JP2548010Y2 - セグメント - Google Patents

セグメント

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JP2548010Y2
JP2548010Y2 JP1989123124U JP12312489U JP2548010Y2 JP 2548010 Y2 JP2548010 Y2 JP 2548010Y2 JP 1989123124 U JP1989123124 U JP 1989123124U JP 12312489 U JP12312489 U JP 12312489U JP 2548010 Y2 JP2548010 Y2 JP 2548010Y2
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JP
Japan
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bolt
rubber ring
segment
annular groove
diameter
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JP1989123124U
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JPH0362199U (ja
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宗男 吉村
幸信 佐々木
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シールド機で掘進した削孔に建込まれ通し
ボルト及びナットで締結して組立てられるセグメントに
関し、より詳しくは通しボルトを収納したセグメントに
関する。
[従来の技術] トンネルのシールド工法においては、シールド機で掘
進し、掘進した削孔にセグメントをエレクタで建込み、
それらセグメントを通しボルト及びナットで締結して組
立て、シールドトンネルを築造するようにしている。
この通しボルトの供給は、従来、連結時に手作業で行
っていたが、シールド機の内部は狭く、高所作業があっ
て作業環境が悪く、かつ、通しボルトは重いために作業
性が悪く、危険である。
そこで、例えば特開昭63−122897号公報や実開平1−
147096号公報に見られるように、通しボルトを予めセグ
メントに仮止め収納しておくものが提案されている。
[考案が解決しようとする課題] 前記公報に記載の技術によれば、前述の不都合は解消
できたとしても、ボルトを仮止する装置が、特殊な構造
のキャップをセグメント内の空所に取付けたものや、ア
ンカーを溶接したナットやバネを内蔵した筒体をセグメ
ントに埋設した複雑な構造のものであって高コストにな
り、特にいずれの仮止め装置の場合もセグメント製作時
に所定の位置に正確に設置せねばならず、手間がかかる
ものである。
したがって、本考案の目的とするところは、ボルトの
仮止め装置として安価に製作することができ、かつセグ
メント内への設置に手間取ることのない通しボルトを収
納し得るセグメントを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、セグメントにはその端面からボルト
ボックスを経て内方へ伸びるボルト孔が形成されてお
り、ボルト孔は、通しボルトの全長を収納する長さを有
し、かつその内方端部に拡径環状溝が形成されている。
そして環状溝内には内径が通しボルトの外径より若干小
径のゴムリングが設けられている。通しボルトは、その
端部をゴムリングに挿入してゴムリングの弾性力により
保持されボルト孔内に収納されている。
[作用] 予めセグメント製造工場又はシールドトンネル坑外で
通しボルトをボルト孔に通しその端部をゴムリングに挿
入して保持し、セグメント内に収納しておく。その際、
ゴムリングの内径は通しボルトの外径よりも若干小径の
ものであるので、ゴムリングの弾性力により確実に保持
される。また、ゴムリングのセンターが通しボルトの軸
芯と若干ずれていてもゴムリングの弾性によりそれを吸
収し、ワンタッチで通しボルトを保持し収納することが
できる。セグメントの組立てに際しては、ボルトボック
スを利用して通しボルトをゴムリングから引抜き、隣接
するセグメント相互を通しボルト及びナットで締結して
組立てる。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図において、セグメント1の端面2か
らボルトボックス3を経て内方に向けて形成されたボル
ト孔4には、通しボルト10が収められ、その内方の端部
はボルト孔4の内方端部に設けられた仮止め装置である
ゴムリング20に挿入嵌着され、仮止めされている。な
お、ゴムリングの位置は、通しボルト10のゴムリング20
への挿通、脱離を考慮して、図示のようにボルト孔4の
内方端部に設けられている。この通しボルト10のセグメ
ントへの仮止めは、予めセグメント製造工場又はシール
