JP2546401B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP2546401B2
JP2546401B2 JP2005533A JP553390A JP2546401B2 JP 2546401 B2 JP2546401 B2 JP 2546401B2 JP 2005533 A JP2005533 A JP 2005533A JP 553390 A JP553390 A JP 553390A JP 2546401 B2 JP2546401 B2 JP 2546401B2
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朗雄 小木曽
浩明 白石
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NipponDenso Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、車両用空気調和装置に関するものである。
「従来の技術」 ブロワと、ヒータコアを内蔵したヒータユニットとの
間を、大砲形の長い送風ダクトで連結した車両用暖房装
置が、実公昭56-39688号公報により開示されている。こ
の車両用暖房装置の送風ダクトには、通過風量を制限す
る空気抵抗部を設け、暖房時の温風吹出し風量をブロワ
の所定機能による吹出し風量より低下させ、暖房に最適
の風量としている。そして、前記送風ダクトと冷凍サイ
クルのエバポレータを配置した送風ダクトとを交換する
ことにより冷房装置を追加して冷暖房兼用の空気調和装
置とすることができるものである。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、温風吹出し風量を制限するための空気
抵抗部を設けた大砲形の長い送風ダクトは、合成樹脂製
の型物のため一度通風路面積を絞って通過風量を調整し
てしまうと、その後の風量調整が困難となる。さらに、
送風ダクトの両端は、それぞれビス止めによりブロワの
空気吹出し口とヒータユニットとに固定してシール性を
確保する必要性があった。そのため、各送風ダクトの交
換および装着固定の作業性が悪いという問題点がある。
また、交換時に大砲形の長い送風ダクトは廃却せねばな
らず、資源の有効活用という面から問題であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、大砲形の長い送風ダクトを省略するとともにエバポ
レータを取り付ける前の風量調節を、、着脱可能に配設
した風量調整板により容易に行うことができる車両用空
気調和装置を提供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために本発明は、調和空気吸込口
および調和空気吹出口を有するケーシングと、 このケーシングの内部に取り外し可能に組み込まれる
冷凍サイクルのエバポレータと、 調和空気を生成するための空気を前記ケーシングに送
給するブロワと、 前記ケーシングのうち前記エバポレータが取り付けら
れる位置に取り外し可能に組み込まれ、前記ブロワから
の空気の風量を調整する風量調整板とを有し、 前記エバポレータは調和空気が流通する熱交換フィン
部分を備え、 前記ケーシングは、前記風量調整板もしくは前記エバ
ポレータを前記ケーシング外から脱着可能に設置できる
開口部とを備え、 前記風量調整板は空気流に所定抵抗を与えつつ空気流
を流す穴付板部と、前記開口部を塞ぐ閉塞部とからな
り、 前記風量調整板の前記穴付板部は前記風量調整板のほ
ぼ全面にわたって形成されており、前記ケーシング内に
前記エバポレータが組み込まれた状態で前記熱交換フィ
ン部分が配置される部位に略位置するとともに、 前記風量調整板の前記穴付板部によって与えられる空
気流れの流通抵抗は、前記エバポレータの前記熱交換フ
ィン部分による空気流れの流通抵抗と略同一としたとい
う技術手段を採用する。
「作用および発明の効果」 上記車両用空気調和装置によれば、エバポレータを取
り外し可能に組み込むケーシングを使用することによ
り、大砲形の長い送風ダクトを省略できる。また、エバ
ポレータ装着時にユニット内の風量調整板を外すだけで
クーラキットの取り付けが可能であり、しかも、この風
量調整板の穴部はエバポレータの熱交換フィンが配置さ
れる部位に略位置するように風量調整板全面にわたって
