JP2547280Y2 - フィルムスプライサにおけるベロ出し機構 - Google Patents

フィルムスプライサにおけるベロ出し機構

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JP2547280Y2
JP2547280Y2 JP4574291U JP4574291U JP2547280Y2 JP 2547280 Y2 JP2547280 Y2 JP 2547280Y2 JP 4574291 U JP4574291 U JP 4574291U JP 4574291 U JP4574291 U JP 4574291U JP 2547280 Y2 JP2547280 Y2 JP 2547280Y2
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俊治 山田
正治 中谷
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、多数のフィルムをス
プライスするフィルムスプライサにおけるベロ出し機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数のフィルムを順次接続し、そのフィ
ルム接続体を連続して現像処理することは従来から普通
に行われている。
【0003】上記フィルム接続体の形成にフィルムスプ
ライサが用いられる。このフィルムスプライサは、パト
ローネから露光済フィルムを取り出し、そのフィルムを
フィルムホルダで支持し、フィルムに回転を与えてベロ
出しを行ない、フィルムホルダの外側に取り出されたフ
ィルム先端のベロ部を切断除去してからフィルムをフィ
ルムホルダから順次繰り出して先に送られたフィルムの
後端に接続している。
【0004】フィルム先端のベロ出しを行なうベロ出し
機構として、図6および図7に示されたものが従来から
知られている。このベロ出し機構は、フィルムホルダ4
0にフィルム収納空間41と、そのフィルム収納空間4
1の下部に連通してフィルム収納空間41の接続方向に
延びるフィルム通路42とを形成し、フィルム収納空間
41の一側部に設けた駆動ローラ43をフィルム収納空
間41の中心部に向けて移動してフィルム収納空間41
内にセットしたうず巻状フィルムFをフィルム収納空間
41とフィルム通路42の連通部に設けたベロ出し爪4
4の先端のエッジ45に押し付け、上記駆動ローラ43
の回転によりフィルムFを接触回転させ、フィルム先端
のベロ部をベロ出し爪44により別離してフィルム通路
42に送りだすようにしている。
【0005】また、フィルム収納空間41内にセットさ
れるフィルムFの巻径に対応してベロ出し爪44の先端
をフィルムFの外周面に圧接させるため、ベロ出し爪4
4の後端部にカラー46を取付け、そのカラー46の内
側に余裕をもって挿入したビス47をフィルムホルダ4
0にねじ係合し、上記カラー46の側面に設けた突軸4
8をフィルムホルダ40に形成した横孔49内に挿入
し、その横孔49内に組込んだスプリング50で突軸4
8を押し、ベロ出し爪44をフィルム収納空間41内に
セットされたフィルムFの外周面に圧接させるようにし
ている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来のベロ出し機構に
おいては、上記のように、ベロ出し爪44をスライド自
在に支持する構成であるため、機構が複雑であり、組立
てに手間がかかる問題がある。また、巻径の異なるフィ
ルムFに対してベロ出し爪44の接触角θが一定となら
ず、巻径の大きいフィルムの場合はフィルム先端のベロ
部をフィルムの外周接線方向に引き出すことができず、
フィルムを傷付けるおそれがある。
【0007】そこで、この考案は上記の問題点を解決
し、構成の簡素化を図り、フィルムを傷付けることなく
確実にベロ出しが行なえるようにすることを技術的課題
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案においては、円筒形のフィルム収納空間
と、そのフィルム収納空間の下部に連通してフィルム収
納空間の接線方向に延びるフィルム通路とを有するフィ
ルムホルダの一側部にローラ収納空間を設け、そのロー
ラ収納空間からフィルム収納空間内に向けて移動される
駆動ローラをフィルム収納空間内にセットされたうず巻
状の露光済フィルムに押し付け、かつ回転させてフィル
ムを巻戻し、フィルム先端のベロ部をフィルム通路に送
り出すようにしたフィルムスプライサにおけるベロ出し
機構において、前記フィルム収納空間の円筒形内面とフ
ィルム通路の上側案内面の交差部に切欠部を形成し、そ
の切欠部に取付けたベロ出し爪のフィルム収納空間内に
臨む先端部上側に、ベロ出し爪の先端にエッジを形成す
