JP2546437Y2 - 水平回転棚式台車保管装置 - Google Patents

水平回転棚式台車保管装置

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JP2546437Y2
JP2546437Y2 JP1993023411U JP2341193U JP2546437Y2 JP 2546437 Y2 JP2546437 Y2 JP 2546437Y2 JP 1993023411 U JP1993023411 U JP 1993023411U JP 2341193 U JP2341193 U JP 2341193U JP 2546437 Y2 JP2546437 Y2 JP 2546437Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考察は、台車積載車に車輪付き
台車を積載して保管し、台車を出し入れする場所まで、
台車を飛出させることなく台車積載車を移動させ、作業
員によって台車を取出させるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置の一例として、実開
平4−84207号公報に記載の水平回転棚式の台車保
管装置がある。この台車保管装置20は、図14に示す
ように、水平循環移動するチェーン21と、このチェー
ン21に接続された複数の自在車輪22に支持されて床
を走行する複数の台車積載車23とを有している。
【0003】チェーン21は、床に設置された断面コ字
状のガイドレール(図示省略)と、このガイドレール内
を走行するガイドローラ(図示省略)との案内によって
循環移動するようになっている。台車積載車23には、
台車24に取付けられた4つの自在車輪25を受け入れ
る長溝状の一対の凹部26,26がチェーン21と交差
する向きに形成されている。このため、台車24は、台
車積載車23にチェーン21と交差する方向に出し入れ
される。
【0004】台車積載車23には、台車積載車23が台
車保管装置20のコーナ部分27を走行する台車積載車
23から遠心力によって台車24が飛出さないようにス
トッパー28からなる飛出し防止機構が設けられてい
る。ストッパー28は、作業員が爪先で軽く蹴り上げる
と台車積載車23上に突出する突片状の部材である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
台車保管装置20は、凹部26がチェーン21と交差す
る向きに形成され、台車24をチェーン21と交差する
方向に出し入れするようになっているため、次の問題点
を有している。 (1) 台車保管装置のコーナ部分27を台車積載車23が
走行するとき、凹部26は放射方向を向くため、台車2
7が飛出し易くなる。このため、飛出し防止機構は、台
車に加わる遠心力に抗することができるように強固な構
造にしなければならい。 (2) 台車24は、一般に長手方向に走行するため、長辺
30をチェーン21と交差する方向に向けて台車積載車
23に積載される。このため、台車24の長辺30が短
辺29より長い程、台車24の重心Gの位置はコーナ部
分27の中心から遠くなり、遠心力が大きくなる。これ
によって、台車積載車23のガイドローラは過大な力を
受け、損傷することがある。又、飛出し防止機構をより
強固な構造にしなければならない。 (3) 台車24は短辺29を台車保管装置20の外周に沿
った状態にして保管されるため、台車積載車23に積載
された台車24に保管物品を収納しようとしても、台車
24の短辺29から保管物品を収納することになるた
め、保管物品の収納作業に手間を要する。 (4) 複数の台車保管装置20を図15に示すように接近
させて設置した場合、台車24を台車保管装置20のコ
ーナ部分27で、放射方向から出し入れしなければなら
ない。このため、1台の台車24しか出し入れができ
ず、同時に複数の台車24を出入れすることができな
い。 (5) 台車24は台車積載車23に押込まれた後に、引き
出されるとき、台車24に設けられた自在車輪25が途
中で反転して向きを変えるため、大きな引き出し力を必
要とする。そこで、軽く引き出せるように、自在車輪2
5の向きが、台車積載車23上では台車24を押込んだ
ときのままで向きが変わらないように、凹部26の幅で
自在車輪25を両側から規制している。このため、凹部
26の幅の寸法管理を行わなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、水平循環移動
するチェーンと、積載する台車の車輪を受け入れる受入
