JP2545020Y2 - 動き検出回路 - Google Patents

動き検出回路

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JP2545020Y2
JP2545020Y2 JP3649991U JP3649991U JP2545020Y2 JP 2545020 Y2 JP2545020 Y2 JP 2545020Y2 JP 3649991 U JP3649991 U JP 3649991U JP 3649991 U JP3649991 U JP 3649991U JP 2545020 Y2 JP2545020 Y2 JP 2545020Y2
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玲一 小林
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は動き検出回路に係り、特
に、動き適応型Y/C分離回路や動き適応型走査線補間
回路等へ必要な動き信号を供給する動き検出回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】動き検出回路は、各画素における動き状
態を検出して動き適応型Y/C分離回路や動き適応型走
査線補間回路へ動き信号を供給するもので、動き適応型
Y/C分離回路では静止画と動き画像に応じてフィルタ
等を切換え、動き適応型走査線補間回路では静止画と動
き画像に応じてフィールド間補間走査とフィールド内ラ
イン補間走査等を切換える。従来、この種の動き検出回
路は、1フレーム間の輝度信号(Y信号)のレベル差を
動き信号として出力する1フレーム回路構成が知られて
いるが、変調色信号について1フレーム間のレベル差を
検出しないことによる動き信号の誤検出を抑えるため、
ローパスフィルタ(以下LPFと略す)又はバンドパス
フィルタ(以下BPFと略す)を有している。
【0003】しかも、主に回路規模の制約によって良好
なLPF特性を得ることが困難であるとの理由から、コ
アリング回路を使用してLPF特性を補うとともにノイ
ズ成分を除去していた。すなわち、図4に示すように、
フレームメモリ1の入出力コンポジット信号を減算器3
で減算し、この減算器3で得られたフレーム間差信号を
ローパスフィルタ5に加えて変調色信号を減衰させ、絶
対値回路7からフレーム間差信号の絶対値をコアリング
回路9に加えてあるコアリング量(クリップレベル)以
上の信号についてのみ3次元Y/C分離用動き検出信号
として出力するとともに、動き伸長回路11で時間軸を
伸長して順次走査用動き検出信号として出力する構成を
有していた。なお、符号P1は入力端子、P2およびP
3は出力端子である
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
彩度の高い静止画は変調色信号帯域が高いことから、こ
のような高彩度の静止画像を動き適応型Y/C分離回路
等で静止画像として判断させるには、上述した動き検出
回路におけるコアリング回路9のコアリング量を大きく
しなければならない。ところが、コアリング回路9のコ
アリング量を大きくすると、通常の画像状態の動き検出
が弱くなって動きぼけを発生する難点があった。本考案
はこのような従来の欠点を解決するためになされたもの
で、変調色信号レベルに適応させてコアリング量を可変
することが可能で、高精度の動き信号検出が可能な動き
検出回路の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本考案は、コンポジット信号から分離された変
調色信号のレベルを検出する変調色信号レベル検出回路
と、そのコンポジット信号から分離された輝度信号につ
いてのフレーム間差信号から変調色信号を減衰させるフ
ィルタ回路と、このフィルタ回路からのフレーム間差信
号についてコアリング量を超える信号を動き信号として
出力しかつ変調色信号レベル検出回路からの検出レベル
の高低に応じてコアリング量を高低可変するコアリング
回路とを有して構成されている。
【0006】
【作用】このような手段を備えた本考案では、フィルタ
回路が輝度信号のフレーム間差信号から変調色信号を減
衰させてコアリング回路へ加える一方、変調色信号レベ
ル検出回路が変調色信号の高レベル時に高レベル検出信
号を、変調色信号の低レベル時に低レベル検出信号をコ
アリング回路へ加える。そのため、コアリング回路は、
高レベル検出信号入力時にコアリング量を上げ、低レベ
ル検出信号入力時にコアリング量を下げ、フィルタ回路
からのフレーム間差信号についてコアリング量を超える
信号を動き信号として出力する。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本考案に係る動き検出回路の一実施例を示す
ブロック図であるが、説明の便宜上、まず主として動き
適応型の3次元Y/C分離回路を示す図2から説明す
る。図2において、輝度信号の高周波部分に変調色信号
が周波数多重されたコンポジット信号の加えられた入力
端子P4は、1ライン分のコンポジット信号を記憶する
ラインメモリ(図ではHと略す)13、15の直列回路
および加算器17に接続され、ラインメモリ15が加算
器17に接続されている。ラインメモリ13と15の接
続点は、減算器19、フレームメモリ21、減算器23
および遅延回路25に接続されている。
【0008】加算器17は入力端子P4へのコンポジッ
