JP2546969B2 - チャネル障害回復確認制御システム - Google Patents

チャネル障害回復確認制御システム

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JP2546969B2 JP5138345A JP13834593A JP2546969B2 JP 2546969 B2 JP2546969 B2 JP 2546969B2 JP 5138345 A JP5138345 A JP 5138345A JP 13834593 A JP13834593 A JP 13834593A JP 2546969 B2 JP2546969 B2 JP 2546969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機システムの
周辺装置の障害処理に関し、特に電子計算機システムの
周辺制御装置及びチャネルの障害処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のチャネル障害回復確認制御システ
ムについて図面を参照して説明する。図5は従来例のチ
ャネル障害回復確認制御システムの構成図である。この
チャネル障害回復確認制御システムは、電子計算機シス
テム510と、チャネル540で接続される周辺制御装
置541と、その配下装置551,552、553とで
構成され、電子計算機システム510は、チャネル54
0または周辺制御装置541が障害となった時に、行う
手段を選択し呼び出すチャネル障害処理手段520と、
チャネル障害処理手段520に呼び出され(呼び出し5
31)、チャネル540及び周辺制御装置541の回復
を行うチャネル回復手段521と、チャネル障害処理手
段520に呼び出され(呼び出し532)、チャネル5
40及び周辺制御装置541を介しその配下装置55
1,552,553の初期化を行う配下装置初期化手段
522と、チャネル障害処理手段520に呼び出され
(呼び出し533)、配下装置551,552,553
の閉塞を行う配下装置閉塞手段523とを有する。
【0003】次に、その動作について図6を参照して説
明する。
【0004】図6は従来例のチャネル障害回復確認制御
システムの動作を示した流れ図である。
【0005】チャネル540または周辺制御装置541
が障害となった時に、チャネル障害処理手段520はチ
ャネル回復手段521を呼び出すことにより、チャネル
540及び周辺制御装置541の回復を行う。ここで、
LOOP561及びLOOPEND562はLOOP5
61とLOOP END562の間にある処理を全配下
装置について行い、全配下装置についての処理をおこな
った後に処理を終了することをあらわしている。次にチ
ャネル障害処理手段520は、配下装置初期化手段52
2を呼び出すことにより配下装置551の初期化を行
う。ここで初期化に成功していれば次の装置へ、初期化
に失敗していればチャネル障害処理手段520は配下装
置閉塞手段523を呼び出し、配下装置551の閉塞を
行い、次の配下装置の処理に移る。以下LOOP561
及びLOOP END562に従い全ての配下装置につ
いての処理を行った後、処理を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のチャネ
ル障害回復確認制御システムでは、周辺制御装置及びチ
ャネルの配下装置の初期化に失敗した時には、無条件に
配下装置が使用不能と判断し、閉塞処理を行っていた。
しかし、配下装置の初期化は周辺制御装置及びチャネル
を介して行われるため、周辺制御装置及びチャネルが回
復後、配下装置の初期化前に再び障害となった場合に
は、配下装置の初期化が失敗してしまい、配下装置が使
用可能であるにもかかわらず閉塞されてしまうという問
題点があった。
【0007】本発明のチャネル障害回復確認制御システ
ムは、電子計算機システムにチャネルで接続された周辺
制御装置またはチャネルの障害時に障害処理の手段を選
択し呼び出すチャネル障害処理手段と、チャネル障害処
理手段に呼び出され、周辺制御装置及びチャネルの回復
を行うチャネル回復手段と、チャネル回復手段によって
周辺制御装置及びチャネルの回復が行われた後に、チャ
ネル障害処理手段に呼び出され、周辺制御装置及びチャ
ネルを介してその配下装置の初期化を行う配下装置初期
化手段と、チャネル障害処理手段によって周辺制御装置
及びチャネルの配下装置が使用不能と判断された場合
に、チャネル障害処理手段に呼び出され、配下装置の閉
塞を行う配下装置閉塞手段と、配下装置初期化手段で配
下装置の初期化に失敗した場合に、チャネル障害処理手
段から呼び出され、チャネル障害処理手段が配下装置の
初期化失敗の原因を知り、その原因によりチャネル回復
手段または配下装置閉塞手段を呼び出す判断をするため
に、周辺制御装置及びチャネルの状態をチャネル障害処
理手段に報告するチャネル状態確認手段とを有すること
を特徴としている。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明によるチャネル障害回復確認
制御システムの一実施例の構成図である。
【0010】この実施例のチャネル障害回復確認制御シ
ステムは、電子計算機システム10と、チャネル40で
接続された周辺制御装置41と、その配下装置51,5
