JP2547402B2 - 通帳ペ−ジ替え装置 - Google Patents

通帳ペ−ジ替え装置

Info

Publication number
JP2547402B2
JP2547402B2 JP61192671A JP19267186A JP2547402B2 JP 2547402 B2 JP2547402 B2 JP 2547402B2 JP 61192671 A JP61192671 A JP 61192671A JP 19267186 A JP19267186 A JP 19267186A JP 2547402 B2 JP2547402 B2 JP 2547402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passbook
page
sheets
roller
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61192671A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6351229A (ja
Inventor
明 望月
基八郎 田中
忍 吉田
順一 松野
健一郎 竹澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP61192671A priority Critical patent/JP2547402B2/ja
Priority to US07/027,934 priority patent/US4870258A/en
Publication of JPS6351229A publication Critical patent/JPS6351229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547402B2 publication Critical patent/JP2547402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、銀行端末装置などにおける銀行通帳のペー
ジ替えに係り、特に底板に積層され一端が拘束された複
数の紙葉類を、1枚ずつページ替えするのに好適な、通
帳ページ替え装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置は、例えば特開昭57−107893号公
報に記載のように、紙葉類を1枚ずつページ替えするた
めに、ページ替えローラの摩擦部に歯型をつけ、積層さ
れている紙葉類の積層高さが多少変化しても分離できる
ような構造になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来技術は、底板に積層された状態の紙葉類や
複数枚の紙葉からなる冊子など、一端側が拘束された複
数の紙葉類をページ替えローラにより、拘束された端部
に向って他端より力を加えることにより一枚ずつ分離す
る際、紙葉類の面に対する力の加える角度、即ちページ
替えローラの接触角度や接触面形状については配慮され
ておらず、複数枚めくりなどの問題があった。
本発明の目的は、銀行通帳などの一端側が拘束された
状態で積層されている複数の紙葉類を、最上面から確実
に一枚ずつページめくりすることのできる通帳ページ替
え装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため、本発明に係る通帳ページ
替え装置は、複数の紙葉類を積層して一端側を拘束した
銀行通帳を、底板に載置するともに底板をばねにより支
持し、銀行通帳に対向して回転自在な摩擦部を配置し、
摩擦部により銀行通帳の他端側に力を加え、それぞれの
紙葉類を一枚ずつ分離する通帳ページ替え装置におい
て、摩擦部をほぼ扇形形状で形成し、扇形形状の円弧曲
面をゴムで形成するとともに円弧曲面を平滑面に形成
し、円弧曲面の回転方向の先端に面取りを形成した構成
とする。
〔作用〕
本発明によれば、摩擦部を、ゴム製のほぼ扇形形状に
形成してその円弧曲面を平滑面に形成し、かつ円弧曲面
の回転方向の先端に面取りを形成したため、摩擦力が増
加されるとともに面取りによって厚さが増加しても銀行
通帳の紙葉類が1枚ずつ確実にページめくりされる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
まず、本発明のページ替えの原理を第5図及び第6図
を用いて説明する。第5図は、一端が拘束された複数の
紙葉類に、一端に向って他端の近傍に力Fを加えた際
に、力を加える方向と水平とのなす角度(以後、接触角
度と呼ぶ)に対応し、力Fを加えた他端から、一端に向
って数mmはなれたB点と、数10mmはなれたA点における
最上面の紙葉類と、最上面の紙葉類以降の紙葉類のおの
おのの変位を有限要素法より求め、示したものであり、
横軸に接触角度θ、縦軸に紙葉類の変位をそれぞれとっ
ている。この変位とは、最上面の紙葉類(1枚目の紙葉
類)P1の法線方向の変位のことで、最上面の紙葉類が反
積層側に向う方向(第5図では上方)を正、最上面の紙
葉類以降の紙葉類(2枚目以降の紙葉類)に向かう方向
(第5図では下方)を負としている。そして、図中、曲
線C1は1枚目の紙葉類P1のA点における変位、曲線C2
1枚目の紙葉類のB点における変位、曲線C3は2枚目以
降の紙葉類のA点における変位、曲線C4は2枚目以降の
紙葉類のB点における変位をそれぞれ示している。
第6図(a)は第5図における領域I、第6図(b)
は領域II、そして第6図(c)は領域IIIにおける1枚
目と2枚目の紙葉類P1、P2の変位状態を示したものであ
る。第6図(a)に示すように、領域Iでは、1枚目の
紙葉類P1と2枚目の紙葉類P2とは、大きく離れ、すき間
gをつくろうとしている。また第6図(b)で示すよう
