JP2548673B2 - 戸体装着用の結露水排出部品 - Google Patents
戸体装着用の結露水排出部品Info
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- JP2548673B2 JP2548673B2 JP5158016A JP15801693A JP2548673B2 JP 2548673 B2 JP2548673 B2 JP 2548673B2 JP 5158016 A JP5158016 A JP 5158016A JP 15801693 A JP15801693 A JP 15801693A JP 2548673 B2 JP2548673 B2 JP 2548673B2
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は戸体の硝子面に発生付着
し,流下する結露水を戸体下框を介して室外に排出する
に用いる戸体装着用の結露水排出部品に関する。
し,流下する結露水を戸体下框を介して室外に排出する
に用いる戸体装着用の結露水排出部品に関する。
【0002】
【従来の技術】この種結露水の排出のために,例えば実
開昭56−98997号は,硝子面と水抜き孔を形成す
る細幅多数の垂直排出溝を所定間隔多数刻設したガラス
ビードを形成し,このガラスビードによって硝子の保持
固定を行うようにしたものとされる。
開昭56−98997号は,硝子面と水抜き孔を形成す
る細幅多数の垂直排出溝を所定間隔多数刻設したガラス
ビードを形成し,このガラスビードによって硝子の保持
固定を行うようにしたものとされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,ガラス
ビードは硝子の保持固定と気密性確保のために少くとも
硝子面側において弾性を備える必要があるが、弾性を備
えることは硝子面側の排出溝が圧潰されることになって
水抜き孔を有効に確保できないことになる一方,この圧
潰を想定して排出溝を太幅とすれば戸体の気密性に影響
を与える可能性を招くことになる。
ビードは硝子の保持固定と気密性確保のために少くとも
硝子面側において弾性を備える必要があるが、弾性を備
えることは硝子面側の排出溝が圧潰されることになって
水抜き孔を有効に確保できないことになる一方,この圧
潰を想定して排出溝を太幅とすれば戸体の気密性に影響
を与える可能性を招くことになる。
【0004】従ってガラスビードの硝子面側に水抜き孔
を形成する排出溝を設けることはガラスビードの作用と
相矛盾関係に立つことになって,実用性を欠くことにな
る。
を形成する排出溝を設けることはガラスビードの作用と
相矛盾関係に立つことになって,実用性を欠くことにな
る。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,戸体の気密性に対する影
響を可及的に抑止し,簡易且つ確実に水抜き孔を形成し
得る戸体装着用の結露水排出部品を提供するにある。
で,その解決課題とする処は,戸体の気密性に対する影
響を可及的に抑止し,簡易且つ確実に水抜き孔を形成し
得る戸体装着用の結露水排出部品を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,ガラスビード
と水抜き孔との固定的関係を拝し,必要に応じて必要部
位に後付け状に装着し得るように,独立部品を用いて硝
子とガラスビード間にこれを圧入することによって水抜
き孔を形成するものとし,併せて圧入に際してガラスビ
ードに対するストッパー手段を施したものとして完成し
たものであって,即ち本発明は戸体の硝子面とこれに対
接するガラスビード間に圧入自在にして戸体下框内空間
に至るように細幅縦長とするとともに上記硝子面と水抜
き孔を形成するようにV字状,U字状,半円状又はW字
状等の硝子面側の一側を開口した薄肉の断面形状を有す
る排出路本体と,該排出路本体の上端に配設し上記ガラ
スビード上面に対する対接ストッパーをなす薄肉一体の
外方折曲片とを備えてなることを特徴とする戸体装着用
の結露水排出部品(請求項1),戸体の硝子面とこれに
対接するガラスビード間に圧入自在にして戸体下框内空