2,53とから構成されている。
【0011】電子計算機システム10は、チャネル40
または周辺制御装置41が障害となった時に、行う手段
を選択し呼び出すチャネル障害処理手段20と、チャネ
ル障害処理手段20に呼び出され(呼び出し31)、チ
ャネル40及び周辺制御装置41の回復を行うチャネル
回復手段21と、チャネル障害処理手段20に呼び出さ
れ(呼び出し32)、チャネル40及び周辺制御装置4
1を介して、その配下装置51,52,53の初期化を
行う配下装置初期化手段22と、チャネル障害処理手段
20がチャネル40及び周辺制御装置41の配下装置5
1,52,53が使用不能であると判断した時に呼び出
され(呼び出し33)、配下装置51,52,53の閉
塞処理を行う配下装置閉塞手段23と、配下装置初期化
手段22に失敗した時にチャネル障害処理手段20に呼
び出され(呼び出し34)、チャネル40及び周辺制御
装置41の状態をチャネル障害処理手段20に報告する
チャネル状態確認手段24とを含んで構成される。
【0012】図2は図1のチャネル回復手段21、配下
装置初期化手段22、配下装置閉塞手段23、チャネル
状態確認手段24がチャネル障害処理手段20に呼び出
される順序を示した流れ図である。
【0013】チャネル障害処理手段20は、チャネル4
0または周辺制御装置41が障害となった時、まずチャ
ネル回復手段21を呼び出し、チャネル40及び周辺制
御装置41の回復を行う。ここで、LOOP61及びL
OOP END62はLOOP61とLOOP END
62の間にある処理を全配下装置について行い、全配下
装置についての処理を行った後に処理を終了することを
表している。次にチャネル障害処理手段20は、配下装
置初期化手段22を呼び出し、配下装置51の初期化を
行う。配下装置初期化手段22に成功した時には、次の
配下装置の処理に移る。配下装置初期化手段22に失敗
した時にはチャネル状態確認手段24を呼び出す。チャ
ネル状態確認手段24によってチャネル40及び周辺制
御装置41の状態が正常だと報告された時には配下装置
閉塞手段23を呼び出し、配下装置51の閉塞を行い、
次の配下装置の処理に移る。チャネル40及び周辺制御
装置41の状態が障害状態だと報告された時には、チャ
ネル回復手段21から再び処理をやり直す。
【0014】次に、本実施例のチャネル障害回復確認制
御システムの動作を図3、図4を参照して説明する。
【0015】図3、図4は本実施例のチャネル障害回復
確認制御システムの動作を時系列に表す説明図である。
【0016】ステップ301〜408は時間の流れ、動
作101は各ステップでの本発明の動作、実行手段10
2は動作101を実現するための手段、チャネル状態1
03は、各ステップでのチャネル40及び周辺制御装置
41の状態を、それぞれ表している。
【0017】まず、図3の場合について説明する。
【0018】この図は、チャネル40及び周辺制御装置
41の配下装置51,52,53がすべて使用可能であ
る場合の本発明の動作を表している。
【0019】チャネル40または周辺制御装置41が障
害となった時、チャネル障害処理手段20はチャネル回
復手段21を呼び出すことにより、チャネル40及び周
辺制御装置41の回復を行う(ステップ302)。この
結果、チャネル状態103は障害状態から正常状態とな
る。
【0020】次にチャネル障害処理手段20は、配下装
置初期化手段22を呼び出すことにより、配下装置51
の初期化を行う(ステップ303)。
【0021】配下装置51の初期化に成功した後、チャ
ネル状態104が再び障害状態になった時(ステップ3
04)、チャネル障害処理手段20は配下装置初期化手
段22を呼び出すことにより、配下装置52の初期化を
行おうとするが、チャネル状態103が障害状態であ
り、配下装置52の初期化はチャネル40及び周辺制御
装置41を介して行われるため、初期化には失敗する
(ステップ305)。
【0022】この時、チャネル障害処理手段20はチャ
ネル状態確認手段24を呼び出すことにより、チャネル
状態103を知ることができ(ステップ306)、チャ
ネル障害処理手段20は、チャネル状態103が障害状
態であることを確認する。
【0023】この結果、チャネル障害処理手段20は、
配下装置52の初期化失敗の原因が配下装置52が使用
不能であるためではなく、チャネル40または周辺制御
装置41の障害のためであると判断し、再びチャネル回
復手段21を呼び出すことにより、チャネル40及び周
辺制御装置41の回復を行う(ステップ307)。この
結果、チャネル状態103は障害状態から正常状態とな
る。
【0024】次にチャネル障害処理手段20は、配下装
置初期化手段22を呼び出すことにより、配下装置51
の初期化を行う(ステップ308)。以下LOOP61
及びLOOPEND62に従い、チャネル障害処理手段
20は配下装置初期化手段21を呼び出すことにより、
順次配下装置52,53の初期化を行っていき(ステッ
プ309,310)、配下装置の初期化を全て終了した
ところで処理を終了する(ステップ311)。
【0025】次に、図4の場合について説明する。
【0026】この図は、チャネル40及び周辺制御装置
41の配下装置51,52,53のうち、配下装置52
が使用不能である場合の動作を表している。
【0027】チャネル40または周辺制御装置41が障
