JP2548724Y2 - 高周波回路筐体 - Google Patents

高周波回路筐体

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JP2548724Y2
JP2548724Y2 JP1990104615U JP10461590U JP2548724Y2 JP 2548724 Y2 JP2548724 Y2 JP 2548724Y2 JP 1990104615 U JP1990104615 U JP 1990104615U JP 10461590 U JP10461590 U JP 10461590U JP 2548724 Y2 JP2548724 Y2 JP 2548724Y2
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JP
Japan
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frequency circuit
case
circuit housing
plastic case
covers
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JP1990104615U
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浩 渡邉
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高周波回路筐体に関し、特に衛星放送用受信
パラボラアンテナの焦点近傍に配設されるコンバータの
高周波回路筐体に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のコンバータの筐体は第３図に示すよう
に、高周波回路が形成されたプリント基板31を機械的に
保持すると共に、電気的に外部環境から遮蔽する金属製
の筐体32から成っており、衛星放送受信用パラボラアン
テナの焦点に配備された一次放射器（図示せず）に接続
される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述したように、コンバータの筐体が電波を反射し易
い金属製であるために、受信すべきコンバータの筐体で
反射してからパラボラ反射面に入射する場合があり、結
果としてアンテナシステムの指向特性を悪くする。今
後、衛星放送時代になれば、受信すべき衛星と受信不要
の衛星からの電波の識別を行うためにアンテナの指向特
性は重要な性能となるので、コンバータの筐体の影響を
低減させる必要がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の高周波回路筐体は、パラボラアンテナの焦点
近傍に配設される高周波回路筐体において、高周波回路
を覆う導電性ケースと、この導電性ケースを覆うプラス
チック製ケースとを有し、前記プラスチック製ケースが
電波吸収性の素材を使用して構成されている。また、導
電性ケースとプラスチック製ケースとの間に電波吸収材
を挾持して構成してもよい。
〔実施例〕
次に図面を参照して本考案を説明する。
第１図は本考案の第１の実施例を示す断面図であり、
高周波回路が形成されたプリント基板11と、これを機械
的に保持すると共に電気的に遮蔽する導電性のケース12
と、更にこれらを外部環境から保護するためのプラスチ
ック製のケース13とを備えている。このプラスチック製
ケース13の素材として、カーボンまたは導電性繊維ある
いは金属繊維を混入させた電波吸収性の素材を使用する
ことにより、コンバータ筐体に入射する電波を反射させ
ずにプラスチック製ケース13で吸収することができる。
第２図は本考案の第２図の実施例を示す断面図であ
り、第１図と同様に高周波回路が形成されたプリント基
板21は、導電性ケース22により機械的に保持されると共
に電気的にも外部と遮蔽される。また外部環境に対して
はプラスチック製ケース23により保護される。ここで導
電性ケース22とプラスチック製ケース23の間には、例え
ばフエライトゴムや、カーボンまたは金属繊維を混入さ
せたゴムまたはプラスチックからなる電波吸収材24を挾
持させる。このようにすることによって、外部からコン
バータ筐体に入射する電波を電波吸収材24によって吸収
するので、コンバータ筐体による反射を防止することが
できる。
〔考案の効果〕
以上に述べたように本考案は、高周波回路を機械的電
気的に保持する導電性ケースを外部環境から保護するた
めに設けたプラスチック製ケースとして電波吸収性の素
材を使用することにより、筐体に入射する電波の反射を
低減できる。従って、指向特性の良いアンテナシステム
を安価に実現することができる。また、導電性ケースと
プラスチック製ケースとの間に電波吸収材を挾持させる
ことにより、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の第１の実施例を示す断面図、第２図は
本考案の第２の実施例を示す断面図、第３図は従来の高
周波回路筐体の１例を示す断面図である。 11,21,31……高周波回路が形成されたプリント基板、1
2,22……導電性ケース、13……電波吸収性プラスチック
製ケース、23……プラスチック製ケース、24……電波吸
収材、32……金属製筐体。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】パラボラアンテナの焦点近傍に配設される
    高周波回路筐体において、高周波回路を覆う導電性ケー
    スと、この導電性ケースを覆うプラスチック製ケースと
    を有し、前記プラスチック製ケースが電波吸収性の素材
    を使用して成ることを特徴とする高周波回路筐体。
  2. 【請求項２】パラボラアンテナの焦点近傍に配設される
    高周波回路筐体において、高周波回路を覆う導電性ケー
    スと、この導電性ケースを覆うプラスチック製ケースと
    を有し、前記導電性ケースと前記プラスチック製ケース
    との間に電波吸収材を挾持して成ることを特徴とする高
    周波回路筐体。
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