JP2547910Y2 - 留め具 - Google Patents

留め具

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JP2547910Y2
JP2547910Y2 JP1990088905U JP8890590U JP2547910Y2 JP 2547910 Y2 JP2547910 Y2 JP 2547910Y2 JP 1990088905 U JP1990088905 U JP 1990088905U JP 8890590 U JP8890590 U JP 8890590U JP 2547910 Y2 JP2547910 Y2 JP 2547910Y2
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cylinder
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一正 栗原
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は2以上の板状物を重ね合せ状態で固定する
のに用いられる留め具の提供に関する。
[従来の技術] パネルを重ね合せ状に組付け、あるいはパネル面に緩
衝材を取付け、ないしは各種の機器取付け用のステーを
取付けたりする際に、これらのパネル面に他のパネル材
ないしは緩衝材あるいはステーの取付け面等を重ね合せ
状とし、これをリベット等で止着することが一般になさ
れている。
かゝる板状物の組付けでは、組付け作業性を良くする
目的等から合成樹脂製の留め具の使用が試みられてきて
おり、第6図ないしは第7図で示されるような留め具が
実用に供されている。
この第6図で示される留め具は、鍔状の頭部101から
脚軸102が突設されていると共に、この脚軸102の先端側
から頭部101の側に向けて傾斜する係止片103〜103が設
けられており、取付け穴h′、h′が連通するように重
ね合わされた板P′、P′に該留め具の脚軸102を挿入
して該板P′、P′の止着をなしていた。
しかしながら、かゝる留め具では係止片103の良好な
撓み係止特性を引き出すために脚軸102の寸法l′を大
きく設ける必要があり、しかも係止片103、103間に、こ
の係止片103の撓み込みのために隙間を設ける必要があ
った。
この結果、取付けられる板P′、P′の内側に、この
脚軸102の挿入される隙間の無いような場合、あるいは
先細りの脚軸102が取付けられる板P′、P′の内側に
突出しては困るような場合には用いることができなかっ
た。又、係止片103、103が間隔を置いて設けてあること
から、係止片103による取付穴h′、h′の穴縁に対す
る係止は穴縁の全周に対して均一でなく、係止片103の
無い側に向けて留め具に外力が付加された場合に該脚軸
102が簡単に撓む不都合があった。
又、取付穴h′、h′が円形でない場合には、留め具
の挿入方向に注意し、係止片103が取付け穴h′、h′
から外れないように取付けると共に取付け後の板P′、
P′操作でも、この留め具の係止片103が取付け穴
h′、h′から抜け出さないように注意する必要があっ
た。
そこで第7図で示されるように鍔状の頭部104に支片1
05を介して短寸の係止筒106を設けた留め具を用意し、
この係止筒106の頭部104の側の筒縁と、この頭部104と
の間で板P′、P′の取付け穴h′、h′の穴縁を支持
して板P′、P′の止着をなすことが試みられた。
[考案が解決しようとする課題] かゝる係止筒106を有する留め具では係止筒106の筒縁
が全周に亘って取付け穴h′、h′の穴縁に当接する構
造を有していることから前記の留め具におけるように逐
一係止片103の突設されている向きを確認しながら取付
け穴h′、h′に挿入する必要がなく、しかも筒縁の全
周で取付け穴h′、h′の穴縁を挾持する構成とされて
いることから、この留め具に外力が付加された場合にも
留め具の係止筒106の撓みは少なく、筒縁が板P′の取
付け穴h′から抜け出すことがない利点を有している。
又、この留め具では係止筒106が、この筒軸の軸方向
に変化せず、その径方向で変形されながら板h′、h′
を挾持する構成としてあることから係止筒106の突き出