ト信号と2ライン分遅延されたコンポジット信号を加算
するもので減算器19に接続されており、この減算器1
9は1ライン分遅延されたコンポジット信号から加算信
号を減算して変調色信号を出力するもので、変調色信号
のバンドパス特性を有するBPF27に接続されてい
る。BPF27は後述する動き検出回路Aおよび遅延回
路29を介して混合回路31へ接続されている。フレー
ムメモリ21は1ライン分遅延されたコンポジット信号
を1フレーム分遅延させるものであり、減算器23に接
続されている。この減算器23は1フレーム分の遅延信
号から1ライン分遅延されたコンポジット信号を減算し
てフレーム間差信号を形成するものであり、変調色信号
のバンドパス特性を有するBPF33および動き検出回
路Aに接続されている。
【0009】BPF33はフレーム差信号から変調色信
号を抽出して遅延回路35を介して混合回路31へ出力
するものである。動き検出回路Aは、BPF27からの
変調色信号と減算器23からのフレーム差信号から3次
元Y/C分離用動き信号を混合回路31へ出力し、順次
走査変換用動き信号を後述する順次走査変換回路37へ
出力するものである。詳細は後述する。
【0010】混合回路31は3次元Y/C分離用動き信
号によって遅延回路29、35からの変調色信号の混合
比を切換えるもので、減算器39および色復調回路41
へ接続されるとともに、直接出力端子P10に接続され
ている。色復調回路41は変調色信号から色差信号(R
−Y、B−Y又はI、Q)を復調するもので、順次走査
変換回路37へ接続されるとともに直接出力端子P8、
P9に接続されている。
【0011】減算器39は、1ライン分遅延されたコン
ポジット信号から変調色信号を減算して輝度信号を形成
するものであり、順次走査変換回路37へ接続されると
ともに直接出力端子P11に接続されている。順次走査
変換回路37は、色差信号(R−Y、B−Y)から3原
色信号(R、G、B)を復調するとともに、順次走査変
換用動き信号によって静止画と動き画像に応じてフィー
ルド間補間とフィールド内ライン補間を切換えて順次走
査変換した3原色信号(R、G、B)を出力端子P5、
P6、P7へ出力するものである。
【0012】次に、上述した本考案に係る動き検出回路
Aを説明する。図1において、図2の減算器23からの
フレーム差信号が加えられた入力端子P13にはLPF
43が接続されている。このLPF43はフレーム差信
号から変調色信号帯域を減衰させるもので、通過信号を
絶対値で出力する絶対値回路45を介してコアリング回
路47に接続されている。コアリング回路47は、絶対
値回路45からのフレーム差信号について所定のコアリ
ング量以上の信号を動き伸長回路49へ出力するととも
に3次元Y/C分離用動き信号として出力端子P14へ
出力するものである。また、コアリング回路47にはそ
のコアリング量を可変制御する変調色信号レベル検出回
路51が接続されている。
【0013】この変調色信号レベル検出回路51は、図
2中のBPF27から変調色信号の加えられる入力端子
P12を遅延回路(図1ではDと略す)53と係数器5
5に接続し、遅延回路53を係数器57に接続するとと
もに係数器55、57を加算器59に接続して形成され
ており、加算器59がコアリング回路47に接続されて
いる。そして、変調色信号レベル検出回路51は、変調
色信号レベルが高ければ高レベル検出信号を、低ければ
低レベル検出信号を各々コアリング回路47へ出力する
機能を有しており、コアリング回路47はそのレベル検
出信号が高レベル検出信号であれば図3の1点鎖線のよ
うな高いコアリング量を設定し、低レベル検出信号であ
れば同図破線のような低いコアリング量を設定するよう
に形成されている。なお、上述した各回路構成において
は、信号レベルを合せるための回路の図示を省略した。
【0014】以下、本考案の動き検出回路Aの動作を主
として3次元Y/C分離回路の中で説明する。図2にお
いて、入力端子P4に加えられたコンポジット信号から
ラインメモリ13、15、加算器17および減算器19
によって動画像に係る変調色信号が抽出され、BPF2
7で輝度信号成分が減衰された変調色信号が本考案の動
き検出回路Aに加えられるとともにタイミング整合用の
遅延回路29を介して混合回路31へ加えられる。フレ
ームメモリ21および減算器23によってコンポジット
信号からフレーム間差信号が抽出され、BPF33およ
び動き検出回路Aに加えられる。
【0015】BPF33ではフレーム間差信号から静止
画に係る変調色信号が抽出され、タイミング整合用の遅
延回路35を介して混合回路31に加えられる。図1に
戻って、図2の減算器23からのフレーム間差信号は、
入力端子P13からLPF43で変調色信号帯域が減衰
されて絶対値回路45に加えられ、符号を除去された通
過信号がコアリング回路47へ加えられる。他方、図2
のBPF27からの変調色信号は、入力端子P12から
遅延回路53で1ライン分遅延されて係数器57で係数
処理されるとともに直接係数器55で係数処理され、双
方の係数器55、57から位相差信号が加算器59で加
算されてレベル差が演算される。
【0016】変調色信号レベル検出回路51は、検出レ
ベルが大きくて変調色信号レベルが高いと判別したとき
には高レベル検出信号をコアリング回路47へ出力し、
反対に低いレベルと判別したときには低レベル検出信号
をコアリング回路47へ出力し、変調色信号レベルに応
