JP2546204Y2 - ウインドシールドガラス用スペーサ - Google Patents

ウインドシールドガラス用スペーサ

Info

Publication number
JP2546204Y2
JP2546204Y2 JP1216791U JP1216791U JP2546204Y2 JP 2546204 Y2 JP2546204 Y2 JP 2546204Y2 JP 1216791 U JP1216791 U JP 1216791U JP 1216791 U JP1216791 U JP 1216791U JP 2546204 Y2 JP2546204 Y2 JP 2546204Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
windshield glass
spacer
gap
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1216791U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04101712U (ja
Inventor
茂雄 大井
雄二 山田
直人 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Togo Seisakusho Corp
Priority to JP1216791U priority Critical patent/JP2546204Y2/ja
Publication of JPH04101712U publication Critical patent/JPH04101712U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546204Y2 publication Critical patent/JP2546204Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等のガラス開口
部にウインドシールドガラスを嵌め込んで装着するに際
し、そのシールドガラスを位置決めするためのウインド
シールドガラス用スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウインドシールドガラス用スペー
サとしては、例えば実開平1−176515号公報にて
開示されたものがある。このスペーサは、図12の斜視
図及び図13の断面図に示されているように、自動車等
の窓枠部(ガラス開口部ともいう)50にねじ等で固着
される取付用クリップ51の所定部位に、所定の横幅を
有する樹脂製の帯状部材に山形の折り曲げ部分(山形
部)52を形成すると共にこの折り曲げ部分52には薄
肉のヒンジ部53を設け、又、前記帯状部材の適部に
は、その横幅方向の一端部に沿って所定の厚さの間隔保
持用の壁部54を立設したものである。なお図13中、
符号56はリテーナ、57はウインドガラス(ウインド
シールドガラスともいう)がそれぞれ示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の技術によると、窓枠部55へのウインドガラス57の
嵌め込みにあたって、ウインドガラス57が枠外へ位置
ずれしていると、図13に二点鎖線で示されるようにそ
のガラス57が折り曲げ部分52に乗り上げ、さらには
その部分52を偏平状に押しつぶしてしまい、その結
果、スペーサとしての本来の機能が損なわれ、ウインド
ガラスの位置決めができなくなることがある。
【0004】そこで本考案は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は自動車等のガ
ラス開口部へのウインドシールドガラスの嵌め込み時に
おけるそのシールドガラスの枠外への位置ずれによるス
ペーサの変形を防止しまたそのシールドガラスを所定位
置に案内することができ、ウインドシールドガラスの位
置決めの確実化を図ることのできるウインドシールドガ
ラス用スペーサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
案のウインドシールドガラス用スペーサは、自動車等の
ウインドシールドガラスが嵌め込まれるガラス開口部の
ガラス設置面における前記シールドガラスの端面とその
面に対面する壁面との間の隙間に配置される基部と、前
記ガラス設置面に対面する前記ウインドシールドガラス
のガラス面に接着される固着部と、前記基部と前記固着
部とを連設する連結部と、前記基部にヒンジを介して連
設され、前記隙間の長手方向にかつその一側縁が当接縁
として前記ウインドシールドガラスの端面に当接するよ
うに傾斜状に延出された隙間規制片と、前記隙間規制片
の他側縁に形成され、前記隙間の底面側から開口側に向
けて次第に前記ガラス開口部の壁面に近づくテーパー状
をなすガイド縁と、を備えたものである。
【0006】
【作用】前記手段によれば、基部に連設する隙間規制片
の当接縁がウインドシールドガラスの端面に当接された
状態で、前記基部に連結部を介して連設する固着部が前
記シールドガラスのガラス面に接着される。そして、こ
のウインドシールドガラスが自動車等のガラス開口部に
嵌め込まれる。このとき、ウインドシールドガラスが位
置ずれ(ガラス開口部の枠外への位置ずれをいう)して
いると、ガラス開口部の壁面に隙間規制片が乗り上げよ
うとするが、その隙間規制片の当接縁がウインドシール
ドガラスの端面に当接しているためその変形が防止され
る。また、これと同時に、前記壁面に隙間規制片のテー
パー状のガイド縁が当接するため、前記シールドガラス
の嵌め込みにしたがって前記壁面によってガイド縁が案
内されることで、ウインドシールドガラスが所定位置へ
案内される。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面にしたがって説明す
る。自動車の正面図を示した図6において、自動車1の
ガラス開口部10にフロントウインドシールドガラス2
が嵌め込まれている。このウインドシールドガラス2の
嵌め込みに際してそのシールドガラス2を位置決めする
ためのウインドシールドガラス用スペーサ3,3Aが使
用される。ここで本考案の対象としているのはウインド
シールドガラス2の左右側縁部に配置されるスペーサ3
Aである。なおウインドシールドガラス2の上縁部に配
置されるスペーサ3は、本考案のスペーサ3Aを使用す
る場合に併用されるものの一例である。
【0008】スペーサの使用状態を側面図で示した図1
において、自動車1のガラス開口部10において、その
開口部断面はボデイパネル1Aの口縁フランジ1aを折
曲させることによって断面略L字状に形成されており、
ウインドシールドガラス2が設置されるガラス設置面1
1と、そのシールドガラス2の端面に対向する壁面12
とを有している。またウインドシールドガラス2の取付
側ガラス面2aにはその端縁より所定寸法離れた位置に
沿ってダム部材20が接着されている。ダム部材20
は、その弾性によって前記ガラス設置面11の端縁部に
密着される。
【0009】次に、ウインドシールドガラス2の側縁部
に配置されるスペーサ3Aについて前記図1の他、その
斜視図を示した図2、その正面図を示した図3、その平
面図を示した図4を参照して詳述する。スペーサ3A
は、適宜の弾性を有するポリブチレンフタレート等の合
成樹脂材料によって一体成形されている。そしてスペー
サ3Aは、帯板状をなす基部30と、その基部30の前
側に略逆L字状に立ち上がって連続する連結部31a
と、その連結部31aの上端から前方へ延出する帯板状
の固着部31と、前記基部30の左右両端からそれぞれ
薄肉状のヒンジ33を介して上傾き状に延出された第1
隙間規制片34と、その各第1隙間規制片34の先端か
ら薄肉状のヒンジ35を介して下傾き状に延出された第
2隙間規制片36とからなる。しかして、前記両隙間規
制片34,36は山形状をなしており、それらの前縁が
ウインドシールドガラス2の側端面に当接する平坦状の
当接縁40に形成されていると共に、それらの後縁がテ
ーパー状をなすガイド縁41に形成されている。なお両
隙間規制片34,36の接続部後側には略円弧状の切欠