配置されるので、風量調整板による空気流れの流通抵抗
と、前記エバポレータによる流通抵抗とは略同一とな
る。このため、風量調整板が装着されていた時とエバポ
レータが取り付けられている時とで同様の空気流れを作
ることができ、エアミックスドアの温度コントロール性
を安定させ、かつ各吹出口からの吹出空気量の割合を一
定に保つことができる。
また、風量調整板のほぼ全面にわたって穴部を設けて
ある為に調整板の全面にわたっての風速分布を均一にす
ることができ、これにより騒音の低減及び温度分布の改
善を図ることができる。
「実施例」 本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図は、車両用空気調和装置の概略構成を示す断面
図である。
ヒータ・クーラー体型ユニット(以下ユニットと略称
する)1のケーシング2の内部は、例えばエンジン冷却
水を熱源とするヒータコア3が配置され、そのヒータコ
ア3の手前(ケーシング2内の空気流の上流側、以下同
じ)にエバポレータ装着部2aを形成して冷凍サイクルの
エバポレータ4を取り外し可能に組込む。さらにケーシ
ング2には、調和空気のFACE吹出口5とFOOT吹出口6及
びデフロスト吹出口7が形成されている。その他8はヒ
ータコア3に付設されたエアミックスダンパ、9はFOOT
吹出口6に設けられた吹出口切替ダンパ、32はFACE吹出
口5に設けられた吹出口切替ダンパ、33はフロント側及
びリヤ側への切替ダンパ、34はデフロスト吹出口7に設
けた切替ダンパ、10はケーシング底面に形成されたドレ
ーン孔である。前記ユニット1には、ブロワモータ11に
より駆動されるブロワ12を接続する。ブロワ12は、調和
空気を生成するための空気を吸入して、前記ユニット1
に送給するもので、内外気切り替えダンパ13により外気
吸入口14と内気吸入口15を交互に切り替える。
第2図は、暖房運転を行うためユニット1のケーシン
グ2からエバポレータ4を取り外して、風量調整板20を
前記ヒータコア3の手前に装着固定した状態を示す断面
図である。ユニット1のケーシング2に形成したエバポ
レータ装着部2aは、第3図に示すようにその上端部及び
側端部にフランジ2b及び2cが形成される。フランジ2b,2
cには、切り込み部が形成されボルト16及び17を側部か
ら差し込み、該ボルト16及び17の頭部をケーシング2の
外側に形成した嵌め込み固定部18及び19に嵌め込んで固
定する(第4図参照)。フランジ2bの上面に突出するボ
ルト16は、後記する風量調整板20を固定するためのもの
であり、フランジ2cから突出するボルト17はブロワ12を
接続固定するためのものである。
風量調整板20は、暖房運転するため前記エバポレータ
装着部2aからエバポレータ4を取り外した後に、該エバ
ポレータ4の通風抵抗に見合う通風抵抗を得て暖房に適
した風量とするために用いられるものである。風量調整
板20は、多数の通風孔22を穿孔した多孔板21により形成
され、前記ボルト16を挿通するボルト挿通孔23を形成し
た固定用フランジ24が左右両側に設けられる。また、下
端中央には、前記ケーシング2のドレーン孔10に嵌まる
突部25が形成されている。さらに風量調整板20の下面、
固定用フランジ24の側部及び折曲角部には、パッキン26
を接着して、固定時該パッキン26を圧縮することでケー
シング2の内面に当接する当接面からの風洩れを防止す
る封止を施す。エバポレータ装着部2aに差し込んで、固
定用フランジ24のボルト挿通孔23に前記ボルト16を挿通
して装着された風量調整板20は、裏面にパッキン28を接
着した上部押え板(板部材)27により押さえられ固定さ
れる。上部押え板27には、ボルト挿通孔29を設けてあ
り、前記ボルト16を挿通し、該ボルト16にナット30を螺
合して風量調整板20を締着固定する。この時、多孔板21
の下端中央に形成した突部25がドレーン孔10に嵌まっ
て、風量調整板20の振動を防止する。
尚、エバポレータ4のユニット1への組付固定も前記
と同様、押え板27により行うもので、エバポレータ4の
上面及び左右両側面には、パッキン31を接着して、組付
時該パッキン31を圧縮することでエバポレータ装着部2a
の内面の接合面、及び押え板27の接触面からの風洩れを
防止するようにしてある。
前記風量調整板20の取付構造としては、前記取付構造
に限定されるものではなくケーシング2に装着溝を形成
して、差し込む構造にしてもよい。