に領域IIでは領域Iほどではないが、1,2枚目の紙葉類P
1,P2が互いに離れ、すき間gをつくろうとしている。し
かし、第6図(c)で示すように領域IIIでは、2枚目
の紙葉類が負の変位を示しており、下方に動こうとして
いるので、領域I,IIと異なり、すき間が生じないことに
なる。したがって、積層された紙葉より、表面の1枚を
分離するには、領域Iの条件を満たすことが好ましい。
この条件とは、すなわち、接触角度θを約45度以内にす
ることである。つまり、一端が拘束されて積層された複
数の紙葉類における、1枚ずつページ替えの条件は、ペ
ージ替えローラと紙葉類の接触角度を約45度以内にする
ことが望ましいことが、解析から明らかとなった。
本発明は、この結果をもとにページ替えローラの取付
位置や大きさ、摩擦部の形状などを決め、紙葉類間にす
き間が形成され、1枚ずつページ替えが確実に行われる
ようにしている。
第3図は本発明におけるページ替えローラの接触角度
を所定値以内におさめるための構成図である。一端が拘
束されて積層された紙葉類36に、本体部31と円周上の一
部に形成した摩擦部32とからなり、シャフト33に回転自
在に支持されているページ替えローラ(ローラ)30が接
触する際に、第3図では、接触角度θが45゜以内の設定
角度θαとなっている。ローラ30の回転中心と積層され
た紙葉類36との最短距離Lは、ローラ30が回転した際、
紙葉類36と最初に接触する摩擦部32とローラ30の回転中
心との距離、即ち摩擦部32の曲率半径Rを用い、L=R
×cosθαで表される。そして積層厚さΔh=R−Lの
ため、Δh=R(1−cosθα)となり、紙葉類36のペ
ージめくりが完了してΔh=0になったときの接触角度
θα=0゜となる。言い替えるとΔhが紙葉類36の許す
ことができる積層厚さである。
紙葉類36は、ばね37により所定の押圧力が付与される
底板38上に積層されている。そして、図示はされていな
いが、めくり始めには、ばね37によるばね力を変えるこ
とにより、底板38を摩擦部32の曲率半径Rの位置に合わ
せ、紙葉類36の最上面との接触角度θαを約45度以内に
するようにしている。
第4図は、積層された紙葉類の厚さΔhの厚さ変動が
ほぼΔxの場合に対応するために、ページ替えローラの
形状を面取りする方式を示している。曲率半径Rの摩擦
部の円周方向の端部に曲率半径rを面取りをする。第5
図より求まる接触角度45゜以内の任意の角度θを、接触
角の上限と決める。この角度θは45度以内であれば前記
設定角度θαと同一または小さくてもよい。
次に、本発明の具体的実施例を第1図により説明す
る。
第1図は、本発明を通帳ページ替え装置に実施したも
のである。ばね17により所定のばね力が付与されている
底板18上に冊子(銀行通帳)16がおかれており、この冊
子16に対向するようにしてページ替えローラ10が配設さ
れている。13はページ替えローラ10を支持するシャフト
である。ページ替えローラ10は、基本的には、本体部11
と摩擦抵抗の大きな部材、たとえばゴム等によって成る
摩擦部12によって構成されている。本体部11は、図のご
とく、シャフト13に取り付けられる構造となっている。
摩擦部12は、図示のようにほぼ扇形形状に形成され、所
定の曲率半径Rを有しかつ平滑面をなすスロープ部(円
弧曲面)14と、スロープ部14の回転方向の先端に形成さ
れた所定の曲率半径rを有するスロープ部(面取り)15
とからなっている。この曲率半径rは、曲率半径Rとは
異なり、冊子16の最上面とシャフト13の軸心との間の距
離L、即ち、底板18上の冊子16の厚さΔhによって違う
が、通常3mm以上とする。これは、ページ替えローラ10
が回転し、冊子16に接触する際の該ローラ10と冊子16の
接触角度θに起因しており、たとえば、接触角度θαを
10度以内におさめたいと構成されたR=15mmのページ替
えローラ10では、r=3mmとすることにより、Δh=0.2
3mm、Δα=12.7゜、距離Lが0.7mm程度短くなっても、
曲率半径rの下面が厚さhの最上面の紙葉に接するので
接触角度θαを10度以内におさめることが可能である。
通常、通帳の紙の厚さは0.1mm程度なので、約7枚程度
の紙の増加に対応できる。
第2図は、ページ替えローラとして他の形状を示す例
である。この例において、ページ替えローラ20は、基本
的には、本体部21と摩擦部22によって成り、摩擦部22
は、それぞれ任意の曲率を有するスロープ部24とスロー
プ部25から成っている。ページ替えローラ20はシャフト
23を中心に回転し、シャフト23の中心から積層された紙
葉類26の表面との間の距離がLとなるようにばね27と底
板28により支持されている。ところが、積層された紙葉
類26の積層厚さは積層枚数により変動するので、この距
離Lが変動する。距離Lが当初の値より短くなってLaに
なっても確実に1枚ずつページめくりできるためには、
スロープ部25の曲率半径は、スロープ部24の曲率半径R
に依存するが、たとえば、R=20mmとし、スロープ部25
のr=5mmとすると、距離Lが0.8mm程度短くなっても確
実に1枚分離できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、摩擦部を、ゴム製のほぼ扇形形状に
形成し、その円弧曲面を平滑面にして円弧曲面の回転方
向の先端に面取りを形成したため、摩擦力が増加すると
ともに摩耗が防止され、面取りによって銀行通帳の厚さ
が増加しても紙葉類が1枚ずつ確実にページ替えされて
複数枚めくりが防止され、摩擦部の製作が容易になりか
つ耐久性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるページ替え装置を説明
する図、第2図は本発明の他の例を説明する図、第3図
は本発明におけるページ替えローラの接触角度を任意値
