JP2545023Y2 - シャッターにおけるガイドレールの取付構造 - Google Patents

シャッターにおけるガイドレールの取付構造

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JP2545023Y2
JP2545023Y2 JP1991052272U JP5227291U JP2545023Y2 JP 2545023 Y2 JP2545023 Y2 JP 2545023Y2 JP 1991052272 U JP1991052272 U JP 1991052272U JP 5227291 U JP5227291 U JP 5227291U JP 2545023 Y2 JP2545023 Y2 JP 2545023Y2
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guide rail
frame
shutter
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Inventor
浩二 戸倉
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はシャッターの昇降を案
内するガイドレールを非常時に窓枠から離脱させ、室内
からの脱出を可能にする、シャッターにおけるガイドレ
ールの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】窓や出入
り口等の開口部に設置されるシャッターは閉鎖時には室
外からの侵入を防止する必要から、開口部を閉鎖すると
同時に施錠状態となり、通常は室内から解錠して開放し
ない限り、室外へ出ることはできない。このため火災時
等の非常時の脱出のための機構を別途装備することが必
要となる。
【0003】従来より、手動によるハンドル操作により
開放する方法と、非常用電源を使用する方法とがある
が、前者ではギヤボックスやハンドル等の装置を必要と
し、そのための設置スペースを窓枠回りに確保しなけれ
ばならず、また開放に時間を要するため非常用には適し
ていない。加えてギヤボックスや後者の非常用電源は高
価であると同時に、メインテナンスが必要であり、いず
れも非常時用の機構としては大掛かりである。
【0004】この従来装置の問題を踏まえ、つまみの操
作でガイドレールの窓枠からの接続を解除し、衝撃を与
えてスラットをガイドレールから切り離す、簡単な機構
で迅速な脱出を可能にする装置が考えられているが、脱
出時はガイドレールの一部を衝撃力によって破断するこ
とによりスラットを切り離す構造であるため、一旦使用
されれば再使用が不能となる、という決定的な弱点があ
る。
【0005】この考案は従来の脱出機構の実情を踏まえ
てなされたもので、簡易で、且つ復元可能な機構の取付
構造を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案では縦枠に形成さ
れる収納枠に、平常時にガイドレールに係合してその移
動を拘束する連動杆を昇降自在に設置し、これを非常時
に窓枠の収納枠に沿って上昇させるのみでガイドレール
への係合を解除することにより脱出機構を簡素化し、使
用後も復元可能とする。
【0007】ガイドレールは縦枠の内周側に、縦枠とそ
の内周側へ張り出す張出片から形成された収納枠に収納
され、その室内側に隣接して連動杆が収納枠に沿って昇
降自在に設置される。連動杆のガイドレール側にはこれ
に下向きに係合する係合片が突設され、平常時はこの係
合片がガイドレールに下向きに係合することによりその
移動を拘束しており、非常時には連動杆が上昇すること
により係合片がガイドレールから切り離され、ガイドレ
ールの窓枠からの離脱を自由にさせる。
【0008】ガイドレールが縦枠とその内周側へ張り出
す張出片から形成された収納枠に包囲される形で収納さ
れることにより、通常時は縦枠とガイドレールが安定し
た状態で組み合わせられるため、ガイドレールががたつ
くことがなく、シャッターの開閉がスムーズに行われ、
ガイドレールやシャッターが強風時に振動音を発生させ
ることもない。
【0009】また連動杆の係合片がガイドレールに下向
きに係合することにより係合状態での安定性が高いた
め、外力や衝突等によって係合片の係合が解除される可
能性が低く、ガイドレールが収納枠から離脱する心配が
ない。
【0010】ガイドレールは窓枠から離脱することによ
り窓枠の上枠側から懸垂した状態となり、単に押される
ことによって上端を軸としてシャッターのスラットと共
に下端が円弧を描いて室外側へ張り出し、脱出可能とな
る。
【0011】収納枠から離脱したガイドレールはシャッ
ターと共にそのまま元の位置に戻され、連動杆を降下さ
せて係合状態に復帰させることにより再使用可能状態に
復元される。
【0012】
【実施例】この考案は図1に示すように窓枠Fの両縦枠
F1の内周側に形成された収納枠f1,f1に、シャッターS
のスラット1の昇降を案内するガイドレール2,2を、
その室内側に隣接して設置された連動杆3,3に平常時
に係合させ、移動を拘束した状態で収納し、非常時に図
5に示すように収納枠f1,f1から離脱自在に取り付けた
ものである。
【0013】収納枠f1は図示するように縦枠F1とその内
周側へ張り出す張出片f12とで形成され、この収納枠f1
にガイドレール2が収納される。
【0014】ガイドレール2の本体にはスラット1が挟
み込まれるが、その室内側には連動杆3を受ける補助枠
4が接続されている。
【0015】補助枠4は図1,図3に示すようにガイド
レール2の側面から室内側へ張り出す取付片2aにビス等
により取り付けられ、実質的にガイドレール2に一体化
している。
【0016】図3に示す実施例は溝形状の補助枠4をガ
イドレール2の取付片2aに1箇所,もしくは長さ方向に
