JP2548114Y2 - 回路基板 - Google Patents
回路基板Info
- Publication number
- JP2548114Y2 JP2548114Y2 JP10246191U JP10246191U JP2548114Y2 JP 2548114 Y2 JP2548114 Y2 JP 2548114Y2 JP 10246191 U JP10246191 U JP 10246191U JP 10246191 U JP10246191 U JP 10246191U JP 2548114 Y2 JP2548114 Y2 JP 2548114Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- board
- discarded
- connector
- test
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、回路基板に係り、とく
に製造工程途中の回路基板の形状に関する。例えば、通
信端末機器に搭載される回路基板は、その製造、部品実
装、回路試験の各工程において、それらを自動化するた
め一定の外形寸法に統一した定尺回路基板を使用し、最
終的には電気部品を実装し周縁の不要な捨て基板を切除
し回路基板として完成する。したがって、電気部品を実
装した定尺回路基板の回路試験の際には未だ捨て基板が
付いていて、それが試験用ケーブルのコネクタ挿抜を邪
魔しコネクタが抜去しにくいという問題があった。
に製造工程途中の回路基板の形状に関する。例えば、通
信端末機器に搭載される回路基板は、その製造、部品実
装、回路試験の各工程において、それらを自動化するた
め一定の外形寸法に統一した定尺回路基板を使用し、最
終的には電気部品を実装し周縁の不要な捨て基板を切除
し回路基板として完成する。したがって、電気部品を実
装した定尺回路基板の回路試験の際には未だ捨て基板が
付いていて、それが試験用ケーブルのコネクタ挿抜を邪
魔しコネクタが抜去しにくいという問題があった。
【０００２】そのため、製造工程途中の回路試験におい
て試験用ケーブルの接続を容易にすることが要望されて
いる。
て試験用ケーブルの接続を容易にすることが要望されて
いる。
【０００３】
【従来の技術】図３の要部斜視図に示すように、通信端
末機器に搭載される従来の回路基板11a は、回路を構成
する図示しない電気部品の他、外部との情報のやり取り
を行うため２点鎖線で示すモジュラーコネクタのジャッ
クコネクタ12を備えているが、このジャックコネクタ12
は回路基板11a を機器筐体に内設した状態で外部との接
続をし易くするため、通常、回路基板11a の端部、即ち
製造工程中の定尺回路基板11では斜線部分で示す周縁の
捨て基板11b の内側直ぐ近くに配置されている。
末機器に搭載される従来の回路基板11a は、回路を構成
する図示しない電気部品の他、外部との情報のやり取り
を行うため２点鎖線で示すモジュラーコネクタのジャッ
クコネクタ12を備えているが、このジャックコネクタ12
は回路基板11a を機器筐体に内設した状態で外部との接
続をし易くするため、通常、回路基板11a の端部、即ち
製造工程中の定尺回路基板11では斜線部分で示す周縁の
捨て基板11b の内側直ぐ近くに配置されている。
【０００４】このジャックコネクタ12の相手方プラグコ
ネクタ13（試験用ケーブルの）は側面にジャックコネク
タ12に挿入すると引っ掛かるばね性を有する抜け防止爪
13aを一体備えており、抜け防止爪13a の係合を外さな
い限り抜去できなくなっている。
ネクタ13（試験用ケーブルの）は側面にジャックコネク
タ12に挿入すると引っ掛かるばね性を有する抜け防止爪
13aを一体備えており、抜け防止爪13a の係合を外さな
い限り抜去できなくなっている。
【０００５】また、ジャックコネクタ12に接続したプラ
グコネクタ13が誤って抜けないように、回路基板11a を
図示しない機器筐体に内設する場合は、抜け防止爪13a
を外しにくい方向（図示では回路基板11a の部品実装面
側）や構成にし取り付けている。
グコネクタ13が誤って抜けないように、回路基板11a を
図示しない機器筐体に内設する場合は、抜け防止爪13a
を外しにくい方向（図示では回路基板11a の部品実装面
側）や構成にし取り付けている。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記定尺回路基板の形状によれば、製造工程途中の
回路試験において、プラグコネクタに接続した試験用ケ
ーブルのプラグコネクタを抜去する際に、接続したプラ
グコネクタが誤って抜けないように抜け防止手段（爪）
