JP3337779B2 - カセット装着装置 - Google Patents
カセット装着装置Info
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- small
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- cassette holder
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大きさが互いに異なる
複数種類のカセットに対応して、これらのカセットを記
録再生装置本体に対して選択的に装着するカセット装着
装置に関するものであり、複数の大きさのカセットを選
択的に使用可能なビデオテープレコーダ等に適用される
ものである。
複数種類のカセットに対応して、これらのカセットを記
録再生装置本体に対して選択的に装着するカセット装着
装置に関するものであり、複数の大きさのカセットを選
択的に使用可能なビデオテープレコーダ等に適用される
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大きさ(外形)及びリール間隔が
互いに異なる大型カセットまたは小型カセットを記録再
生装置本体に対して選択的に装着するカセット装着装置
は、放送局用のVTR等、ほとんど全てフロントローデ
ィング方式が採用されている。この種のカセット装着装
置は、カセットローディング用のローディング機構やモ
ータ等を備え、同一の挿入口より挿入した大カセットま
たは小カセットをカセット装填位置にて位置決めし、水
平に引き込んでから記録再生位置に装着及び保持するも
のであった。
互いに異なる大型カセットまたは小型カセットを記録再
生装置本体に対して選択的に装着するカセット装着装置
は、放送局用のVTR等、ほとんど全てフロントローデ
ィング方式が採用されている。この種のカセット装着装
置は、カセットローディング用のローディング機構やモ
ータ等を備え、同一の挿入口より挿入した大カセットま
たは小カセットをカセット装填位置にて位置決めし、水
平に引き込んでから記録再生位置に装着及び保持するも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のカセット装着装置においては、大小カセ
ットの選択的な挿入、カセット挿入の検出、大小カセッ
トの判別、その後の大小カセットの装着及び保持等が、
同一の挿入口よりカセットを挿入するフロントローディ
ング方式で行われるために、 カセット装填位置へのカセットの挿入の際に、特に小
カセットの場合、大カセット幅の挿入口の所定位置に適
正に挿入する必要があり、挿入操作に慎重さを要して煩
わしい。 カセットローディング用のローディング機構やモータ
等を備えているので、簡単な機構が得難く、極めて複雑
な機構が必要となる。 カメラ一体型VTRのようなポータブルタイプのVT
R用のカセット装着装置として、小型軽量化が図れな
い。 部品点数が極めて多くなり、コストが非常に高くつ
く。 また、他の機構の配置の妨げとなり、設計の自由度が
失われる。 さらに、特にフロントローディング方式の欠点とし
て、カセット装着位置からVTR本体に水平に引き込ん
で記録再生位置に下降させるので、デッドスペースのた
めに外観が大きくなる。等の問題点があった。
たような従来のカセット装着装置においては、大小カセ
ットの選択的な挿入、カセット挿入の検出、大小カセッ
トの判別、その後の大小カセットの装着及び保持等が、
同一の挿入口よりカセットを挿入するフロントローディ
ング方式で行われるために、 カセット装填位置へのカセットの挿入の際に、特に小
カセットの場合、大カセット幅の挿入口の所定位置に適
正に挿入する必要があり、挿入操作に慎重さを要して煩
わしい。 カセットローディング用のローディング機構やモータ
等を備えているので、簡単な機構が得難く、極めて複雑
な機構が必要となる。 カメラ一体型VTRのようなポータブルタイプのVT
R用のカセット装着装置として、小型軽量化が図れな
い。 部品点数が極めて多くなり、コストが非常に高くつ
く。 また、他の機構の配置の妨げとなり、設計の自由度が
失われる。 さらに、特にフロントローディング方式の欠点とし
て、カセット装着位置からVTR本体に水平に引き込ん
で記録再生位置に下降させるので、デッドスペースのた
めに外観が大きくなる。等の問題点があった。
【0004】そこで本発明の目的は、カセット装填位置