溝が形成され前記チェーンに接続された複数の台車積載
車とを有し、前記受入溝は前記チェーンと平行に形成さ
れている装置により、前記の課題を解決した。
【0007】
【作用】台車積載車はチェーンに牽引されて床を循環走
行する。受入溝は、チェーンの直線部分においてはチェ
ーンと平行になり、チェーンのコーナ部分においてはコ
ーナ部分の接線方向に向く。台車は、受入溝を案内にし
て台車積載車に搬入され、保管される。保管された台車
の搬出は、その台車を積載した台車積載車が台車保管装
置のコーナ部分まで走行したとき、そのコーナ部分で行
われる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図13に基
づいて説明する。台車・物品保管システム40(図1参
照)は、主に、平行に設置された2台の水平回転棚式台
車保管装置(以下、単に「保管装置」と称する。)4
1,42と、2台の保管装置41,42の間に設置され
た2台のコンベヤ43,44と、保管する物品(図示省
略)に関する情報が表示される表示器45とで構成され
ている。なお、2台の保管装置41,42は同一構造で
あるため、一方の保管装置41のみ説明し、他方の保管
装置42の説明は省略することとする。
【0009】保管装置41は、平面的に見ると長円状に
形成されており、主に、チェーン50と、複数台のベー
スパレット(台車積載車)51とで構成されている。チ
ェーン50は、モータ52によって回転する駆動スプロ
ケット53と、従動スプロケット54とに掛け渡されて
循環移動するようになっている。ベースパレット51
は、台車60を積載して、床F上を循環走行するように
なっている。
【0010】次に、台車を図2乃至図4に基づいて説明
する。台車60は、長方形状のフレーム61と、4つの
自在車輪62と、2つの固定車輪63とを有している。
自在車輪62はフレーム61の下面四隅に、固定車輪6
3はフレーム61の両側の中央に各々設けられている。
自在車輪62は、公知の車輪であり、中心線CL(図2
参照)を中心にして水平旋回するようになっている。
【0011】固定車輪63は、固定車輪63を中心にし
て台車60が水平旋回し易いように、又、台車60を押
し引きする時、固定車輪63を前輪又は後輪にして台車
60が走行することができるように、自在車輪62より
距離X(図2参照)だけ下方に突出している。自在車輪
62は、固定車輪63を中心とした台車60の水平旋回
に伴い、向きを変えられてもフレーム61の外側に突出
しないように、固定車輪63より距離Y(図3参照)だ
け内側に設けられている。フレーム61の両側面の中央
には、後述するロック装置80が係合する凸部64,6
4が突設されている。
【0012】次に、ベースパレット51を図4乃至図7
に基づいて説明する。ベースパレット51は、図5,6
に示すように、チェーン50に接続されている。又、ベ
ースパレット51には、ガイドローラ70が2つ回転自
在に設けられている。このガイドローラ70はガイドレ
ール71内を走行するようになっている。ガイドレール
71は、チェーン50の下方の床F上に敷設されてお
り、断面L字状のアングル材を向き合わせて断面コの字
状に形成されている。ベースパレット51の下面の四隅
には、公知の自在車輪72が設けられている。自在車輪
72が走行する床Fには、自在車輪72が円滑に走行で
きるように鉄板73が敷いてある。鉄板73は、図1に
示すように、平面的に見ると、長円のドーナツ状に形成
されている。
【0013】ベースパレット51は、図5に示すよう
に、平面的に見ると、長方形に形成されている。ベース
パレット51の長辺は、チェーン50と平行になってお
り、短辺はチェーン50と交差する方向に向いている。
ベースパレット51の上面には、フェンス77が立設さ
れている。さらに、ベースパレット51の上面には、台
車60の自在車輪62と固定車輪63を受け入れる受入
溝74がチェーン50と平行に2本形成されている。
【0014】受入溝74の出入口には、台車60を受け
入れ易くするための、スロープ75,75が形成されて
いる。受入溝74には、出入口より中間部が低くなるよ
うに傾斜面76,76(図4参照)が形成されている。
この傾斜面76は、台車60を受け入れたとき、固定車
輪63と自在車輪625の段差X(図2参照)によるベ
ースパレット51上でのガタを防止するために形成され
ている。
【0015】従って、ベースパレット51は、自在車輪
72に支持され、台車60を安定した状態で積載し、チ
ェーン50の牽引と、ガイドローラ70とガイドレール
71の案内とによって床F上を循環走行することができ
