JP2547125Y2 - ウォータジェットルームにおける緯糸検知異常検出装置 - Google Patents

ウォータジェットルームにおける緯糸検知異常検出装置

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JP2547125Y2 JP1990069950U JP6995090U JP2547125Y2 JP 2547125 Y2 JP2547125 Y2 JP 2547125Y2 JP 1990069950 U JP1990069950 U JP 1990069950U JP 6995090 U JP6995090 U JP 6995090U JP 2547125 Y2 JP2547125 Y2 JP 2547125Y2
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正己 黒田
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日産テクシス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はウォータジェットルームに設けられた電極式
フィーラからなる緯糸検知装置の異常を検出するウォー
タジェットルームにおける緯糸検知異常検出装置に関す
る。
(従来の技術) ウォータジェットルームにおいては、第4図に示すよ
うに水を噴射して緯糸1を飛走させる噴射ノズル2とは
反対側の、正常に緯入れされた緯糸1が到達する筬上の
所定の位置に、1対の電極からなるフィーラ3が設けら
れている。そして噴射ノズル2から噴射された水ととも
に飛走してきた緯糸1がフィーラ3に接触することによ
り、緯糸1に付着している水を介して両電極間に電流が
流れ、この電流を検知して緯糸有りの検出を行なうよう
になっている。
なお、図中符号4はヘルドフレーム、符号5はリー
ド、符号6,7は電極カッタである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記のように構成された従来の緯糸検出
装置において、緯糸検知時期にフィーラ3の電極間に緯
入れ水が多く残っていると、その緯入れ水を介して電流
が流れるため緯糸がなくても緯糸ありの信号を出力する
おそれがあり、誤検知が発生するという問題があった。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、緯入れ
水が多いのを検知し、緯入れ水が多く残っているのに起
因する緯糸の誤検知の発生を防止することができるウォ
ータジェットルームにおける緯糸検知異常検出装置を提
供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、織機の筬と一
体的に固定された1対の電極に緯糸が接触したときに、
前記電極に流れる電流に基づいて緯糸を検知するウォー
タジェットルームにおける緯糸検知異常検出装置におい
て、前記電極間の電圧を第1の基準値と比較して、この
第1の基準値より大きいときに緯糸ありと判断して緯糸
検知信号を出力する第1の比較手段と、前記電極に緯入
れ水が飛走している時期に出力された前記電極間の電圧
を前記第1の基準値とは異なった第2の基準値と比較し
て、この第2の基準値より大きいときに緯入れ水が多く
あるものと判断し異常信号を出力する第2の比較手段を
設けたことを特徴とする。
(作用) 以上の構成によると、電極間の電圧を第1の基準値と
比較して緯糸の有無を検出する。そして、前記電極に緯
入れ水が飛走している時期に出力された前記電極間の電
圧を前記第1の基準値とは異なった第2の基準値と比較
する。これにより前記第2の基準値より大きいときに緯
入れ水が多くあるものと判断し異常信号を出力するよう
にし、この異常信号によって、緯入れ水が異常に多いと
判明したときには、噴射ノズルから噴射される緯入れ水
の量を減少させるために、プランジャポンプのストロー
クを変える等の対策が可能となり、これにより緯入れ水
が多く残っているのに起因する緯糸の誤検知の発生を防
止することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。図において、反緯入れ側の筬に固定された1対の電
極11,12によりフィーラ13が構成されており、一方の電
極11は図示しない電源に、他方の電極12は増幅回路14に
それぞれ接続されている。また増幅回路14は積分回路15
を介して第1の比較回路16に接続されており、第1の比
較回路15には第1の基準値V1が入力されている。第1の
