、湯水混合水栓の流出口と吐
水口水栓との間に接続されたハンド式口腔洗浄器の本体
に、ポンプ及びその九度を制御スイッチを設置してい
る。そのため、口腔洗浄器の洗浄ノズルから噴出される
洗浄水の水勢の調節は、口腔洗浄器本体のポンプの駆動
制御スイッチを操作して行うことができる。つまり、使
用者が手元で操作することができ、極めて便利である。
また従来のようにポンプ及び給水タンクを洗面カウンタ
ーの下方へ設置する必要がなく、洗面化粧台の構成並び
に組み付けもシンプルである。
【0009】
【実施例】以下に、本考案の構成を、図面に示す実施例
に基づいて図面を参照して説明すると次の通りである。
【0010】図1は本考案の第1の実施例に係る洗面化
粧台38の全体を示す斜視図である。同図に示す如く、
この洗面化粧台38は、洗面器18を備えた洗面キャビ
ネット19と、鏡20及び開閉扉21を有する小物品の
載置棚22を備えた化粧キャビネット23とより成る。
洗面カウンター24上には、湯水混合水栓25と吐水口
水栓26とが設置されている。この場合の湯水混合水栓
25は、一つの操作ハンドル37によって、吐出水の温
度と流量とを設定することができる所謂シングルレバー
式のものであり、給水管27から供給される水と、給湯
管28から供給される湯とを混合し、所定温度の温水に
して吐水口水栓26へ供給するように配管接続されてい
る。
【0011】而して、湯水混合水栓25の流出口と、吐
水口水栓26の吐水口29との間には、ゴムホース等の
可撓管30を介して口腔洗浄器31が接続されている。
口腔洗浄器31は、その内部に市販されている小型のポ
ンプ(図示せず)が組み込まれており、口腔洗浄器本体
に前記ポンプの駆動制御を行うスイッチ39が装着され
ている。またポンプの駆動は、充電式であり、最も下方
に位置する載置棚22に設けられたスタンド34に充電
設備を配設している。スタンド34は、口腔洗浄器31
を立設するためのものである。なお、可撓管30は、洗
面キャビネット19と化粧キャビネット23との内部を
挿通され、最も下方に位置する載置棚22上に導出され
ている。図1において、36は洗面器18の排水管であ
る。
【0012】次に、このように構成された洗面化粧台3
8の動作態様を説明する。先ず、通常の吐水状態を得る
場合について説明すると、この場合は湯水混合水栓25
の操作ハンドル37を調節し、給水管27及び給湯管2
8から供給される湯と水との混合比を決定し、所望する
温度の温水を得ると同時に、温水の吐出流量を設定す
る。湯水混合水栓25で得られた所定流量且つ所定温度
の温水は、吐水口吐水管26の吐水口29からそのまま
吐出される。この通常の吐水状態は、従来の場合と同じ
である。
【0013】次に、口腔洗浄器31の洗浄ノズル33か
ら温水を吐出させる場合について説明する。この場合
は、湯水混合水栓25を前述した場合と同じように操作
し、続いて口腔洗浄器31のポンプを駆動させる制御ス
イッチ39を段階的に切り換えればよい。これにより、
湯水混合水栓25で所望する温度に調節された温水を、
口腔洗浄器31の洗浄ノズル33から所望する水勢で噴
出させることが可能である。また口腔洗浄器31内に組
み込んだポンプを用いており、給水及び給湯圧力に影響
されずに、常に安定したポンプによる吐出圧力(吐出水
勢)を得ることが可能である。
【0014】使用者は、この制御スイッチ39の操作
を、口腔洗浄器31の洗浄ノズル33を口の中へ侵入さ
せた状態で行うことができ、極めて使い勝手が良い。洗
浄ノズル33から噴出される洗浄水により、口腔を清掃
したり、歯間の夾雑物を洗い落とすことが可能である。
なお、余剰水は、吐水口水栓26の吐水口29から洗面
器18へ吐出されるようになっている。
【0015】図2は、本考案の第2の実施例に係る洗面
化粧台40を示す全体斜視図である。この実施例の洗面
化粧台40は、洗面カウンター24上の吐水口水栓26
の両隣に、シャワーヘッド41と、シャワー・吐水口の
切換弁42とを設置している。そして、第1の実施例と
同じように、可撓管30を洗面カウンター24の上面側
を沿わせて最も下方に位置する載置棚22へ導入してい
る。また口腔洗浄器31は、第1の実施例と同じよう
に、ポンプを内蔵し、口腔洗浄器本体に前記ポンプの駆
