JP2546193B2 - カセット - Google Patents
カセットInfo
- Publication number
- JP2546193B2 JP2546193B2 JP6263100A JP26310094A JP2546193B2 JP 2546193 B2 JP2546193 B2 JP 2546193B2 JP 6263100 A JP6263100 A JP 6263100A JP 26310094 A JP26310094 A JP 26310094A JP 2546193 B2 JP2546193 B2 JP 2546193B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cassette
- small
- pair
- cassettes
- guide rails
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、大きさが異なる
大小２種類のカセットを選択的に使い分けることができ
るフロントローディング方式のカセット式ＶＴＲに適用
するのに最適なカセットに関する。
大小２種類のカセットを選択的に使い分けることができ
るフロントローディング方式のカセット式ＶＴＲに適用
するのに最適なカセットに関する。
【０００２】
【従来の技術】大きさが異なる大小２種類のカセットを
使い分けることができるカセット式ＶＴＲのカセット装
着装置として特開昭６０−４０５４６号公報がある。こ
のカセット装着装置は、カセットホルダの底板上で左右
方向の中央部に沿って一本のガイドレールが設けられて
おり、大小カセットは、各々の底面の左右方向の中央部
に沿って一本のガイド溝を有し、これらのガイド溝をガ
イドレールに各々挿入することにより、各々位置決めさ
れるように構成されている。
使い分けることができるカセット式ＶＴＲのカセット装
着装置として特開昭６０−４０５４６号公報がある。こ
のカセット装着装置は、カセットホルダの底板上で左右
方向の中央部に沿って一本のガイドレールが設けられて
おり、大小カセットは、各々の底面の左右方向の中央部
に沿って一本のガイド溝を有し、これらのガイド溝をガ
イドレールに各々挿入することにより、各々位置決めさ
れるように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このカセット装着装置
に用いられる大小カセットでは、何れのカセットについ
ても底面の左右方向の中央部に沿って一本のガイド溝を
設けておかなければならない。
に用いられる大小カセットでは、何れのカセットについ
ても底面の左右方向の中央部に沿って一本のガイド溝を
設けておかなければならない。
【０００４】従って、現在市販されているＶＴＲ用カセ
ット等の如く底面の左右方向の中央部に沿ってガイド溝
が全く設けられていないようなカセットをその形態のま
まで小カセットとして使用することが全くできない。即
ち、現在市販されているＶＴＲ用カセットを小カセット
として使用するためには、そのＶＴＲカセットの底面の
左右方向の中央部に沿ってガイド溝を追加工しなければ
ならない。
ット等の如く底面の左右方向の中央部に沿ってガイド溝
が全く設けられていないようなカセットをその形態のま
まで小カセットとして使用することが全くできない。即
ち、現在市販されているＶＴＲ用カセットを小カセット
として使用するためには、そのＶＴＲカセットの底面の
左右方向の中央部に沿ってガイド溝を追加工しなければ
ならない。
【０００５】本発明は、カセットホルダ内に選択的に挿
入される大小カセットをそのカセットホルダ内で各々位
置決めするに当たって、大カセットのみの底面には位置
決めのためのガイド溝を必要とするものの、小カセット
の底面にはその位置決めのためのガイド溝を一切必要と
しないようにしたものである。
入される大小カセットをそのカセットホルダ内で各々位
置決めするに当たって、大カセットのみの底面には位置
決めのためのガイド溝を必要とするものの、小カセット
の底面にはその位置決めのためのガイド溝を一切必要と
しないようにしたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のカセットは、カ
セット及びこのカセットより寸法の小さい小カセットが
選択的に挿入されるカセットホルダの底板上に、左右一
対のガイドレールが前記小カセットの案内用に設けられ
たカセット装着装置に挿入される時に、前記一対のガイ
ドレールと係合し得る一対のガイド溝を有するものであ
る。
セット及びこのカセットより寸法の小さい小カセットが
選択的に挿入されるカセットホルダの底板上に、左右一
対のガイドレールが前記小カセットの案内用に設けられ
たカセット装着装置に挿入される時に、前記一対のガイ
ドレールと係合し得る一対のガイド溝を有するものであ
る。
【０００７】
【実施例】以下、大きさが大小異なる２種類のカセット
