JP2555052Y2 - ウオールキャップ - Google Patents

ウオールキャップ

Info

Publication number
JP2555052Y2
JP2555052Y2 JP1991052811U JP5281191U JP2555052Y2 JP 2555052 Y2 JP2555052 Y2 JP 2555052Y2 JP 1991052811 U JP1991052811 U JP 1991052811U JP 5281191 U JP5281191 U JP 5281191U JP 2555052 Y2 JP2555052 Y2 JP 2555052Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
divided
dovetail
tube
connecting pin
divided members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991052811U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04136390U (ja
Inventor
貴郁 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kagaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kagaku Co Ltd filed Critical Toyo Kagaku Co Ltd
Priority to JP1991052811U priority Critical patent/JP2555052Y2/ja
Publication of JPH04136390U publication Critical patent/JPH04136390U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555052Y2 publication Critical patent/JP2555052Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、室内壁面又は建屋の外
壁面に沿って配設される空気調和機や温水機器等の配管
類や樋管等の配管カバーを接続する際に建物壁体を通過
させる際生じる当該壁体挿通孔と配管カバーとの隙間を
外部に対して覆うウオールキャップに関し、特に、より
簡易に配管カバーをその筒部に配設させることができる
ウオールキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウオールキャップにあっては、例
えば実公平1−6311号公報記載のウオールキャップ
で開示されているように、ウオールキャップの筒部をフ
ランジ部と共に径方向に二分割して二つの分割部材を設
け、この分割部材の分割縁部に互いに係合する係合突起
と係合凹部からなる連結部を設けたものがある。そし
て、二つの分割部材を係合するときには、一方の分割部
材を筒部の分割縁部を接触させながら筒軸芯方向に向か
ってスライドさせて上記連結部を互いに係合させ、これ
により前記分割部材同士が離脱しないようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
ウオールキャップにあっては、上記筒部の内側形状と当
該筒部に嵌挿される配管カバーの外側形状が略同一であ
ること及び配管カバー施工時においては最初にウオール
キャップを形成した後当該ウオールキャップの筒部内に
配管カバーをスライドさせて嵌挿させていることから、
ウオールキャップの施工には大変手間がかかるという課
題があった。
【0004】したがって、本考案は上記従来品の課題を
解決すべく考案されたウオールキャップであって、本考
案の目的とするところは、容易に配管カバーの所定位置
に取り付けることができるウオールキャップを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決する手段】本考案は、上記に鑑み考案され
たものであって、略円筒状の筒部4と、当該筒部の長手
方向一端側に取り付けられた環状のフランジ部とを備え
ると共に、全体を径方向に二分割形成し、両分割部材の
分割縁部同士を係合連結してなるウオールキャップにお
いて、一方の分割部材の筒部端縁に蟻溝管を配設し、他
方の分割部材の筒部端縁に前記蟻溝管の内径以下の大き
さの外径を有する略円柱状の連結ピンを配設し、前記蟻
溝管と前記連結ピンを係合してヒンジを形成することに
より分割部材同士を互いに回動可能にし、さらに、上記
蟻溝管と上記連結ピンを係合した際に上記分割部材のフ
ランジ部の厚み以上の遊びスペースを保持しつつ前記連
結ピン上に上記蟻溝管の内径より大きい外径を有する大
径部を配設したことを特徴とするウオールキャップであ
る。
【0006】ここで、上記蟻溝管,連結ピンは二分割さ
れた分割部材の筒部分割縁部にそれぞれ対になるように
設けられていれば何れ側に何れの部材を配設してもよ
い。また、当該蟻溝管,連結ピンだけでは上記分割部材
同士を係止できないことから当該蟻溝管,連結ピンが配
設されている筒部の反対側分割端縁に当該分割縁部同士
を係止する係止部材を配設するのが好ましい。
【0007】
【0008】上記大径部は上記蟻溝管との当接により一