ドトンネル坑外で行われる。
ゴムリング20は第3図に示すように、ボルト孔4の内
方端部に形成された拡径環状溝5に収められ、内径d1は
通しボルト10の外径d2より若干小径に形成され、通しボ
ルト10を第1図の状態に保持するのに必要な保持力が得
られるようになっている。
更に、ゴムリング20の内周に、図示しないらせん状の
溝又は凹凸部を形成し、あるいは第4図に示す実施例の
ように、ゴムリング20aに環状突部21を形成し、通しボ
ルト10aに環状突部21が係合する環状溝11を形成し、更
に大きい保持力を得ることができる。また、第5図に示
すように、通しボルト10bの先端部に、テーパ部12aとね
じ谷径と略等径のストレート部12bとからなる案内部12
を形成し、その案内部12にガイドさせてゴムリング20、
20aへの挿入を容易にすることができる。
前述の態様で予め通しボルト10を仮止めしたセグメン
ト1をシールド機の作業現場まで運搬し、エレクタでセ
グメント1を建込み、仮止めされた通しボルト10をボル
トボックス3を利用してゴムリング20から引抜き、隣接
するセグメント1のボルト孔4に通して図示しないナッ
トを締め付けてセグメントを組立てる。
[考案の効果] 本考案は、次の優れた効果を奏するものである。
(1)通しボルトは予めセグメントに仮止めされている
ので、作業環境の悪いシールド機の内部で重い通しボル
トを人手で持ち上げセグメントの組立てに供する作業を
要しない。
(2)通しボルトはその全長がボルト孔内に位置し、そ
して通しボルトの外径より内径が若干小さいゴムリング
の弾性力により確実に保持されているので、セグメント
の運搬中やエレクタでの建込中に脱落することがない。
(3)仮止め装置はゴムリングからなるものであるの
で、ゴムリングのセンターが通しボルトの軸芯と若干ず
れていてもゴムリングの弾性力によりそれを吸収し、ワ
ンタッチで通しボルトをゴムリングに挿入して仮止め
し、かつゴムリングから引き抜くことができる。
(4)ゴムリングはボルト孔に形成した拡径環状溝内に
設けられているので、ゴムリングが抜け出して通しボル
トがセグメントから脱落することがない。
(5)仮止め装置はゴムリングからなるものであるの
で、安価に製作することができ、また(3)で述べたよ
うにゴムリングのセンターが通しボルトの軸芯と若干ず
れていても通しボルトの仮止めに支障がないものである
ので、セグメント製作時に、ゴムリングの設置にその分
正確さを要せず手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側断面図、第2図は要部
の拡大図、第3図は通しボルトの仮止め前の状態の側断
面図、第4図は本考案の別の実施例の要部の拡大図、第
5図は通しボルトの別の実施例の側面図である。 1……セグメント、2……端面、3……ボルトボック
ス、4……ボルト孔、5……環状溝、10……通しボル
ト、20……ゴムリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−122897(JP,A) 実願 昭63−43412号(実開 平1− 147096号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド機で掘進した削孔に建込まれ通し
    ボルト及びナットで締結して組立てられるセグメントに
    おいて、セグメントの端面からボルトボックスを経てセ
    グメントの内方へ伸びるボルト孔が形成されており、ボ
    ルト孔は、通しボルトの全長を収納する長さを有し、か
    つその内方端部に拡径環状溝が形成されており、その環
    状溝内に内径が通しボルトの外径より若干小径のゴムリ
    ングが設けられており、通しボルトが、その端部をゴム
    リングに挿入してゴムリングの弾性力により保持されボ
    ルト孔内に収納されていることを特徴とするセグメン
    ト。
JP1989123124U 1989-10-23 1989-10-23 セグメント Expired - Lifetime JP2548010Y2 (ja)

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JPH0362199U JPH0362199U (ja) 1991-06-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6246010U (ja) * 1985-09-09 1987-03-20
JPS63122897A (ja) * 1986-11-11 1988-05-26 石川島建材工業株式会社 コンクリ−トセグメントの連結方法
JPH01147096U (ja) * 1988-03-31 1989-10-11

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JPH0362199U (ja) 1991-06-18

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