における小型カセットの挿入案内及び位置決めを、簡単
な構造で確実に行うことができる大小カセット兼用のカ
セット装着装置を提供することにある。
における小型カセットの挿入案内及び位置決めを、簡単
な構造で確実に行うことができる大小カセット兼用のカ
セット装着装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカセット装着装
置は、大型カセットと小型カセットとが選択的に挿入可
能でカセット装填位置と記録再生位置との間で往復動自
在に構成されたカセットホルダを有するカセット装着装
置であって、カセット装填位置での前記カセットホルダ
内への大型カセットまたは小型カセットの挿入時に、前
記カセットホルダにおける大型カセットの底面を保持す
る部材と小型カセットの底面を保持する部材とを独立し
て段差を有して配置するとともに、前記大型カセット用
の底面保持部材と前記小型カセット用の底面保持部材と
が前記記録再生位置において前記段差が解消されて同一
平面上に位置するように、かつ、前記大カセット用の底
面保持部材が小型カセットの挿入時のガイドとなるよう
に構成したことを特徴とする。
置は、大型カセットと小型カセットとが選択的に挿入可
能でカセット装填位置と記録再生位置との間で往復動自
在に構成されたカセットホルダを有するカセット装着装
置であって、カセット装填位置での前記カセットホルダ
内への大型カセットまたは小型カセットの挿入時に、前
記カセットホルダにおける大型カセットの底面を保持す
る部材と小型カセットの底面を保持する部材とを独立し
て段差を有して配置するとともに、前記大型カセット用
の底面保持部材と前記小型カセット用の底面保持部材と
が前記記録再生位置において前記段差が解消されて同一
平面上に位置するように、かつ、前記大カセット用の底
面保持部材が小型カセットの挿入時のガイドとなるよう
に構成したことを特徴とする。
【0006】また、本発明のカセット装着装置は、大型
カセットと小型カセットとが選択的に挿入可能でカセッ
ト装填位置と記録再生位置との間で往復動自在に構成さ
れたカセットホルダを有するカセット装着装置であっ
て、カセット装填位置での前記カセットホルダ内への大
型カセットまたは小型カセットの挿入時に、前記カセッ
トホルダにおける大型カセットの底面を保持する部材と
小型カセットの底面を保持する部材とが独立して段差を
有して配置され、かつ、前記大カセット用の底面保持部
材が小型カセットの挿入時のガイドとなるように構成す
るとともに、大型カセットの挿入時にのみ開かれるドア
部材の開閉により大型カセットと小型カセットとを判別
するようにしたことを特徴とする。
カセットと小型カセットとが選択的に挿入可能でカセッ
ト装填位置と記録再生位置との間で往復動自在に構成さ
れたカセットホルダを有するカセット装着装置であっ
て、カセット装填位置での前記カセットホルダ内への大
型カセットまたは小型カセットの挿入時に、前記カセッ
トホルダにおける大型カセットの底面を保持する部材と
小型カセットの底面を保持する部材とが独立して段差を
有して配置され、かつ、前記大カセット用の底面保持部
材が小型カセットの挿入時のガイドとなるように構成す
るとともに、大型カセットの挿入時にのみ開かれるドア
部材の開閉により大型カセットと小型カセットとを判別
するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、カセ
ット装填位置でのカセットホルダにおいて、大型カセッ
ト用の底面保持部材と小型カセット用の底面保持部材と
が独立して段差を有して配置されているので、大型カセ
ットまたは小型カセットの選択的な挿入時には、各々の
カセットが各々の底面保持部材上に保持される。しか
も、大型カセット用の底面保持部材が小型カセットに対
するガイドとなる。これによって、大型カセットの大き
さのカセットホルダ内への小型カセットの挿入案内及び
カセットホルダ内での小型カセットの位置決めを、極め
て簡単な構造で確実に行うことができる。また、カセッ
トホルダが記録再生位置の時に、各々の底面保持部材の
段差が解消されて同一平面上に位置するので、大型カセ
ット及び小型カセットのリール台への装着が同一平面上
で可能となる。さらに、大型カセット挿入時にのみ開く
ドア部材の開閉によって、大型カセットと小型カセット
との判別が可能となる。
ット装填位置でのカセットホルダにおいて、大型カセッ
