JP2547838Y2 - 静止衛星受信アンテナ - Google Patents

静止衛星受信アンテナ

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JP2547838Y2
JP2547838Y2 JP1992078461U JP7846192U JP2547838Y2 JP 2547838 Y2 JP2547838 Y2 JP 2547838Y2 JP 1992078461 U JP1992078461 U JP 1992078461U JP 7846192 U JP7846192 U JP 7846192U JP 2547838 Y2 JP2547838 Y2 JP 2547838Y2
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Inventor
太田  実
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デイエツクスアンテナ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば放送衛星や通信
衛星等の静止衛星から送信された衛星信号を受信する静
止衛星受信アンテナに関し、特に上記信号を最良の状態
で受信できるようにするものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、衛星放送を聴視する場合、屋外
に設けた衛星放送受信アンテナで、衛星放送信号を受信
し、このアンテナの近傍に設けた衛星放送受信コンバー
タで中間周波信号に変換し、この中間周波信号を屋内に
設けた衛星放送受信チューナに供給する。衛星放送受信
アンテナを最適の受信状態が得られるように、その受信
方位角及び仰角を決定するに当って、従来、受信信号強
度の検出を上記衛星放送受信チューナで行ない、その受
信信号強度をチューナに設けられた表示装置あるいはモ
ニター上に表示させて、その表示レベルを観察しながら
受信アンテナの方位角及び仰角を決定するもの、専用の
レベルチェッカーをコンバータに接続して受信信号強度
を観察しつつ受信アンテナの方位角及び仰角を決定する
もの等があるが、いずれの場合も受信アンテナの方位角
及び仰角を正確に決定するには、信号強度を観察する作
業員と受信アンテナの方位角及び仰角を調整する作業員
が必要であり、能率が悪いという問題があった。また、
モニターやレベルチェッカーのような専用のレベル測定
機器を必要とするという問題があった。
【0003】実公平2−24244号公報には受信信号
強度をコンバータで検出できるようにした受信アンテナ
が開示されているが、これは感度調整が不能で、地域や
アンテナ口径の大きさによる受信信号レベルの差による
検出レベルの差を調整することが出来ず、このため受信
アンテナの設置位置を正確に決定することができないと
いう問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、受信アンテナの方位角及び仰角
を決定するのにアンテナ以外に専用のレベル測定機器を
必要としたり、専用のレベル測定機器を必要としないも
のでも受信信号レベルの検出感度の調整が不能で、受信
アンテナの設置位置を正確に決定することができないと
いう点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、受信信号レベ
ルを測定するための別個の測定装置を必要とせず、しか
も1人の作業員で、例えば衛星放送受信アンテナ等の静
止衛星受信アンテナを最良の受信状態が得られるように
正確にその方位角及び仰角を決定することを目的とし、
コンバータ部に、その受信信号レベルを検出すると共
に、その検出感度調整が可能なレベル検出部を設け、上
記コンバータ部とアンテナ部背面のいずれかに、該レベ
ル検出部の感度を最大感度から徐々に下げるように調整
可能な感度調整部と、該レベル検出部の出力によって駆
動されるレベル表示部とを、設けたものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、アンテナの設置場所で直接受
信信号レベルを観察しつつ該アンテナの受信方向を最良
の受信状態が得られるように決定することができる。特
に感度調整部を設けているので、電波の到来方向が完全
に把握できていないアンテナの方向調整の初期状態で
は、レベル検出部を最大感度に設定し、電波の到来方向
に近い方向にアンテナを向け、以後、受信感度を下げた
状態で最大受信レベルが得られるようにアンテナを向け
ることを繰り返し、最良の受信状態にする。
【0007】
【実施例】図1は本考案を実施した衛星放送アンテナの
第1の実施例の使用状態を示す斜視図で、1はパラボラ
アンテナからなるアンテナ部、2はカバーで覆われた1
次放射器を備えた衛星放送受信コンバータ部である。コ
ンバータ部2は上記アンテナ部1で受信した衛星信号が
入力されるようにアンテナ部1の焦点位置に配置され、
支持アーム3によって固定されている。またコンバータ
部2の出力コネクタ4は、同軸ケーブルを介してチュー
ナ(いずれも図示せず)に接続されている。アンテナ部
1とコンバータ部2とからなるアンテナは取付金具5に
よってポール6に取付けられている。これらの構造は従
来の衛星放送受信アンテナと変るところはない。
【0008】この考案のアンテナでは、後程、図3乃至
図5を参照して説明するように、コンバータ部2内に受
信信号レベルを検出すると共に、その検出感度調整が可
能な検出部が設けられている。図1の実施例では、感度
調整はアンテナ部1の背面に設けられた感度調整部71
で行なわれ、受信信号レベルは同じくアンテナ部1に背
面に設けられたレベル表示部、例えばメータ81によっ
て表示される。図2は感度調整部および受信信号レベル
の表示部をコンバータ部2に設けた例で、例えばアンテ
ナホーンのカバー10の下方部に感度調整部72と、発
