JP2545336Y2 - マスト傾斜角検出装置 - Google Patents

マスト傾斜角検出装置

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JP2545336Y2
JP2545336Y2 JP3696992U JP3696992U JP2545336Y2 JP 2545336 Y2 JP2545336 Y2 JP 2545336Y2 JP 3696992 U JP3696992 U JP 3696992U JP 3696992 U JP3696992 U JP 3696992U JP 2545336 Y2 JP2545336 Y2 JP 2545336Y2
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mast
angle
tilt cylinder
tilt
forklift
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正志 坊山
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、フォークリフトに用
いて好適なマスト傾斜角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に使用されているフォークリフト
の側面図は図3に示す。同図において、マスト3は、チ
ルトシリンダ5のロッド5aの伸縮動作に応じて任意の
角度で前傾または後傾する。したがって、マスト3の前
傾または後傾動作によるマスト傾斜角は、チルトシリン
ダ5の伸縮動作に基づいて検出されていた。まず、チル
トシリンダ5の伸縮動作に応じてストロークセンサ14
(図4(a))の位置が検出され、その後、その検出さ
れた位置に基づいてマスト傾斜角が検出されていた。こ
の場合、ストロークセンサ14には、内部にスイッチが
仕込まれており、ストロークセンサ14の位置の検出
は、そのスイッチの出力信号により行われていた。
【0003】次に、図4(b)に示す12は、ブーツで
ある。ブーツ12は、ロッド5aを雨や塵埃等から保護
するために取り付けられるものである。その場合、ロッ
ドエンド5bが取り外された後、ストロークセンサ14
が取り外される。そして、ブーツ12が取り付けられ
る。このように、一旦、ストロークセンサ14を取り外
してからブーツを取り付けた後、センサを再取り付けし
なければならなかった。
【0004】次に、図5は、従来における他のマスト傾
斜角検出装置を示す。同図において、13は、角度検出
器であり、30,31はロット連結棒である。x、yお
よびzはいずれも軸であり、それぞれ、マスト3とロッ
ト連結棒30を軸止する軸、ロット連結棒30と角度検
出器13を軸止する軸、フォークリフト車体と角度検出
器13を軸止する軸である。この場合、マスト3の前傾
又は後傾動作に応じて軸zが回動する。そのため、角度
検出器13により軸zの回動角度が検出されるととも
に、この検出信号が電気抵抗に置換され、その電気抵抗
からマスト傾斜角が検出されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ストロ
ークセンサ14およびロット連結棒30,31は、図4
(a)および図5に示すように、いずれも、車体外部に
露出した状態であったため、雨が侵入したり塵埃等が付
着する機会が多く、汚れ易く傷がつきやすいという欠点
があった。更に、図4(b)に示すようにブーツ12を
取り付けて使用される場合にあっては、ストロークセン
サ14を取り外して組み立てる必要があった。
【0006】さらに、図5に示すロット連結棒30,3
1を介してマスト傾斜角を検出する場合には、軸xと軸
zが直接連結棒30によって軸止されていない。したが
って、ストロークセンサ14を使用して角度検出を行う
場合に比して軸yが設けられた分、構成が複雑になって
いた。そのため、製造組立工程が複雑になるという欠点
があった。本考案は、このような事情に鑑みてなされた
ものであり、雨や塵埃等による品質の低下が防止でき、
装置各部の脱着操作が簡単に行われ、かつ、製造組立工
程の簡略化が可能なマスト傾斜角検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案にあっては、フォークリフトのマスト傾斜角
検出装置であって、マストの所定位置に一方の支軸が固
定されるとともに、他方の支軸をフォークリフト車体に
固定してマストを前傾または後傾動作させるチルトシリ
ンダと、該チルトシリンダの他方の支軸と同軸上のフォ
ークリフト車体内部に設けられ、前記マストの傾斜角度
を前記チルトシリンダのマスト傾動に伴う回動角度に置
換して検出すると同時に、その検出した角度を制御信号
として出力する角度検出手段とを具備することを特徴と
する。
【0008】
【作用】シリンダの一方の端がマストの所定位置に固定
され、前記シリンダの他方の端は、フォークリフト車体
内部に角度検出手段と同軸上に軸止されているため、前
記マストが前傾又は後傾動作をすると、前記角度検出手
段は前記前傾又は後傾角度を検出し、制御信号として出
力する。
【0009】
【実施例】A:実施例の構成 本考案の一実施例について図面を参照して説明する。な
お、従来の技術と同一のものについては、同一の符号を
使用した。まず、図1はチルトシリンダ5の側面図を示
す。同図において、θは、マスト3の傾斜角であり、こ
れにより、マスト3の前傾又は後傾の角度が表される。
また、αは、チルトシリンダ5がチルトシリンダの支軸
5sの軸芯oを中心として回動する角度を表すものであ
る。
【0010】次に、図2はチルトシリンダ5およびその