る円筒面を設け、の円筒面をフィルム収納空間の曲率
と略同一曲率とし、その中心をフィルム収納空間の中心
よりベロ出し爪側の上方にオフセットして、前記のエッ
ジでフィルムを受けるようにした構成を採用したのであ
る。
【0009】
【作用】上記のように構成すれば、フィルム収納空間内
にうず巻状フィルムをセットし、駆動ローラをフィルム
収納空間の中心に向けて移動させてフィルムを押圧する
ことにより、そのフィルムはフィルム収納空間の内面他
側に押し付けられると共に、ベロ出し爪の先端のエッジ
がフィルムの外周下部に接触する。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。図示のように、フィルムホルダ1は、
サイドガイド2と、そのサイドガイド2の一側上部にピ
ン3を介して揺動自在に連結された上部ガイド4と、サ
イドガイド2の一側下部にピン5を介して揺動自在に連
結された下部ガイド6とから成る。
【0011】サイドガイド2と上部ガイド4の対向部間
には円筒形のフィルム収納空間7が設けられている。ま
た上部ガイド4には下部ガイド6と対向する案内部板8
が設けられ、その案内板部8と下部ガイド6の対向部間
にフィルム通路9が設けられている。フィルム通路9
は、フィルム収納空間7の下部に連通し、フィルム収納
空間7の外周接線方向に延びている。
【0012】上部ガイド4の上部および下部ガイド6の
下部には連結片10、11が設けられ、各連結片10、
11にガイド開閉用のシリンダ12、13が連結されて
いる。
【0013】前記サイドガイド2には、ローラ収納空間
14が設けられ、そのローラ収納空間14に駆動ローラ
15が組込まれている。駆動ローラ15はローラアーム
16の上部に回動自在に支持され、図示省略したモータ
によって回転される。
【0014】一方、ローラアーム16はピン17で下部
が揺動自在に支持され、上部に連結したスプリング18
は駆動ローラ15がフィルム収納空間7の中心に向けて
移動する方向にローラアーム16を偏向している。ま
た、ローラアーム16はシリンダ19の作動によって駆
動ローラ15がフィルム収納空間14から後退する方向
に揺動される。
【0015】前記上部ガイド4には、フィルム収納空間
7を形成する円筒形内面20とフィルム通路9を形成す
る上側案内面21の交差部に切欠部22が形成されてい
る。
【0016】切欠部22にはベロ出し爪23がネジ止め
等の手段で固定され、そのベロ出し爪23の下面は上側
案内面21と同一高さに保持されている。ベロ出し爪2
3のフィルム収納空間7内に位置する先端部の上側に
は、図4に示すように、円筒面24が形成され、また先
端部下側にはテーパ面25が設けられている。その円筒
面24とテーパ面25の形成によってベロ出し爪23の
先端にエッジ26が設けられる。
【0017】円筒面24は、フィルム収納空間7の内面
同一曲率とされ、その中心O1はフィルム収納空間
7の中心O2 に対してベロ出し爪23側の上部にオフセ
ットされている。
【0018】実施例で示すベロ出し機構は上記の構造か
ら成り、パトローネの外筒から取り出されたうず巻状の
フィルムFはフィルムホルダ1のフィルム収納空間7内
に供給されてベロ出しが行われる。
【0019】図5は、フィルム収納空間7にフィルムF
を供給する供給装置30の一例を示す。このフィルム供
給装置30は、シリンダ31の作動によりフィルムホル
ダ1に向けて移動される昇降体32の一対の側板33に
一対の把持軸34を同一軸上に設け、各把持軸34をシ
リンダ35の作動により内方向に移動させ、一対の把持
軸34間に供給されたフィルムFの中心のスプール端部
内に把持軸34の先端の小径部を差し込んでフィルムF
を支持している。
【0020】また、昇降体32の内側に押えローラ36
を設け、この押えローラ36をシリンダ等の作用により
一対の把持軸34で支持されたフィルムFの外周に押し
付け、フィルムFが巻戻されるのを防止している。
【0021】上記フィルム供給装置30は、一対の把持
軸34でフィルムFのスプールを両端から支持する状態
において、昇降体32を下降させるようにしている。
【0022】このとき、上部ガイド4は開放状態とさ
れ、サイドガイド2の内側にフィルムFが挿入される
と、その上部ガイド4は閉じ、フィルムFをサイドガイ
ド2とで保持するようになっている。
【0023】なお、上部ガイド4は、フィルム供給装置
30の押えローラ34と干渉するのを避けるため、図2
に示すように切欠き27が形成されている。
【0024】フィルムホルダ1で保持されたフィルムF
の先端のベロ出しに際しては、スプリング18の弾力に
よりローラアーム16を偏向させ、駆動ローラ15をフ
ィルム収納空間7の中心に向けて移動させると共に、駆