ト用の底面保持部材と小型カセット用の底面保持部材と
が独立して段差を有して配置されているので、大型カセ
ットまたは小型カセットの選択的な挿入時には、各々の
カセットが各々の底面保持部材上に保持される。しか
も、大型カセット用の底面保持部材が小型カセットに対
するガイドとなる。これによって、大型カセットの大き
さのカセットホルダ内への小型カセットの挿入案内及び
カセットホルダ内での小型カセットの位置決めを、極め
て簡単な構造で確実に行うことができる。また、カセッ
トホルダが記録再生位置の時に、各々の底面保持部材の
段差が解消されて同一平面上に位置するので、大型カセ
ット及び小型カセットのリール台への装着が同一平面上
で可能となる。さらに、大型カセット挿入時にのみ開く
ドア部材の開閉によって、大型カセットと小型カセット
との判別が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明をVTR用のカセット装着装置
に適用した一実施例について図面を参照して説明する。
に適用した一実施例について図面を参照して説明する。
【0010】まず、図1〜図3は本実施例におけるカセ
ットホルダの全体の構成を示し、図1は正面図、図2は
平面図、図3は側面図である。図1〜図3において、1
はVTR本体のメインシャーシで、大カセット41及び
小カセット42に対応して移動される一対のリール台1
8、回転ヘッドドラム19等が配置されている。
ットホルダの全体の構成を示し、図1は正面図、図2は
平面図、図3は側面図である。図1〜図3において、1
はVTR本体のメインシャーシで、大カセット41及び
小カセット42に対応して移動される一対のリール台1
8、回転ヘッドドラム19等が配置されている。
【0011】2はカセットホルダで、大カセット41と
小カセット42とが選択的に挿入される。カセットホル
ダ2は、上面板2aと底面板2bと左右側面板2cとに
よって略大カセット41の大きさで正面矩形状に形成さ
れている。ここで、カセットホルダ2の底面板2bは四
隅に設けられており、他の部分は開口となっている。そ
して、図1に示すように、左右の底面板2bの間は略小
カセット42の幅となっている。
小カセット42とが選択的に挿入される。カセットホル
ダ2は、上面板2aと底面板2bと左右側面板2cとに
よって略大カセット41の大きさで正面矩形状に形成さ
れている。ここで、カセットホルダ2の底面板2bは四
隅に設けられており、他の部分は開口となっている。そ
して、図1に示すように、左右の底面板2bの間は略小
カセット42の幅となっている。
【0012】3は小カセット42用の底面保持部材であ
るベース板で、カセットホルダ2の下部に設けられてい
る。ベース板3は、底面板3bと左右側面板3cとによ
って正面略コ字状に形成されると共に、平面的にはカセ
ットホルダ2の各々の底面板2b間の開口に対応するよ
うに形成されている。そして、ベース板3は、カセット
ホルダの側面板2cに設けられたガイド軸4、5によっ
て、カセットホルダ2に対して上下方向(矢印c、d方
向)に移動自在に支持されている。また、カセットホル
ダ2の側面板2cに設けられたピン7とベース板3の側
面板3cに形成されたバネ係止部との間に張架された戻
しバネ6によって、ベース板3は下方向(矢印d方向)
へ移動付勢されている。
るベース板で、カセットホルダ2の下部に設けられてい
る。ベース板3は、底面板3bと左右側面板3cとによ
って正面略コ字状に形成されると共に、平面的にはカセ
ットホルダ2の各々の底面板2b間の開口に対応するよ
うに形成されている。そして、ベース板3は、カセット
ホルダの側面板2cに設けられたガイド軸4、5によっ
て、カセットホルダ2に対して上下方向(矢印c、d方
向)に移動自在に支持されている。また、カセットホル
ダ2の側面板2cに設けられたピン7とベース板3の側
面板3cに形成されたバネ係止部との間に張架された戻
しバネ6によって、ベース板3は下方向(矢印d方向)
へ移動付勢されている。
【0013】8はドア部材で、カセットホルダ2のカセ
ット挿入口に設けられている。ドア部材8は軸9により
回動自在に軸支され、戻しバネ10によって矢印e方向
(閉じる方向)へ回動付勢されている。そして、ドア部
材8は垂直状に閉じた状態で下端部に一対のロック部材
13が係合されることによりロックされる。なお、ロッ
ク部材13は板バネ14に取付けられており、この板バ
ネ14はカセットホルダ2の底面板2bの裏面に取付け
