JP2545458B2 - ミシンにおける玉縁縫機による玉縁孔の形成方法及び玉縁縫機のコ―ナ―メス装置 - Google Patents

ミシンにおける玉縁縫機による玉縁孔の形成方法及び玉縁縫機のコ―ナ―メス装置

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JP2545458B2
JP2545458B2 JP1060890A JP6089089A JP2545458B2 JP 2545458 B2 JP2545458 B2 JP 2545458B2 JP 1060890 A JP1060890 A JP 1060890A JP 6089089 A JP6089089 A JP 6089089A JP 2545458 B2 JP2545458 B2 JP 2545458B2
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英夫 麻生
裕 平澤
富夫 新井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は縁飾りされたポケット開口を作るためのミシ
ンにおける玉縁縫機による玉縁孔の形成方法及び玉縁縫
機のコーナーメス装置に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように、此の種のポケット開口を形成するため
には、第5図(a)に示すように玉布Kと身生地Mとの
縫合線間にセンターメスによって縫合線と平行に直線状
の切断部Sを形成し、且つその両端にV字状の切断部Y,
Y′を形成して玉縁孔とする必要がある。
このような玉縁孔を形成するため従来は第5図(b)
に示すようにミシン本体の筐体G上に押えCによって上
から押えられた身生地Mを矢印の方向へ送り、これに玉
布Kを針Dによって縫い付けながらその直後にセンター
メスEの上下動によって左右の縫い目と平行で且つ左右
の縫い目の中心線上に直線状の切断部Sを形成し、これ
を前方の長穴Fの位置まで送り、特開昭64−8998号公報
に示されるようなコーナーメス昇降シリンダーにより第
6図に示すようなコーナーメス装置Hを上記切断部Sを
切口端において生地の裏面から鉛直情報に突き上げでV
字状の切断部Y,Y′を形成している。
即ち第6図において1,1は略三角形状の2枚のコーナ
ーメス、2はこの2枚のコーナーメス1,1の先端を帽子
状にカバーするメスガイド、3は各コーナーメス1の傾
斜側面に形成した刃部、4はこのような2枚のコーナー
メス1,1の下端を一体に保持するメスホルダーを示し、
このようなコーナーメス装置をセンターメスEによって
形成された切断部Sの切口端Aから突き上げれば生地は
V字状に外側端Bに向かって切られるようになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のコーナーメス装置では、第6図に示すようにコ
ーナーメス1の刃部3がその先端から下方に向かうに従
って次第に外側に広がっており、この先端がメスガイド
2によってカバーされているので、これによって生地を
上方に突き上げ切口を形成する際には以下のような問題
が発生する。
即ち、先ず最初に生地に突き当たるのは、メスガイド
2の先端であり、その位置はセンターメスによる切断部
Sの両切口端Aの位置であるため、それに続くコーナー
メス1の刃部の上昇によってセンターメスによる切断部
Sの切口端Aを出発点として、V字の外側(縫い目を近
い側)に向けて切口を広げて行き違い目に近い外側端B
を切り終わりとすることになる。
この場合、生地はコーナーメス装置の上昇によって切
断されるに従って第7図(a),(b)のようにセンタ
ーメスによる切断部Sから外側にめくれ、又刃部3の生
地に対する抵抗によって第8図のように切口周辺が内側
から外側へ盛り上がって行くのでこの状態で外側の矢印
方向へ切り進むのは、生地が逃げて行くのを刃部が追っ
て行く形となるため、第9図に示すように、コーナーメ
ス装置の上昇が終了し、刃部3の下端3′が生地を抜け
た時点において、第10図に示す所要の切口の長さ、即ち
コーナーメス1の幅1′の分迄切るという目的が達成さ
れないことが多く、この現象は第11図のようなV字状の
切断部Y,Y′間の角度が大きく開いている場合等のと
き、生地の逃げが大きいため顕著に現れる。
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のミシンにおける玉縁縫機による玉縁孔の形成
方法はセンターメスによって生地に形成した直線状切断
部の切口端に向かって外側の2つの部分からコーナーメ
スによって生地を同時に切断することを特徴とする。
本発明のミシンにおける玉縁縫機のコーナーメス装置
は夫々傾斜する内側と、略垂直な外側と、少なくとも上
記内側に形成した刃部と、先端部とを有する略三角板状
の2枚のコーナーメスを、上記内側刃部の下端が互いに
接し、この両内側刃部間が上記先端部に向かうに従って
次第に開くよう互いに並設して構成したことを特徴とす
る。
又本発明のミシンにおける玉縁縫機のコーナーメス装
置は先端部を互いに接した略三角板状の2枚のコーナー
メスと、上記先端部を帽子状にカバーするメスガイド
と、上記コーナーメスの傾斜した一側に上記先端部から
略中央部まで延びるよう形成した刃部及びこの刃部の基
部から上記先端部の方向に角度をなして突出するように
形成した尖頭刃部とより成ることを特徴とする。
〔作 用〕
本発明のミシンにおける玉縁縫機による玉縁孔の形成
方法及び玉縁縫機のコーナーメス装置においては生地が
センターメスによる切断部の切口端以外の所定部分がコ
ーナーメスによって同時に切られ、この切口が最終的に
上記センターメスによる切口端につながるようになる。
〔実施例〕
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明においては第1図に示すように夫々傾斜する内
側刃部3aと、略垂直な外側刃部3bと、先端部3cとを有す
る略三角板状の2枚のコーナーメス1,1を上記内側刃部3
a,3aの下端が互いに接し、この両内側刃部3a,3a間が上
記先端部3cに向かうに従って次第にV字状に開くように
互いに並設すると共に、この2枚のコーナーメス1,1の
基部をメスホルダー4に一体に固定せしめてコーナーメ
ス装置を構成せしめる。
本発明のコーナーメス装置は上記のような構成である
からこれを生地の裏面より上方に垂直に突き上げれば最
初に生地に突き当たるのは、コーナーメス1,1の先端部3
c,3cであるから、この先端部3c,3cによって生地を突き
破ることになる位置を従来のセンターメスによる切断部
Sの切口端Aではなく、第2図(a)に示すように縫い
目に近い外側端B付近とし、且つこの場合コーナーメス
1,1の内側刃部3a,3aがセンターメスによる切断部Sの方
向に面するようにする。
このようにすればコーナーメス装置が次第に上昇する
に従って、第2図(b)〜(c)に示すように内側刃部
3a,3aがV字状に切断部Y,Y′に沿ってセンターメスによ
る切断部Sへ向かって同時に切口を広げて行くようにな
り、最終的には第2図(d)に示すようにセンターメス
による切断部Sとつながるようにする。
尚、この場合外側刃部3b,3bは鉛直若しくはそれに近
い角度であるから生地とコーナーメスとの抵抗を減少さ
せる役目を果たすが、これは省略しても良い。
本発明の他の実施例においては第3図に示すようにコ
ーナーメス装置を先端を互いに接した略三角板状の2枚
のコーナーメス1,1と、上記先端を帽子状にカバーする
メスガイド2と、上記各コーナーメス1の傾斜側面に上
記先端から略中間部まで延びるよう形成した刃部3及び
この刃部3の基部から上記先端の方向に角度をなして突
出するよう形成した尖頭刃部3dと、上記2枚のコーナー
メス1,1の下端を一体に保持するメスホルダー4とによ
り構成せしめる。
〔発明の効果〕
本発明によれば下記のような効果が得られる。
先ず、最初にコーナーメス装置が生地を突き上げる
のはセンターメスによる切断部Sに接しない点であるた
めコーナーメス装置による切口はセンターメス切口の影
響を受けず、切断の過程の最後において2枚のコーナー
メスの内側刃部がセンターメス切口とつながるようにな
るので第7図(a),(b)のように生地がセンターメ
スの切口から外側へめくれて行くことは無い。
又、内側刃部によって第2図(b)〜(d)に示す
ようにセンターメスによる切断部Sの切口端Aへ向けて
切断して行く過程では、従来と同様に生地に対するコー
ナーメスの抵抗によって生地は内側から外側に盛り上が
