JP2548244Y2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

Info

Publication number
JP2548244Y2
JP2548244Y2 JP1990063865U JP6386590U JP2548244Y2 JP 2548244 Y2 JP2548244 Y2 JP 2548244Y2 JP 1990063865 U JP1990063865 U JP 1990063865U JP 6386590 U JP6386590 U JP 6386590U JP 2548244 Y2 JP2548244 Y2 JP 2548244Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
power supply
voltage
rectifier
transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990063865U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0425484U (ja
Inventor
裕二 中林
和弘 西本
育也 菅生
雅康 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1990063865U priority Critical patent/JP2548244Y2/ja
Publication of JPH0425484U publication Critical patent/JPH0425484U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2548244Y2 publication Critical patent/JP2548244Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、インバータ回路からの高周波出力によって
放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 交流電源から作成した直流電圧を高周波電圧に交換し
て放電灯に印加して、放電灯を高周波点灯する所謂イン
バータ方式の放電灯点灯装置では、放電灯やスイッチン
グ素子等から高周波ノイズを発生し、この高周波ノイズ
が電源ラインを通して他の装置に入力されて悪影響を及
ぼす恐れがある。そこで、通常電源ラインに高周波ノイ
ズが電源側に帰還することを防止するフィルタ回路を挿
入してある。
第5図に従来の放電灯点灯装置の一例を示す。この放
電灯点灯装置は、交流電源ACに接続される整流器(ダイ
オードブリッジDB)と、交流電源ACとダイオードブリッ
ジDBとの間に接続され巻線の極性が電源側で同極性とな
るコモンモードのトランスT1と、ダイオードブリッジDB
の交流入力端子間でトランスT1とダイオードブリッジDB
との間に接続される複数のコンデンサC1,C2の直列回路
と、ダイオードブリッジDBの直流出力端間に接続される
インバータ回路2と、インバータ回路2からの高周波出
力によって点灯する放電灯Laとを備え、このインバータ
回路2は2石のトランジスタQ1,Q2及び発振トランスOT
を用いた所謂プッシュプル構成となっている。このイン
バータ回路2では、直流電圧がダイオードブリッジDBか
ら加えられると、トランジスタQ1,Q2の特性のばらつき
によりいずれか一方のトランジスタがオンし、このトラ
ンジスタのオンにより発振トランスOTの1次巻線N1,N2
のいずれかに流れる電流によって帰還巻線N3に誘起され
る電圧で、オンとなっているトランジスタをオフ、オフ
となっているトランジスタをオンとするように帰還をか
け、以降トランジスタQ1,Q2を交互にオン,オフさせて
発振する。なお、上記帰還巻線N3によってトランジスタ
Q1,Q2のオン,オフを反転させる帰還がかかった後のオ
ンとなるトランジスタのベース電流は巻線N4から供給す
る。このようにして、トランジスタQ1,Q2がオン,オフ
すると、2次巻線N5に高周波電圧が誘起され、この電圧
で放電灯Laが点灯する。なお、上記発振トランスOTには
予熱巻線N6,N7を設けてあり、発振開始時に予熱巻線N6,
N7に誘起される電圧で放電灯Laのフィラメントを予熱し
て、放電灯Laを即時点灯させるようにしてある。
この放電灯点灯装置に用いられたフィルタ回路1は同
一極性で巻装された巻線L1,L2を電源ラインに夫々直列
に接続したトランスT1と、電源ラインの一方とアースと
の間に夫々接続されたコンデンサC1,C2とで構成してあ
る。なお、トランスT1の各巻線L1,L2がチョークコイル
として機能する。ここで、この種の放電灯点灯装置では
第6図に枠で示す金属ケース3内に上記フィルタ回路1
を除くダイオードブリッジDB及びインバータ回路2を収