られている。また、図1に示すように、ドア部材8の中
央には小カセット42と略同一幅の開口部8aが設けら
れている。
ット挿入口に設けられている。ドア部材8は軸9により
回動自在に軸支され、戻しバネ10によって矢印e方向
(閉じる方向)へ回動付勢されている。そして、ドア部
材8は垂直状に閉じた状態で下端部に一対のロック部材
13が係合されることによりロックされる。なお、ロッ
ク部材13は板バネ14に取付けられており、この板バ
ネ14はカセットホルダ2の底面板2bの裏面に取付け
られている。また、図1に示すように、ドア部材8の中
央には小カセット42と略同一幅の開口部8aが設けら
れている。
【0014】11は一対のカセット押えで、それぞれ板
バネ12に取付けられており、この板バネ12はカセッ
トホルダ2の上面板2aの表面に取付けられている。
バネ12に取付けられており、この板バネ12はカセッ
トホルダ2の上面板2aの表面に取付けられている。
【0015】次に、図9及び図10は上述のようなカセ
ットホルダが適用されるポップアップ式のカセット装着
装置の全体を示し、図9はカセット装填位置の状態、図
10は記録再生位置の状態であり、(a)及び(b)は
それぞれ平面図及び側面図である。
ットホルダが適用されるポップアップ式のカセット装着
装置の全体を示し、図9はカセット装填位置の状態、図
10は記録再生位置の状態であり、(a)及び(b)は
それぞれ平面図及び側面図である。
【0016】21及び22はカセットホルダ2を支持し
て上下に往復移動させるリンクを構成するアーム、20
はカセットホルダ2を上昇させる付勢バネである。図9
に示すように、カセットホルダ2が上昇されたカセット
装填位置(ポップアップ状態)において、矢印a方向か
ら大カセットまたは小カセットを選択的に挿入する。そ
して、図9において矢印b方向からカセットホルダ2を
付勢バネ20に抗して押し下げると、図10に示すよう
に、カセットホルダ2はロック機構(図示せず)によっ
て記録再生位置(メインシャーシ1上の所定位置)に圧
着保持され、大カセットまたは小カセットがリール台上
に装着されて、記録再生可能状態となる。
て上下に往復移動させるリンクを構成するアーム、20
はカセットホルダ2を上昇させる付勢バネである。図9
に示すように、カセットホルダ2が上昇されたカセット
装填位置(ポップアップ状態)において、矢印a方向か
ら大カセットまたは小カセットを選択的に挿入する。そ
して、図9において矢印b方向からカセットホルダ2を
付勢バネ20に抗して押し下げると、図10に示すよう
に、カセットホルダ2はロック機構(図示せず)によっ
て記録再生位置(メインシャーシ1上の所定位置)に圧
着保持され、大カセットまたは小カセットがリール台上
に装着されて、記録再生可能状態となる。
【0017】上述のように構成されたカセット装着装置
によれば、図1において、カセットホルダ2内に小カセ
ット42を挿入して行くとすると、小カセット42は、
小カセット用のベース板3の底面板3b上に載置され、
かつカセットホルダ2の底面板2bの両端縁2d、また
ドア部材8の開口部8aをガイドにして、カセットホル
ダ2内に挿入されて行く。
によれば、図1において、カセットホルダ2内に小カセ
ット42を挿入して行くとすると、小カセット42は、
小カセット用のベース板3の底面板3b上に載置され、
かつカセットホルダ2の底面板2bの両端縁2d、また
ドア部材8の開口部8aをガイドにして、カセットホル
ダ2内に挿入されて行く。
【0018】図1は小カセット42がカセットホルダ2
内に挿入された状態であり、図4にその側面図を示す。
ここで、図1及び図4に示すように、ドア部材8はロッ
ク部材13によりロックされて開くことができず、小カ
セット42は、前記ベース板3の底面板3b上、カセッ
トホルダ2の底面板2bの両端縁2d、ドア部材8の開
口部8aをガイドにしてのみ、挿入されることが可能と
なる。なお、小カセット42の前後方向の位置決めは、
ベース板3の奥側のストッパ(図示せず)によって行わ
れる。
内に挿入された状態であり、図4にその側面図を示す。
ここで、図1及び図4に示すように、ドア部材8はロッ
ク部材13によりロックされて開くことができず、小カ
セット42は、前記ベース板3の底面板3b上、カセッ
トホルダ2の底面板2bの両端縁2d、ドア部材8の開
口部8aをガイドにしてのみ、挿入されることが可能と
なる。なお、小カセット42の前後方向の位置決めは、