を部品実装面側に向けているため、捨て基板が付いてい
る状態ではそれが逆に邪魔になって指先が入らず抜け防
止爪が容易に外せない恰好にあり、道具を用いるなどし
て外さなければならないため面倒で作業性が悪いといっ
た問題があった。
うな上記定尺回路基板の形状によれば、製造工程途中の
回路試験において、プラグコネクタに接続した試験用ケ
ーブルのプラグコネクタを抜去する際に、接続したプラ
グコネクタが誤って抜けないように抜け防止手段（爪）
を部品実装面側に向けているため、捨て基板が付いてい
る状態ではそれが逆に邪魔になって指先が入らず抜け防
止爪が容易に外せない恰好にあり、道具を用いるなどし
て外さなければならないため面倒で作業性が悪いといっ
た問題があった。
【０００７】上記問題点に鑑み、本考案は製造工程途中
の回路基板（定尺回路基板）の回路試験において、電気
部品（試験用ケーブル）の接続が容易にできる回路基板
を提供することを目的とする。
の回路基板（定尺回路基板）の回路試験において、電気
部品（試験用ケーブル）の接続が容易にできる回路基板
を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の回路基板においては、回路基板の周りに捨
て基板を一体具備してなる定尺回路基板の前記捨て基板
に、回路基板の端部に実装した電気部品への接続を邪魔
する部分を欠いた逃げ部を設け構成する。
に、本考案の回路基板においては、回路基板の周りに捨
て基板を一体具備してなる定尺回路基板の前記捨て基板
に、回路基板の端部に実装した電気部品への接続を邪魔
する部分を欠いた逃げ部を設け構成する。
【０００９】
【作用】回路基板の周りに捨て基板を一体具備してなる
定尺回路基板の捨て基板に、回路基板の端部に実装した
電気部品への接続を邪魔する部分を欠いた逃げ部を設け
ることにより、製造工程途中の回路試験において、電気
部品、例えば試験用ケーブルのコネクタを挿抜する場
合、捨て基板の支障部分が逃げ部により欠除してあるた
めコネクタの抜去を支障なく容易に行うことができる。
定尺回路基板の捨て基板に、回路基板の端部に実装した
電気部品への接続を邪魔する部分を欠いた逃げ部を設け
ることにより、製造工程途中の回路試験において、電気
部品、例えば試験用ケーブルのコネクタを挿抜する場
合、捨て基板の支障部分が逃げ部により欠除してあるた
めコネクタの抜去を支障なく容易に行うことができる。
【００１０】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本考案
の要旨を詳細に説明する。図１の要部斜視図に示すよう
に、回路基板1aは、回路基板1aの周りに両面からＶ溝形
に切り込んだＶカット1a-1で区切られた捨て基板1b（斜
線部分で示す）を一体具備してなる定尺回路基板１を使
用し、回路基板1aに図示しない電気部品を実装した後、
回路試験を行い、捨て基板1bを切除し製作する。
の要旨を詳細に説明する。図１の要部斜視図に示すよう
に、回路基板1aは、回路基板1aの周りに両面からＶ溝形
に切り込んだＶカット1a-1で区切られた捨て基板1b（斜
線部分で示す）を一体具備してなる定尺回路基板１を使
用し、回路基板1aに図示しない電気部品を実装した後、
回路試験を行い、捨て基板1bを切除し製作する。
【００１１】即ち、図示しない電気部品を回路基板1aに
実装し製造工程途中の回路試験を行う場合、回路基板1a
の端部、即ち周縁の捨て基板1bの内側直ぐ近くに実装し
た２点鎖線で示す電気部品２、即ちモジュラーコネクタ
のジャックコネクタに試験用ケーブルのプラグコネクタ
３を挿抜するのに邪魔になる部分を欠いた逃げ部1cを予
め、捨て基板1bに設け構成する。
実装し製造工程途中の回路試験を行う場合、回路基板1a
の端部、即ち周縁の捨て基板1bの内側直ぐ近くに実装し
た２点鎖線で示す電気部品２、即ちモジュラーコネクタ
のジャックコネクタに試験用ケーブルのプラグコネクタ
３を挿抜するのに邪魔になる部分を欠いた逃げ部1cを予
め、捨て基板1bに設け構成する。
【００１２】この逃げ部1cは捨て基板1bのＶカット1a-1
と平面視コ字形のスリット1b-1とで区切るが、スリット
は端部が切れて開口してもよい。そして、ジャックコネ
クタ２を含む図示しない電気部品を半田付け実装した
後、回路試験の際にこの区切られた逃げ部1cを折り取
る。プラグコネクタ３を抜去するときは、図２の要部斜
視図に示すように開けられた逃げ部1cに指先を入れ直
接、プラグコネクタの抜け防止爪を摘んで抜き取る。
と平面視コ字形のスリット1b-1とで区切るが、スリット
は端部が切れて開口してもよい。そして、ジャックコネ
クタ２を含む図示しない電気部品を半田付け実装した