光ダイオード82のような表示部とが設けられている。
【0009】図3は本考案のアンテナで使用されるコン
バータ部2のブロック図で、周知のように1次放射器1
1で受信された12GHz帯の受信信号は導波管−同軸
変換部12においてアンテナプローブ13でモード変換
されて低雑音高周波増幅部14で増幅され、増幅された
信号は帯域フィルタ15を経て混合部16に送られる。
混合部16では上記12GHz帯の受信信号と局部発振
部17から供給される局部発振信号とを混合して1GH
z帯の中間周波信号、すなわちIF信号に変換する。I
F信号は低域通過フィルタ18を経て中間周波増幅部1
9に送られ、IF信号はさらに増幅されて、帯域通過フ
ィルタ20、21を経て出力コネクタ4に供給され、前
述のように同軸ケーブルを介してチューナに送られる。
【0010】本考案においては、フィルタ20の出力信
号のレベルは検出部23で検出され、その信号レベルは
表示部8で表示される。レベル検出部23の検出感度は
感度調整部7によって行なわれる。前述のように、表示
部8および感度調整部7は図1のようにアンテナ部1の
背面に設けてもよいし、図2のようにコンバータ部2に
設けてもよい。
【0011】図4はレベル検出部23の第1の実施例の
ブロック図で、フィルタ20と21との間の信号ライン
24から分岐されたIF信号は例えばダイオード31、
32からなる検波回路33で検波され、キャパシタ35
と抵抗36とからなる平滑回路37で平滑されて比較回
路38に供給される。比較回路38の比較レベル、すな
わち信号の検出感度は感度調整部7としてポテンショメ
ータ形の可変抵抗器73によって調整される。比較回路
38の出力は抵抗39を介して表示部8として発光ダイ
オード83に供給される。検出された信号のレベルが可
変抵抗器73によっで設定される所定のレベルを超過す
ると、発光ダイオード83は発光する。
【0012】図5はレベル検出部23の第2の実施例の
ブロック図で、IF信号を検波回路33で検波し、平滑
回路37で平滑して得られた信号はオペアンプ40で増
幅され、抵抗41を介して表示部8としてメータ84に
供給される。オペアンプ40の利得、すなわち信号の検
出感度は感度調整部7として可変抵抗器74によって調
整される。
【0013】本考案のアンテナ装置を設置するときは、
最初、レベル検出部23の可変抵抗器73あるいは74
を、このレベル検出部23が最大感度あるいは最大に近
い感度を呈するように設定する。この状態でアンテナの
方位角及び仰角を大まかに調整する。次に、可変抵抗器
73あるいは74を調整してレベル検出部23の検出感
度を次第に下げて行き、発光ダイオード83あるいはメ
ータ84の表示を観察しながらアンテナの方位角及び仰
角を微調整して、最終的にアンテナの最適方向を確認し
て、その方向でアンテナを取付金具5で固定する。
【0014】図1の実施例では感度調整部71、メータ
81の双方でアンテナ部1の背面に設け、図2の実施例
では感度調整部72、発光ダイオード82の双方をコン
バータ部2に設けているが、例えば感度調整部7をアン
テナ部1の背面に設け、表示部8をコンバータ部2に設
ける等、感度調整部7と表示部8をBSアンテナ装置の
別々の場所に設けてもよい。要はアンテナ装置の設置位
置で表示を見ながら感度調整ができる位置に表示部8と
感度調整部7とを設ければよい。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、レベル
検出部の感度を最大感度から徐々に低下させることがで
きるので、電波の到来方向が把握できていない初期状態
では、最大感度とした状態で、とにかく大雑把な電波の
到来方向にアンテナを向ける。次に感度を少し下げた状
態で、最大受信レベルが得られるようにアンテナの方向
を調整する。さらに、感度を下げて同様に調整する。以
下、同様な作業を繰り返すことによって、電波の到来方
向に完全にアンテナを向けることができる。しかも、こ
のような作業をただ一人の作業員によって容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の静止衛星受信アンテナの一実施例の斜
視図である。
【図2】本考案の静止衛星受信アンテナの他の実施例で
使用されるコンバータ部の外観を示す図である。
【図3】本考案の衛星放送受信アンテナで使用されるコ
ンバータ部の一実施例のブロック図である。
【図4】本考案の衛星放送受信アンテナのコンバータ部
に設けられるレベル検出部の第1の実施例のブロック図
である。
【図5】本考案の衛星放送受信アンテナのコンバータ部
に設けられるレベル検出部の第2の実施例のブロック図
である。
【符号の説明】
1 アンテナ部 2 コンバータ部 7 感度調整部 8 表示部 23 レベル検出部 72 感度調整部 73 可変抵抗器 74 可変抵抗器 81 メータ 82 発光ダイオード 83 発光ダイオード 84 メータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止衛星受信用アンテナで受信した静止
    衛星から送信される信号を中間周波信号に変換する静止
    衛星受信用コンバータ部に、その中間周波信号レベルを
    検出するレベル検出部を設け、 該レベル検出部の感度を最大感度から徐々に下げるよう
    に調整可能な感度調整部と、該レベル検出部の出力によ
    って駆動されるレベル表示部とを、上記コンバータ部ま
    たは上記アンテナ部の背面のいずれかに設けたことを特
    徴とする静止衛星受信アンテナ。
JP1992078461U 1992-10-16 1992-10-16 静止衛星受信アンテナ Expired - Fee Related JP2547838Y2 (ja)

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