JP2546337B2 - トンネル内換気制御方式 - Google Patents

トンネル内換気制御方式

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JP2546337B2
JP2546337B2 JP11786288A JP11786288A JP2546337B2 JP 2546337 B2 JP2546337 B2 JP 2546337B2 JP 11786288 A JP11786288 A JP 11786288A JP 11786288 A JP11786288 A JP 11786288A JP 2546337 B2 JP2546337 B2 JP 2546337B2
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tunnel
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hunting
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exhaust fan
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公良 田村
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21FSAFETY DEVICES, TRANSPORT, FILLING-UP, RESCUE, VENTILATION, OR DRAINING IN OR OF MINES OR TUNNELS
    • E21F1/00Ventilation of mines or tunnels; Distribution of ventilating currents
    • E21F1/003Ventilation of traffic tunnels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
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  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明は自動車道路等のトンネル内換気制御方式に
関する。
B.発明の概要 この発明はトンネル内の煤煙等の換気制御方式におい
て、 排風機及びジェットファンの運転中に、ハンチング現
象が生じたとき、そのハンチング周期より適切な換気効
果待ち時間を演算処理し、この演算処理により得られた
待ち時間をもって排風機及びジェットファンを運転させ
たことにより、 安定な制御を行うことができるとともに制御精度の向
上を図ることができるようにしたものである。
C.従来の技術 近年、自動車道路には数多くのトンネルが作られるよ
うになったため、そのトンネル内を換気(排気)する手
段がとられるようになって来た。トンネルには第3図A,
B,Cに示すような形式のものがあり、第3図Aは集中排
気式、第3図Bは送排気式、第2図Cは2ケ所に立杭を
持つ集中排気式トンネルと称されている。第3図A、C
において、FNは排風機、JFはジェットファン、DEは濃度
計、また第3図Bにおいて、FN1は排風機、FN2は送風機
でその他は第3図A、Cと同様である。
第3図A〜Cのように構成されたトンネル内の換気動
作は第4図に示す制御ブロック図のように制御される。
第4図において、トンネル内の煤煙濃度は例えば第3図
Aに示すようにトンネル内に配設された濃度計DEにより
検出され、この検出された濃度値が濃度設定値と比較さ
れる。比較結果は換気したときにその換気の効果が現れ
始める効果待ち時間設定部1を介して制御装置2に与え
られる。制御装置2は比較結果の差が大きいときに排風
機及びジェットファン3を運転する指令を出し、その差
が小さくなったときに運転を停止する指令を出すもので
ある。4はトンネル形状等からなるトンネル物理系であ
る。なお、前記換気効果待ち時間設定部1は排風機及び
ジェットファン3が運転された後、その効果が表れるま
で時間がかかるため、すぐに連続して制御を行わない
で、待ち時間経過後に連続運転制御を行うためのもので
ある。
D.発明が解決しようとする課題 上記第4図に示すトンネル内換気制御方式では普通サ
ンプリング制御で排風機及びジェットファンが制御され
るが、サンプリング間隔(効果待ち時間)が適切でない
と、排風機及びジェットファンが効果待ち時間毎にオ
ン、オフする所謂ハンチング現象が生じる。例えば第3
図Aに示すようなトンネル内で濃度計DEの値が設定値よ
り大となったとき、排風機FN及びジェットファンJFを運
転し、低くなったときそれを停止させる制御において、
効果待ち時間が長すぎると、第5図に示すようなハンチ
ング現象を生じる。ハンチング現象が生じると効果的な
制御が行われなくなり、安定な制御ができなくなる問題
がある。また、上記のような現象になると電力量も過大
となる問題もある。
この発明は上記の問題を解決し、適切な効果待ち時間
を得て、安定な制御を行うことができるようにしたトン
ネル内換気制御方式を提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 この発明はトンネル内濃度の検出値と濃度設定値との
偏差を求め、その偏差値を換気効果待ち時間設定部に入
力し、この待ち時間が経過するまでは連続運転とならな
いようにトンネル内に配設された排風機及びジェットフ
ァンを制御装置で制御しながら排風機及びジェットファ