害となった時、チャネル障害処理手段20はチャネル回
復手段21を呼び出すことにより、チャネル40及び周
辺制御装置41の回復を行う(ステップ402)。この
結果、チャネル状態103は障害状態から正常状態とな
る。
【0028】次にチャネル障害処理手段20は、配下装
置初期化手段22を呼び出すことにより、配下装置51
の初期化を行う(ステップ403)。
【0029】LOOP61及びLOOP END62に
従い、チャネル障害処理手段20は次の配下装置52の
初期化を行うために、配下装置初期化手段22を呼び出
す。しかし配下装置52は使用不能であるため、初期化
には失敗する(ステップ404)。
【0030】この時、チャネル障害処理手段20はチャ
ネル状態確認手段24を呼び出すことにより、チャネル
状態103を知ることができ(ステップ405)、チャ
ネル障害処理手段20は、チャネル状態103が正常状
態であることを確認する。
【0031】この結果、チャネル障害処理手段20は、
配下装置52の初期化失敗の原因が配下装置52が使用
不能であるためであると判断し、配下装置閉塞手段23
を呼び出すことにより、配下装置52の閉塞を行う(ス
テップ406)。
【0032】以下LOOP61及びLOOP END6
2に従い、チャネル障害処理手段20は、配下装置53
の初期化を行い(ステップ407)、配下装置の初期化
を全て終了したところで処理を終了する(ステップ40
8)。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチャネル
障害回復確認制御システムは、チャネルまたは周辺制御
装置の障害を回復した後の配下装置の初期化が失敗した
時に、チャネルまたは周辺制御装置の状態を確認するこ
とにより、配下装置の初期化失敗の原因がチャネルまた
は周辺制御装置の再度の障害によるものか、配下装置が
使用不能であるためかを判断し、配下装置が使用不能で
ある場合に配下装置閉塞を行う。
【0034】その結果、本発明のチャネル障害回復確認
制御システムは、本来使用可能である配下装置の閉塞を
防ぎチャネルまたは周辺制御装置の障害が発生した時
の、電子計算機システムに与える影響を削減することが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチャネル障害回復確認制御システ
ムの一実施例の構成図である。
【図2】図1のチャネル回復手段21、配下装置初期化
手段22、配下装置閉塞手段23、チャネル状態確認手
段24がチャネル障害処理手段20に呼び出される順序
を示した流れ図である。
【図3】本実施例のチャネル障害回復確認制御システム
の動作を時系列に表す説明図である。
【図4】本実施例のチャネル障害回復確認制御システム
の動作を時系列に表す説明図である。
【図5】従来例のチャネル障害回復確認制御システムの
構成図である。
【図6】従来例のチャネル障害回復確認制御システムの
動作を示した流れ図である。
【符号の説明】
10 電子計算機システム 20 チャネル障害処理手段 21 チャネル回復手段 22 配下装置初期化手段 23 配下装置閉塞手段 24 チャネル状態確認手段 31〜34 チャネル障害処理手段から各手段の呼び
出し 40 チャネル 41 周辺制御装置 51〜53 配下装置 61 ループの始まり 62 ループの終わり 101 動作 102 実行手段 103 チャネル及び周辺制御装置の状態 510 電子計算機システム 520 チャネル障害処理手段 521 チャネル回復手段 522 配下装置初期化手段 523 配下装置閉塞手段 531〜533 チャネル障害処理手段から各手段の
呼び出し 540 チャネル 541 周辺制御装置 551〜553 配下装置 561 ループの始まり 562 ループの終わり

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子計算機システムにチャネルで接続さ
    れた周辺制御装置または前記チャネルの障害時に障害処
    理の手段を選択し呼び出すチャネル障害処理手段と、 前記チャネル障害処理手段に呼び出され、前記周辺制御
    装置及びチャネルの回復を行うチャネル回復手段と、 前記チャネル回復手段によって前記周辺制御装置及びチ
    ャネルの回復が行われた後に、前記チャネル障害処理手
    段に呼び出され、前記周辺制御装置及びチャネルを介し
    てその配下装置の初期化を行う配下装置初期化手段と、 前記チャネル障害処理手段によって前記周辺制御装置及
    びチャネルの配下装置が使用不能と判断された場合に、
    前記チャネル障害処理手段に呼び出され、配下装置の閉
    塞を行う配下装置閉塞手段と、 前記配下装置初期化手段で前記配下装置の初期化に失敗
    した場合に、前記チャネル障害処理手段から呼び出さ
    れ、前記チャネル障害処理手段が前記配下装置の初期化
    失敗の原因を知り、その原因により前記チャネル回復手
    段または前記配下装置閉塞手段を呼び出す判断をするた
    めに、前記周辺制御装置及びチャネルの状態を前記チャ
    ネル障害処理手段に報告するチャネル状態確認手段とを
    有することを特徴とするチャネル障害回復確認制御シス
    テム。
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