し寸法l″が前記の留め具に比べて極端に短かくできる
利点を有している。
しかしながら、この留め具では板P′、P′の取付け
穴h′、h′に留め具の係止筒106を挿入する際に、こ
の係止筒106を、その径方向に撓ませる必要があり、こ
の留め具の板P′、P′に対する取付けに特に強い力を
必要としており、板P′、P′の取付け穴h′、h′の
穴縁が脆い場合、この穴縁を破損する不都合があった。
又、この板P′、P′に対する取付けでは、係止筒10
6を径方向に撓ませる必要があり、この径方向の撓みを
可能とする細長状の取付け穴以外での使用に難があり、
取付け後の係止筒106の筒縁がその全周で、取付け穴
h′、h′の穴縁を挾持できない不都合があった。
更に、この留め具の係止筒106が、その軸方向に向け
た撓み出しが無いことから、取付けた板P′、P′は、
この留め具によって弾性的に挾持されることがなく、取
付け板P′、P′の板厚と留め具の頭部104及び係止筒1
06の筒縁との間の間隔が一致していない場合に取付け不
能ないしは、がたついた取付け状態を生ずる不都合があ
った。
本考案はかゝる従来の留め具における不都合に鑑み、
重ね合せ状態にある板を強固に止着すると共に、その止
着状態を安定に維持できる留め具の提供を目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本考案にかゝる留め具Aは、かゝる目的を達成するも
のとして、留め具Aの全体をプラスチック製の頭部1
と、脚部2とで構成し、この頭部1を鍔状のものとし、
この鍔状の頭部1から脚部2が突設された構成としてあ
る。
そして、この脚部2を、前記の頭部1から突設されて
いる脚軸3と、この脚軸3に一体に連結されている套筒
状の係合筒4とで構成し、しかも、この係合筒4の頭部
1の側にある開口縁4aから、この係合筒4の先端側に向
けてスリット5を設けると共に、係合筒4の外周面に係
合凸部4bを隆設して留め具Aを構成している。
[作用] 本考案にかゝる留め具Aは脚軸3に套筒状に係合筒4
を設け、しかも係合筒4の頭部1の側にある開口縁4aか
ら、この係合筒4の先端側に向けてスリット5を設けた
ことから、係合筒4は筒軸方向の撓み出しにより互に窄
まる側に変形されながら被取付け材である板状物の取付
け穴に挿入されると共に、この挿入穴を通過した位置で
外方に拡開して板状物の取付け穴の穴縁を鍔状頭部1と
係合凸部4bとで弾性的に挾持する。
又、係合筒4は、スリット5の設けられている側で内
方に窄まるように変形されることで板状物に挿入係止さ
れることから、板状物に設けられる取付け穴は円形で良
く、係合筒4の係合凸部4bは、その全周で該取付け穴の
穴縁に当接される。
[実施例] 以下本考案にかゝる留め具の典型的な一実施例を添付
の図面について説明する。
留め具Aは一体に成形されたプラスチック製であっ
て、鍔状の頭部1と、この頭部1から一体に突設されて
いる脚部2とで構成してある。
そして脚部2には、脚軸3と係合筒4とが設けてあ
り、この脚軸3の立設基部側には、係合筒4との関係
で、この留め具Aが板状物Pの取付け穴hにがたなく組
付けるために係合筒4の外径寸法に近い外径寸法となる
ように一対の幅広のリブ6aと、一対の細幅のリブ6bとを
交互に設けて頸部6を構成している。
そして、この頸部6から突き出された細い脚軸3aの先
端側に套筒状に係合筒4が一対の連結部7、7で一体に
設けられていると共に、この連結部7、7以外の脚軸3a
と係合筒4との間に筒状のスリット8、8が形成してあ
る。
かゝる係合筒4は、この係合筒4の挿入がし易いよう
にその外周が該係合筒4の先端側に向けて稍々窄まるテ
ーパ面4cとされていると共に、頭部1の側の円周方向に
山状の係合凸部4bが隆起して設けられており、又、板状
物P、Pの取付け穴h、hに係入し易いように、この係
合凸部4bと頭部1の側にある係合筒4の開口縁4aとの間
が稍々頭部1の側に向けて窄まるテーパ面4dとされてい
る。
又、この山状をなしている係合凸部4bは、頭部側にあ
る傾斜面4b′を先端側にある傾斜面4b″より傾斜を強く
してあり、取付け穴h、hに対する挿入をし易くしてい
ると共に、取付け穴h、hを通過した係合凸部4bが、こ
