JP2547168Y2 - エルボ型配管カバー - Google Patents

エルボ型配管カバー

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JP2547168Y2
JP2547168Y2 JP5144991U JP5144991U JP2547168Y2 JP 2547168 Y2 JP2547168 Y2 JP 2547168Y2 JP 5144991 U JP5144991 U JP 5144991U JP 5144991 U JP5144991 U JP 5144991U JP 2547168 Y2 JP2547168 Y2 JP 2547168Y2
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貴郁 中村
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、室内壁面又は建屋の外
壁面に沿って配設される空気調和機や温水機器等の配管
類や樋管等の配管カバーを接続する際に壁面角部におい
て使用されるエルボ型配管カバーに関し、特に、より簡
易な形状で入隅,出隅に関係なく用いることができるエ
ルボ型配管カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエルボ型配管カバーにあっては、
例えば実公平1−30717号公報記載のエルボ型配管
カバーで開示されているように、エルボ型配管カバーの
全長にわたって径方向に二分割して二つの分割部材を設
け、この分割部材の分割縁部に互いに係合する係合突起
と係合凹部からなる連結部を設け、各分割部材の曲折部
内側に二つの分割部材をネジにより固着するためのネジ
穴(以下、小径穴)とネジ挿通穴(以下、大径穴)を各
2個ずつ設けたものがある。そして、二つの分割部材を
係合した際、一方の分割部材にある小径穴と他方の分割
部材にある大径穴とを連通させ、大径穴から小径穴に挿
入して固着させるものである。また、小径穴と大径穴を
互い違いに2個ずつ設けることによりL字の外側分割部
材,内側分割部材の双方からネジ固定できるように成型
し、これにより入隅,出隅に区別なく用いることができ
るエルボ型配管カバーがある。ここで、このような二分
割のエルボ型配管カバーにおいて従来からの課題である
「分割部材同士のズレ防止」を上記公報においては分割
縁部の係合突起と係合凹部や接当部等で回避しようとし
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
エルボ型配管カバーにあっては、上記係合突起と係合凹
部等によって分割部材の係合にズレをなくそうとするだ
けで上記小径部と上記大径部がお互いに軸線を共有する
までは係合できず、そのため、ネジ固定により分割部材
同士間にズレが生じるという課題があった。また、従来
のエルボ型配管カバーにあっては、上記小径部と大径部
が形成されている突起部はそれぞれ各穴毎に設けられて
おり、その製造のための金型が複雑であるという課題が
あった。
【0004】したがって、本考案は上記従来品の課題を
解決すべく考案されたエルボ型配管カバーであって、本
考案の目的とするところは、分割部材同士の係合時にお
いて上記小径部と上記大径部のそれぞれの軸線を確実に
共有させ、さらに製造のための金型が容易に成型できる
エルボ型配管カバーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決する手段】本考案は上記に鑑み考案された
ものであって、管状且つL字状に形成すると共に全長に
わたって径方向に二分割して分割部材を設け、両分割部
材の分割縁部に当該分割縁部同士を係脱する係合部を設
け、前記分割縁部の曲折部近傍且つ分割部材内周面に両
分割部材が係合された際に互いに連通する大径穴,小径
穴を備える固着用突起を設けたエルボ型配管カバーにお
いて、前記固着用突起の突出端面に上記大径穴,小径穴
を設け、前記両分割部材が係合された際に互いに当接す
る突出端面の双方又は何れか一方の突出端面周縁部に当
該固着用突起の突出方向と同一方向に突出すると共に相
手方の前記固着用突起の先端を覆うように形成された嵌
合突片を設けたことを特徴とするエルボ型配管カバーで
ある。
【0006】ここで、上記大径穴,小径穴を備える固着
用突起の突出端面周縁部に設けられている嵌合突片は、
両分割部材係合時に相対向して当接する固着用突起の大
径穴,小径穴同士の軸線を確実に共有させるために設け
られたものであり、両分割部材係合時に当該嵌合突片が
設けられていない固着用突起を当該嵌合突片が覆うよう
に接触し、これにより相対向する固着用突起の突出端面
の大径穴,小径穴同士を確実に連通させて軸芯を共有さ
せるものである。従って、当該作用を備える嵌合突片で
あれば如何なる形状のものであってもよいのは勿論のこ
とである。
【0007】また、前記嵌合突片は固着用突起の双方に
設けられて互いに嵌合し合うものや、固着用突起の何れ
か一方に設けられて他方の固着用突起に嵌合するもの等
適宜選択できるのは勿論のことであり、大径部,小径穴
の内径と分割部材固定時に使用されるビスは上記関係を
維持するもの同士であれば適宜選択できるのは勿論のこ
とである。
【0008】なお、上記大径穴の内径は少なくとも上記
両分割部材を固着するビスを素通しするものであると共
に大きくとも前記ビスの頭部を挿通させないものであ
り、上記小径穴の内径は前記ビスが挿通された際に当該
ビスと係合し合う大きさを有するものである。
【0009】
【作用】本考案によれば、固着用突起の突出端面に上記
大径穴,小径穴を設け前記両分割部材が係合された際に
互いに当接する突出端面の双方又は何れか一方の突出端