旦ヒンジ部を形成すれば上記分割部材同士が不用意に離
脱しないものである。なお、上記大径部と上記蟻溝管と
の間にフランジ部の厚み以上の遊びスペースを設けてい
るのは、当該フランジ部同士を互い違いにずらさなけれ
ば上記ヒンジ部を回動軸にして両分割部材同士を回動す
ることができないためである。
【0009】
【作用】本考案によれば、一方の分割部材の筒部端縁に
蟻溝管を配設し、他方の分割部材の筒部端縁に前記蟻溝
管の内径以下の大きさの外径を有する略円柱状の連結ピ
ンを配設し、前記蟻溝管と前記連結ピンを係合してヒン
ジを形成することにより分割部材同士を互いに回動可能
にしているため、筒部を開閉自在にすることができ、こ
れにより容易に配管カバーの所定位置にウオールキャッ
プを取り付けることができ、さらに上記連結ピンの所定
位置に蟻溝管の内径より大きい外径を備える大径部を設
けているため、一旦ヒンジ部を形成すれば当該大径部と
上記蟻溝管の当接により上記分割部材同士が不用意に離
脱しない。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例について詳
細に説明する。図1は本考案に係るウオールキャップの
一実施例を示した分解斜視図であり、図2は図1のウオ
ールキャップを建物の壁面に取り付けた際に正面から見
た説明図であり、図3は本考案に係るウオールキャップ
の一実施例の取付状態を示す側面図である。
【0011】本実施例に示すウオールキャップは、図1
及び図2に示すように、空調用配管1を収容する配管カ
バー2の外周と略同形・同寸法の内面形状を有する筒部
4と、その筒部4の筒軸芯方向一端側に連接して、建物
壁体の表面に当付けるための環状のフランジ部5とを備
えると共に、全体を径方向に二分割した分割部材3A,
3Bとで主要部が形成されている。
【0012】そして、上記分割部材3Aの筒部4端縁に
は蟻溝管7Aが配設され、他方の分割部材3Bの筒部4
端縁には前記蟻溝管7Aの内径以下の大きさの外径を有
する略円柱状の連結ピン7Bが配設されている。上記連
結ピン7Bの所定の位置には上記蟻溝管7Aの内径より
大きい外径を有する大径部7Cが配設されている。ここ
で、上記所定の位置とは、上記蟻溝管7Aと上記連結ピ
ン7Bを係合した際に、上記フランジ部5端面と当該大
径部7Cとの間に上記分割部材3A,3Bのフランジ部
5の厚み以上の遊びスペースを保持させる位置をいう。
なお、当該大径部7Cの蟻溝管挿入側には当該蟻溝管7
Aを緩やかに乗り越えさせるためのなだらかなスロープ
が設けられ、上記ヒンジ部7が設けられている筒部4端
縁とは反対側の端縁には上記分割部材3A,3B同士を
係合するための係合部材10が設けられている。
【0013】そして、上記ウオールキャップを施工する
時には、上記分割部材3Bを図1の状態から図中矢印方
向への移動させ、上記蟻溝管7Aに連結ピン7Bを挿入
させた後、蟻溝管7Aに上記大径部7Cを乗り越えさ
せ、これにより一旦係合すれば不用意には離脱しないヒ
ンジ7を形成する。この、ヒンジ部7により分割部材3
A,3B同士を互いに回動可能にし、上記筒部4を開口
させた状態で空調用配管1を収容した配管カバー2を当
該筒部4内側に配設することができる。
【0014】なお、上記ウオールキャップは、図3に示
すように、建物壁体Wに形成された配管1用挿通孔8の
両端夫々に筒部4を内嵌保持させると共に、その筒部4
に連設した環状のフランジ部5を建物壁体Wの表面Fに
当付け、筒部4内側には空調用配管1を収容した配管カ
バー2を筒部4内面全周に亘って面接触するように挿通
させ、挿通孔8周りを覆うものである。そして、最終的
にはネジ9によりフランジ部5が建物壁体Wに固着され
ることによりウオールキャップが建物壁体Wに固着され
る。
【0015】以上の実施例にあっては、ヒンジ部を筒部
分割縁部に設けているため、筒部を開口することがで
き、これにより内嵌する配管カバーを容易に所定の位置
に配設することができる。また、ヒンジ部の連結ピンに
大径部を設けているため、一旦ヒンジ部を形成すれば当
該大径部と上記蟻溝管の当接により上記分割部材同士が
不用意に離脱しない。
【0016】
【考案の効果】本考案は、一方の分割部材の筒部端縁に
蟻溝管を配設し、他方の分割部材の筒部端縁に前記蟻溝
管の内径以下の大きさの外径を有する略円柱状の連結ピ
ンを配設し、前記蟻溝管と前記連結ピンを係合してヒン
ジを形成することにより分割部材同士を互いに回動可能
にしているため、筒部を開口することができ、これによ
り容易に配管カバーの所定位置にウオールキャップを取
り付けることができるという効果を有し、さらに上記連
結ピンの所定位置に蟻溝管の内径より大きい外径を有す
る大径部を設けているため、一旦ヒンジ部を形成すれば
当該大径部と上記蟻溝管の当接により上記分割部材同士
が不用意に離脱しないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るウオールキャップの一実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】図1のウオールキャップを建物の壁面に取り付
けた際に正面から見た説明図である。
【図3】図1のウオールキャップの取付状態を示す断面
図である。
【符合の説明】