じてその範囲内で可変したレベル検出信号を出力する。
そのため、コアリング回路47は、高彩度の静止画像信
号の入力時に変調色信号レベル検出回路51からの高レ
ベル検出信号によって図3の1点鎖線のような高いコア
リング量を設定し、フレーム差信号を高レベルクリップ
し、それ以外の場合には低レベル検出信号によって同図
破線のような低いコアリング量を設定して低レベルクリ
ップする。
【0017】そして、コアリング回路47からは、これ
らコアリング量を越える信号が動き伸長回路49へ加え
られるとともに、3次元Y/C分離用動き信号として出
力端子P14から図2の混合回路31へ出力される。動
き伸長回路49ではその信号が順次走査用に2倍に時間
軸が伸長され、順次走査用動き検出信号が出力端子P1
5から図2の順次走査変換回路37へ出力される。図2
において、混合回路31は遅延回路29からの動作像に
係る変調色信号と遅延回路35からの静止画像に係る変
調色信号との混合比を3次元Y/C分離用動き信号によ
って切換えて減算器39、色復調回路41および出力端
子P10へ出力する。
【0018】減算器39ではコンポジット信号から変調
色信号を減算して輝度信号を分離形成し、順次走査変換
回路37および出力端子P11へ出力する。色復調回路
41は変調色信号から色差信号(R−Y、B−Y)を復
調して順次走査変換回路37へ出力し、順次走査変換回
路37は輝度信号と色差信号(R−Y、B−Y)から3
原色信号(R、G、B)を復調とするとともに順次走査
変換用動き信号によってフィールド間補間走査とフィー
ルド内ライン補間走査を切換えて順次走査変換した3原
色信号(R、G、B)を出力端子P5、P6、P7へ出
力する。
【0019】このように本考案の動き検出回路Aは、変
調色信号レベルを検出してこの検出レベルに応じてコア
リング回路47のコアリング量を可変する構成としたか
ら、高彩度の静止画像信号入力時のように変調色信号レ
ベルが高いときには、コアリング量を高くして高レベル
の変調色信号をクリップし、反対に低レベルの変調色信
号入力時にはコアリング量を低下させてフレーム間差信
号を確実に出力させることができる。そのため、変調色
信号のレベルに適応させてフレーム間差信号を出力させ
ることができるので、動き検出精度が向上する。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、コアリン
グ回路におけるコアリング量を変調色信号レベルに適応
させて可変させ、1フレーム間差信号をコアリング回路
のコアリング量でクリップして動き信号として出力する
構成としたから、例えば高彩度の静止画像信号について
はコアリング量を高くして高レベルの変調色信号をクリ
ップして動き信号を出力し、反対に低レベルの変調色信
号についてはコアリング量を低下させてフレーム間差信
号を出力させることができる。そのため、変調色信号レ
ベルにかかわりなく、高い動き検出精度を確保できる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る動き検出回路の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本考案の動き検出回路を含む主として動き適応
型Y/C分離回路の一例を示すブロック図である。
【図3】図1のコアリング回路のコアリング量の可変特
性図である。
【図4】従来の動き検出回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、21 フレームメモリ 3、19、23、39 減算器 5、43 ローパスフィルタ(LPF) 7、45 絶対値回路 9、47 コアリング回路 11、49 動き伸長回路 13、15 ラインメモリ(H) 17、59 加算器 25、35、53 遅延回路(D) 27、33 バンドパスフヘルタ(BPF) 31 混合回路 37 順次走査変換回路 41 色復調回路 51 変調色信号レベル検出回路 55、57 係数器 P1、P4、P12、P13 入力端子 P2、P3、P5、P6、P7、P8、P9、P10、
P11、P14、P15出力端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号の高周波部分に変調色信号が周
    波数多重されたコンポジット信号から分離された前記変
    調色信号のレベルを検出する変調色信号レベル検出回路
    と、前記コンポジット信号から分離された前記輝度信号
    についてのフレーム間差信号から前記変調色信号を減衰
    させるフィルタ回路と、このフィルタ回路からのフレー
    ム間差信号についてコアリング量を超える信号を動き信
    号として出力するとともに、前記変調色信号レベル検出
    回路からの検出レベルの高低に応じて前記コアリング量
    を高低可変するコアリング回路と、を具備してなること
    を特徴とする動き検出回路。
JP3649991U 1991-04-23 1991-04-23 動き検出回路 Expired - Lifetime JP2545020Y2 (ja)

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JPH04123679U JPH04123679U (ja) 1992-11-10
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