を使い分けることができるカセット式ＶＴＲのカセット
装着装置に適用する本発明のカセットの一実施例を図面
によって説明する。
を使い分けることができるカセット式ＶＴＲのカセット
装着装置に適用する本発明のカセットの一実施例を図面
によって説明する。
【０００８】先づ、寸法の大きいカセット１（以下、大
カセット１と記載する）及び小カセット２の内部には何
れにも磁気テープが左右一対のリール（何れも図示せ
ず）に巻装されて収納されている。なお大、小カセット
１、２の厚さは同じである。そしてこれら大、小カセッ
ト１、２の前端には各々ほぼコ形をなすカセット蓋３、
４が上下に開閉自在に取付けられている。そして図２及
び図４に示す如く大カセット１の底面１ａには左右一対
のガイド溝５が平行状に設けられており、これら両ガイ
ド溝５の一端５ａはその大カセット１の前端側に開放さ
れており、他端５ｂは閉塞されている。
カセット１と記載する）及び小カセット２の内部には何
れにも磁気テープが左右一対のリール（何れも図示せ
ず）に巻装されて収納されている。なお大、小カセット
１、２の厚さは同じである。そしてこれら大、小カセッ
ト１、２の前端には各々ほぼコ形をなすカセット蓋３、
４が上下に開閉自在に取付けられている。そして図２及
び図４に示す如く大カセット１の底面１ａには左右一対
のガイド溝５が平行状に設けられており、これら両ガイ
ド溝５の一端５ａはその大カセット１の前端側に開放さ
れており、他端５ｂは閉塞されている。
【０００９】一方図３及び図５に示す如く小カセット２
には現在市販されているＶＴＲ用カセット（ベータカセ
ット）等がそのままの形態で使用されており、従ってこ
の小カセット２の底面２ａには大カセット１のようなガ
イド溝５は一切設けられていない。
には現在市販されているＶＴＲ用カセット（ベータカセ
ット）等がそのままの形態で使用されており、従ってこ
の小カセット２の底面２ａには大カセット１のようなガ
イド溝５は一切設けられていない。
【００１０】次に大カセット１の外形に見合う大型のカ
セットホルダ１０は、その左右両側面１０ａに取付けた
各々３個のガイドローラ１１をシャーシ１２上に垂直に
固着されている左右一対のホルダ支持板１３に設けた各
々３個のほぼＬ形をなすガイド溝１４内に遊嵌して支持
されている。そしてこれらのガイドローラ１１及びガイ
ド溝１４によって案内されるカセットホルダ１０は駆動
機構（図示せず）にて駆動されて、前面パネル１５のカ
セット挿入口１６に対向されて大小カセット１、２が選
択的に挿入されるカセット挿入位置と、その挿入された
大小カセット１、２を左右一対のリール台１７等に装着
するカセット装着位置との間でほぼＬ形の移動軌跡に沿
って図４及び図５で矢印ａ、ｂ方向に往復動されるよう
に構成されている。なお図２及び図３に示す如く左右一
対のリール台１７はシャーシ１２上に水平に取付けられ
た左右一組のガイドレール１８に沿って往復動制御され
る左右一対の移動台１９上に左右一対のリール台モータ
２０と一体に取付けられている。
セットホルダ１０は、その左右両側面１０ａに取付けた
各々３個のガイドローラ１１をシャーシ１２上に垂直に
固着されている左右一対のホルダ支持板１３に設けた各
々３個のほぼＬ形をなすガイド溝１４内に遊嵌して支持
されている。そしてこれらのガイドローラ１１及びガイ
ド溝１４によって案内されるカセットホルダ１０は駆動
機構（図示せず）にて駆動されて、前面パネル１５のカ
セット挿入口１６に対向されて大小カセット１、２が選
択的に挿入されるカセット挿入位置と、その挿入された
大小カセット１、２を左右一対のリール台１７等に装着
するカセット装着位置との間でほぼＬ形の移動軌跡に沿
って図４及び図５で矢印ａ、ｂ方向に往復動されるよう
に構成されている。なお図２及び図３に示す如く左右一
対のリール台１７はシャーシ１２上に水平に取付けられ
た左右一組のガイドレール１８に沿って往復動制御され
る左右一対の移動台１９上に左右一対のリール台モータ
２０と一体に取付けられている。
【００１１】そして図２に示す如くカセットホルダ１０
内に大カセット１が挿入された時には、一対のリール台
１７の間隔がその大カセット１内の大リール間隔に見合
う大間隔に自動調整され、また図３に示す如くカセット
ホルダ１０内に小カセット２が挿入された時には、一対
のリール台１７の間隔がその小カセット２内の小リール
間隔に見合う小間隔に自動調整されるように構成されて
いる。
内に大カセット１が挿入された時には、一対のリール台
１７の間隔がその大カセット１内の大リール間隔に見合
う大間隔に自動調整され、また図３に示す如くカセット
ホルダ１０内に小カセット２が挿入された時には、一対
のリール台１７の間隔がその小カセット２内の小リール
間隔に見合う小間隔に自動調整されるように構成されて
いる。
【００１２】次に、全図の示す如くカセットホルダ１０
の底板２２の上部には、左右一対のガイドレール２３が