ベース板3の奥側のストッパ(図示せず)によって行わ
れる。
【0019】次に、カセットホルダ2を図4の矢印b方
向へ押し下げて行くと、図5に示す状態になる。これ
は、小カセット用のベース板3がメインシャーシ1上の
位置決めストッパ等(図示せず)に当接して停止し、小
カセット42がリール台18に装着されつつある状態を
示している。
向へ押し下げて行くと、図5に示す状態になる。これ
は、小カセット用のベース板3がメインシャーシ1上の
位置決めストッパ等(図示せず)に当接して停止し、小
カセット42がリール台18に装着されつつある状態を
示している。
【0020】さらにカセットホルダ2を矢印b方向へ押
し下げると、図6に示す状態となり、カセットホルダ2
に対してベース板3が戻しバネ6に抗して相対的に矢印
c方向へ上昇されることによって、カセットホルダ2の
底面板2bとベース板3の底面板3bとが同一面とな
り、カセットホルダ2がメインシャーシ1にロックされ
る。この状態で、小カセット42は板バネ12及びカセ
ット押え11によってメインシャーシ1上のカセット位
置決めストッパ(図示せず)へ圧着され、リール台18
への小カセット42の装着も完了する。これで、記録再
生可能状態となる。
し下げると、図6に示す状態となり、カセットホルダ2
に対してベース板3が戻しバネ6に抗して相対的に矢印
c方向へ上昇されることによって、カセットホルダ2の
底面板2bとベース板3の底面板3bとが同一面とな
り、カセットホルダ2がメインシャーシ1にロックされ
る。この状態で、小カセット42は板バネ12及びカセ
ット押え11によってメインシャーシ1上のカセット位
置決めストッパ(図示せず)へ圧着され、リール台18
への小カセット42の装着も完了する。これで、記録再
生可能状態となる。
【0021】この状態から、カセットホルダ2のロック
を解除し、カセット装填位置(ポップアップ状態)にす
ると、戻しバネ6によりベース板3がカセットホルダ2
に対して矢印d方向へ復動されて再び図4の状態とな
り、カセットホルダ2内からの小カセット42の取り出
しが可能となる。
を解除し、カセット装填位置(ポップアップ状態)にす
ると、戻しバネ6によりベース板3がカセットホルダ2
に対して矢印d方向へ復動されて再び図4の状態とな
り、カセットホルダ2内からの小カセット42の取り出
しが可能となる。
【0022】次に、図1において、カセットホルダ2内
に大カセット41を挿入して行くと、図7の側面図のよ
うになる。大カセット41を挿入して行くと、大カセッ
ト41の先端下部が図1において左右のロック部材13
に接触する。図7において大カセット42がロック部材
13の傾斜部13aを押し込んで行くと、ドア部材8の
ロックが解除され、大カセット41によってドア部材8
が軸9を中心に上方へ回動されて開かれる。カセットホ
ルダ2内において大カセット41は底面板2b及び側面
板2cにより位置規定される。なお、大カセット41の
前後方向の位置決めは、底面板2bの奥側のストッパ
(図示せず)によって行われる。
に大カセット41を挿入して行くと、図7の側面図のよ
うになる。大カセット41を挿入して行くと、大カセッ
ト41の先端下部が図1において左右のロック部材13
に接触する。図7において大カセット42がロック部材
13の傾斜部13aを押し込んで行くと、ドア部材8の
ロックが解除され、大カセット41によってドア部材8
が軸9を中心に上方へ回動されて開かれる。カセットホ
ルダ2内において大カセット41は底面板2b及び側面
板2cにより位置規定される。なお、大カセット41の
前後方向の位置決めは、底面板2bの奥側のストッパ
(図示せず)によって行われる。
【0023】ここで、ドア部材8のロックは、大カセッ
ト41が左右のロック部材13に同時に当接した時のみ
解除され、小カセット42では同時に当接することがで
きず、ドア部材8を開くことはできない。
ト41が左右のロック部材13に同時に当接した時のみ
解除され、小カセット42では同時に当接することがで
きず、ドア部材8を開くことはできない。
【0024】本実施例では、カセットホルダ2の上面板
2aに検出スイッチ15が設けられており、ドア部材8
が開いた状態で検出スイッチ15がONとなり、大カセ
ット41の挿入を判別する。それゆえに、図8(a)に
示すように、通常はリール台18を小カセット42に対
応する位置としておき、大カセット41を検出した場合