めてインバータ安定器として一体化してあり、金属ケー
ス3はアースしてある。
ところで、上記フィルタ回路1がない場合には次のよ
うにして高周波ノイズが電源側に帰還する。つまり、上
記インバータ回路2のトランジスタQ1,Q2は数10kHzでス
イッチング動作するために、高周波のノイズ源となり、
金属ケース3との間に発生する分布容量(第7図にCで
示す)を介して例えば第6図中に矢印で示す経路で高周
波ノイズが電源に帰還されるのである。
しかし、電源ラインに上記フィルタ回路1を挿入する
と、第7図に示すように、巻線L1,L2のインダクタンス
分により高周波ノイズが電源側に帰還することが抑制さ
れ、さらにコンデンサC1,C2によって高周波ノイズをア
ースに落とすことにより、高周波ノイズが電源に帰還す
ることを防止できる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述のように交流電源ACの一極側とア
ースとの間にチョークコイル(以下、必要に応じて巻線
L1,L2をチョークコイルと呼ぶ。)L1,L2とコンデンサ
C1,C2とが直列接続された構造となったフィルタ回路1
を用いると、次のような問題があった。今、例えば電源
ラインの一極側とアースとの間に、雷による誘導サージ
のような過渡的な高電圧が印加された場合、フィルタ回
路1のチョークコイルL1(あるいはL2)及びコンデンサ
C1(あるいはC2)が直列共振回路として機能して、この
直列共振回路から上記高電圧よりも更に高い電圧を発生
し、このためにインバータ回路2が破壊されるという問
題あった。
そこで、上記高電圧を抑制するために、第8図に示す
ように、コンデンサC1,C2の両端にバリスタZ3,Z4等の電
圧制限素子を接続することが考えられる。しかし、コン
デンサC1,C2の両端には交流電源が印加されるため、電
圧制限素子として耐圧の大きなものを必要し、素子の大
型化及びコストアップとなる問題があった。
本考案は上述の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、過渡的な高電圧を抑制でき、且つ
耐圧の小さい電圧制限素子を用いて構成することができ
る放電灯点灯装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は交流電源と整流
器との間に接続され巻線の極性が電源側で同極性となる
コモンモードのトランスの少なくとも一方の巻線両端間
に電圧制限素子を接続して成る。
[作用] 本考案は、上述のように交流電源と整流器との間に接
続され巻線の極性が電源側で同極性となるコモンモード
のトランスの少なくとも一方の巻線両端間に電圧制限素
子を接続することにより、電圧制限素子で過渡的な高電
圧を抑制できるようにし、しかも通常両端に印加される
電圧の低いトランスの巻線の両端に電圧制限素子を接続
することにより、電圧制限素子として耐圧の小さいもの
を用いることができるようにしたものである。
[実施例1] 第1図に本考案の一実施例を示す。本実施例は、交流
電源ACに接続されるダイオードブリッジDBと、交流電源
ACとダイオードブリッジDBとの間に接続され巻線(チョ
ークコイル)L1,L2の極性が電源側で同極性となるコモ
ンモードのトランスT1と、ダイオードブリッジDBの交流
入力端子間でトランスT1とダイオードブリッジDBとの間
に接続される複数のコンデンサC1,C2の直列回路と、ダ
イオードブリッジDBの直流出力端間に接続されるインバ
ータ回路2と、インバータ回路2からの高周波出力によ
って点灯する放電灯Laとを備え、ダイオードブリッジDB
とインバータ回路2とを一体化して金属ケース(図示せ
ず)に収納し、この金属ケースと複数のコンデンサC1,C
2の一方の接続点とをアースして成る、第5図、第6図
あるいは第8図と基本的構成を共通にする放電灯点灯装
置において、トランスT1の一方の巻線(チョークコイ
ル)L1両端間に電圧制限素子(バリスタZ1)を接続して
成るものである。
このようにチョークコイルL1の両端にバリスタZ1を接
続すると、チョークコイルL1の両端電圧をバリスタZ1
抑制でき、これによりコンデンサC1,C2及びインバータ
回路2の入力に印加される過渡的な高電圧を抑制でき
る。しかも、通常チョークコイルL1の両端に印加される
電圧は、コンデンサC1,C2に印加される電圧よりも低い
ので、バリスタZ1として耐圧の小さいものを用いること
ができる。
[実施例2] 第2図に本考案の他の実施例を示す。本実施例ではイ
ンバータ回路2として所謂ハーフブリッジ構成のものを
用いた点が第1の実施例と異なる。インバータ回路2
は、ダイオードブリッジDB及び平滑コンデンサC3で整流
平滑して得た直流電圧を高周波電圧に変換するもので、
平滑コンデンサC3の両端に夫々ダイオードD1,D2が逆並
列に接続されたトランジスタQ3,Q4を直列接続し、トラ