る。ベースパレット51上の台車60は、ベースパレッ
ト51の始動停止時、又は、移動中にベースパレット5
1から飛出さないようにベースパレット51に組込まれ
た後述するロック装置80(図5参照)によってロック
されている。
【0016】次に、ロック装置80を図5、図7、図8
に基づいて説明する。ロック装置80は、ベースパレッ
ト51に組込まれており、台車60をベースパレット5
1上にロックする装置である。ロック装置80は、主
に、係止部材81と、フートペダル82と、ワイヤ83
とで構成されている。係止部材81は、ベースパレット
51の長手方向の略々中央に具えられ、台車60上の凸
部64(図2、図3参照)に係合する部材である。な
お、凸部64と係止部材81との取付け関係は逆にして
もよい。係止部材81は、両端に傾斜部84,84が、
中央部に凹部85が各々形成され、背部に2本の支軸8
6,86が突設されている。支軸86はベースパレット
51上のガイド片87に移動自在に支持されている。
【0017】係止部材81とガイド片87との間には、
付勢ばね88が設けられている。係止部材81は、通
常、付勢ばね88によって受入溝74側へ付勢され、受
入溝74内に突出している。又、係止部材81とフート
ペダル82はワイヤ83によって連結されている。ワイ
ヤ83はチューブ89によって保護されている。
【0018】次に、ロック装置80の動作を説明する。
台車60は、作業員によってベースパレット51のスロ
ープ75から受入溝74に進入させられる。台車60
は、受入溝74に進入しながら、凸部64で係止部材8
1の傾斜部84を押圧し、係止部材81を受入溝74か
ら離れる方向へ移動させる。係止部材81は、図5にお
いて、付勢バネ88に抗して、実線の位置から想像線の
位置へと移動させられる。
【0019】台車60がベースパレット51上に完全に
進入し、凸部64が凹部85に対向すると、係止部材8
1は、付勢ばね88によって受入溝74内に押し戻さ
れ、凸部64と係合する(図8参照)。これによって、
台車60はベースパレット51上にロックされる。台車
60をベースパレット51から降ろす場合は、フートペ
ダル82を踏み、ワイヤ83によって係止部材81を実
線の位置から想像線の位置へと引き込み、ロックを解除
した後に、台車60を牽引又は押してベースパレット5
1から降ろす。フートペダル82、スロープ75、傾斜
部84は、一対設けられているため、ベースパレット5
1の長手方向の両端から台車60の出し入れを行うこと
ができる。
【0020】なお、受入溝74には、ベースパレット5
1に積載された台車60の落ち着きを良くするため、傾
斜部84が形成されているが、傾斜部84の替わりに図
9乃至図13に示すような、スリット、段差を形成して
もよい。図9乃至図13に示すベースパレット151,
251,351,451は、受入溝以外の部分は、図1
乃至図8の構造と同一であるので、同一部分には、図1
乃至図8の符号の先頭に1,2,3,4を付して示し、
その構造の説明は省略することとする。
【0021】図9に示すベースパレット151の受入溝
174,174は、台車60の固定車輪63が通る部分
を切欠いて形成されたスリット190を有している。ス
リット190は受入溝174の略々全長に渡って形成さ
れている。ベースパレット151に積載された台車60
は、自在車輪62の部分で受入溝174に支持される。
固定車輪63は、図6に示すように、外周部分の厚みが
中心部分の厚みよりも薄くなっているため、スリット1
90に入り込んでも、どこにも接触しないようになって
いる。なお、自在車輪62は、図3において、固定車輪
63より距離Yだけ台車60の内側に取付けられている
ため、スリット190に落込むようなことがない。
【0022】図10に示すベースパレット251の受入
溝274,274は、中央部のみに、プレス機械のパン
チ孔明けによって形成されたスリット290,290を
有している。この場合においても、ベースパレット25
1に積載された台車60は、自在車輪62の部分で受入
溝274に支持され、固定車輪63はどこにも接触しな
いようになっており、ベースパレット251上に安定し
て積載される。スリット290は、固定車輪63に接触
しないだけの幅と長さを有している。又、自在車輪62
は、図3において、固定車輪63より距離Yだけ台車6
0の内側に取付けられているため、スリット290に落
込むようなことがない。なお、固定車輪63はスリット
290に一旦落込むため、スリット290は、ベースパ
レット51上に進入した台車60を所定の位置に停止さ