間に至るように細径縦長とするとともに上記硝子面に面
接して水抜き孔を形成するように三角状,ロ字状,半月
状,二連山状等の硝子面側の一側を平坦面とした薄肉の
断面形状を有する排出路本体と,該排出路本体の上端に
配設し上記ガラスビード上面に対する対接ストッパーを
なす薄肉一体の外方折曲片とを備えてなることを特徴と
する戸体装着用の結露水排出部品(請求項2)及び上記
排出路本体下方に先細り側面開放の水切部品を追加的に
設けてなることを特徴とする戸体装着用の結露水排出部
品(請求項3)に係り且つこれらをそれぞれ発明の要旨
として上記課題解決の手段としたものである。
と水抜き孔との固定的関係を拝し,必要に応じて必要部
位に後付け状に装着し得るように,独立部品を用いて硝
子とガラスビード間にこれを圧入することによって水抜
き孔を形成するものとし,併せて圧入に際してガラスビ
ードに対するストッパー手段を施したものとして完成し
たものであって,即ち本発明は戸体の硝子面とこれに対
接するガラスビード間に圧入自在にして戸体下框内空間
に至るように細幅縦長とするとともに上記硝子面と水抜
き孔を形成するようにV字状,U字状,半円状又はW字
状等の硝子面側の一側を開口した薄肉の断面形状を有す
る排出路本体と,該排出路本体の上端に配設し上記ガラ
スビード上面に対する対接ストッパーをなす薄肉一体の
外方折曲片とを備えてなることを特徴とする戸体装着用
の結露水排出部品(請求項1),戸体の硝子面とこれに
対接するガラスビード間に圧入自在にして戸体下框内空
間に至るように細径縦長とするとともに上記硝子面に面
接して水抜き孔を形成するように三角状,ロ字状,半月
状,二連山状等の硝子面側の一側を平坦面とした薄肉の
断面形状を有する排出路本体と,該排出路本体の上端に
配設し上記ガラスビード上面に対する対接ストッパーを
なす薄肉一体の外方折曲片とを備えてなることを特徴と
する戸体装着用の結露水排出部品(請求項2)及び上記
排出路本体下方に先細り側面開放の水切部品を追加的に
設けてなることを特徴とする戸体装着用の結露水排出部
品(請求項3)に係り且つこれらをそれぞれ発明の要旨
として上記課題解決の手段としたものである。
【0007】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば,Aは,例えば窓枠1に戸体5を装
着し,オペレータ4により開閉操作するように構成した
縦辷り出し形式の断熱サッシ,6は戸体5の戸框,7は
その下框,17は戸体5の複層ガラス,20は複層ガラ
ス17を下框7に保持固定するガラスビード,22は複
層ガラス17の硝子面とこれに対接するガラスビード2
0間に圧入して装着した結露水排出部品である。
具体的に説明すれば,Aは,例えば窓枠1に戸体5を装
着し,オペレータ4により開閉操作するように構成した
縦辷り出し形式の断熱サッシ,6は戸体5の戸框,7は
その下框,17は戸体5の複層ガラス,20は複層ガラ
ス17を下框7に保持固定するガラスビード,22は複
層ガラス17の硝子面とこれに対接するガラスビード2
0間に圧入して装着した結露水排出部品である。
【0008】本例の窓枠1及び戸框6は,それぞれ外側
をアルミ成型材,内側を天然木とした各一対の予め枠組
みした窓枠構成材2,3及び框構成材8,10を接合し
て断熱性を確保するようにしたものとしてあり,戸框6
は図示される下框7に判明するようにアルミ成型材によ
る外側框構成材8と天然木による内側框構成材10と
を,外側框構成材8に設けた一体全長のC字チャンネル
状係止溝11及び内側框構成材10に点在状にネジ固定
した強制回動自在の断熱性ピース状回動係止ファスナー
12を接合手段とし,これらの間に離隔スペース15を
形成することによって離隔接合したものとしてあり,且
つこの離隔スペース15には上記回動係止ファスナー1
2部位を除いて発泡樹脂板による断熱層16を挿入介設
したものとしてある。
をアルミ成型材,内側を天然木とした各一対の予め枠組
みした窓枠構成材2,3及び框構成材8,10を接合し
て断熱性を確保するようにしたものとしてあり,戸框6
は図示される下框7に判明するようにアルミ成型材によ
る外側框構成材8と天然木による内側框構成材10と
