JP2545806B2

JP2545806B2 - テレビジヨン受像機

Info

Publication number: JP2545806B2
Application number: JP61232387A
Authority: JP
Inventors: 政之末松; 明三浦
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1986-09-30
Filing date: 1986-09-30
Publication date: 1996-10-23
Anticipated expiration: 2011-10-23
Also published as: JPS6387080A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、テレビジョン受像機、特に録音・再生機
能を有するテレビジョン受像機に関する。

〔発明の概要〕

この発明は、録音・再生機能を有するテレビジョン受
像機において、タイマ回路と、これにより駆動制御され
る音声記録再生手段を設け、タイマ回路の動作時所定時
間音声記録再生手段から再生された情報を放音するよう
にすることにより、自分の声での目覚し、今日のスケジ
ュールの確認、音声での伝言等ができるようにしたもの
である。

〔従来の技術〕

従来、テレビジョン受像機にタイマを組込んだものは
種々提案されている。また、テープレコーダ及びラジオ
を一体的に備えたテレビジョン受像機も既に提案されて
いる（実開昭58−54175号公報）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上述の如くテレビジョン受像機にタイマを
組込んだものは、単に番組予約をするだけである。また
起床する時間にタイマをセットしておけば目覚しにもな
るが、これはただ予約時間にテレビジョン受像機がつく
だけである。

また上述の如くテープレコーダ及びラジオを一体的に
備えたテレビジョン受像機は、モード切換スイッチ機構
を設けて設定のモードを選択して聞くようにしているだ
けである。

従って、従来はタイマに時刻を設定しておくことによ
って設定時刻にテープレコーダーを起動して録音音声を
再生できるテレビジョン受像機は実現されていない。

この発明はかかる点に鑑みてなされたもので、タイマ
ー回路によってテープレコーダーを起動して録音音声を
再生できるようにするとともに、テープレコーダーに録
音する際に面倒な操作を必要としないテレビジョン受像
機を提供することを課題とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決するために、本発明によれば、時
間設定用スイッチを有し、設定した時間が経過すると電
源を投入するタイマ回路を備え、設定した時間を表示す
る表示器と、音声信号を記録するメモリーと、上記メモ
リーに外部からの音声を入力するマイクと、上記メモリ
ーの記録情報の読み出し回路と、上記タイマー回路から
の動作開始信号に従って、上記読み出し回路を制御し
て、放送の音声に代えて、上記メモリーの記録情報を所
定期間スピーカから出力する手段と、このメモリーに上
記マイクから外部の音声を入力する際、その録音操作と
連動して、テレビジョン放送の音声が上記スピーカから
出力するのを遮断するミュート回路と、を設けたテレビ
ジョン受像機を提供する。

〔作用〕

種々の時間が設定可能なタイマ回路（１）により音声
記録再生手段（4,10,12）を駆動制御するようにする。
そして、タイマ回路の動作時音声記録再生手段を再生状
態にして、音声記録再生手段から再生された情報を放音
する。これにより、自分の声での目覚し、今日のスケジ
ュールの確認、音声での伝言等が可能である。

〔実施例〕

以下、この発明の諸実施例を第１図〜第４図に基づい
て詳しく説明する。

第１図はこの発明の第１実施例の回路構成を示すもの
で、同図において、（１）はタイマ回路、（2₁）〜
（2₃）は時間設定用スイッチ、（３）は設定した時間を
表示する表示器である。（４）は制御回路であって、タ
イマ回路（１）からの動作開始信号により動作状態に入
ると共にマニアル電源オン時電源回路（５）からのスイ
ッチ（６）を介して供給される動作開始信号によっても
動作状態に入るようになされている。電源回路（５）は
マニアルで電源オンする場合と、タイマ回路（１）から
の動作開始信号により自動的に電源オンする場合とがあ
る。スイッチ（６）はマニアル電源オン時後述する音声
記録情報を再生したい場合には予めマニアルでオン状態
とされ、再生したくない場合にはオフ状態とされる。

（７）〜（９）は制御回路（４）に接続された各操作
スイッチであって、例えば（７）は録音スイッチ、
（８）は再生スイッチ、（９）は停止スイッチである。

（10）は音声記録再生回路であって、録音スイッチ
（７）が押されると制御回路（４）からの録音開始信号
により動作状態になり、マイクロホン（11）からの音声
入力信号をメモリ（12）に所定時間例えば数分間記憶さ
せる。音声入力信号の内容としては例えば目覚し用の音
声、今日のスケジュール、伝言等である。また音声記録
再生回路（10）はタイマ回路（１）または電源回路
（５）等からの指令信号により制御回路（４）より再生
開始信号を受けると動作状態になり、メモリ（12）に記
憶されていた情報を読み出し音声出力信号として出力
し、読出しが終了すると再生終了信号を制御回路（４）
に供給する。また、制御回路（４）は予め受像機に電源
が入っている状態で、再生スイッチ（８）を押すと再生
開始信号を音声記録再生回路（10）に供給してこれを動
作状態となし、途中でその動作停止したい場合には停止
スイッチ（９）を押すと停止信号を音声記録再生回路
（10）に供給してこれを動作停止状態とする。