前記した構成の車両用空気調和装置に風量調整板を取
り付ける場合は、ナット30を緩めて上部押え板27をユニ
ット1の開口部50から外す。。そして、風量調整板20を
エバポレータ装着部2aに差し込んで、固定用フランジ24
のボルト挿通孔23及び上部押え板27のボルト挿通孔29
に、ボルト16を挿通してナット30を螺合することで、至
極簡単に風量調整板20を固定することができる。この
時、風量調整板20の下面、固定用フランジ24の側部及び
折曲角部にはパッキン26が接着され、エバポレータ装着
部2aの内面に当接すると、該パッキン26が圧縮され、当
接面からの風洩れを防止できる。また、風量調整板20の
下端中央に設けた突部25をドレーン孔10に嵌めることに
より作動時の振動を防止することができる。また、クー
ラキットの取付けを行う場合は、風量調整板20を取り外
して、エバポレータ4をユニット1のエバポレータ装着
部2aへ組み込む場合も、前記と同様ボルト16に螺合する
ナット30を緩めて、上部押え板27を外すことにより容易
に行うことができる。上記交換作業はブロワ12を取り外
して行う必要もないから、簡単かつ迅速に行うことがで
きる。
風量調整板20の風量の調整は、穿設する通風孔22の大
きさ又は個数を変更することで容易に行うことができる
もので、通風孔22の大きさや個数の異なる風量調整板20
を複数枚用意して、適宜交換することにより、最適な風
量に調整することができる。
尚、風量調整板は、多孔板に限られるものでなく、口
径を広げた通風孔を単数若しくは複数個形成したもので
もよい。
【図面の簡単な説明】
添付図面第1図は、エバポレータを組込んだ状態を示す
車両用空気調和装置の概略断面図、第2図はエバポレー
タを取り外して風量調整板を固定した状態を示す車両用
空気調和装置の概略断面図、第3図はヒータ・クーラー
体型ユニットの分解斜視図、第4図はエバポレータ装着
部の一部を示す側面図、第5図は風量調整板の斜視図、
第6図は第5図A−A線断面図、第7図は同B−B線断
面図である。 1……ヒータ・クーラー体型ユニット(ユニット)、2
……ケーシング、2a……エバポレータ装着部、3……ヒ
ータコア、4……エバポレータ、5……FACE吹出口、6
……FOOT吹出口、12……ブロワ、20……風量調整板、24
……フランジ、27……上部押え板(板部材)、50……開
口部。。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)調和空気吸込口および調和空気吹出
    口を有するケーシングと、 (b)このケーシングの内部に取り外し可能に組み込ま
    れる冷凍サイクルのエバポレータと、 (c)調和空気を生成するための空気を前記ケーシング
    に送給するブロワと、 (d)前記ケーシングのうち前記エバポレータが取り付
    けられる位置に取り外し可能に組み込まれ、前記ブロワ
    からの空気の風量を調整する風量調整板とを有し、 (e)前記エバポレータは調和空気が流通する熱交換フ
    ィン部分を備え、 (f)前記ケーシングは、前記風量調整板もしくは前記
    エバポレータを前記ケーシング外から脱着可能に設置で
    きる開口部とを備え、 (g)前記風量調整板は空気流に所定抵抗を与えつつ空
    気流を流す穴付板部と、前記開口部を塞ぐ閉塞部とから
    なり、 (h)前記風量調整板の前記穴付板部は前記風量調整板
    のほぼ全面にわたって形成されており、前記ケーシング
    内に前記エバポレータが組み込まれた状態で前記熱交換
    フィン部分が配置される部位に略位置するとともに、 (i)前記風量調整板の前記穴付板部によって与えられ
    る空気流れの流通抵抗は、前記エバポレータの前記熱交
    換フィン部分による空気流れの流通抵抗と略同一とした
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】前記風量調整板は前記ケーシングとの当接
    面からの風洩れを防止するように形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】前記風量調整板の端部の少なくとも一部に
    はフランジ部を有することを特徴とする請求項1もしく
    は請求項2記載の車両用空気調和装置。
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