以内にするための説明図、第4図は本発明におけるペー
ジ替えローラの摩擦部の形状の一例を説明する図、第5
図は本発明におけるページ替えの原理を説明する図、第
6図は第5図に示す各領域における紙葉類の変位状態を
示す図である。 10……ページ替えローラ、12,22,32……摩擦部、 13,23,33……シャフト、16……冊子、17,27,37……ば
ね、 18,28,38……底板、20,30……ページ替えローラ、26,36
……紙葉類。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 忍 土浦市神立町502番地 株式会社日立製 作所機械研究所内 (72)発明者 松野 順一 土浦市神立町502番地 株式会社日立製 作所機械研究所内 (72)発明者 竹澤 健一郎 尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会社日 立製作所旭工場内 (56)参考文献 特開 昭55−57497(JP,A) 特開 昭53−121370(JP,A) 実開 昭56−165740(JP,U) 特公 昭47−6998(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の紙葉類を積層して一端側を拘束した
    銀行通帳を、底板に載置するとともに該底板をばねによ
    り支持し、前記銀行通帳に対向して回転自在な摩擦部を
    配置し、該摩擦部により前記銀行通帳の他端側に力を加
    え、それぞれの紙葉類を一枚ずつ分離する通帳ページ替
    え装置において、前記摩擦部をほぼ扇形形状で形成し、
    該扇形形状の円弧曲面をゴムで形成するとともに該円弧
    曲面を平滑面に形成し、該円弧曲面の回転方向の先端に
    面取りを形成したことを特徴とする通帳ページ替え装
    置。
JP61192671A 1986-03-19 1986-08-20 通帳ペ−ジ替え装置 Expired - Lifetime JP2547402B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61192671A JP2547402B2 (ja) 1986-08-20 1986-08-20 通帳ペ−ジ替え装置
US07/027,934 US4870258A (en) 1986-03-19 1987-03-19 Page turning apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61192671A JP2547402B2 (ja) 1986-08-20 1986-08-20 通帳ペ−ジ替え装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6351229A JPS6351229A (ja) 1988-03-04
JP2547402B2 true JP2547402B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=16295107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61192671A Expired - Lifetime JP2547402B2 (ja) 1986-03-19 1986-08-20 通帳ペ−ジ替え装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547402B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60213640A (ja) * 1984-04-04 1985-10-25 Mitsubishi Electric Corp 自動給紙搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6351229A (ja) 1988-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1440917A (zh) 纸页处理装置及图像形成装置
US4916839A (en) Page turning apparatus
GB2185726A (en) A paper transferring apparatus for a copying machine
JP2547402B2 (ja) 通帳ペ−ジ替え装置
JPH0745476Y2 (ja) 用紙送り機構
JPS61111248A (ja) 媒体給送用分離フイ−ル
JPS6266998A (ja) ペ−ジ替え装置
JPS5834108Y2 (ja) 給紙装置
JP3615072B2 (ja) 紙幅規制装置
JPS61277554A (ja) シ−ト給送装置
JP3625987B2 (ja) 冊子状媒体の改頁機構
JPS59138535A (ja) 給紙装置の用紙カセツト
JPS62222944A (ja) シ−ト材分離給送装置
JPH04133921A (ja) 給紙カセット
JPH0730598Y2 (ja) 枚葉シート給送装置
JPH04251048A (ja) 給紙装置
JPS60167027U (ja) 自動原稿送り装置
JP2513387Y2 (ja) 原稿送り装置
JPS5823797Y2 (ja) 記録紙収納カセツト
JPS6143259B2 (ja)
JPH08332787A (ja) 冊子のページ替え装置
JPS5817037A (ja) シ−ト給送分離装置
JPS60117348U (ja) 重送防止給紙装置
JPS6016442U (ja) 摩擦ロ−ラ分離給紙装置
JPH0891598A (ja) 給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term