のみ、リール台移動機構(図示せず)により、図8
(b)に示すように、リール台18を大カセット41の
対応位置に移動させるような構成とすればよい。
2aに検出スイッチ15が設けられており、ドア部材8
が開いた状態で検出スイッチ15がONとなり、大カセ
ット41の挿入を判別する。それゆえに、図8(a)に
示すように、通常はリール台18を小カセット42に対
応する位置としておき、大カセット41を検出した場合
のみ、リール台移動機構(図示せず)により、図8
(b)に示すように、リール台18を大カセット41の
対応位置に移動させるような構成とすればよい。
【0025】また、図7において、大カセット41は板
バネ12及びカセット押え11により、カセットホルダ
2の底面板2bに圧着されている。これにより、カセッ
トホルダ2を矢印b方向へ押し下げて行くと、小カセッ
ト42の場合と同様に、図5から図6に示すように、カ
セットホルダ2の底面板2bと小カセット用のベース板
3の底面板3bとが同一面となり、カセットホルダ2が
メインシャーシ1にロックされる。この状態で、大カセ
ット41は板バネ12及びカセット押え11によってメ
インシャーシ1上のカセット位置決めストッパ(図示せ
ず)へ圧着され、リール台18への大カセット1の装着
も完了する。これで、記録再生可能状態となる。
バネ12及びカセット押え11により、カセットホルダ
2の底面板2bに圧着されている。これにより、カセッ
トホルダ2を矢印b方向へ押し下げて行くと、小カセッ
ト42の場合と同様に、図5から図6に示すように、カ
セットホルダ2の底面板2bと小カセット用のベース板
3の底面板3bとが同一面となり、カセットホルダ2が
メインシャーシ1にロックされる。この状態で、大カセ
ット41は板バネ12及びカセット押え11によってメ
インシャーシ1上のカセット位置決めストッパ(図示せ
ず)へ圧着され、リール台18への大カセット1の装着
も完了する。これで、記録再生可能状態となる。
【0026】この状態から、カセットホルダ2のロック
を解除し、カセット装填位置(ポップアップ状態)にす
ると、戻しバネ6によりベース板3が復動されて、大カ
セット41の取り出しが可能となる。さらに大カセット
41を取り出すと、戻しバネ10によりドア部材8が閉
じられ、図1の状態となる。
を解除し、カセット装填位置(ポップアップ状態)にす
ると、戻しバネ6によりベース板3が復動されて、大カ
セット41の取り出しが可能となる。さらに大カセット
41を取り出すと、戻しバネ10によりドア部材8が閉
じられ、図1の状態となる。
【0027】以上のように、本実施例では、大カセット
41または小カセット42を選択的に装着するカセット
装着装置において、フロントローディング方式を用い
ず、ポップアップ方式のもので、大カセット用の底面保
持部材であるカセットホルダ2の底面板2bと小カセッ
ト用の底面保持部材であるベース板3の底面板3bとが
独立して段差を有して配置されているので、大カセット
41または小カセット42の選択的な挿入時には、各々
のカセット41、42が各々の底面板2b、3b上に保
持される。しかも、大カセット用の底面板2bの両端縁
2dが小カセット42に対するガイドとなる。従って、
大カセット41の大きさのカセットホルダ2内への小カ
セット42の挿入案内及びカセットホルダ2内での小カ
セット42の位置決めを、極めて簡単な構造で確実に行
うことができる。
41または小カセット42を選択的に装着するカセット
装着装置において、フロントローディング方式を用い
ず、ポップアップ方式のもので、大カセット用の底面保
持部材であるカセットホルダ2の底面板2bと小カセッ
ト用の底面保持部材であるベース板3の底面板3bとが
独立して段差を有して配置されているので、大カセット
41または小カセット42の選択的な挿入時には、各々
のカセット41、42が各々の底面板2b、3b上に保
持される。しかも、大カセット用の底面板2bの両端縁
2dが小カセット42に対するガイドとなる。従って、
大カセット41の大きさのカセットホルダ2内への小カ
セット42の挿入案内及びカセットホルダ2内での小カ
セット42の位置決めを、極めて簡単な構造で確実に行
うことができる。
【0028】また、カセットホルダ2が記録再生位置の
時に、各々の底面板2b及び3bの段差が解消されて同
一平面上に位置するので、大カセット41及び小カセッ
ト42のリール台18への装着を同一平面上の同一位置
で行うことができる。さらに、大カセット41の挿入時