（13）はアンテナ入力回路であって、このアンテナ入
力回路（13）に入力されたテレビ放送信号はチューナ
（14）に供給され、選局部（15）の基に所望の信号が選
局される。チューナ（14）で映像中間周波信号に変換さ
れた信号は映像中間周波増幅回路（16）で増幅され映像
検波回路（17）で検波されて合成カラーテレビ信号を得
る。検波出力は映像処理回路（18）に供給され、ここで
色成分である搬送色信号を取り除いて映像信号とし、所
定の処理を行う。映像処理回路（18）からの信号は色再
生回路（19）に供給され、ここで合成カラーテレビ信号
から搬送色信号を抽出し、増幅、復調して色差信号をつ
くり、上述の映像信号の出力を加算して三つの原色信号
をつくる。この三つの原色信号は受像管周辺回路（20）
を介してカラー受像管（21）のカソードに供給される。
また、映像検波回路（17）の出力が受像管偏向高圧回路
（22）に供給され、その高電圧が受像管（21）に供給さ
れる。

また、映像中間周波増幅回路（16）の出力側に音声検
波回路（23）が設けられ、その検波出力がスイッチ（2
4）及び（25）を介して音声受信回路（26）に供給さ
れ、音声信号がスピーカ（27）より放音される。

スイッチ（24）は再生中は制御回路（４）からの切換
信号により接点ａ側に接続され、それ以外のときは接点
ｂ側に切換えられる。また、スイッチ（25）は録音中は
制御回路（４）からのミュート信号により接点ａ側に接
続され、それ以外のときは接点ｂ側に切換えられる。

次に第１図の回路動作を第２図及び第３図を参照して
説明する。

いま、録音スイッチ（７）が押されて第２図Ａに示す
ような信号が制御回路（４）に供給されて、制御回路
（４）より第２図Ｂに示すようなミュート信号が発生さ
れてスイッチ（25）を接点ａ側にすると共に、第２図Ｃ
に示すような録音開始信号を音声記録再生回路（10）に
供給する。音声記録再生回路（10）は動作状態になり、
マイクロホン（11）からの音声入力信号が音声記録再生
回路（10）を介してメモリ（12）に所定時間記憶され
る。

タイマ回路（１）ではメモリ（12）に記憶された情報
を再生したい時間がスイッチ（2₁）〜（2₃）を用いて設
定され、表示器（３）に表示される。

そしてタイマ回路（１）において設定した時間になる
とタイマ回路（１）から動作開始信号が電源回路（５）
に供給されて、各回路に電源が入り、また第３図Ａに示
すような動作開始信号が制御回路（４）に供給され、制
御回路（４）は第３図Ｂに示すような切換信号をスイッ
チ（24）に供給してこれを接点ａ側に接続すると共に第
３図Ｃに示すようにミュート信号を出力しないようにし
てスイッチ（25）を接点ｂ側に切換える。また、制御回
路（４）は第３図Ｄに示すような再生開始信号を音声記
録再生回路（10）に供給してこれを動作状態とする。

音声記録再生回路（10）はメモリ（12）に記憶されて
いる情報を読み出し音声出力信号としてスイッチ（24）
の接点ａ側及びスイッチ（25）の接点ｂ側を介し音声受
信回路（26）に供給し、スピーカ（27）より放音させ
る。これにより自分の声で目覚めることができたり、ま
たは今日のスケジュールを確認できたり、或いは音声で
の伝言を聞くことができる。

そして、メモリ（12）に記憶されている情報が全て読
み出されると音声記録再生回路（10）より再生終了信号
が制御回路（４）に供給され、制御回路（４）は切換信
号によりスイッチ（24）を接点ｂ側に切換える。する
と、音声検波回路（23）からの音声信号がスイッチ（2
4）の接点ｂ側及びスイッチ（25）の接点ｂ側を通って
音声受信回路（26）に供給され、スピーカ（27）より放
音される。

また、マニアル電源オン時は電源オンに先立ちメモリ
（12）からの情報を再生するか否かに応じてスイッチ
（６）の開閉がマニアル的に制御される。もしメモリ
（12）からの情報を再生したい場合はスイッチ（６）が
閉成される。そして電源回路（５）が電源オンするとそ
の動作開始信号がスイッチ（６）を介して制御回路
（４）に供給され、制御回路（４）以降は上述したタイ
マ回路（１）による動作と同様の動作を繰り返えし、ス
ピーカ（27）からはメモリ（12）から読み出された情報
が放音される。