せるストッパー機能も備えている。
【0023】図11に示すベースパレット351の受入
溝374,374は、中央部分に受入溝374と交差す
る方向にプレス機械の切断加工によって形成されたスリ
ット390を有している。このスリット390も、ベー
スパレット351上に進入した台車60を所定の位置に
停止させるストッパー機能を備えている。
【0024】図12,14に示すベースパレット451
の受入溝474,474は、固定車輪63が通る部分
を、自在車輪62と固定車輪63との高低差Xの分だけ
段差を付けて低くしたものである。すなわち、図13に
示すように、固定車輪63は低所491を走行し、自在
車輪62は高所492を走行するようになっている。こ
の場合、台車60は、ベースパレット451に積載され
ている間、4つの自在車輪62と2つの固定車輪63と
で保管物品の荷重を受けることができる。
【0025】次に、台車・物品保管システム40全体の
動作を図1に基づいて説明する。先ず、作業員Mは、保
管装置41のチェーン50の駆動・停止操作を繰り返し
ながら、コーナ部分46に停止する各ベースパレット5
1上に空の台車60を矢印A方向から次々に送り込む。
ベースパレット51上に積載された台車60はロック装
置80(図5参照)によってベースパレット51上にロ
ックされる。全てのベースパレット51上に台車60が
載置された後に、一方のコンべヤ43によって、保管物
品が搬送されてくる。
【0026】作業員Mは、表示器45で指定された台車
60を積載しているベースパレット51を表示器45の
傍まで移動させ、その台車60に指定された数量だけ保
管物品を収納する。次に、作業員Mが表示器45の完了
ボタン(図示省略)を押すと、次のベースパレット51
が移動させられてくるとともに、保管数量が表示器45
に表示される。作業員Mは、指定された数量だけ保管物
品を台車60に収納する。これを繰り返すことにより一
方の保管装置41の各台車60に保管物品が収納され
る。すなわち、保管装置41は、保管物品を収納した台
車60を台車60ごと保管することになる。その後、他
方の保管装置42に保管される保管物品が他方のコンベ
ヤ44によって搬送されてくる。作業員Mは、同様にし
て、他方の保管装置42の台車60に保管物品を保管す
る。
【0027】出荷時は、所望の台車60を積載したベー
スパレット51を保管装置41のコーナ部分46まで移
動させ、矢印B方向に台車60を取出す。台車60を取
出すとき、フートペダル82を踏んでロックを解除して
から台車60を取出す。なお、各保管装置41,42に
積載される台車60の台数は、トラック一台分に相当す
る保管物品を保管できるだけの数に設定されている。
又、各台車60は、保管物品を出荷先別毎に保管するよ
うになっている。
【0028】なお、コーナ部分46にある、3台のベー
スパレット51,511,51に対して台車60を同時
に出し入れすることもできる。又、コーナ部分46にお
いて、チェーン50に対して接線方向に向いているベー
スパレット511には、ベースパレット511の両端か
ら台車60の出し入れを行うことができることは勿論の
こと、ベースパレット511を通り抜けるようにして台
車60の出し入れを行うこともできる。さらに、台車6
0の出し入れは、図1の左端のコーナ部分46のみなら
ず、右端のコーナ部分46でも台車60の出し入れを行
うことができる。この場合、台車60を一方のコーナ部
分46で積載し、他方のコーナ部分46で降ろす場合に
は、台車60は、ベースパレット51を通り抜けるよう
にして出し入れされる。
【0029】保管装置41,42は、受入溝74をチェ
ーン50と平行に形成してあるため、次の利点を有して
いる。 (1) 保管装置41,42のコーナ部分46を走行するベ
ースパレット51に積載されている台車60に遠心力が
加わっても、受入溝74で台車60を受け止めるため、
飛出し防止機構(図示省略)を従来のように強固な構造
にする必要がない。 (2) 平面的に見て長方形の台車60を積載するとき、台
車60の長辺65(図1乃至図3参照)をチェーン50
と平行にすることができ、台車60の重心G(図1参
照)が保管装置41,42のコーナ部分46からあまり
遠ざかるようなことがなくなり、台車60の遠心力が低
減され、ガイドローラ70、ガイドレール71に加わる
力が小さくなる。 (3) 台車60は、長辺65を保管装置41,42の外周
に沿った状態にしてベースパレット51に積載されるた
め、台車60の長辺65から保管物品を容易に収納する
ことができ、収納作業能率を向上させることができる。 (4) 例えば、図1において、コンベヤ43,44を取り