動制御を行うスイッチ39を装着している。シャワー
と、吐水口からの吐水とを選択的に使用できる点を除け
ば、この第2の実施例の構成並びに作用効果は、前記第
1の実施例の場合と同じである。
【0016】ところで、本考案は上述した実施例に限定
されるものではなく、例えば、口腔洗浄器31へ組み込
むポンプの種類等は適宜の変更が可能である。また洗面
化粧台の種類や形状並びに湯水混合水栓25や吐水口水
栓26の種類や形状等も適宜の変更が可能である。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案にあっては、
湯水混合水栓の流出口と吐水口水栓との間に接続された
ハンド式口腔洗浄器の本体にポンプ及びその駆動制御ス
イッチを設置している。そのため、口腔洗浄器の洗浄ノ
ズルから噴出される洗浄水の水勢の調節は、口腔洗浄器
本体のポンプの駆動制御スイッチを操作して行うことが
でき、使用者が手元で操作できるので極めて使い勝手が
良い。また従来のように大型のポンプ及び給水タンクを
洗面カウンターの下方へ設置する必要がなく、洗面化粧
台の構成並びに組み付けもシンプルである。更に、口腔
洗浄器本体はポンプを内蔵しているので、その振動が洗
面化粧台側へ伝達されることはなく、異音を発生したり
することがない。更にまた、ポンプは洗浄ノズルの直前
に配設されており、洗面カウンターの下方へ設置する従
来の方式に比較してその圧力損失が少なく、その分だけ
ポンプの小型化を促進することが可能である。それに加
えて、ポンプにより安定した吐出圧力(吐出水勢)を得
ることができ、使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る洗面化粧台の全体
を示す斜視図である。
【図2】本考案の第2の実施例に係る洗面化粧台の全体
を示す斜視図である。
【図3】従来の洗面化粧台の概略斜視図である。
【符号の説明】
17…洗面化粧台 18…洗面器 24…洗面カウンター 25…湯水混合
水栓 26…吐水口水栓 29…吐水口 30…可撓管 31…口腔洗浄
器 32…流量調節弁の操作ハンドル 33…洗浄ノズ
ル 38…洗面化粧台 39…ポンプの
駆動制御スイッチ 40…洗面化粧台
フロントページの続き (72)考案者 中野 正之 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (72)考案者 久田 晃 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (72)考案者 小島 規和 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (56)参考文献 実開 昭53−130030(JP,U) 実開 昭64−50811(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水混合水栓の流出口と吐水口水栓の吐
    水口との間に、ハンド式の口腔洗浄器を接続し、口腔洗
    浄器にポンプを組み込むと共に、口腔洗浄器本体にポン
    プの駆動制御スイッチを取り付けたことを特徴とするハ
    ンド式口腔洗浄器付き洗面化粧台。
JP1991059312U 1991-04-24 1991-04-24 ハンド式口腔洗浄器付き洗面化粧台 Expired - Lifetime JP2529858Y2 (ja)

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JPH04123172U JPH04123172U (ja) 1992-11-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5235649A (en) * 1975-09-13 1977-03-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Connector for optical fibers
JPS62146530A (ja) * 1985-12-20 1987-06-30 松下冷機株式会社 生鮮物貯蔵装置

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