JP2544956B2 - 4―アセトキシスチレンの乳化重合方法およびポリ(p―ビニルフエノ―ル)への加水分解方法 - Google Patents
4―アセトキシスチレンの乳化重合方法およびポリ(p―ビニルフエノ―ル)への加水分解方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明はビニルフエノールのホモ重合体および共重合
体に関する。特に本発明は4−アセトキシスチレンの乳
化重合およびポリ(p−ビニルフエノール)への加水分
解方法に関する。
体に関する。特に本発明は4−アセトキシスチレンの乳
化重合およびポリ(p−ビニルフエノール)への加水分
解方法に関する。
発明の背景技術 4−ヒドロキシスチレンはp−ビニルフエノールともよ
ばれているが、そのホモ重合体又は共重合体は金属処理
組成物、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤およびホト
レジストの様な用途をもつ知られた組成物である。p−
ビニルフエノールの重合体はそれ自体を重合させて製造
できる。しかしp−ビニルフエノールは不安定な化合物
であり自然重合を防ぐため冷凍する必要がある。冷凍中
でさえ単量体は漸次低分子量重合体に重合する。p−ビ
ニルフエノールの酢酸エステルである4−アセトキシス
チレンは安定単量体であり、容易にホモ重合および共重
合して低、中および高分子量重合体となる。重合後フエ
ノール性エステル基は加水分解されてp−ビニルフエノ
ール重合体を生成する。
ばれているが、そのホモ重合体又は共重合体は金属処理
組成物、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤およびホト
レジストの様な用途をもつ知られた組成物である。p−
ビニルフエノールの重合体はそれ自体を重合させて製造
できる。しかしp−ビニルフエノールは不安定な化合物
であり自然重合を防ぐため冷凍する必要がある。冷凍中
でさえ単量体は漸次低分子量重合体に重合する。p−ビ
ニルフエノールの酢酸エステルである4−アセトキシス
チレンは安定単量体であり、容易にホモ重合および共重
合して低、中および高分子量重合体となる。重合後フエ
ノール性エステル基は加水分解されてp−ビニルフエノ
ール重合体を生成する。
コルソンらはJournal of Organic Chemistry,23、
544−549(1958)にフエノールからのp−ビニルフエノ
ール5段階製造法を記載している。フエノールを先づア
セチル化してp−ヒドロキシ−アセトフエノンとした後
それをアセチル化してp−アセトキシアセトフエノンを
生成する。この化合物は水素添加されてp−アセトキシ
フエニルメチルカルビノールとなりそれは脱水されてp
−アセトキシスチレンとなる。p−アセトキシスチレン
は水酸化カリウムを使つて鹸化されp−ビニルフエノー
ルとなる。
544−549(1958)にフエノールからのp−ビニルフエノ
ール5段階製造法を記載している。フエノールを先づア
セチル化してp−ヒドロキシ−アセトフエノンとした後
それをアセチル化してp−アセトキシアセトフエノンを
生成する。この化合物は水素添加されてp−アセトキシ
フエニルメチルカルビノールとなりそれは脱水されてp
−アセトキシスチレンとなる。p−アセトキシスチレン
は水酸化カリウムを使つて鹸化されp−ビニルフエノー
ルとなる。
メタノール中のナトリウムメチラートを使うポリ(4
−アセトキシスチレン)のエステル交換反応は米国特許
第2,276,138号に記載されている。アセテート基の約84
%が交換反応で除去される。パックハムはThe Journal
of the Chemical Society,1964、2617−2624に重
合体をアルカリ性ジオキサン水溶液中2日間還流させる
架橋されたポリ(4−ヒドロキシスチレン)の加水分解
法を記載している。米国特許第4,544,704号にスチレン