を,外側框構成材8に設けた一体全長のC字チャンネル
状係止溝11及び内側框構成材10に点在状にネジ固定
した強制回動自在の断熱性ピース状回動係止ファスナー
12を接合手段とし,これらの間に離隔スペース15を
形成することによって離隔接合したものとしてあり,且
つこの離隔スペース15には上記回動係止ファスナー1
2部位を除いて発泡樹脂板による断熱層16を挿入介設
したものとしてある。
【0009】このとき回動係止ファスナー12は,ベー
ス13を多角形とし,このベース13に長菱形状の係止
部14を一体成型した滑性樹脂製のものとしてあるの
で,上記内側框構成材10にネジ固定した状態で係止部
14を上記係止溝11内に挿入し,離隔スペース15上
方の複層ガラス17と内側框構成材10間の開口からス
パナ等の工具でこの回動係止ファスナー12を回動する
ことによって係止溝11に回動係止させるようにしてこ
れら一対の框構成材8,10を接合し,上記断熱層16
を挿入後に離隔スペース15をガラスビード20によっ
て封止するように構成してある。
ス13を多角形とし,このベース13に長菱形状の係止
部14を一体成型した滑性樹脂製のものとしてあるの
で,上記内側框構成材10にネジ固定した状態で係止部
14を上記係止溝11内に挿入し,離隔スペース15上
方の複層ガラス17と内側框構成材10間の開口からス
パナ等の工具でこの回動係止ファスナー12を回動する
ことによって係止溝11に回動係止させるようにしてこ
れら一対の框構成材8,10を接合し,上記断熱層16
を挿入後に離隔スペース15をガラスビード20によっ
て封止するように構成してある。
【0010】従ってこのときガラスビード20は,複層
ガラス17に対する室内側の押縁となって,複層ガラス
17を先付けの室外側ガラスビード19と共に保持固定
するものとされ,この種サッシにおける独自の室内側押
縁による複層ガラス17の固定を可能ならしめてある。
ガラス17に対する室内側の押縁となって,複層ガラス
17を先付けの室外側ガラスビード19と共に保持固定
するものとされ,この種サッシにおける独自の室内側押
縁による複層ガラス17の固定を可能ならしめてある。
【0011】この戸体5に対して結露水排出部材22
は,本例において極薄の肉厚0.3mmとしたSUS30
4ステンレス材を折曲加工した排出路本体23,その下
方の先細り側面開放の水切部24,上端の外方折曲片2
5を一体に備えたものとしてある。
は,本例において極薄の肉厚0.3mmとしたSUS30
4ステンレス材を折曲加工した排出路本体23,その下
方の先細り側面開放の水切部24,上端の外方折曲片2
5を一体に備えたものとしてある。
【0012】即ち排出路本体23は90°に拡開した上
記複層ガラス17の硝子面と水抜き孔を形成するように
V字状の硝子面側の一側を開口した薄肉の断面形状を有
するとともにその下方5mm長さ部分を上記V字状のまま
先細り状とすることによって水切部24としたV字状一
側を2mm幅,水切部24を含む高さを18mmとした細幅
縦長のものとして構成してあり,またこの排出路本体2
3上端の外方折曲片25はV字状両上端をそれぞれやや
台形状に水平折曲するとともに更にこれを下面内側に重
合状に折返して安全のためにエッジを露出させないよう
にした,排出路本体23上端で平面8字状を呈する薄肉
一体一対のものとして構成してある。
記複層ガラス17の硝子面と水抜き孔を形成するように
V字状の硝子面側の一側を開口した薄肉の断面形状を有
するとともにその下方5mm長さ部分を上記V字状のまま
先細り状とすることによって水切部24としたV字状一
側を2mm幅,水切部24を含む高さを18mmとした細幅
縦長のものとして構成してあり,またこの排出路本体2
3上端の外方折曲片25はV字状両上端をそれぞれやや
台形状に水平折曲するとともに更にこれを下面内側に重
合状に折返して安全のためにエッジを露出させないよう
にした,排出路本体23上端で平面8字状を呈する薄肉
一体一対のものとして構成してある。
【0013】このように構成した結露水排出部材22
は,本例の断熱サッシAの気密性に影響を与えないよう
に,その戸体5の両側端から2乃至10cm程度の位置の
2ケ所において複層ガラス17の硝子面と押縁としたガ