そのカセットホルダ１０の左右方向の中心に対して左右
に振り分けられた状態で平行状に設けられている。なお
これら両ガイドレール２３は合成樹脂にて成形されたも
のであり、各々複数のねじ２４によって底板２２上にね
じ止めされている。そしてこれら両ガイドレール２３の
一対の内側面が大小カセットの位置決め基準面２５に構
成されている。なおこれら両位置決め基準面２５の前面
パネル１５側の端部にはテーパ面２６が形成されてい
る。
の底板２２の上部には、左右一対のガイドレール２３が
そのカセットホルダ１０の左右方向の中心に対して左右
に振り分けられた状態で平行状に設けられている。なお
これら両ガイドレール２３は合成樹脂にて成形されたも
のであり、各々複数のねじ２４によって底板２２上にね
じ止めされている。そしてこれら両ガイドレール２３の
一対の内側面が大小カセットの位置決め基準面２５に構
成されている。なおこれら両位置決め基準面２５の前面
パネル１５側の端部にはテーパ面２６が形成されてい
る。
【００１３】次に、図３に示す如くカセット挿入位置に
復動されているカセットホルダ１０内にカセット挿入口
１６外から小カセット２を選択的に水平に挿入すると、
その小カセット２は両テーパ面２６によって案内され
て、両ガイドレール２３間に挿入され、両位置決め基準
面２５によってその小カセット２の左右外側面２ｂが規
制されて位置決めされる。
復動されているカセットホルダ１０内にカセット挿入口
１６外から小カセット２を選択的に水平に挿入すると、
その小カセット２は両テーパ面２６によって案内され
て、両ガイドレール２３間に挿入され、両位置決め基準
面２５によってその小カセット２の左右外側面２ｂが規
制されて位置決めされる。
【００１４】一方、図２に示す如く同様にカセットホル
ダ１０内に大カセット１を選択的に挿入すると、その大
カセット１の両ガイド溝５が両ガイドレール２３に挿入
され、両位置決め基準面２５によって両ガイド溝５の一
対の内側面５ｃが規制されて位置決めされる。なおこの
際、両ガイド溝５の挿入方向側とは反対側の端部である
他端５ｂが閉塞されていることで、大カセット１の前後
及び上下を逆にしてカセットホルダ１０内に挿入しよう
としても、両ガイドレール２３が邪魔になってその大カ
セット１を挿入することができない。従って両ガイドレ
ール２３は大カセット１の誤挿入防止部材を兼用してい
る。
ダ１０内に大カセット１を選択的に挿入すると、その大
カセット１の両ガイド溝５が両ガイドレール２３に挿入
され、両位置決め基準面２５によって両ガイド溝５の一
対の内側面５ｃが規制されて位置決めされる。なおこの
際、両ガイド溝５の挿入方向側とは反対側の端部である
他端５ｂが閉塞されていることで、大カセット１の前後
及び上下を逆にしてカセットホルダ１０内に挿入しよう
としても、両ガイドレール２３が邪魔になってその大カ
セット１を挿入することができない。従って両ガイドレ
ール２３は大カセット１の誤挿入防止部材を兼用してい
る。
【００１５】ところで、以上の如くカセットホルダ１０
内に選択的に挿入された大小カセット１、２の前端が図
１に示す如く底板２２の前端部上に設けられている左右
一対の挿入ストッパー２７に各々当接されて、これら大
小カセット１、２の前端位置が揃えられる。一方これら
選択的に挿入されたカセットが大カセット１であるか小
カセット２であるかがカセット種類判別センサー（図示
せず）によって判別されて、両リール台１７の間隔が前
述した大間隔又は小間隔に自動調整される。そしてこれ
と同時に、図４及び図５に示す如くカセットホルダ１０
がカセット挿入位置から後方に水平に引込まれた後垂直
に下降されるほぼＬ形の移動軌跡に沿ってカセット装着
位置まで矢印ａ方向に往動されて、大小カセット１、２
が両リール台１７等に選択的に装着される。なおカセッ
トホルダ１０が垂直に下降される際に、大小カセット
１、２のカセット蓋３、４が開蓋手段（図示せず）によ
って各々矢印ｃ方向に回動されて開蓋される。
内に選択的に挿入された大小カセット１、２の前端が図
１に示す如く底板２２の前端部上に設けられている左右
一対の挿入ストッパー２７に各々当接されて、これら大
小カセット１、２の前端位置が揃えられる。一方これら
選択的に挿入されたカセットが大カセット１であるか小
カセット２であるかがカセット種類判別センサー（図示
せず）によって判別されて、両リール台１７の間隔が前
述した大間隔又は小間隔に自動調整される。そしてこれ
と同時に、図４及び図５に示す如くカセットホルダ１０
がカセット挿入位置から後方に水平に引込まれた後垂直
に下降されるほぼＬ形の移動軌跡に沿ってカセット装着
位置まで矢印ａ方向に往動されて、大小カセット１、２
が両リール台１７等に選択的に装着される。なおカセッ
トホルダ１０が垂直に下降される際に、大小カセット
１、２のカセット蓋３、４が開蓋手段（図示せず）によ
って各々矢印ｃ方向に回動されて開蓋される。