間隔をおいて複数個取り付けた場合、図4に示す実施例
はガイドレール2に沿って連続する補助枠4を取り付け
た場合である。後者の場合、補助枠4には後述の、連動
杆3の係合片3aが係合する開口4aが明けられる。
【0017】収納枠f1の、補助枠4の室内側には図1に
示すように補助枠4に隣接し、ガイドレール2の拘束と
その解除を操作する連動杆3が収納枠f1に沿って昇降自
在に設置される。
【0018】連動杆3のガイドレール2側にはその補助
枠4に下向きに係合する係合片3aが突設されており、連
動杆3は平常時、係合片3aが補助枠4に下向きに係合し
た状態でガイドレール2の室外側への移動を拘束してお
り、非常時には収納枠f1に沿って上昇することにより補
助枠4への係合が解除され、ガイドレール2の収納枠f1
からの離脱を自由にさせる。
【0019】連動杆3の係合片3aは図3に示す実施例の
場合は各補助枠4に、図4に示す実施例の場合は各開口
4aに対応した位置に突設され、前者の場合は、補助枠4
の上端から、後者の場合は開口4a内に差し込まれて補助
枠4に係合する。後者の実施例では、係合解除時の補助
枠4への衝突を回避するため係合片3aは屈曲した形状を
している。
【0020】収納枠f1の最上部には図3に示すようにガ
イドレール2の最上部に取り付けられた補助枠4に、も
しくは図4に示すように補助枠4の上端に常に係合する
係合片5が固定されており、ガイドレール2は連動杆3
の係合片3aの係合が解除されたとき、図2に示すように
係合片5の回りに室外側へ開放することになる。ガイド
レール2は係合片5に係合したまま、ここを支点に開放
することから、係合片5はその開放角度だけ室外側へ屈
曲している。
【0021】張出片f12を挟んで連動杆3の室内側には
図示するように、連動杆3の上昇を操作するつまみ6が
連結される。
【0022】連動杆3はこのつまみ6が上方へ操作され
ることによりガイドレール2から解除され、同時にガイ
ドレール2は収納枠f1から離脱してシャッターSととも
に巻取りドラムに支持され、且つ係合片5に係合した状
態で懸垂し、そのまま室内側から格別の力を要すことな
く、単純に押されることにより図2,図5に示すように
係合片5の回りに回転し、下端が円弧を描いて開放す
る。
【0023】脱出は開放したガイドレール2と縦枠F1
の間にできる扇形の隙間から行われる。
【0024】脱出後、すなわち連動杆3の操作後は、ガ
イドレール2を収納枠f1内に納め、連動杆3を下ろすこ
とにより元の係合状態に復帰する。
【0025】
【考案の効果】縦枠とその内周側へ張り出す張出片から
形成された収納枠に、平常時にガイドレールに係合して
その移動を拘束する連動杆を昇降自在に設置し、非常時
にはこの連動杆を窓枠の収納枠に沿って上昇させるのみ
でガイドレールへの係合を解除し、そのままガイドレー
ルを収納枠から離脱自在にさせるため、脱出機構が簡素
化され、操作も単純化される。
【0026】ガイドレールは上記収納枠に包囲される形
で収納されるため、通常時は縦枠とガイドレールが安定
した状態にあり、ガイドレールががたつくことがない
上、シャッターの開閉がスムーズに行われ、ガイドレー
ルやシャッターが強風時に振動音を発生させることもな
い。
【0027】連動杆の係合片はガイドレールに下向きに
係合するため、係合状態での安定性が高く、外力や衝突
等によって係合が解除される可能性が低く、ガイドレー
ルが収納枠から離脱する心配がない。
【0028】また使用後はガイドレールを元の位置に戻
すと共に、連動杆を降下させるのみで係合状態に復帰す
るため、再使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した横断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】ガイドレールと連動杆の関係を示した斜視図で
ある。
【図4】図3の変形例を示した斜視図である。
【図5】シャッターの開放時の様子を示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
F……窓枠、F1……縦枠、f1……収納枠、f12……張出
片、S……シャッター、1……スラット、2……ガイド
レール、2a……取付片、3……連動杆、3a……係合片、
4……補助枠、4a……開口、5……係合片、6……つま
み。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠Fの縦枠F1の内周側に形成された収
    納枠f1に収納され、シャッターSのスラット1の昇降を
    案内するガイドレール2を、非常時に収納枠f1から離脱
    自在に取り付けた取付構造であり、収納枠f1は縦枠F1
    その内周側へ張り出す張出片f12とで形成され、収納枠
    f1には、ガイドレール2側に係合片3aが下向きに突設さ
    れた連動杆3が収納枠f1に沿って昇降自在に設置され、
    連動杆3は平常時、係合片3aがガイドレール2に下向き
    に係合してその移動を拘束しており、非常時には収納枠
    f1に沿って上昇してガイドレール2への係合が解除さ
    れ、ガイドレール2の収納枠f1からの離脱を自由にさせ
    ることを特徴とするシャッターにおけるガイドレールの
    取付構造。
JP1991052272U 1991-06-11 1991-06-11 シャッターにおけるガイドレールの取付構造 Expired - Fee Related JP2545023Y2 (ja)

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JPH04135699U JPH04135699U (ja) 1992-12-17
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