JP2547631B2 - 変速型搬送機 - Google Patents

変速型搬送機

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JP2547631B2
JP2547631B2 JP63328967A JP32896788A JP2547631B2 JP 2547631 B2 JP2547631 B2 JP 2547631B2 JP 63328967 A JP63328967 A JP 63328967A JP 32896788 A JP32896788 A JP 32896788A JP 2547631 B2 JP2547631 B2 JP 2547631B2
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JP
Japan
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driving body
speed
variable speed
spiral groove
steps
Prior art date
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JP63328967A
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JPH02175586A (ja
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公裕 麻生
開男 隈本
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Hazama Corp
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Hazama Gumi Ltd
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、エスカレータのステップなどの搬送部材
を任意の部位で変速可能に走行させる変速型搬送機に関
する。
〔従来の技術〕
従来から、人や物を運ぶのに複数に分割されたステッ
プを走行させるエスカレータが用いられている。このエ
スカレータは搬送部材であるステップが、駆動輪と支持
輪とに掛けわたされたチエーンに支持されて、周回軌道
に沿って一定速度で周回移動するように構成されてお
り、そのステップの一部を限定した範囲内で走行スピー
ドを上げるなど、速度変更を実施できるようにはなって
いない。つまり、全部のステップが同一速度で走行す
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、今日強く要請されている大深度地下鉄
へのアプローチ等においては、長い機長のエスカレータ
が必要となり、しかも迅速かつ大量に人や物を運ぶのに
は、これまでの定速のエスカレータでは対応できないと
いう問題点があった。
一方、大量輸送を確保するには、エスカレータのスピ
ードを上げればよいが、単にエスカレータ全体のスピー
ドを上げただけでは、人を搬送する場合の乗り降りに危
険をともなうなどの問題点があった。
また、ステップの移動には単一のチエーンを用いるた
め、あえて速度変更可能にするためには、速度が異なる
別のチエーン系統にステップを乗り換える必要がある
が、これでは機構が複雑になり、設置空間の確保が難し
く、さらに人の乗り換え時の走行慣性力の違いから、人
体が不安定になり危険を伴うなどの問題点があった。
この発明は上記のような従来の問題点を解決するため
になされたものであり、エスカレータ全体としてのスピ
ードは高速を保ち、そのエスカレータの一部である、例
えば両端のステップを低速で送り出すようにすることに
より、人や物のステップへ乗り降りを安全かつ容易に行
うことができるとともに、迅速かつ大量の輸送が行える
エスカレータなどの変速型搬送機を得ることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかる変速型搬送機は、長尺の駆動体の外
周に、両端部で互いに連通する逆方向の2条のスパイラ
ル溝を設け、これらのスパイラル溝に複数ある搬送部材
としてのステップの各ステップに設けたガイド輪を走行
可能に設け、上記駆動体の両端部では上記各ステップを
往復させるとともに、その両端部以外では上記各ステッ
プを直線移動させるガイド部材を、上記駆動体に対し並
置したものである。また、上記スパイラル溝のピッチ幅
を駆動体の両端部の乗降領域で狭く、駆動体の中央部で
広くして、搬送部材の速度変更を行なうようにすること
もできる。
〔作用〕
この発明における複数のステップの各ステップは、駆
動体の長手方向およびこの駆動体の両端で旋回方向にそ
れぞれ形成したガイド部材により、その進行方向および
姿勢が定められているため、ガイド輪がスパイラル溝に
沿って移動することにより、各ステップは駆動体の上部
を直線方向に移動するとともに、その駆動体の両端部で
は上下入れ替わって方向転換する。また、このスパイラ
ル溝のピッチ幅を一部で狭めたり拡げたりすることで、
上記各ステップの移動速度を任意に設定できるようにす
る。
〔実施例〕
以下に、この発明の一実施例を図について具体的に説
明する。
第1図において、1は長尺の円柱,円筒などの形状を
なす駆動体で、これがモータ2などによって1軸上に回
転駆動されるように、軸受(図示しない)などを介して
支承されている。この駆動体1の外周には右廻り方向お
よび左廻り方向の各1本のスパイラル溝3,4が形成され
ており、これらの各スパイラル溝3,4は、その駆動体1
の両端部付近で、互いに滑らかに連結されている。つま
り、これらのスパイラル溝3,4は無端状溝を形成してい
る。また、これらのスパイラル溝3,4のうち、一方の例
えばスパイラル溝4のピッチは、駆動体1の両端の一部
の往復転換領域Aでは狭く、さらに乗降場となる乗降領
域Bではやや狭く、続く駆動体1の中央部の走行域Cで
は十分に広く、もう1つの他部乗降領域Dではやや狭
く、さらに他の往復転換領域Eでは狭くしてある。上記
スパイラル溝3,4には、第2図に示すように搬送部材の
ステップ5にそれぞれ取り付けられたガイド輪6が、溝
壁に沿って走行可能に挿入されている。そして、これら
のステップ5は駆動体1の軸方向に平行な上下各一対の
ガイド部材7と、駆動体1の両端部で上部から下部へ旋
回するガイド部材7とによって、移動方向つまり方向や
姿勢が規制されるようになっている。なお、各ステップ
5には、第2図に示すように、左右に走行輪8が取り付
けられており、これらの走行輪8が上記ガイド部材に沿
って円滑に走行するようになっている。