【００１６】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は実施例に限定されることなく、本発明の技術的思
想に基づいて各種の有効な変更が可能である。例えば、
大カセット１のガイド溝５の一対の外側面を一対のガイ
ドレール２３の一対の外側面によって規制するようにし
ても良い。また本発明は、カセット式ＶＴＲのカセット
に限定されることなく、その他各種のカセット式記録再
生装置や情報処理装置等に用いられる各種のカセットに
適用可能である。
発明は実施例に限定されることなく、本発明の技術的思
想に基づいて各種の有効な変更が可能である。例えば、
大カセット１のガイド溝５の一対の外側面を一対のガイ
ドレール２３の一対の外側面によって規制するようにし
ても良い。また本発明は、カセット式ＶＴＲのカセット
に限定されることなく、その他各種のカセット式記録再
生装置や情報処理装置等に用いられる各種のカセットに
適用可能である。
【００１７】
【発明の効果】本発明のカセットによれば、カセット及
びこのカセットより寸法の小さい小カセットが選択的に
挿入されるカセットホルダの底板上に、左右一対のガイ
ドレールが前記小カセットの案内用に設けられた兼用型
のカセット装着装置と専用型のカセット装着装置との両
方に用いることができる。
びこのカセットより寸法の小さい小カセットが選択的に
挿入されるカセットホルダの底板上に、左右一対のガイ
ドレールが前記小カセットの案内用に設けられた兼用型
のカセット装着装置と専用型のカセット装着装置との両
方に用いることができる。
【図１】本発明のカセットが挿入されるカセットホルダ
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】本発明の大カセットの挿入状態を示す正面図で
ある。
ある。
【図３】本発明の小カセットの挿入状態を示す正面図で
ある。
ある。
【図４】本発明の大カセットの装着状態を示す側面図で
ある。
ある。
【図５】本発明の小カセットの装着状態を示す側面図で
ある。
ある。
１ 大カセット １ａ 底面 ２ 小カセット ２ｂ 左右外側面 ５ ガイド溝 １０ カセットホルダ ２２ カセットホルダの底板 ２３ ガイドレール ２５ 位置決め基準
Claims (1)
- 【請求項１】カセット及びこのカセットより寸法の小さ
い小カセットが選択的に挿入されるカセットホルダの底
板上に、左右一対のガイドレールが前記小カセットの案
内用に設けられたカセット装着装置に挿入される時に、
前記一対のガイドレールと係合し得る一対のガイド溝を
有するカセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6263100A JP2546193B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | カセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6263100A JP2546193B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | カセット |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60232862A Division JPH0736243B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | カセツト装着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07254251A JPH07254251A (ja) | 1995-10-03 |
| JP2546193B2 true JP2546193B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=17384828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6263100A Expired - Lifetime JP2546193B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | カセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546193B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP6263100A patent/JP2546193B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07254251A (ja) | 1995-10-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |