JP2545380B2 - スクロ−ル流体機械 - Google Patents

スクロ−ル流体機械

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JP2545380B2
JP2545380B2 JP62001893A JP189387A JP2545380B2 JP 2545380 B2 JP2545380 B2 JP 2545380B2 JP 62001893 A JP62001893 A JP 62001893A JP 189387 A JP189387 A JP 189387A JP 2545380 B2 JP2545380 B2 JP 2545380B2
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貴寛 田村
和夫 櫻井
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C17/00Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
    • F01C17/06Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
    • F01C17/066Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷凍,空調用冷媒圧縮機あるいは空気圧縮機
として使用されるスクロール流体機械に係り、特に旋回
スクロールの自転防止を行うオルダム機構の騒音を低減
する構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のスクロール流体機械において、旋回スクロール
の自転を防止するオルダム機構は、例えば特開昭59−14
1783号に記載のように、環状部材を旋回スクロールの背
面とフレームに設けた静止台座との間に配設し、その環
状部材の上面と旋回スクロール背面、および環状部材の
下面と前記静止台座をそれぞれキー及びキー溝を介して
係合させた構成となっている。しかし、環状部材におけ
るキーとキー溝との摺動部の隙間と、前記環状部材,旋
回スクロール,静止台座よりなる隙間との関係について
は考慮されていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、環状部材におけるキーとキー溝との
摺動部の隙間と、環状部材,旋回スクロールおよび静止
台座よりなる隙間との関係について配慮されておらず、
運転中の回転トルクの変動により環状部材が曲げモーメ
ントを受けたとき、該環状部材が旋回スクロールまたは
静止台座に衝突し、大きな騒音を発する問題があった。
特に環状部材の重量が軽い場合、衝突速度が速くなり、
騒音が一層大きくなる。また、キー溝とキーとの摺動部
におけるキーの片当り角が大きい場合、焼き付き固渋の
原因となっていた。
本発明の目的は、オルダム機構から発生する騒音を低
減できると共に、キー溝とキーとの摺動性を良くして焼
き付き固渋を防止できるスクロール流体機械を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、台板上に渦巻き状のラップを有する固定
スクロールおよび旋回スクロールと、静止台座を設けた
フレームと、旋回スクロールの自転を防止するオルダム
機構とを備え、固定スクロールおよび旋回スクロール
が、その両ラップが互にかみ合うように組合わされ、か
つ旋回スクロールが固定スクロールとフレームとで旋回
運動可能に保持される一方、前記オルダム機構が、環状
部材を旋回スクロール背面とフレームの前記静止台座と
の間に配設し、その環状部材の上面と旋回スクロール、
および環状部材の下面と静止台座を、それぞれキーおよ
びキー溝を介して係合された構成となっているスクロー
ル流体機械において、前記オルダム機構の環状部材,旋
回スクロール,静止台座よりなる隙間と環状部材のほぼ
半径の比とからなる環状部材の傾き角を、前記キーの高
さとキーとキー溝との摺動部の隙間の比からなる環状部
材の傾き角より小さくすることにより、達成される。
〔作用〕
オルダム機構の環状部材,旋回スクロールおよび静止
台座よりなる隙間と環状部材のほぼ半径の比とからなる
環状部材の傾き角が、環状部材におけるキー溝とキーと
の摺動部の隙間とキー高さの比とからなる傾き角よりも
小さくなっているので、回転トルクの変動により環状部
材が曲げモーメントを受けても、該環状部材の傾きが拘
束される。これにより環状部材の旋回スクロール背面ま
たは静止台座への衝突が弱まって騒音が低減される。ま
た、キー溝とキーとの摺動部におけるキーの片当り角が
小さくなって焼き付き固渋が防止される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第5図により
説明する。第1図は本発明によるスクロール流体機械の
オルダム機構部分を模式的に示す断面図、第2図は圧縮
機構部を断面にて示すスクロール流体機械の全体図、第
3図は旋回スクロールの断面図、第4図はフレームの平
面図、第5図はオルダム機構の環状部材の斜視図であ
る。第2図において、スクロール流体機械は、台板上に
渦巻き状のラップを有する固定スクロール1および旋回
スクロール2と、静止台座4を設けたフレーム3と、旋
回スクロール2の自転を防止するオルダム機構5とを備
えている。固定スクロール1および旋回スクロール2
は、その両ラップが互いにかみ合うように組合わされて
いる。また旋回スクロール2は固定スクロール1と前記
フレーム3とで旋回運動可能に保持され、かつ背面に設
けた軸受6にクランク軸7を支持させ、このクランク軸
7により旋回させられる。フレーム3は前記クランク軸
7と一体の主軸8を軸受9を介して支持している。オル
ダム機構5は旋回スクロール2の背面とフレーム3の静
止台座4との間に設けられて、旋回スクロール2の自転
を防止するようになっている。このオルダム機構5は、
第5図に示すように、上面に2個のキー10aを、下面に
2個のキー10bをそれぞれ設けた環状部材10を具える一
方、第3図に示すように旋回スクロール2の背面に前記
キー10aのキー溝11を設け、かつ第4図に示すようにフ
レーム3の静止台座4に前記キー10bのキー溝12を設け
ている。そして、第1図に示すように前記環状部材10を
旋回スクロール2背面と静止台座4との間に配設し、そ
の上面のキー10aを旋回スクロール2のキー溝11に摺動
可能に係合させ、かつ下面のキー10bを静止台座4のキ
ー溝12に摺動可能に係合させている。また、このオルダ
ム機構5において、前記環状部材10の半径をR1、各キー
の高さをH1、キー10bとキー溝12との摺動面の半径方向
隙間をδ、環状部材10上面と旋回スクロール2背面と
の隙間をδ、キー10aとキー溝11との摺動面の軸方向
隙間をδとしたとき、次式の関係になるように各部の
寸法が決められる。
たとえば、 環状部材の半径R1=50mm 各キーの高さH1=4mm 半径方向隙間δ=0.02〜0.06mm 隙間δ=0.03〜0.2mm とすると、 δ2/R1=0.03〜0.2/50=0.0006〜0.004 δ1/H1=0.02〜0.06/4=0.005〜0.015 となり、δ2/R1の最大値は0.004、δ1/H1の最小値は0.0
05であるから、δ2/R1<δ1/H1となる。
なお、キー10bとキー溝12との摺動面の軸方向隙間δ
は0.3〜0.5mmとする。
即ち、上記隙間δによって傾く環状部材10の傾き角
θを、キーおよびキー溝の摺動部で傾く環状部材10の
傾き角θより小さくしてある。また、前記環状部材10
は、アルミニウム合金などの非鉄金属で作られている。
本実施例において、前記隙間δによって傾くオルダ
ム機構5の環状部材10の傾き角θが、キーおよびキー
溝の摺動部で傾く環状部材10の傾き角θより小さくな
っているので、回転トルクの変動により環状部材10が曲
げモーメントを受けても、環状部材10の傾きが拘束され
る。これにより環状部材10の旋回スクロール2背面また
は静止台座4への衝突力が弱くなり、騒音が低減され
る。またキーとキー溝との摺動部におけるキーの片当り
角が小さくなって焼き付き固渋が防止される。
なお、上記実施例は、オルダム機構5の環状部材10に
キーを、旋回スクロール2背面およびフレーム3の静止
台座4にキー溝をそれぞれ設けた例を示したが、旋回ス
クロール2背面および静止台座4にキーを、環状部材10
にキー溝を設ける構成としても、前述と同様の作用,効
果を達成できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、オルダム機構から発生する騒音を低
減でき、かつキーとキー溝の摺動部におけるキーの片当
り角を小さくできるので、焼き付き固渋を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示し、第1図
は本発明によるスクロール流体機械のオルダム機構部分
を模式的に示す断面図、第2図は圧縮機構部を断面にて
示すスクロール流体機械の全体図、第3図は旋回スクロ
ールの断面図、第4図はフレームの平面図、第5図はオ
ルダム機構の環状部材の斜視図である。 1……固定スクロール、2……旋回スクロール、3……
フレーム、4……静止台座、5……オルダム機構、10…
…環状部材、10a,10b……キー、11,12……キー溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−206988(JP,A) 特開 昭58−110887(JP,A) 特開 昭58−144601(JP,A) 特公 昭58−28433(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台板上に渦巻き状のラップを有する固定ス
    クロールおよび旋回スクロールと、静止台座を設けたフ
    レームと、旋回スクロールの自転を防止するオルダム機
    構とを備え、固定スクロールおよび旋回スクロールが、
    その両ラップが互いにかみ合うように組合わされ、かつ
    旋回スクロールが固定スクロールとフレームとで旋回運
    動可能に保持される一方、前記オルダム機構が、環状部
    材を旋回スクロール背面とフレームの前記静止台座との
    間に配設し、その環状部材の上面と旋回スクロール、お
    よび環状部材の下面と静止台座を、それぞれキーおよび
    キー溝を介して係合された構成となっているスクロール
    流体機械において、前記オルダム機構の環状部材,旋回
    スクロール,静止台座よりなる隙間と環状部材のほぼ半
    径の比とからなる環状部材の傾き角を、前記キーの高さ
    とキーとキー溝との摺動部の隙間の比とからなる環状部
    材の傾き角より小さくしたことを特徴とするスクロール
    流体機械。
  2. 【請求項2】前記オルダム機構の環状部材の上,下面に
    キーが設けられ、旋回スクロールの背面およびフレーム
    の静止台座にキー溝が設けられている特許請求の範囲第
    1項記載のスクロール流体機械。
JP62001893A 1987-01-09 1987-01-09 スクロ−ル流体機械 Expired - Lifetime JP2545380B2 (ja)

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