後、回路試験の際にこの区切られた逃げ部1cを折り取
る。プラグコネクタ３を抜去するときは、図２の要部斜
視図に示すように開けられた逃げ部1cに指先を入れ直
接、プラグコネクタの抜け防止爪を摘んで抜き取る。
【００１３】このように、定尺回路基板の捨て基板に、
回路基板の端部に実装した電気部品（ジャックコネク
タ）へのプラグコネクタの挿抜を邪魔する部分を欠いた
逃げ部を予め、設けることにより、この逃げ部は電気部
品の半田ディッピング時のフラックス上がりをできるだ
け少なくし、回路試験時に折り取ることでプラグコネク
タの抜去を指先を入れて容易に行うことができる。
回路基板の端部に実装した電気部品（ジャックコネク
タ）へのプラグコネクタの挿抜を邪魔する部分を欠いた
逃げ部を予め、設けることにより、この逃げ部は電気部
品の半田ディッピング時のフラックス上がりをできるだ
け少なくし、回路試験時に折り取ることでプラグコネク
タの抜去を指先を入れて容易に行うことができる。
【００１４】
【考案の効果】以上、詳述したように本考案によれば、
捨て基板に予め、邪魔になる逃げ部を設けておくことに
より、電気部品の半田ディッピング時にはフラックス上
がりをできるだけ少なくし、製造工程途中の回路試験時
には、その逃げ部を折り取るためコネクタなどの抜去が
容易になり、試験作業を効率化することができるといっ
た実用上極めて有用な効果を発揮する。
捨て基板に予め、邪魔になる逃げ部を設けておくことに
より、電気部品の半田ディッピング時にはフラックス上
がりをできるだけ少なくし、製造工程途中の回路試験時
には、その逃げ部を折り取るためコネクタなどの抜去が
容易になり、試験作業を効率化することができるといっ
た実用上極めて有用な効果を発揮する。
【図１】 本考案による一実施例の要部斜視図
【図２】 図１のコネクタの抜去状態を示す要部斜視図
【図３】 従来技術による要部斜視図
１は定尺回路基板 1aは回路基板 1bは捨て基板 1cは逃げ部 ２は電気部品（ジャックコネクタ）
Claims (1)
- 【請求項１】 回路基板(1a)の周りに捨て基板(1b)を一
体具備してなる定尺回路基板(1) に電気部品(2) を実装
した後、前記捨て基板(1b)を切除して製作する回路基板
であって、該捨て基板(1b)に、前記回路基板(1a)の端部
に実装した電気部品(2) への接続を邪魔する部分を欠い
た逃げ部(1c)を設けることを特徴とする回路基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246191U JP2548114Y2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246191U JP2548114Y2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 回路基板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0550762U JPH0550762U (ja) | 1993-07-02 |
| JP2548114Y2 true JP2548114Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=14328105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10246191U Expired - Lifetime JP2548114Y2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 回路基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548114Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN205883696U (zh) * | 2015-02-13 | 2017-01-11 | 三菱电机株式会社 | 电子部件安装基板以及空调机的电气部件箱 |
| JP6511373B2 (ja) * | 2015-09-15 | 2019-05-15 | シャープ株式会社 | 回路基板 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP10246191U patent/JP2548114Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0550762U (ja) | 1993-07-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970408 |