にのみ開くドア部材8の開閉を検出することによって、
大カセット41と小カセット42との判別を、簡単な構
成で確実に行うことができる。
時に、各々の底面板2b及び3bの段差が解消されて同
一平面上に位置するので、大カセット41及び小カセッ
ト42のリール台18への装着を同一平面上の同一位置
で行うことができる。さらに、大カセット41の挿入時
にのみ開くドア部材8の開閉を検出することによって、
大カセット41と小カセット42との判別を、簡単な構
成で確実に行うことができる。
【0029】以上、本発明の一実施例に付き説明した
が、本発明は上記実施例に限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の有効な変更並びに応用が
可能である。例えば、実施例ではポップアップ方式の実
施例について説明したが、従来のフロントローディング
方式においても同様に実施可能である。
が、本発明は上記実施例に限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の有効な変更並びに応用が
可能である。例えば、実施例ではポップアップ方式の実
施例について説明したが、従来のフロントローディング
方式においても同様に実施可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カセットホルダ内への小型カセットの挿入時に、小型カ
セットを、大型カセット用の底面保持部材に対して独立
して段差を有する小型カセット用の底面保持部材上で保
持し、かつその際、大カセット用の底面保持部材により
ガイドすることができる。また、カセットホルダが記録
再生位置の時に各々の底面保持部材が同一平面上に位置
することにより、大型カセット及び小型カセットのリー
ル台への装着が同一平面上で可能となる。さらに、大型
カセット挿入時にのみ開くドア部材の開閉により、大型
カセットと小型カセットとの判別が可能となる。従っ
て、ローディング機構やモータ等の複雑な機構を用いな
い簡単な構造で、カセット装填位置における小型カセッ
トの挿入案内及び位置決めが確実かつ容易なカセット装
着装置を実現することができる。そして、部品点数が少
なく、低コスト化を実現できると共に、機構自体、また
外装を含めて小型軽量化を図ることができる。さらに、
他の機構部品の配置が容易になり、設計の自由度を高め
ることができる。
カセットホルダ内への小型カセットの挿入時に、小型カ
セットを、大型カセット用の底面保持部材に対して独立
して段差を有する小型カセット用の底面保持部材上で保
持し、かつその際、大カセット用の底面保持部材により
ガイドすることができる。また、カセットホルダが記録
再生位置の時に各々の底面保持部材が同一平面上に位置
することにより、大型カセット及び小型カセットのリー
ル台への装着が同一平面上で可能となる。さらに、大型
カセット挿入時にのみ開くドア部材の開閉により、大型
カセットと小型カセットとの判別が可能となる。従っ
て、ローディング機構やモータ等の複雑な機構を用いな
い簡単な構造で、カセット装填位置における小型カセッ
トの挿入案内及び位置決めが確実かつ容易なカセット装
着装置を実現することができる。そして、部品点数が少
なく、低コスト化を実現できると共に、機構自体、また
外装を含めて小型軽量化を図ることができる。さらに、
他の機構部品の配置が容易になり、設計の自由度を高め
ることができる。
【図1】本発明をVTR用のカセット装着装置に適用し
た実施例におけるカセットホルダの正面図である。
た実施例におけるカセットホルダの正面図である。
【図2】上記実施例におけるカセットホルダの平面図で
ある。
ある。
【図3】上記実施例におけるカセットホルダの側面図で
ある。
ある。
【図4】上記実施例におけるカセットホルダの小カセッ
ト挿入状態の側面図である。
ト挿入状態の側面図である。
【図5】上記実施例におけるカセットホルダの小カセッ
ト挿入状態で下降途中の側面図である。
ト挿入状態で下降途中の側面図である。
【図6】上記実施例におけるカセットホルダのリール台
への小カセット装着状態の側面図である。
への小カセット装着状態の側面図である。
【図7】上記実施例におけるカセットホルダの大カセッ
ト挿入状態の側面図である。
ト挿入状態の側面図である。
【図8】上記実施例において大小カセットに対応するリ
ール台の位置関係を示す概略図である。
ール台の位置関係を示す概略図である。