ンジスタQ3の両端にカップリング用のコンデンサC0、放
電灯la、コイルL3及び電流トランスCTの1次巻線l1を接
続してあり、電流トランスCTの2次巻線l2,l3に誘起さ
れる電圧でトランジスタQ3,Q4を交互にオン,オフして
発振動作する。ここで、インバータ回路2は起動回路4
を備え、始動時にまずトランジスタQ2をオンしてインバ
ータ回路2を起動するようにしてある。また、放電灯la
の非電源側には予熱用のコンデンサC4を接続し、放電灯
laを常時予熱するようにしてある。なお、上記予熱用の
コンデンサC4はコイルL3と共に共振回路を構成し、放電
灯laの始動時に高電圧を印加するようにしてあり、放電
灯laに流されるランプ電流の周波数は上記共振回路の共
振周波数に応じて決まる。また、上記コンデンサC0の容
量は、コンデンサC2の容量よりも充分に大きくして、共
振に寄与しないようにしてある。
この放電灯点灯装置においても、第1の実施例と同様
のフィルタ回路1を設け、高周波ノイズの電源への帰還
を防止し、且つバリスタZ1,Z2で過渡的な高電圧を抑制
するようにしてある。なお、本実施例の場合には、チョ
ークコイルL1,L2に共にバリスタZ1,Z2を接続してある
が、上記チョークコイルL1,L2はトランスT1で構成して
あるので、チョークコイルを1個としても効果的には何
等変わりはない。
[実施例3] 第3図に本考案の他の実施例を示す。本実施例の基本
構成は第1の実施例と全く同じもので、本実施例の場合
にはフィルタ回路1のバリスタZ1の代わりに放電ギャッ
プGを用いた点が第1の実施例と異なる。本実施例の場
合にも第1の実施例と同様に、チョークコイルL1の両端
電圧を放電ギャップGで抑制でき、これによりコンデン
サC1,C2及びインバータ回路2の入力に印加される過渡
的な高電圧を抑制できる。なお、バリスタの場合には容
量分を持つので、等価的にはチョークコイルL1の両端に
コンデンサを接続したことになり、この容量分を通して
電源側に高周波ノイズが帰還する恐れがあるが、本実施
例のように放電ギャップGとすると、容量分を持たない
ので、高周波ノイズを電源側に帰還する恐れがない利点
がある。
[実施例4] 第4図は第2の実施例のフィルタ回路1のバリスタZ1
の代わりに放電ギャップGを用いたもので、第3の実施
例と同様の効果が得られる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、交流電源と整流器との間に接
続され巻線の極性が電源側で同極性となるコモンモード
のトランスの少なくとも一方の巻線両端間に電圧制限素
子を接続することにより、電圧制限素子で過渡的な高電
圧を抑制でき、しかも両端に印加される電圧の低いトラ
ンスの巻線の両端に電圧制限素子を接続するので、電圧
制限素子として耐圧の小さいものを用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の回路図、第2図乃至第4図
は夫々の他の実施例の回路図、第5図は従来の放電灯点
灯装置の回路図、第6図は高周波ノイズが電源に帰還す
る動作の説明図、第7図はフィルタ回路の働きの説明
図、第8図は過渡的な高電圧防止機能を備えるフィルタ
回路を具備した従来の放電灯点灯装置の回路図である。 1はフィルタ回路、L1,L2はチョークコイル、C1,C2はコ
ンデンサ、Z1はバリスタ、Gは放電ギャップ、ACは交流
電源である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 菅生 育也 兵庫県姫路市西延末404―1 池田電機 株式会社内 (72)考案者 下田 雅康 兵庫県姫路市西延末404―1 池田電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−185166(JP,A) 特開 平4−22086(JP,A) 実開 平2−111928(JP,U) 特公 昭53−44390(JP,B2) 実公 昭35−14161(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源に接続される整流器と、前記交流
    電源と整流器との間に接続され巻線の極性が電源側で同
    極性となるコモンモードのトランスと、前記整流器の交
    流入力端子間で前記トランスと整流器との間に接続され
    る複数のコンデンサの直列回路と、前記整流器の直流出
    力端間に接続されるインバータ回路と、前記インバータ
    回路からの高周波出力によって点灯する放電灯とを備
    え、前記整流器とインバータ回路とを一体化して金属ケ
    ースに収納し、この金属ケースと前記複数のコンデンサ
    の一方の接続点とをアースして成る放電灯点灯装置にお
    いて、前記トランスの少なくとも一方の巻線両端間に電
    圧制限素子を接続して成ることを特徴とする放電灯点灯
    装置。