ラスビード20間に下向き垂直となるように圧入し,ガ
ラスビード20の高さ幅を超えて戸体5の下框7内の空
間,即ち離隔スペース15内断熱層16の室外側空間に
至るようにその下方の水切部24を垂下して装着したも
のとしてある。
は,本例の断熱サッシAの気密性に影響を与えないよう
に,その戸体5の両側端から2乃至10cm程度の位置の
2ケ所において複層ガラス17の硝子面と押縁としたガ
ラスビード20間に下向き垂直となるように圧入し,ガ
ラスビード20の高さ幅を超えて戸体5の下框7内の空
間,即ち離隔スペース15内断熱層16の室外側空間に
至るようにその下方の水切部24を垂下して装着したも
のとしてある。
【0014】これによって排出路本体23がガラスビー
ド20上に開口し,硝子面と正三角形にして細幅の水切
り孔を確実に形成し,また一対の上端外方折曲片25は
圧入に際して上記ガラスビード20上面に対接してその
没入を防止し,該結露水排出部品22をガラスビード2
0に支承する対接ストッパーをなすに至っている。
ド20上に開口し,硝子面と正三角形にして細幅の水切
り孔を確実に形成し,また一対の上端外方折曲片25は
圧入に際して上記ガラスビード20上面に対接してその
没入を防止し,該結露水排出部品22をガラスビード2
0に支承する対接ストッパーをなすに至っている。
【0015】本例の断熱サッシAはもとよりそれ自体高
度な断熱性を呈するが,その戸体5に結露水排出部品2
2を装着したのは,複層ガラス17を用いた場合,その
内部スペーサー18は一般に金属製とされているのでス
ペーサー18による熱伝導を完全に防止し難いため,複
層ガラス17のスペーサー18近傍に冷却部分を生じ,
場合により室内側両側下方部位に結露発生の可能性を残
しているからであり,本例の装着はこのスペーサー18
に起因する複層ガラス17の部分的結露に対応して,該
部位において部分的2ケ所の水抜き孔を設置するために
なされている。
度な断熱性を呈するが,その戸体5に結露水排出部品2
2を装着したのは,複層ガラス17を用いた場合,その
内部スペーサー18は一般に金属製とされているのでス
ペーサー18による熱伝導を完全に防止し難いため,複
層ガラス17のスペーサー18近傍に冷却部分を生じ,
場合により室内側両側下方部位に結露発生の可能性を残
しているからであり,本例の装着はこのスペーサー18
に起因する複層ガラス17の部分的結露に対応して,該
部位において部分的2ケ所の水抜き孔を設置するために
なされている。
【0016】本例の結露水排出部品22は以上からも判
明するとおり,簡易且つ確実に水抜き孔を形成し得るも
のであるが,これが気密性を損わないように細幅縦長の
排出路本体23を用いているため,時に塵埃による目詰
りが発生することが予想される。しかしこの場合は,上
記対接ストッパーをなし,安全のためにエッジを露出さ
せないようにした外方折曲片25をマイナスドライバー
や指先で持上げるようにすれば戸体5から取外し自在と
なるので,必要に応じて取外して洗浄等を施すことによ
り目詰りを取除いて再度圧入による装着をすることによ
って結露水の排出が不可能となったりする事態を防止で
きる。
明するとおり,簡易且つ確実に水抜き孔を形成し得るも
のであるが,これが気密性を損わないように細幅縦長の
排出路本体23を用いているため,時に塵埃による目詰
りが発生することが予想される。しかしこの場合は,上
記対接ストッパーをなし,安全のためにエッジを露出さ
せないようにした外方折曲片25をマイナスドライバー
や指先で持上げるようにすれば戸体5から取外し自在と
なるので,必要に応じて取外して洗浄等を施すことによ
り目詰りを取除いて再度圧入による装着をすることによ
って結露水の排出が不可能となったりする事態を防止で
きる。
【0017】なお図中9は戸体5の下框6に設けた結露
水排出用の透孔,21は押縁としたガラスビード20に
設けた結露水の受溝をそれぞれ示す。
水排出用の透孔,21は押縁としたガラスビード20に
設けた結露水の受溝をそれぞれ示す。
【0018】図示した例は以上のとおりとしたが,本発
明の結露水排出部品は,更にその排出路本体の断面形状
を上記V字状のものに代えて,硝子面と水抜き孔を形成