基準値V1は緯糸が正常に緯入れされ、正常な状態の1対
の電極11,12に接触したときに発生する検知信号の電圧
である。そして第1の比較回路16において、積分回路15
で積分された検知信号の積分値と第1の基準値V1とを比
較し、積分値が第1の基準値V1以上となったとき、緯糸
ありの判断して緯糸あり信号を出力するようになってい
る。
また積分回路15の出力側には第2の比較回路17も接続
されており、第2の比較回路17には第2の基準値V2が入
力されている。第2の基準値V2はフィーラ13に緯入れ水
が多く残っているときに発生する検知信号の電圧であ
る。そして第2の比較回路17において、積分回路15で積
分された検知信号の積分値と第2の基準値V2とを比較
し、積分値が第2の基準値V2以上のときに緯入れ水の残
量が異常であると判断して、残水異常信号を出力するよ
うになっている。
次に第2図及び第3図を参照して本実施例の作用を説
明する。第2図において、(a)はフィーラ13が正常で
あり正常に緯入れが行なわれたときのフィーラ13からの
検知信号を示し、(b)はフィーラ13に緯入れ水が多く
残っている場合の検知信号を示す。また(c)は緯糸検
知タイミングt1を規制するパルス信号である。
緯入れ開始時に始めにAにおいて、噴射ノズルから緯
入れ水が飛んできて、フィーラ13がこの水を検出する。
次に筬5の前進運動により電極11,12に緯糸1がBから
接触しはじめる。そしてBとCの間の時間t1内におい
て、電極11,12間に加わった電圧を増幅回路14によって
所定の増幅を行ない、積分回路15により積分を行なう。
この積分値が(a)に示すように基準値V1以上であれば
緯糸ありと判断され、基準値V1以下であれば緯糸なしと
判断されて、第1の比較回路16からそれぞれの信号が出
力される。
また積分値が(b)に示すように基準値V2をこえてい
る場合は、電極11,12間に残っている緯入れ水の残量が
異常に多いと判断されて、第2の比較回路17から残水異
常信号が出力される。このときは第3図に示すように電
極11,12間に緯入れ水18が飛走している状態である。な
お、CD間は糸端捕捉糸に捕捉されている緯糸に電極11,1
2が接触している状態である。
残水異常信号が出力されたときは、噴射ノズルから噴
射される緯入れ水の量を減少させるために、プランジャ
ポンプのストロークをストッパの位置を変えて小さくす
るか、緯入れ水の噴射開始時期を早める。
本実施例によれば、緯糸の検知時期に緯入れ水の残量
が異常であることを検出できるので、緯糸の誤検知の発
生を防止することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、第1の基準値
と比較して緯糸の有無を検出し、更に前記電極に緯入れ
水が飛走している時期に出力された前記電極間の電圧を
前記第1の基準値とは異なった第2の基準値と比較し
て、この第2の基準値より大きいときに緯入れ水が多く
あるものと判断し異常信号を出力するようにしたので、
緯入れ水が異常に多いときには、噴射ノズルから噴射さ
れる緯入れ水の量を減少させるために、プランジャポン
プのストロークを変える等の対策が可能となり、これに
より緯入れ水が多く残っているのに起因する緯糸の誤検
知の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例の構成を示す機能ブロック
図、第2図はフィーラの検知信号を示す線図、第3図は
電極間の残水を示す説明図、第4図は電極の取付位置を
示す説明図である。 1…緯糸 11,12…電極 17…比較手段(比較回路) V2…基準値

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機の筬と一体的に固定された1対の電極
    に緯糸が接触したときに、前記電極に流れる電流に基づ
    いて緯糸を検知するウォータジェットルームにおける緯
    糸検知異常検出装置において、 前記電極間の電圧を第1の基準値と比較して、この第1
    の基準値より大きいときに緯糸ありと判断して緯糸検知
    信号を出力する第1の比較手段と、前記電極に緯入れ水
    が飛走している時期に出力された前記電極間の電圧を前
    記第1の基準値とは異なった第2の基準値と比較して、
    この第2の基準値より大きいときに緯入れ水が多くある
    ものと判断し異常信号を出力する第2の比較手段を設け
    たことを特徴とするウォータジェットルームにおける緯
    糸検知異常検出装置。
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