JP1990063865U 1990-06-16 1990-06-16 放電灯点灯装置 Expired - Lifetime JP2548244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990063865U JP2548244Y2 (ja) 1990-06-16 1990-06-16 放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990063865U JP2548244Y2 (ja) 1990-06-16 1990-06-16 放電灯点灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0425484U JPH0425484U (ja) 1992-02-28
JP2548244Y2 true JP2548244Y2 (ja) 1997-09-17

Family

ID=31594296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990063865U Expired - Lifetime JP2548244Y2 (ja) 1990-06-16 1990-06-16 放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2548244Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5344390A (en) * 1976-10-06 1978-04-21 Yoshio Sugou Apparatus for fish gathering and tagging
JPH01185166A (ja) * 1988-01-13 1989-07-24 Tokyo Electric Co Ltd インバータ装置
JPH02111928U (ja) * 1989-02-17 1990-09-07
JPH0422086A (ja) * 1990-05-17 1992-01-27 Cosel Usa Inc サージ電圧の保護回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0425484U (ja) 1992-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6158198A (ja) コンパクトなrf螢光ランプ用の一体のクリスタル制御式線路電圧安定器
JPH02195697A (ja) 低圧放電ランプを高い周波数で作動するための回路装置
US5898278A (en) Series resonant lamp circuit having direct electrode connection between rectifier and AC source
US6118223A (en) Power supply for discharge lamps with balanced resonant circuit
GB2204751A (en) Discharge lamp circuits
JP2548244Y2 (ja) 放電灯点灯装置
US5939837A (en) Electronic ballast circuit for independently increasing the power factor and decreasing the crest factor
JP2004040923A (ja) スイッチング電源回路およびこの電源回路を備えたスイッチングレギュレータ
JPH034492A (ja) 放電ランプ用安定回路
JPH0629916Y2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2002527866A (ja) 回路配置
JP3397219B2 (ja) 電源装置、放電灯点灯装置および照明装置
JPH0632790Y2 (ja) インバ−タ装置用フィルタ
EP0824300B1 (en) Inverter for the power supply of discharge lamps with means for improving the power factor
JP3241918B2 (ja) 放電灯用点灯装置
JP3492779B2 (ja) 電源装置
JPS6328560Y2 (ja)
JPH07320882A (ja) 放電灯点灯装置
JPH048915B2 (ja)
JPH08149851A (ja) 圧電トランス駆動装置
JPH0739199Y2 (ja) 放電灯点灯装置
KR100301331B1 (ko) 안정화회로및이를포함하는소형형광등
JPS63175392A (ja) 放電灯点灯装置
JPH0475296A (ja) 電子安定器の保護回路
JPH06290887A (ja) 放電灯点灯装置