するようにU字状,半円状又はW字状等適宜の形状にし
て硝子面側の一側を開口した薄肉のものとし,また硝子
面に面接して水抜き孔を形成するように三角状,ロ字
状,半月状,二連山状等の硝子面側の一側を平坦面とし
た薄肉のものとすることもできる。
明の結露水排出部品は,更にその排出路本体の断面形状
を上記V字状のものに代えて,硝子面と水抜き孔を形成
するようにU字状,半円状又はW字状等適宜の形状にし
て硝子面側の一側を開口した薄肉のものとし,また硝子
面に面接して水抜き孔を形成するように三角状,ロ字
状,半月状,二連山状等の硝子面側の一側を平坦面とし
た薄肉のものとすることもできる。
【0019】またこれらの断面形状は細幅のものであれ
ば,一般に硝子面とこれに対接するガラスビード間に圧
入可能であるので,この断面形状を下端にまで連続させ
るようにして排出路本体を構成することを妨げない。
ば,一般に硝子面とこれに対接するガラスビード間に圧
入可能であるので,この断面形状を下端にまで連続させ
るようにして排出路本体を構成することを妨げない。
【0020】しかし,一般にはその下方に上記と同様に
先細り側面開放の水切部を設けることが,結露水の水切
りを容易にしその排出を有効に行うとともに圧入を容易
化する上で好ましい。このとき上記硝子面側の一側を開
口したものは排出路本体をそのまま先細り状とすればよ
く,また硝子面側の一側を平坦化したものは適宜の側面
を開放するようにすればよいが,後者の場合に全側面を
閉塞したまま先細り状とすることは結露水の排出に支障
を招くことがあるので留意を必要とする。
先細り側面開放の水切部を設けることが,結露水の水切
りを容易にしその排出を有効に行うとともに圧入を容易
化する上で好ましい。このとき上記硝子面側の一側を開
口したものは排出路本体をそのまま先細り状とすればよ
く,また硝子面側の一側を平坦化したものは適宜の側面
を開放するようにすればよいが,後者の場合に全側面を
閉塞したまま先細り状とすることは結露水の排出に支障
を招くことがあるので留意を必要とする。
【0021】更に結露水排出部材の材質を硬質薄肉樹
脂,これと金属との併用のものとすること,対接ストッ
パーをなす外方折曲片を上記一対に代えて一側に形成す
るようにすること等を含めて,本発明の実施に当り,戸
体,硝子,ガラスビード,下框,排出路本体,外方折曲
片,必要に応じて設ける水切部の具体的材質,形状,構
造,寸法,数量,これらの関係,これらに対する付加等
は上記発明の要旨に反しない限り様々に変更することが
可能であり,以上に図示し又は説明したものに殊更限定
するには及ばない。
脂,これと金属との併用のものとすること,対接ストッ
パーをなす外方折曲片を上記一対に代えて一側に形成す
るようにすること等を含めて,本発明の実施に当り,戸
体,硝子,ガラスビード,下框,排出路本体,外方折曲
片,必要に応じて設ける水切部の具体的材質,形状,構
造,寸法,数量,これらの関係,これらに対する付加等
は上記発明の要旨に反しない限り様々に変更することが
可能であり,以上に図示し又は説明したものに殊更限定
するには及ばない。
【0022】
【発明の効果】以上のとおり本発明請求項1は,戸体の
硝子面とこれに対接するガラスビード間に圧入自在にし
て戸体下框内空間に至るように細幅縦長とするとともに
上記硝子面と水抜き孔を形成するようにV字状,U字
状,半円状又はW字状等の硝子面側の一側を開口した薄
肉の断面形状を有する排出路本体と,該排出路本体の上
端に配設し上記ガラスビード上面に対する対接ストッパ
ーをなす薄肉一体の外方折曲片とを備えてなることを特
徴とし,また請求項2は,戸体の硝子面とこれに対接す
るガラスビード間に圧入自在にして戸体下框内空間に至
るように細径縦長とするとともに上記硝子面に面接して
水抜き孔を形成するように三角状,ロ字状,半月状,二
連山状等の硝子面側の一側を平坦面とした薄肉の断面形
状を有する排出路本体と,該排出路本体の上端に配設し
上記ガラスビード上面に対する対接ストッパーをなす薄
肉一体の外方折曲片とを備えてなることを特徴とするか
ら,戸体の硝子面とガラスビード間に,外方折曲片を対
接ストッパーとして圧入することにより,戸体の気密性