動ローラ15を回転させる。駆動ローラ15の移動と回
転とによって、フィルムFは上部ガイド4の円筒形内面
20に向けて押し付けられると共に、ベロ出し爪23
も押し付けられる。 ここで、ベロ出し爪23は先端部上
に円筒面24を有し、その円筒面24の中央O 1 はフィ
ルム収納空間7の中心O2 に対してベロ出し爪23側の
上方にオフセットされているため、上記円筒面24はフ
ィルムFと接触せず、先端のエッジ26がフィルムFの
外周下部と接触する。
【0025】また、図4の実線aおよび鎖線b、cで示
すように、フィルムFの巻径が異なる場合、径の大きい
aフィルムFにおいては、ベロ出し爪23の先端のエッ
ジ24で支持される状態において、その側部がフィルム
収納空間7の円筒形内面20に当接して安定化が図ら
れ、その円筒形内面20に対する当接位置はフィルムF
の巻径が小さくなるにつれて上記円筒形内面20の周方
向下部に移動し、それぞれのフィルムFの安定化が図ら
れる。 このため、フィルムFの安定化状態において、巻
径の異なるフィルムFの相互間においてフィルムの中心
の左右方向のずれは比較的小さく、ベロ出し爪23のエ
ッジ26は巻径の異なるいずれのフィルムFでもフィル
ムの外周下部の略同一位置に接触する。
【0026】上記フィルムFは、駆動ローラ15の図1
の矢印方向の回転によって接触回転し、先端のベロ部は
ベロ出し爪23によって剥離され、フィルム通路9に送
り出される。
【0027】
【考案の効果】以上のように、この考案においては、ベ
ロ出し爪を固定の支持としたので、ベロ出し機構の構成
の簡素化を図ることができ、組立てが容易である。
【0028】また、ベロ出し爪の先端に円筒面を設け、
その円筒面の中心をフィルム収納空間の中心に対して
ロ出し爪側の上部にオフセットさせたので、巻径の異な
るいずれのフィルムでもベロ出し爪の先端のエッジをフ
ィルムの外周下部の略同一位置に接触させることがで
き、フィルムを傷付けることなく確実にベロ出しするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るベロ出し機構の正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】同上の縦断正面図
【図4】フィルム供給装置の一例を示す一部切欠側面図
【図5】同上の要部を拡大して示す断面図
【図6】従来のベロ出し機構を示す縦断正面図
【図7】同上の要部を拡大して示す断面図
【符号の説明】
1 フィルムホルダ 7 フィルム収納空間 9 フィルム通路 14 ローラ収納空間 15 駆動ローラ 21 上側案内面 22 切欠部 23 ベロ出し爪 24 円筒面 26 エッジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形のフィルム収納空間(7)と、そ
    のフィルム収納空間(7)の下部に連通してフィルム収
    納空間(7)の接線方向に延びるフィルム通路(9)
    を有するフィルムホルダ(1)の一側部にローラ収納空
    (14)を設け、そのローラ収納空間(14)からフ
    ィルム収納空間(7)内に向けて移動される駆動ローラ
    (15)をフィルム収納空間(7)内にセットされたう
    ず巻状の露光済フィルム(F)に押し付け、かつ回転さ
    せてフィルム(F)を巻戻し、フィルム先端のベロ部を
    フィルム通路(9)に送り出すようにしたフィルムスプ
    ライサにおけるベロ出し機構において、前記フィルム収
    納空間(7)の円筒形内面(20)とフィルム通路
    (9)の上側案内面の交差部に切欠部(22)を形成
    し、その切欠部(22)に取付けたベロ出し爪(23)
    のフィルム収納空間(7)内に臨む先端部上側に、ベロ
    出し爪(23)の先端にエッジ(26)を形成する円筒
    (24)を設け、の円筒面(24)をフィルム収納
    空間(7)の曲率と略同一曲率とし、その中心O1 をフ
    ィルム収納空間(7)の中心O2 よりベロ出し爪(2
    3)側の上方にオフセットして、前記エッジ(26)で
    フィルム(F)を受けるようにしたことを特徴とするフ
    ィルムスプライサにおけるベロ出し機構。
JP4574291U 1991-06-18 1991-06-18 フィルムスプライサにおけるベロ出し機構 Expired - Lifetime JP2547280Y2 (ja)

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JPH04137370U JPH04137370U (ja) 1992-12-21
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