【図9】上記実施例のカセットホルダが適用されるポッ
プアップ式のカセット装着装置におけるカセット装填位
置を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
プアップ式のカセット装着装置におけるカセット装填位
置を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図10】上記カセット装着装置における記録再生位置
を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
1 メインシャーシ 2 カセットホルダ 2a カセットホルダの底面板 2d 底面板の両端縁 3 ベース板 3b ベース板の底面板 6 ベース板の戻しバネ 8 ドア部材 8a ドア部材の開口部 10 ドア部材の戻しバネ 11 カセット押え 13 ドア部材のロック部材 15 検出スイッチ 18 リール台 20 付勢バネ 21、22 アーム 41 大カセット 42 小カセット
Claims (2)
- 【請求項1】 大型カセットと小型カセットとが選択的
に挿入可能でカセット装填位置と記録再生位置との間で
往復動自在に構成されたカセットホルダを有するカセッ
ト装着装置であって、 カセット装填位置での前記カセットホルダ内への大型カ
セットまたは小型カセットの挿入時に、前記カセットホ
ルダにおける大型カセットの底面を保持する部材と小型
カセットの底面を保持する部材とを独立して段差を有し
て配置するとともに、前記大型カセット用の底面保持部
材と前記小型カセット用の底面保持部材とが前記記録再
生位置において前記段差が解消されて同一平面上に位置
するように、かつ、前記大カセット用の底面保持部材が
小型カセットの挿入時のガイドとなるように構成したこ
とを特徴とするカセット装着装置。 - 【請求項2】 大型カセットと小型カセットとが選択的
に挿入可能でカセット装填位置と記録再生位置との間で
往復動自在に構成されたカセットホルダを有するカセッ
ト装着装置であって、 カセット装填位置での前記カセットホルダ内への大型カ
セットまたは小型カセットの挿入時に、前記カセットホ
ルダにおける大型カセットの底面を保持する部材と小型
カセットの底面を保持する部材とが独立して段差を有し
て配置され、かつ、前記大カセット用の底面保持部材が
小型カセットの挿入時のガイドとなるように構成すると
ともに、大型カセットの挿入時にのみ開かれるドア部材
の開閉により大型カセットと小型カセットとを判別する
ようにしたことを特徴とするカセット装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25517393A JP3337779B2 (ja) | 1993-09-19 | 1993-09-19 | カセット装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25517393A JP3337779B2 (ja) | 1993-09-19 | 1993-09-19 | カセット装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0785552A JPH0785552A (ja) | 1995-03-31 |
JP3337779B2 true JP3337779B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=17275064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25517393A Expired - Fee Related JP3337779B2 (ja) | 1993-09-19 | 1993-09-19 | カセット装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3337779B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-19 JP JP25517393A patent/JP3337779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0785552A (ja) | 1995-03-31 |
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