次に動作について説明する。
まず、この変速型搬送機を運転するには、電源の投入
によりモータ2を駆動する。すると、駆動体1は右方向
に回転し、これにともなってスパイラル溝3,4も右方向
に移動する。このため、両サイドを上記ガイド部材7に
よって規制されている。ステップ5のガイド輪6は、一
端(モータ2のある側)の往復転換点から他端の往復転
換点に向かって、スパイラル溝4にガイドされながら直
進し、これによりステップ5が駆動体1の上部を直進す
る。こうして、上記他端に達したガイド輪6は、他方の
スパイラル溝3に移ってさらに連続して移動し、このと
きステップ5も、その両端が上部から下部に旋回する上
記ガイド部材7によって、第1図に示すように駆動体1
の下部へ向きを変えて案内される。つまり、ガイド輪6
がステップ5の上へくるように方向転換される。そし
て、ガイド輪6がそのスパイラル溝3に沿って駆動体1
の下部を、モータ2のある側へ向けて戻るように直進走
行し、ステップ5をその駆動体1の出発点へ案内する。
また、このステップ5は、そのモータがある側の往復転
換点の駆動体1上で、ガイド輪6が再びスパイラル溝3
から4へ乗り移る際に、旋回するガイド部材7によっ
て、駆動体1の上部に方向転換せしめられ、再び、この
駆動体1の上部を上記のように直進することになる。と
ころで、このようなステップ5の直進運動および往復転
換動作において、スパイラル溝3,4のピッチ幅が、往復
転換領域A,Eでは小さくしてあり、これによりガイド輪
6がスパイラル溝3,4が接続する部分で往復転換をゆっ
くりした走行速度にて、円滑かつ確実にまた少ないスペ
ース内で行えるようにしてある。また、乗降領域B,Dで
は、人や物が乗降時に大きな慣性シヨックとしての慣性
抵抗を受けないように、そのスパイラル溝4のピッチを
幾分狭めてある。そして、それ以外の走行域Cでは、人
や物を迅速に運ぶように、スパイラル溝4のピッチ幅を
十分に大きくしてある。
このように、駆動体1を定速回転させているにも拘ら
ず、上記スパイラル溝3,4のピッチ幅を任意に設定する
ことにより、ステップ5の移動速度を任意かつ連続的に
設定でき、従って全体としてステップ5の移動速度を早
めることができるとともに、人や物の乗り降りを安全に
行えるようにするという利点が得られる。
なお、上記のように連続的にステップ5を移動させる
ために、駆動体1を円錐形や、この円錐形と円筒形とを
組み合わせたものとすることにより、さらに色々な変速
パターンを作ることができる。ここで、上記スパイラル
溝4のピッチを等しくすれば、ステップ5を等速移動せ
しめることができる。
また、上記ガイド部材7はステップ5を直進させたり
往復転換させたりするもののほか、例えば物の排出な
ど、用途に応じてこのステップ5を斜め方向や上下方向
に移動させるものとすることもできる。
さらに、駆動体1は中途の地点で側方のどの地点から
でも補助駆動を与えられる構造であるため、駆動用のモ
ータ2の容量による輸送路長の制限を受けることが少な
い。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば長尺の駆
動体の外周に、両端部で互いに連通する逆方向の2条の
スパイラル溝を設け、これらのスパイラル溝に複数ある
搬送部材としてのステップの各ステップに設けたガイド
輪を走行可能に設け、上記駆動体の両端部では上記各ス
テップを往復転換させるとともに、その両端部以外では
上記各ステップを直線移動させるガイド部材を、上記駆
動体に対し並置するように構成したので、ステップであ
る搬送部材を各部位で無段変速とすることができ、人や
物の乗り降りもスムースかつ安全に行うことができ、し
かも搬送域全体として、人や物の搬送を長ストロールに
て、しかも高速にて運搬でき、輸送力増強に寄与できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる変速型搬送機を示す概略斜視
図、第2図は第1図に示すステップの平面図である。 1……駆動体、3,4……スパイラル溝、5……搬送部材
(ステップ)、6……ガイド輪、7……ガイド部材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部で互いに連通する逆方向の2条のス
    パイラル溝を外周に有する長尺の駆動体と、この駆動体
    の上記スパイラル溝に沿って移動するガイド輪を有する
    搬送部材と、上記駆動体に対し並置され、駆動体の両端
    部では上記搬送部材を往復転換させ、その両端部以外で
    は上記搬送部材を直線移動させるようにガイドするガイ
    ド部材とを備えた変速型搬送機。
  2. 【請求項2】上記スパイラル溝のピッチ幅を駆動体の両
    端部より中央部を広くして搬送部材の速度を乗降領域よ
    り走行領域を速くした請求項1記載の変速型搬送機。
JP63328967A 1988-12-28 1988-12-28 変速型搬送機 Expired - Lifetime JP2547631B2 (ja)

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JP63328967A JP2547631B2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 変速型搬送機

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JP63328967A JP2547631B2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 変速型搬送機

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JPH02175586A JPH02175586A (ja) 1990-07-06
JP2547631B2 true JP2547631B2 (ja) 1996-10-23

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DE10327642A1 (de) * 2003-06-20 2005-01-05 Erich Wulf Und Sohn Gmbh & Co. Kg Antrieb für eine Fahrtreppe

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JPH02175586A (ja) 1990-07-06

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