ンを運転制御してトンネル内の換気を行う制御方式にお
いて、 前記排風機及びジェットファンの運転状態が前記待ち
時間経過前にハンチング運転状態になったとき、そのハ
ンチング運転状態の周期を検出部で検出し、検出された
ハンチング周期を演算処理部で演算処理し、この演算値
により前記効果待ち時間設定部の待ち時間を変化させ
て、前記排風機及びジェットファンを制御するようにし
たものである。
F.作用 排風機及びジェットファンがハンチング運転状態にな
ったときのハンチング運転状態周期を検出し、このハン
チング周期を演算処理部で演算する。この演算処理部で
演算処理された出力によって効果待ち時間設定部の待ち
時間を可変させる。これにより適切な効果待ち時間を得
る。
G.実施例 以下この発明の実施例を図面に基づいて説明するに、
第4図と同一部分は同一符号を付して述べる。
第1図において、11は排風機及びジェットファン3の
運転中、効果待ち時間経過前にハンチング運転状態にな
ったとき、そのハンチング運転状態周期(ハンチング周
期)を検出する検出部で、この検出部11がハンチング周
期を検出したとき、その周期を効果待ち時間可変演算処
理部12に入力する。この演算処理部12はハンチング周期
が入力されると、その周期を演算してその演算結果に応
じて適切な効果待ち時間を得るようにしたものである。
次にハンチングが起きたときの適切な待ち時間を得る
求め方を第2図に示す近似モデルを用いて述べる。第2
図は第1図に示す検出部11と演算処理部12を除いたとき
の近似モデルで、第2図において、Sはラプラス演算
子、Kは濃度偏差から制御装置、排風量を経て濃度に換
算する物理的なゲイン(トンネル形状、車両進入状態、
排風機容量によって決まる)、L0はトンネルの濃度変
化の待つむだ時間、Lは効果待ち時間である。この第2
図のモデルが、いま第5図に示すようにハンチング現象
を起こしたとすると、ハンチング周期τ0とL、L0との
間には次の関係が成立する。
まず、ハンチング(永久振動)の条件より次式が得ら
れる。
ただし、ω0=2π/L0 また、位相条件より よって2π(L0+L)/τ0=90°=π/2 従って、τ0=4(L0+L) ……(3) (3)式よりハンチング周期τ0とL0,Lの関係が求めら
れる。(3)式を用いることにより、効果待ち時間Lは
既知であるから、トンネルむだ時間L0も計算できる。
次に、制御から見ると、L0+Lが求まれば第2図の
近似モデルをハンチングさせずに安定とするK及びLは
容易に求めることができる。ただし、Kは物理的な制約
によりコントロールできない要素が多い。このため、こ
れを固定とすれば、Lは第2図のモデルをボード線図で
解析し、適切な位相余裕を設定すれば、これからLを決
定できる。また、この時の時間応答も求めることができ
る。
なお、L0はトンネル内を通過する車両台数、排風機
運転台数等により変化するので、Lについても、各運転
状況毎に前述した方法により求めるものとする。
上記のような手段を用いると、ハンングを起こしたと
きのハンチング周期を演算することにより、効果待ち時
間Lを求めることができ、求めた待ち時間により安定な
制御が行える。また、むだ時間(遅れ時間)も求められ
るので特性解析も行うことが可能となる。
H.発明の効果 以上述べたように、この発明によれば、適切な効果待
ち時間によって安定な制御を行うことができるとともに
車両進入状態、時間帯等による区分を行い、その都度の
効果待ち時間を求めることにより、制御精度の向上を計
ることができる。また、この発明によれば、特別な設備
を必要としないで容易に計測ができ、かつ既存の設備に
すぐ適用することができ、しかもトンネルの形状特性が
すべてハンチング周期の中に現れるため、複数な要因分
析を必要としない等の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
効果待ち時間を求めるための第1図の近似モデル図、第
3図A,B,Cは種々のトンネルの形状を示す概略構成図、
第4図は従来のトンネル内換気(排気)制御を示すブロ
ック図、第5図はハンチング現象を述べるための特性図
である。 1……効果待ち時間設定部、2……制御装置、3……排
風機及びジェットファン、4……トンネル物理系、11…
…ハンチング運転状態周期検出部、12……待ち時間演算
処理部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル内濃度の検出値と濃度設定値との
    偏差を求め、その偏差値を換気効果待ち時間設定部に入
    力し、この待ち時間が経過するまでは連続運転とならな
    いようにトンネル内に配設された排風機及びジェットフ
    ァンを制御装置で制御しながら排風機及びジェットファ
    ンを運転制御してトンネル内の換気を行う制御方式にお
    いて、 前記排風機及びジェットファンの運転状態が前記待ち時
    間経過前にハンチング運転状態になったとき、そのハン
    チング運転状態の周期を検出部で検出し、検出されたハ
    ンチング周期を演算処理部で演算処理し、この演算値に
    より前記効果待ち時間設定部の待ち時間を変化させて、
    前記排風機及びジェットファンを制御するようにしたこ
    とを特徴とするトンネル内換気制御方式。
JP11786288A 1988-05-14 1988-05-14 トンネル内換気制御方式 Expired - Lifetime JP2546337B2 (ja)

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