除き、複数台の保管装置41,42を互いに接近させて
設置するようなことがあっても、コーナ部分46から複
数台の台車60の出し入れを同時に行うことができる。 (5) コーナ部分46において、接線方向に向いたベース
パレット511に対して通り抜けるようにして台車60
の出し入れを行うことができ、積載作業に柔軟性を持た
せることができる。 (6) ベースパレット51上を通り抜けるようにして台車
60の出し入れを行う場合には、自在車輪62は同じ向
きを向いて走行するため、従来行っていた自在車輪62
の反転を規制する受入溝74の幅の寸法管理を行う必要
がなくなる。
【0030】
【考案の効果】本考案の保管装置は、受入溝をチェーン
と平行に形成してあるため、次の効果を奏する。 (1) 保管装置のコーナ部分を走行する台車積載車に積載
されている台車に遠心力が加わっても、受入溝で台車を
受け止めるため、飛出し防止機構を強固にする必要がな
くなる。 (2) 平面的に見て長方形の台車を積載するとき、台車の
長辺をチェーンと平行にすることができ、台車の重心が
保管装置のコーナ部分からあまり遠ざかるようなことが
なくなり、台車の遠心力が低減され、台車積載車に加わ
る力が小さくなる。 (3) 台車は長辺を保管装置の外周に沿った状態にして台
車積載車に積載されるため、台車の側面から保管物品を
容易に収納することができ、収納作業能率を向上させる
ことができる。 (4) 複数台の保管装置を、接近させて設置するようなこ
とがあっても、コーナ部分から複数の台車積載車に台車
を出し入れすることができる。 (5) コーナ部分において、接線方向を向いた台車積載車
に対して通り抜けるようにして台車の出し入れを行うこ
とができ、収納作業に柔軟性を持たせることができる。 (6) 台車積載車上を通り抜けるようにして台車の出し入
れを行う場合には、自在車輪は同じ向きを向いて走行す
るため、従来行っていた自在車輪の反転を規制する受入
溝の幅の寸法管理を行う必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水平回転棚式台車保管装置を有する台
車・物品保管システムの概略平面図である。
【図2】台車の正面図である。
【図3】台車の底面図である。
【図4】台車を積載したベースパレットの正面図であ
り、図6中4−4矢視断面図である。
【図5】ベースパレットの平面図であり、一部分切り欠
いた図である。
【図6】ベースパレットの左側面図であり、スロープの
部分を省略した図である。
【図7】一方のフートペダルを省略したベースパレット
の正面図であり、図5、図6中7−7矢視断面図であ
る。
【図8】台車が積載されたベースパレットの平面図であ
り、台車の一部分を切り欠いた図である。
【図9】他の実施例の受入溝が形成されたベースパレッ
トの平面図である。
【図10】他の実施例の受入溝が形成されたベースパレ
ットの平面図である。
【図11】他の実施例の受入溝が形成されたベースパレ
ットの平面図である。
【図12】他の実施例の受入溝が形成されたベースパレ
ットの平面図である。
【図13】図12のベースパレットの左側面図でありス
ロープの部分を省略した図である。
【図14】従来の水平回転棚式台車保管装置の平面図で
ある。
【図15】図14の台車保管装置を2台平行に設置した
状態の平面図である。
【符号の説明】
41,42 台車保管装置 50 チェーン 51,151,251,351,451 ベースパレッ
ト(台車積載車) 60 台車 62 自在車輪(台車の車輪) 63 固定車輪(台車の車輪) 74,174,274,374,474 受入溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平循環移動するチェーンと、積載する
    台車の車輪を受け入れる受入溝が形成され前記チェーン
    に接続された複数の台車積載車とを有し、前記受入溝は
    前記チェーンと平行に形成されていることを特徴とす
    る、水平回転棚式台車保管装置。
JP1993023411U 1993-04-09 1993-04-09 水平回転棚式台車保管装置 Expired - Lifetime JP2546437Y2 (ja)

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JPH0522880Y2 (ja) * 1988-08-25 1993-06-11

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