JP2545023B2 - 被圧送体吐出装置 - Google Patents

被圧送体吐出装置

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JP2545023B2
JP2545023B2 JP4345620A JP34562092A JP2545023B2 JP 2545023 B2 JP2545023 B2 JP 2545023B2 JP 4345620 A JP4345620 A JP 4345620A JP 34562092 A JP34562092 A JP 34562092A JP 2545023 B2 JP2545023 B2 JP 2545023B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被圧送体吐出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】接着剤、グリース等の流体である被圧送
体を塗布する場合等においては、スクイーズポンプを有
する被圧送体吐出装置が使用される。即ち、スクイーズ
ポンプのロータが回転することにより、ポンピングチュ
ーブ内に供給された被圧送体をこのポンピングチューブ
から圧送していた。
【0003】しかしながら、従来では、1回吐出当りの
ロータの回転角度が常時一定とされて、間欠的に圧送さ
れていた。
【0004】また、従来のポンピングチューブは、一般
には、四ふっ化樹脂(テフロン:デュポン社の商品名)
等が使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、ポンピングチ
ューブは使用により、その復元力が減少する。そのた
め、従来では、使用するにしたがって1回吐出当りの吐
出量が変化(減少)していた。特に、1回の吐出量が超
微量(0.1mg以下)の場合、復元力の減少により全
く吐出しなくなることがあった。
【0006】そこで、本発明では、ポンピングチューブ
が使用によりその復元力を減少させても1回吐出当りの
吐出量を一定に保持することができる被圧送体吐出装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る被圧送体吐出装置は、ロータが回転
してポンピングチューブ内の被圧送体を圧送するスクイ
ーズポンプと、該スクイーズポンプの上記ロータを回転
させるモータと、上記ポンピングチューブの復元力が減
少することによる吐出量の減少経時変化の計測値が入力
される設定手段と、該計測値に基づいて上記ロータの1
回吐出当りの回転角度を経時的に増大させて上記吐出量
の減少経時変化を補償すると共に上記減少経時変化が極
小となる所定時間経過後は該回転角度を一定とする制御
手段と、を備えたものである。
【0008】
【作用】ロータの1回吐出当りの回転角度を経時的に増
大させて、1回当たりの吐出量を増加させ、これによ
り、復元力の減少により減少する吐出量を、(減少して
いない)初回の吐出量に合わせることができ、1回当り
の被圧送体の吐出量を一定量とすることができる。ま
た、所定時間経過後は、減少経時変化がほとんどなくな
り、制御手段にて制御する必要がなく、1回吐出当りの
回転角度を一定とすることができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0010】図1は、本発明に係る被圧送体吐出装置
示し、この装置は、スクイーズポンプ1と、該スクイー
ズポンプ1のロータ2を回転させるモータ3と、該モー
タ3の回転を制御する制御手段4と、制御手段4へ設定
値を入力する設定手段5と、を備える。
【0011】しかして、スクイーズポンプ1は、図3に
示すように、上述のロータ2と、ロータ2を回転自在と
して保持する保持枠6と、ロータ2の回転によりしごか
れるポンピングチューブ7と、を備える。
【0012】また、ロータ2は、本体2aと、該本体2
aの外周側に円周方向に沿って所定ピッチに配設される
ローラ2b…と、からなり、該ローラ2b…にてポンピ
ングチューブ7をしごく。
【0013】ポンピングチューブ7は、図1に示すよう
に、一端に吸込チューブ8が接続され、他端に吐出チュ
ーブ9が接続される。
【0014】そして、吸込チューブ8には、図示省略の
加圧手段等が連結され、この加圧手段にて被圧送体が吸
込チューブ8を介してポンピングチューブ7に押出され
る。この被圧送体としては、接着剤、薬品、磁性流体、
ハンダペースト、グリース等である。また、吐出チュー
ブ9の先端には図示省略の吹出ノズルが接続される。
【0015】従って、スクイーズポンプ1のロータ2が
矢印の如く回転すれぱ、加圧手段にてポンピングチュー
ブ7に押し出された被圧送体が吐出チューブ9に圧送さ
れ、これにより該吐出チューブ9の先端に接続された吐
出ノズルから被圧送体が吐出される。
【0016】しかして、ポンピングチューブ7は、四ふ
っ化樹脂(テフロン:デュポン社の商品名)等からなる
ので、使用により、その復元力が減少する。即ち、1回
目の吐出量を100%としたときの吐出量は、図2のグ
ラフ(イ)で示すように、経時的に変化している。
【0017】具体的には、1時間経過時には、初回吐出
量に対して10%減少し、4時間経過時には、初回吐出
量に対して17%減少し、6時間経過時には、初回吐出