面周縁部に当該突出方向と同一方向に突出する嵌合突片
を設けているため、分割部材同士の係合時において上記
大径部と小径穴のそれぞれの軸線を共有させることがで
き、さらに当該分割部材ひいてはエルボ型配管カバーの
金型を容易に成型することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例について詳
細に説明する。図1は本考案に係るエルボ型配管カバー
の一実施例を示した分解斜視図であり、図2は図1のエ
ルボ型配管カバーを係合した際における固着用突起の突
出端面同士の接触状態を示した拡大断面図であり、図3
は本考案に係るエルボ型配管カバーの一実施例の取付状
態を示す側面図である。
【0011】本実施例に示すエルボ型配管カバーは、図
3に示すように、室内壁面又は建屋の外壁面に沿って配
設される空気調和機や温水機器等の配管類や樋管等の配
管カバー6,6を接続する際に壁面角部7において使用
され、管状且つL字状に形成されると共に全長にわたっ
て径方向に二分割されている分割部材1A,1Bからな
るものである。
【0012】また、図1に示すように、前記分割部材1
A,1Bの分割縁部2には互いに係合し合う係合部3が
設けられ、前記分割縁部2の曲折部近傍且つ分割部材内
周面には両分割部材1A,1Bが係合された際に互いに
当接する突出端面4Dを備える固着用突起4が設けら
れ、前記突出端面4Dには大径穴4A,小径穴4Bが配
設されている。そして、L字形外側にある分割部材1A
の突出端面4D,4Dの周縁部には当該固着用突起4の
突出方向と同一方向に突出する嵌合突片4Cが設けられ
ている。なお、図中、符号5は大径穴4Aに図示外のビ
スを挿入するためのビス導入用開口部である。
【0013】ここで、固着用突起4について図2に基づ
いてさらに詳細に説明する。大径穴4Aはビスを挿入す
るためのビス導入用開口部5と連通される一方、図示外
のビスのネジ部を素通しする内径であり且つ当該ビスの
頭部は通さない内径を有し、小径穴4Bは図示外のビス
のネジ部の長さよりは幾分長めの深さを備えるように穿
設される一方、ビスが挿通された際に当該ビスと係合し
合う内径を有するものである。また、図において下方に
記載されている固着用突起4の突出端面4Dの周縁部に
は当該固着用突起4の突出方向と同一方向に突出すると
共に相手方の前記固着用突起4の先端を覆うように形成
された嵌合突片4Cが設けられている。そして、この説
明に基づいた図2の状態から図示外のビスを図中矢印方
向に向けて挿入して固着させることにより固着用突起4
同士ひいては分割部材1A,1B同士を固着することが
できる。
【0014】以上の実施例にあっては、固着用突起の突
出端面に大径穴,小径穴を設け前記突出端面の周縁部に
前記固着用突起の突出方向と同一方向に突出すると共に
相手方の前記固着用突起の先端を覆うように形成された
嵌合突片を設けているため、分割部材係合時に当接し合
う前記突出端面同士を確実に当接すると共に上記大径
穴,小径穴のそれぞれの軸線を共有させることができ、
これにより分割部材のビス固着時にあっても分割部材同
士をズレの発生がなく係合することができるという効果
を有する。また、上記大径穴,小径穴を一つの固着用突
起の突出端面に設けているため、従来のエルボ型配管カ
バーに比べて簡単な形状とすることができ、これにより
分割部材ひいてはエルボ型配管カバーの金型を容易に成
型することができるという効果を有する。
【0015】
【考案の効果】本考案は、固着用突起の突出端面に大径
穴,小径穴を設け前記両分割部材が係合された際に互い
に当接する突出端面の双方又は何れか一方の突出端面周
縁部に当該固着用突起の突出方向と同一方向に突出する
と共に相手方の前記固着用突起の先端を覆うように形成
された嵌合突片を設けているため、分割部材同士の係合
時において上記大径穴,小径穴のそれぞれの軸線を共有
させることができ、さらに、当該分割部材ひいてはエル
ボ型配管カバーの金型を容易に成型することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエルボ型配管カバーの一実施例を
示す分解斜視図である。
【図2】図1のエルボ型配管カバーを係合した際におけ
る固着用突起の突出端面同士の接触状態を示した拡大断
面図である。
【図3】図1のエルボ型配管カバーの取付状態を示す側
面図である。
【符合の説明】
1A 分割部材 1B 分割部材 2 分割縁部 3 係合部 4 固着用突起 4A 大径穴 4B 小径穴 4C 嵌合突片 4D 突出端面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状且つL字状に形成すると共に全長に
    わたって径方向に二分割して分割部材1A,1Bを設
    け、両分割部材1A,1Bの分割縁部2に当該分割縁部
    2同士を係脱する係合部3を設け、前記分割縁部2の曲
    折部近傍且つ分割部材内周面に両分割部材1A,1Bが
    係合された際に互いに連通する大径穴4A,小径穴4B
    を備える固着用突起4を設けたエルボ型配管カバーにお
    いて、前記固着用突起4の突出端面4Dに上記大径穴4
    A,小径穴4Bを設け、前記両分割部材1A,1Bが係
    合された際に互いに当接する突出端面4D,4Dの双方
    又は何れか一方の突出端面4D周縁部に当該固着用突起
    4の突出方向と同一方向に突出すると共に相手方の前記
    固着用突起4の先端を覆うように形成された嵌合突片4
    Cを設けたことを特徴とするエルボ型配管カバー。
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