に対する影響を可及的に抑止した水抜き孔を,簡易且つ
確実に必要に応じて必要部位に後付け状に形成すること
ができ,更に目詰りに対して容易に取外して洗浄等をな
し得る戸体装着用の結露水排出部品を提供することがで
きる。
硝子面とこれに対接するガラスビード間に圧入自在にし
て戸体下框内空間に至るように細幅縦長とするとともに
上記硝子面と水抜き孔を形成するようにV字状,U字
状,半円状又はW字状等の硝子面側の一側を開口した薄
肉の断面形状を有する排出路本体と,該排出路本体の上
端に配設し上記ガラスビード上面に対する対接ストッパ
ーをなす薄肉一体の外方折曲片とを備えてなることを特
徴とし,また請求項2は,戸体の硝子面とこれに対接す
るガラスビード間に圧入自在にして戸体下框内空間に至
るように細径縦長とするとともに上記硝子面に面接して
水抜き孔を形成するように三角状,ロ字状,半月状,二
連山状等の硝子面側の一側を平坦面とした薄肉の断面形
状を有する排出路本体と,該排出路本体の上端に配設し
上記ガラスビード上面に対する対接ストッパーをなす薄
肉一体の外方折曲片とを備えてなることを特徴とするか
ら,戸体の硝子面とガラスビード間に,外方折曲片を対
接ストッパーとして圧入することにより,戸体の気密性
に対する影響を可及的に抑止した水抜き孔を,簡易且つ
確実に必要に応じて必要部位に後付け状に形成すること
ができ,更に目詰りに対して容易に取外して洗浄等をな
し得る戸体装着用の結露水排出部品を提供することがで
きる。
【0023】請求項3は,上記排出路本体下方に先細り
側面開放の水切部を追加的に設けてなることを特徴とす
るから,上記の加えて結露水排出時の水切りを良好と
し,併せて硝子面とガラスビード間への圧入を更に容易
とする戸体装着用の結露水排出部品とすることができ
る。
側面開放の水切部を追加的に設けてなることを特徴とす
るから,上記の加えて結露水排出時の水切りを良好と
し,併せて硝子面とガラスビード間への圧入を更に容易
とする戸体装着用の結露水排出部品とすることができ
る。
【図1】断熱サッシの背面図
【図2】図1A−A線縦断面図
【図3】下框の拡大縦断面図
【図4】戸体と結露水排出部材の関係を示す拡大斜視図
【図5】結露水排出部材の拡大正面図
【図6】結露水排出部材の拡大側面図
【図7】結露水排出部材の拡大平面図
A 断熱サッシ 1 窓枠 5 戸体 7 下框 20 ガラスビード 22 結露水排出部品 23 排出路本体 24 水切部 25 外方折曲片
Claims (3)
- 【請求項1】 戸体の硝子面とこれに対接するガラスビ
ード間に圧入自在にして戸体下框内空間に至るように細
幅縦長とするとともに上記硝子面と水抜き孔を形成する
ようにV字状,U字状,半円状又はW字状等の硝子面側
の一側を開口した薄肉の断面形状を有する排出路本体
と,該排出路本体の上端に配設し上記ガラスビード上面
に対する対接ストッパーをなす薄肉一体の外方折曲片と
を備えてなることを特徴とする戸体装着用の結露水排出
部品。 - 【請求項2】 戸体の硝子面とこれに対接するガラスビ
ード間に圧入自在にして戸体下框内空間に至るように細
径縦長とするとともに上記硝子面に面接して水抜き孔を
形成するように三角状,ロ字状,半月状,二連山状等の
硝子面側の一側を平坦面とした薄肉の断面形状を有する
排出路本体と,該排出路本体の上端に配設し上記ガラス
ビード上面に対する対接ストッパーをなす薄肉一体の外
方折曲片とを備えてなることを特徴とする戸体装着用の
結露水排出部品。 - 【請求項3】 請求項1又は2の排出路本体下方に先細
り側面開放の水切部を追加的に設けてなることを特徴と
する戸体装着用の結露水排出部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5158016A JP2548673B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 戸体装着用の結露水排出部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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