3 分割部材 4 筒部 5 フランジ部 6 分割縁部 7 連結部 7A 蟻溝管 7B 連結ピン 7C 大径部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状の筒部4と、当該筒部4の長手
    方向一端側に取り付けられた環状のフランジ部5とを備
    えると共に、全体を径方向に二分割形成し、両分割部材
    3A,3Bの分割縁部6A,6B同士を係合連結してな
    るウオールキャップにおいて、一方の分割部材3Aの筒
    部4端縁に蟻溝管7Aを配設し、他方の分割部材3Bの
    筒部4端縁に前記蟻溝管7Aの内径以下の大きさの外径
    を有する略円柱状の連結ピン7Bを配設し、前記蟻溝管
    7Aと前記連結ピン7Bを係合してヒンジ7を形成する
    ことにより分割部材3A,3B同士を互いに回動可能に
    し、さらに、上記蟻溝管7Aと上記連結ピン7Bを係合
    した際に上記分割部材3A,3Bのフランジ部5の厚み
    以上の遊びスペースを保持しつつ前記連結ピン7B上に
    上記蟻溝管7Aの内径より大きい外径を有する大径部7
    Cを配設したことを特徴とするウオールキャップ。
JP1991052811U 1991-06-12 1991-06-12 ウオールキャップ Expired - Lifetime JP2555052Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991052811U JP2555052Y2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 ウオールキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991052811U JP2555052Y2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 ウオールキャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04136390U JPH04136390U (ja) 1992-12-18
JP2555052Y2 true JP2555052Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=31929000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991052811U Expired - Lifetime JP2555052Y2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 ウオールキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555052Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60133325A (ja) * 1983-12-22 1985-07-16 Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd 材料温度測定法
JPS61133184A (ja) * 1984-12-01 1986-06-20 株式会社 木村技研 建築物の排水管清掃装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04136390U (ja) 1992-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3151551B2 (ja) 管継手
US20020109349A1 (en) Split thread nut assembly
JP2555052Y2 (ja) ウオールキャップ
JP3310610B2 (ja) 貫通スリーブ
KR102090313B1 (ko) 플렉시블 호스를 덕트에 연결하는 덕트 소켓
JP2583227Y2 (ja) ウオールキャップ
JPH09140630A (ja) 便座の取付構造
US3998480A (en) Take-off fitting for low pressure non-metallic duct systems
JP2916111B2 (ja) ダクト用接続具
JP2563544Y2 (ja) 配管カバー用継手
JP2574815Y2 (ja) パイプハウス骨組み用パイプ類の連結構造
JP3304075B2 (ja) 混合水栓用の継手
JP2551776Y2 (ja) ステアリングコラムカバー
JPS6028861Y2 (ja) 空調配管保護ダクト用継手
JP2547168Y2 (ja) エルボ型配管カバー
JPS5833607Y2 (ja) 照明用笠の回転装置
JPH0750623Y2 (ja) 配管端末固定具
JP2561640Y2 (ja) 配管カバー用継手
JPH0618097Y2 (ja) 配管端末固定具
JPH0320629Y2 (ja)
JPS5814313Y2 (ja) 自在管接手
JPS6113834Y2 (ja)
JPS633106Y2 (ja)
JPS6019249Y2 (ja) 室内建具等の引手
JPS5929423Y2 (ja) 撮像管駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term