の取付け穴hの穴縁に確実に係止される構成としてあ
る。
次いで、係合筒4の頭部1の側にある開口縁4aから、
この係合筒4の先端側に向けて一対のスリット5、5が
設けてあり、このスリット5、5は係合筒4の周壁の対
向する位置に、前記の係合凸部4bを超えて設けてある。
このことから、係合凸部4bの部分が係合筒4の筒部から
区分された構成とされ、内方に向けた窄まり状態の撓み
込みが可能とされている。
又、前記の頸部6には、頭部1の側から前記係合筒4
の側に向けて細くなる傾斜面6′が設けられており、板
状物Pの取付け穴hに対する該頸部6の滑らかな嵌まり
合いができるようにしてある。
尚、かゝる構成からなる留め具をインジェクション成
形によって容易に成形提供するために、前記リブ6bを前
記の連結部7と同一直線上に設け、しかも、このリブ6b
と連結部7の幅を同一になすと共に前記のスリット5
を、このリブ6bと連結部7との線上に該リブより稍々幅
広に設けている。
尚、頸部6に弾性をもたらせるために、スリット8を
形成するインジェクション型を係合筒4の先端側から頭
部1の側まで設けても良く、リブ6aの背面側にスリット
8に連通する溝6a′を設けることができる。
本考案にかゝる留め具Aは、叙上の構成から第1の板
状物の取付け穴hに脚部2を挿入することで、該脚部2
の係合筒4の係合凸部4bと頭部1との間で該留め具Aが
板状物Pに仮留め状態とされる。
次いで第1の板状物Pの取付け穴hより稍々小さい取
付け穴hを有する第2の板状物Pの取付け穴hに脚部2
を強く押し入れることで、この第2の板状物Pが、第1
の板状物Pと前記の係合凸部4bとの間で強く固定され、
板状物h、hを結合することができる。
尚、複数枚の板状物P〜Pを予めその取付穴h〜hが
連通するように重ね合せておいて、これに留め具Aを挿
入して該板状物P〜Pの結合をなしても良い。
[効果] 本考案にかゝる留め具Aは、その係合凸部4bが筒状を
なしていると共に、この筒状の係合凸部4bが内窄まり状
態に撓み込まれることから、円形の取付け穴に対して、
この撓みをもたらす必要な最小の力をもって無理なく挿
入係止できると共に、取付け穴の全方向に亘って係合凸
部4bが当接する構成とされており、板状物の強固な結合
と、この結合状態の安定な維持とを可能としている。
又、係合凸部4bの変形が係合筒4の筒状部分で補強さ
れていることから、この弾性変形される係合凸部4bの突
き出し幅が少なくてすむことゝなり、脚部寸法lを必要
最小限にとどめることが可能であって、板状物P、Pの
取付け背面側の空間が少ない場合にも効果的に用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる留め具の斜視図、第2図は同底
面側からの斜視図、第3図は同一部破断の斜視図、第4
図は同正面図、第5図は一部破断の同側面図、第6図は
従来例の断面図、第7図は更に他の従来例の断面図であ
る。 A……留め具、P……板状物、1……頭部、2……脚
部、3……脚軸、4……係合筒、5……スリット、6…
…頸部、7……連結部、8……スリット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍔状の頭部と、この頭部から一体に突設さ
    れている脚部とからなるプラスチック製の留め具であっ
    て、 該脚部が前記頭部から突設されている脚軸と、この脚軸
    に一体に連結されている套筒状の係合筒とを有し、 該係合筒の前記頭部側にある開口縁には、この開口縁か
    ら該係合筒の先端側に向けたスリットが設けられている
    と共に、この係合筒の外周面には係合凸部が隆起して設
    けられていることを特徴とする留め具。
JP1990088905U 1990-08-25 1990-08-25 留め具 Expired - Lifetime JP2547910Y2 (ja)

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JPH0446214U JPH0446214U (ja) 1992-04-20
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