るが、その盛り上がり方は第4図(a)に示すように従
来とは逆の外側から内側への盛り上がりであり、生地は
センターメスによる切断部Sの切口端Aへ向かって逃げ
る形となる。従って両側から逃げてきた生地は中央で逃
げ道を失い、内側刃部3a,3aによって切られ、この切口
がセンターメスの切口へつがなるようになる。
従ってコーナーメス装置の上昇終了の際、刃部が生地
の上へ抜けた時点でのコーナーメスでの切り残しは殆ど
生ぜす、所要の長さの切口を形成することが出来る。
上記のように内側刃部によって切断する際、生地が
外側から内側へ盛り上がっているので、この状態で切断
された切口は実際には直線ではなく、第4図(b)に示
すように内側へ湾曲したカーブを描いており、従来のセ
ンターメス切口端を出発点として外側へ向かって切断し
た切口とは逆の湾曲となる。このような湾曲は直線状の
切断部SとV字状の切断部Y,Y′との接合部に布けば
(従来はセンターメスによって形成された切断部Sの切
口端Aからコーナーメスを突き上げるため、この切口端
Aの外側部に布けばが発生し、ポット開口を正面から見
た時にこの布けばが見苦しいので、事前に布けばを手作
業で処理していた。)が発生しないようになる玉縁孔の
コーナーメス切口に望まれる形状である。
第3図に示した実施例では初めに生地はコーナーメ
ス1の刃部3によって切断部Sの切口端Aから切断部Y,
Y′の外側端Bに向かって切断され、生地は第7図
(a),(b)に示すように内側から外側に盛り上がり
逃げるようになるが、第4図(c)に示すように前記外
側端B迄切断される前に尖頭刃部3dが前記外側端Bに相
当する生地部分に突き刺さり、生地の外側への逃げが防
止され、切り残しが減少し、又布けば発生も従来に比し
実用的に差し支えない程度に少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコーナーメス装置の斜視図、第2図
(a)〜(d)は生地の切口説明図、第3図は本発明の
他の実施例におけるコーナーメス装置の斜視図、第4図
(a)は生地の盛り上がり説明図、第4(b)図は生地
の切口の展開図、第4図(c)は第3図に示すコーナー
メス装置の動作説明図、第5図(a)及び(b)は玉縁
孔を示す生地の平面図及びミシンにおける玉縁縫機の一
部を省略した斜視図、第6図は従来のコーナーメス装置
の斜視図、第7図(a),(b)及び第8図はコーナー
メス装置による生地のめくれの説明図、第9図〜第11図
は切口長さ説明図である。 1……コーナーメス、1′……コーナーメスの幅、2…
…メスガイド、3……刃部、3′……下縁、3a……内側
刃部、3b……外側刃部、3c……先端部、3d……尖頭刃
部、4……メスホルダー、A……切口端、B……外側
端、C……押え、D……針、E……センターメス、F…
…長穴、G……筐体、H……コーナーメス装置、K……
玉布、M……身生地、S……直線状の切断部、Y,Y′…
…V字状の切断部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターメスによって生地に形成した直線
    状切断部の切口端に向かって外側の2つの部分からコー
    ナーメスによって生地を同時に切断することを特徴とす
    るミシンにおける玉縁縫機による玉縁孔の形成方法。
  2. 【請求項2】夫々傾斜する内側と、略垂直な外側と、少
    なくとも上記内側に形成した刃部と、先端部とを有する
    略三角板状の2枚のコーナーメスを、上記内側刃部の下
    端が互いに接し、この両内側刃部間が上記先端部に向か
    うに従って次第に開くよう互いに並設して構成したこと
    を特徴とするミシンにおける玉縁縫機のコーナーメス装
    置。
  3. 【請求項3】先端部を互いに接した略三角板状の2枚の
    コーナーメスと、上記先端部を帽子状にカバーするメス
    ガイドと、上記コーナーメスの傾斜した一側に上記先端
    部から略中間部まで延びるよう形成した刃部及びこの刃
    部の基部から上記先端部の方向に角度をなして突出する
    よう形成した尖頭刃部とより成ることを特徴とするミシ
    ンにおける玉縁縫機のコーナーメス装置。
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