き部38が形成されている。
【0010】前記スペーサ3Aは、その隙間規制片3
4,36の当接縁40をウインドシールドガラス2の側
端面に当接させた状態で、固着部31を接着剤4を介し
てそのシールドガラス2のガラス面2aに接着させるこ
とによって、前記ウインドシールドガラス2に配置され
る。
【0011】そして、前記ウインドシールドガラス2が
自動車等のガラス開口部10に嵌め込まれる。このとき
ウインドシールドガラス2が図1に二点鎖線で示される
ように位置ずれしていると、ガラス開口部10の壁面1
2に隙間規制片34,36が乗り上げようとするが、そ
の隙間規制片34,36の当接縁40がウインドシール
ドガラス2の端面に当接しているためその変形が防止さ
れる。また、これと同時に、前記壁面12には隙間規制
片34,36のテーパー状のガイド縁41が当接するた
め、前記シールドガラス2の嵌め込みにしたがって前記
壁面12によってガイド縁41が案内されることで、ウ
インドシールドガラス2が所定位置へ案内される。これ
により、基部30がガラス開口部10のガラス設置面1
1におけるウインドシールドガラス2の端面とその面に
対面する壁面12との間の隙間に配置される。このよう
に前記スペーサ3Aによると、従来のものと比べて、変
形による機能喪失を生じることなく、ウインドシールド
ガラス2の位置決めを確実に果たすことができる。
【0012】なおこの後、図5の断面図に示されている
ように、ガラス開口部10の壁面12とウインドシール
ドガラス2との間にフラッシュマウントモール6が嵌め
込みによって装着される。このとき、スペーサ3Aの第
1、第2の隙間規制片34,36はその山形上端部が前
記フラッシュマウントモール6で押し込まれることによ
って、各ヒンジ33,35の折曲を介して偏平状に押し
倒され(図3の二点鎖線参照)、前記ウインドシールド
ガラス2を位置決めする機能はなくなる。またフラッシ
ユマウントモール6は、周知のものであり、弾性を有す
る合成樹脂成形品よって形成されていて、その係止片6
aがウインドシールドガラス2の端面下側隅角部に係合
されることによって抜け止めされる。なお前記フラッシ
ュマウントモール6の装着に先立って、ガラス開口部1
0の壁面12に沿って周知のレインガータ7が装着され
る。
【0013】また前記スペーサ3Aと併用して使用され
るべく、ウインドシールドガラス2の上縁部に配置され
るスペーサ3について簡単に述べる。このスペーサ3
は、前記実施例の一部を変更したものであるから、同一
部位には同一符号を付すことによってその説明を省略
し、異なる構成についてのみ詳述する。スペーサ3の使
用状態を側面図で示した図7、スペーサの斜視図を示し
た図8、その正面図を示した図9、その平面図を示した
図10において、スペーサ3は、基部30に連続して固
着部31が形成され、さらに固着部31から前方へ延出
され先端縁を下側にL字状に突出した引っ掛け片32を
有している。また第1隙間規制片34の後端縁上面にガ
イド斜面37aをもつガイド片37が突出されている。
なお切欠き部38は、両隙間規制片34,36の前側に
形成されている。また両隙間規制片34,36の前後縁
は、前記スペーサ3Aと異なり互いに平行をなす平坦縁
となっている。
【0014】前記スペーサ3は、図7に示されるように
その隙間規制片34,36の後縁を自動車1のガラス開
口部10の壁面12に当てるとともに引っ掛け片32を
ボデイパネル1Aの端縁に引っ掛けるようにして、固着
部31を接着剤4を介してガラス設置面11に固着させ
る。そして、ウインドシールドガラス2がガラス開口部
10に嵌め込まれることによってその端面が隙間規制片
34,36の前縁に当接あるいは近接させられる。この
ときガイド片37のガイド斜面37aによってウインド
シールドガラス2が案内される。この後、図11の断面
図に示されるようにフラッシュマウントモール6が装着
される。
【0015】なお本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、自動車等のガラス開口
部へのウインドシールドガラスの嵌め込み時においてそ
のシールドガラスが位置ずれしていた場合に、ガラス開
口部の壁面に隙間規制片が乗り上げようとするが、その
隙間規制片の当接縁がウインドシールドガラスの端面に
当接しているためその変形が防止されると共に、前記壁
面に隙間規制片のテーパー状のガイド縁が当接するため
前記シールドガラスの嵌め込みにしたがって前記壁面に
よってガイド縁が案内されることで、ウインドシールド
ガラスが所定位置へ案内されることによって、ウインド
シールドガラスの位置決めが確実化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウインドシールドガラス用スペーサの使用状態
の側面図である。
【図2】前記スペーサの斜視図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】フラッシュマウントモール取付後の前記スペー
サの状態を示す断面図である。
【図6】自動車の正面図である。
【図7】実施例のスペーサと併用されるスペーサの使用
状態の側面図である。
【図8】前記スペーサの斜視図である。
【図9】同正面図である。
【図10】同平面図である。
【図11】装飾部材取付後の前記スペーサの状態を示す
断面図である。
【図12】従来例のウインドシールドガラス用スペーサ
の斜視図である。
【図13】前記スペーサの使用状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 2 ウインドシールドガラス 3 スペーサ 10 ガラス開口部 11 ガラス設置面 12 壁面 30 基部 31 固着部 31a 連結部 33 ヒンジ 34 隙間規制片 35 ヒンジ 36 隙間規制片 40 当接縁 41 ガイド縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西尾 直人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−247513(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車等のウインドシールドガラスが嵌
    め込まれるガラス開口部のガラス設置面における前記シ
    ールドガラスの端面とその面に対面する壁面との間の隙
    間に配置される基部と、前記ガラス設置面に対面する前
    記ウインドシールドガラスのガラス面に接着される固着
    部と、前記基部と前記固着部とを連設する連結部と、前
    記基部にヒンジを介して連設され、前記隙間の長手方向
    にかつその一側縁が当接縁として前記ウインドシールド
    ガラスの端面に当接するように傾斜状に延出された隙間
    規制片と、前記隙間規制片の他側縁に形成され、前記隙
    間の底面側から開口側に向けて次第に前記ガラス開口部
    の壁面に近づくテーパー状をなすガイド縁と、を備えた
    ウインドシールドガラス用スペーサ。
JP1216791U 1991-02-13 1991-02-13 ウインドシールドガラス用スペーサ Expired - Lifetime JP2546204Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1216791U JP2546204Y2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 ウインドシールドガラス用スペーサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1216791U JP2546204Y2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 ウインドシールドガラス用スペーサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04101712U JPH04101712U (ja) 1992-09-02
JP2546204Y2 true JP2546204Y2 (ja) 1997-08-27