近傍に設けられている角度検出器13を表す。同図にお
いて23は給油口であり、チルトシリンダ5の側面に突
設されている。24aは、L字金具であり、角度検出器
13を所定の位置に固定するものである。次に、20
a,20bおよび21a,21bは穴である。このうち
穴20a,20bはL字金具24aに設けられる一方、
穴21a,21bは車体に設けられている。そして、こ
れら穴20a,20bは、それぞれ、穴21a,21b
と一対に対向するようになっている。したがって、L字
金具24aは、図示されていない2本のボルトが穴20
a、21aおよび穴20b,21bにそれぞれねじ込ま
れることによりフォークリフト車体内部の所定の位置に
固定される。
【0011】次に、13aは、角度検出器13の回動軸
で、チルトシリンダ5の支軸5sと同軸心o上に設けら
れ、回動軸13aには、レバー25の孔25bを嵌挿
し、ナット22を締め付け、レバー25のU字状くぼみ
25aには、チルトシリンダ5の給油口23の円柱部2
3aをはめ込んだ状態になっている。
【0012】B:実施例の動作 このような構成において、図3の如く作業者Mがフォー
クリフト1に乗って荷物の積み卸作業を開始すると、ま
ず、操作部15を操作する。そして、荷物Tを積むのに
都合が良いようにフォーク2を水平の姿勢にするための
操作をする。この時、マストの前傾または後傾動作をさ
せるためチルトシリンダを作動させると、このチルトシ
リンダの回動に応じて、レバー25を介して角度検出器
13が回動して、角度αの変化が検出されるとともに変
換テーブル等を介してマスト3の傾斜角θの変化が検出
される。そして、角度検出器13によりフォーク2が水
平の角度になったと判断されると、角度検出器13によ
ってチルトシリンダを停止させる制御信号が出力され
る。
【0013】その後、荷物Tをフォーク2に積載するた
めに、操作部15を操作し、荷物Tが積載されると、マ
スト3は後傾方向へ作動する。マスト3が所定の後傾姿
勢になったと判断されると、角度検出器13によって後
傾動作を停止させる制御信号が出力される。そして、作
業者Mは、操作部15を操作して、適宜、フォーク即
ち、マストを上昇させ一定の高さでフォークリフト1を
荷物Tを下ろす場所に移動させる。
【0014】次に、荷物Tを降ろす場合、作業者Mは、
まず、操作部15を操作し、荷物Tを降ろすのに都合が
良いようにマスト3を所定の前傾姿勢にさせる。そし
て、角度検出器13により、マスト3が所定の前傾姿勢
になったと判断されると、角度検出器13によって前傾
動作を停止させる制御信号が出力される。その後、操作
部15が操作されて、フォーク即ち、マストを下降させ
て荷物Tが所定の場所に降ろされる。
【0015】上述した実施例においては、角度検出器1
3は、フォークリフト1の車体内部に取り付けられてい
るため、雨や塵埃等による品質の低下を回避することが
できる。また、チルトシリンダ5にブーツ12を取り付
ける場合にも、従来のように角度検出を行うストローク
センサを取り外す必要がないため、装置各部の脱着操作
が簡単になっている。
【0016】
【考案の効果】本考案のマスト傾斜角度検出装置は、フ
ォークリフト車体内部に設けられているため、雨や塵埃
等による損傷が防止できる。また、前記角度検出装置
は、チルトシリンダの他方の支軸と同軸上に設けられて
いるため、ブーツの取り付けに何等支障なく製造組立工
程の簡略化を図ることが可能になる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるチルトシリンダ5の側面図を
示す図である。
【図2】本実施例におけるチルトシリンダ5および角度
検出器13の斜視図である。
【図3】フォークリフト1の側面図を示す図である。
【図4】従来におけるチルトシリンダ5の側面図であ
る。
【図5】従来における角度検出器13の側面図である。
【符号の説明】
1 フォークリフト 2 フォーク 3 マスト 5 チルトシリンダ 5s チルトシリンダの支軸 13 角度検出器。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトのマスト傾斜角検出装置
    であって、 マストの所定位置に一方の支軸が固定されるとともに、
    他方の支軸をフォークリフト車体に固定してマストを前
    傾または後傾動作させるチルトシリンダと、 該チルトシリンダの他方の支軸と同軸上のフォークリフ
    ト車体内部に設けられ、前記マストの傾斜角度を前記チ
    ルトシリンダのマスト傾動に伴う回動角度に置換して検
    出すると同時に、その検出した角度を制御信号として出
    力する角度検出手段とを具備することを特徴とするマス
    ト傾斜角検出装置。
JP3696992U 1992-06-01 1992-06-01 マスト傾斜角検出装置 Expired - Lifetime JP2545336Y2 (ja)

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JPH0947U JPH0947U (ja) 1997-01-21
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JP7401358B2 (ja) * 2020-03-13 2023-12-19 古河ユニック株式会社 ブーム起伏位置検出装置の取付構造

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JPH0947U (ja) 1997-01-21

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