量に対して20%減少する。また、550時間経過時に
は、初回吐出量に対して23%減少する。即ち、6時間
以降は吐出量の変化があまりない。
【0018】なお、この場合のポンピングチューブ7
は、四ふっ化樹脂製であり、その外径寸法が1.6mm
であり、内径寸法が1mmであり、モータ回転数が40
rpmであった。
【0019】しかして、本発明の被圧送体吐出装置
は、ポンピングチューブ7の復元力が減少することによ
る図2のグラフ(イ)で示すような吐出量の減少経時変
化を、予め計測しておき、この計測値を、設定手段5に
入力する。
【0020】そして、制御手段4では、設定手段5に入
力された計測値に基づいて、モータ3によるロータ2の
回転角度θ(図3参照)を経時的に変化(増大)させ
る。
【0021】即ち、従来では、1回吐出量当りの回転角
度は、図4のグラフ(イ)で示すように、常に一定であ
るが、本発明では、図4のグラフ(ロ)に示すように、
ロータ2の1回吐出当りの回転角度θを経時的に変化
(増大)させて、1回当たりの吐出量を増加させ、これ
により、(減少していない)初回の吐出量に合わせ、図
2のグラフ(イ)の吐出量の減少経時変化を補償してい
る。
【0022】従って、吐出ノズルから吐出される被圧送
体の吐出量は補償されて、つまり、初回の吐出量に合わ
されて図2のグラフ(ロ)で示すように一定(初回吐出
量と同一量)となる。ところで、6時間後は、図2の
(イ)に示すように、減少経時変化はほとんど無くなる
ので、これ以降は、ロータ2の1回吐出当りの回転角度
θを経時的に増大させる必要がない。従って、減少経時
変化が極小となる所定時 間経過後(実施例では6時間経
過後)は長時間にわたってロータ2の回転角度を制御す
ることなく回転角度を一定として、毎回被圧送体を安定
した吐出させることができる。
【0023】このように、ポンピングチューブ7に押し
出された被圧送体は、ロータ2の回転により吐出ノズル
から吐出され、その吐出は、多数回間欠的に行なうこと
ができ、各回の吐出量も一定となる。
【0024】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、ポンピングチューブ7の減少経時変化は、
該チューブ7の材質、内外径寸法、モータ回転数等によ
り相違するので、図2のグラフ(イ)のものに限らず、
従って、1回吐出当りの回転角度θの経時変化も図4の
グラフ(ロ)のものに限らない。
【0025】即ち、使用するポンピングチューブ7と同
一のものの減少経時変化を予め計測しておき、この減少
経時変化を補償するように、ロータ2の1回吐出当りの
回転角度を経時的に変化させればよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0027】 1回吐出当りのロータ2の回転角度θ
を経時的に増大させることにより、吐出量の減少経時変
化を補償することができるので、吐出ノズルからの各回
の吐出量を常に一定量とすることができ、被圧送体の高
精度の圧送が可能となる。 所定時間経過後は、回転角度θを経時的に増大させ
る必要がない、つまり、初回から所定時間までの間のみ
を制御手段4にて吐出量の減少経時変化に基づく制御を
行なえばよく、その後は、一定の回転角度θでロータ2
を回転させればよい。従って、所定時間経過後は、長時
間にわたってロータ2の回転角度を制御することなく回
転角度を一定として、毎回被圧送体を安定して吐出させ
ることが できる。 所定時間経過後は、ポンピングチューブ7の減少経
時変化が極小となるので、この所定時間経過後において
は、このポンピングチューブ7の減少経時変化を予め計
測する必要がなく、データ収集やデータ処理等が少なく
てすむ利点がある。 1回の吐出量を超微量(0.1mg以下)とする場
合、従来では、吐出量が経時的に減少して全く吐出しな
くなる虞があるのに対し、本発明では、1回の吐出量が
超微量であっても、毎回、確実に被圧送体を吐出させる
ことができ、吐出しなくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被圧送体吐出装置の簡略図であ
る。
【図2】吐出量の変化を示すグラフ図である。
【図3】スクイーズポンプの要部簡略図である。
【図4】1回吐出当りの回転角度の変化を示すグラフ図
である。
【符号の説明】
1 スクイーズポンプ 2 ロータ3 モータ 4 制御手段 5 設定手段 7 ポンピングチューブ θ 回転角度

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ2が回転してポンピングチューブ
    7内の被圧送体を圧送するスクイーズポンプ1と、該ス
    クイーズポンプ1の上記ロータ2を回転させるモータ3
    と、上記ポンピングチューブ7の復元力が減少すること
    による吐出量の減少経時変化の計測値が入力される設定
    手段5と、該計測値に基づいて上記ロータ2の1回吐出
    当りの回転角度θを経時的に増大させて上記吐出量の減
    少経時変化を補償すると共に上記減少経時変化が極小と
    なる所定時間経過後は該回転角度θを一定とする制御手
    段4と、を備えたことを特徴とする被圧送体吐出装置。
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