また、受像機による音声信号すなわち音声検波回路
（23）からの音声信号を聞いている途中等においてメモ
リ（12）からの情報を読み出して聞いて見たい場合には
再生スイッチ（８）を押す。すると制御回路（４）は切
換信号によりスイッチ（24）を接点ａ側に切換えると共
に再生開始信号を音声記録再生回路（10）に供給する。
すると上述同様音声記録再生回路（10）が動作状態とな
り、メモリ（12）に記憶されている情報が読み出されて
音声出力信号としてスイッチ（24）及び（25）を介して
音声受信回路（26）に供給され、スピーカ（27）により
放音される。

そして、メモリ（12）に記憶されている情報が全て読
み出されると音声記録再生回路（10）より再生終了信号
が制御回路（４）に供給され、制御回路（４）は切換信
号によりスイッチ（24）を接点ｂ側に切換え、音声検波
回路（23）からの音声信号をスピーカ（27）より放音さ
せるなお、再生スイッチ（８）を用いて再生中に、途中で
再生をやめたい場合は停止スイッチ（９）を押せばよ
い。すると制御回路（４）より停止信号が音声記憶再生
回路（10）に供給されてこれを非動作状態となし、これ
により再生動作が停止される。また、このとき制御回路
（４）からの切換信号によりスイッチ（24）が接点ｂ側
に切換えられる。

このようにして、本実施例ではタイマ動作時或いはマ
ニアル動作時受像機からのテレビジョン音声に代えてメ
モリ（12）により読み出された情報を所定時間放音させ
ることができる。

第４図はこの発明の第２実施例の回路構成を示すもの
で、同図において、第１図と対応する部分には同一符号
を付し、その詳細説明は省略する。

本実施例ではメモリ（12）からの情報を再生する前に
所定時間例えば数十秒間音楽を流すようにする。そのた
めに制御回路（４）に対して音楽再生回路（28）を設
け、この音楽出力信号をスイッチ（24′）の接点ｃ側に
供給するようにする。

例えばタイマ回路（１）より動作開始信号が制御回路
（４）に供給されると、制御回路（４）は先ず再生開始
信号を音楽再生回路（28）に供給すると共に切換信号に
よりスイッチ（24′）を接点ｃ側に接続する。再生開始
信号を受けた音楽再生回路（28）は動作開始し、音楽出
力信号をスイッチ（24）の接点ｃ側及びスイッチ（25）
の接点ｂ画を介して音声受信回路（26）に供給し、音楽
出力信号をスピーカ（27）より放音させる。

音楽再生回路（28）は音楽出力信号の再生が全て終了
すると再生終了信号を制御回路（４）に供給する。する
と、制御回路（４）は再生開始信号を今度は音声記録再
生回路（10）に供給すると共に切換信号によりスイッチ
（24′）を接点ａ側に切換える。

再生開始信号を受けた音声記録再生回路（10）は動作
状態に入り、上述同様メモリ（12）に記憶されている情
報を読み出し、音声出力信号としてスイッチ（24′）及
び（25）を介して音声受信回路（26）に供給し、スピー
カ（27）より放音させる。

マニアルで電源オンする場合も上述同様に動作する。

このようにして本実施例ではメモリ（12）からの情報
を再生するに先立って音楽を流すことができる。

〔発明の効果〕

上述の如くこの発明によれば、タイマ回路の動作時所
定時間音声記録再生手段から再生された情報を放音する
ようにしたので、自分の声での目覚しができると共に、
今日のスケジュール等を聞いて一日の予定が確認でき便
利である。また、予約時間にメッセージを聞くことがで
き、伝言等を確実に伝えることができる。

更にテレビジョン受像機のスイッチを入れたときにも
受像機からのテレビジョン音声を中断して再生できるの
で、より確実に伝言を伝えることができ有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す回路構成図、第２図
及び第３図は夫々第１図の動作説明に供するための図、
第４図はこの発明の他の実施例を示す回路構成図であ
る。（１）はタイマ回路、（４）は制御回路、（10）は音声
記録再生回路、（11）はマイクロホン、（12）はメモ
リ、（24），（25）はスイッチ、（26）は音声受信回
路、（27）はスピーカ、（28）は音楽再生回路である。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】時間設定用スイッチを有し、設定した時間
が経過すると電源を投入するタイマ回路を備え、設定した時間を表示する表示器と、音声信号を記録するメモリーと、上記メモリーに外部からの音声を入力するマイクと、上記メモリーの記録情報の読み出し回路と、上記タイマー回路からの動作開始信号に従って、上記読
み出し回路を制御して、放送の音声に代えて、上記メモ
リーの記録情報を所定期間スピーカから出力する手段
と、このメモリーに上記マイクから外部の音声を入力する
際、その録音操作と連動して、テレビジョン放送の音声
が上記スピーカから出力するのを遮断するミュート回路
と、を設けたテレビジョン受像機。