とp−イソプロペニルフエニルアセテートの共重合体が
相転移剤として少量のベンジルトリメチルアンモニウム
塩化物を用いメタノールとルエン中で水酸化ナトリウム
水溶液により加水分解される記載がある。アーシヤデイ
らはJournal of Polymer Science,12、2017−2025
(1974)においてスチレンとアセトキシスチレンの共重
合体をジオキサン中ヒドラジン水化物使用によりビニル
フエノール重合体へ加水分解した。
−アセトキシスチレン)のエステル交換反応は米国特許
第2,276,138号に記載されている。アセテート基の約84
%が交換反応で除去される。パックハムはThe Journal
of the Chemical Society,1964、2617−2624に重
合体をアルカリ性ジオキサン水溶液中2日間還流させる
架橋されたポリ(4−ヒドロキシスチレン)の加水分解
法を記載している。米国特許第4,544,704号にスチレン
とp−イソプロペニルフエニルアセテートの共重合体が
相転移剤として少量のベンジルトリメチルアンモニウム
塩化物を用いメタノールとルエン中で水酸化ナトリウム
水溶液により加水分解される記載がある。アーシヤデイ
らはJournal of Polymer Science,12、2017−2025
(1974)においてスチレンとアセトキシスチレンの共重
合体をジオキサン中ヒドラジン水化物使用によりビニル
フエノール重合体へ加水分解した。
発明の概要 本発明はp−ビニルフエノールのホモ重合体および共
重合体製造法に関する。本発明の1態様は4−アセトキ
シスチレンの乳化重合法に関する。本発明の他の態様は
4−アセトキシ−スチレンのホモ重合体および共重合体
のp−ビニル−フエノールのホモ重合体および共重合体
への加水分解法に関する。
重合体製造法に関する。本発明の1態様は4−アセトキ
シスチレンの乳化重合法に関する。本発明の他の態様は
4−アセトキシ−スチレンのホモ重合体および共重合体
のp−ビニル−フエノールのホモ重合体および共重合体
への加水分解法に関する。
本発明の方法により4−アセトキシスチレンは他の単
量体と共に又は他の単量体なしで陰イオン性又は非イオ
ン性表面活性剤の存在で水中で乳化されまた遊離基重合
反応触媒を用いて4−アセトキシスチレンのホモ重合体
又は共重合体に重合させられる。次いで重合体は分離せ
ずにアルカリ金属水酸化物又はアンモニウム水酸化物の
様な塩基によつてp−ビニルフエノールのホモ重合体又
は共重合体に加水分解される。
量体と共に又は他の単量体なしで陰イオン性又は非イオ
ン性表面活性剤の存在で水中で乳化されまた遊離基重合
反応触媒を用いて4−アセトキシスチレンのホモ重合体
又は共重合体に重合させられる。次いで重合体は分離せ
ずにアルカリ金属水酸化物又はアンモニウム水酸化物の
様な塩基によつてp−ビニルフエノールのホモ重合体又
は共重合体に加水分解される。
発明の詳細記述 4−アセトキシスチレンはスチレンがホモ重合すると
同様容易にホモ重合し、またスチレンおよびスチレンと
共重合する単量体とも共重合できる。スチレン以外の共
単量体の例にはビニルトルエン、α−メチルスチレン、
o−、m−およびp−クロロ−およびブロモ−スチレ
ン、ブタジエンの様なジエン単量体、およびアクリレー
トおよびメタクリレートエステル単量体、例えばメチル
アクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、お
よび2−エチルヘキシルアクリレートがある。更に単量
体にはアクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびア
クリル酸、メトクリル酸、無水マレイン酸、マレイン
酸、フマル酸等の様な重合性酸がある。
同様容易にホモ重合し、またスチレンおよびスチレンと
共重合する単量体とも共重合できる。スチレン以外の共
単量体の例にはビニルトルエン、α−メチルスチレン、