Family

ID=31745962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1216791U Expired - Lifetime JP2546204Y2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 ウインドシールドガラス用スペーサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546204Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04101712U (ja) 1992-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH078313Y2 (ja) 車両用ルーフモールディングとそのクリップ
JPH0235532Y2 (ja)
US6644718B2 (en) Structure of roof-side portion of motor vehicle
US20020046516A1 (en) Frame -attached window panel
JPS62184946A (ja) 自動車の開放屋根
KR100917942B1 (ko)
US4843759A (en) Door glass plate weather strip for vehicle
JP3849441B2 (ja) サッシュモールディング
US4864786A (en) Tolerance compensating clip
JP2546204Y2 (ja) ウインドシールドガラス用スペーサ
JPH10230738A (ja) 車両窓およびこの車両窓の組立方法
JP2004243792A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH023935Y2 (ja)
JPH10193975A (ja) ドアインナーウェザーストリップ及びその製造方法
JP2564810Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップの取付構造
JP2005262982A (ja) ウエストモール取付構造
JP2601763Y2 (ja) エッジトリムの取付構造
JPH11263126A (ja) 自動車用ドアのパーティションサッシュ取付構造
JPH0316287B2 (ja)
JPH054417Y2 (ja)
JPH0719867Y2 (ja) 自動車ウインドガラスのシール装置
KR0120434Y1 (ko) 자동차의 측면창 고정구조
JPH0156924B2 (ja)
JPH0125705Y2 (ja)
JP2001063358A (ja) 車両のウインドモール