o−、m−およびp−クロロ−およびブロモ−スチレ
ン、ブタジエンの様なジエン単量体、およびアクリレー
トおよびメタクリレートエステル単量体、例えばメチル
アクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、お
よび2−エチルヘキシルアクリレートがある。更に単量
体にはアクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびア
クリル酸、メトクリル酸、無水マレイン酸、マレイン
酸、フマル酸等の様な重合性酸がある。
好ましい共重合体は1乃至99重量部の4−アセトキシ
スチレンと99乃至1重量部のそれと共重合性の単量体よ
り成る。好ましい共重合体は25乃至75重量部の4−アセ
トキシ−スチレンと75乃至25重量部のそれと共重合でき
る単量体を含む。特に好ましい共重合体は10乃至50重量
部の4−アセトキシスチレンおよび90乃至50重量部のそ
れと共重合性の単量体より成る。
スチレンと99乃至1重量部のそれと共重合性の単量体よ
り成る。好ましい共重合体は25乃至75重量部の4−アセ
トキシ−スチレンと75乃至25重量部のそれと共重合でき
る単量体を含む。特に好ましい共重合体は10乃至50重量
部の4−アセトキシスチレンおよび90乃至50重量部のそ
れと共重合性の単量体より成る。
本発明を行なうには4−アセトキシスチレンを水中単
量体約20乃至約60重量%において共重合体と共に又は共
重合体なしで水に乳化させる。単量体は陰イオン性又は
非イオン性表面活性剤を用いて水に乳化させる。便利な
陰イオン性表面活性剤の例は高分子量硫酸塩およびスル
フオン酸塩、例えば2−エチルヘキシル硫酸ナトリウ
ム、2−エチルヘキシル硫酸カリウム、ノニル硫酸ナト
リウム、ウンデシル硫酸ナトリウム、トリデシル硫酸ナ
トリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸
ナトリウム、メチルベンゼン硫酸ナトリウム、メチルベ
ンゼンスルフオン酸カリウム、ドデシルベンゼン硫酸ナ
トリウム、トルエンスルフオン酸カリウムおよびキシレ
ンスルフオン酸ナトリウムの様なアルキル、アリールお
よびアラキル硫酸およびスルフオン酸ナトリウムおよび
カリウム;高級脂肪族アルコール、例えばエトキシ化お
よびスルフオン酸化されたステアリル、ラウリル等のア
ルコール;ナトリウムジアミルスルフオサクシネート、
ナトリウムジオクチルスルフオサクシネートおよびホル
ムアルデヒド−ナフタレンスルフオン酸縮合生成物の様
なアルカリ金属スルフオこはく酸塩のジアルキルエステ
ルである。
量体約20乃至約60重量%において共重合体と共に又は共
重合体なしで水に乳化させる。単量体は陰イオン性又は
非イオン性表面活性剤を用いて水に乳化させる。便利な
陰イオン性表面活性剤の例は高分子量硫酸塩およびスル
フオン酸塩、例えば2−エチルヘキシル硫酸ナトリウ
ム、2−エチルヘキシル硫酸カリウム、ノニル硫酸ナト
リウム、ウンデシル硫酸ナトリウム、トリデシル硫酸ナ
トリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸
ナトリウム、メチルベンゼン硫酸ナトリウム、メチルベ
ンゼンスルフオン酸カリウム、ドデシルベンゼン硫酸ナ
トリウム、トルエンスルフオン酸カリウムおよびキシレ
ンスルフオン酸ナトリウムの様なアルキル、アリールお
よびアラキル硫酸およびスルフオン酸ナトリウムおよび
カリウム;高級脂肪族アルコール、例えばエトキシ化お
よびスルフオン酸化されたステアリル、ラウリル等のア
ルコール;ナトリウムジアミルスルフオサクシネート、
ナトリウムジオクチルスルフオサクシネートおよびホル
ムアルデヒド−ナフタレンスルフオン酸縮合生成物の様
なアルカリ金属スルフオこはく酸塩のジアルキルエステ
ルである。
本発明に使用できる非イオン性表面活性剤の例には直
鎖および分岐鎖アルキルおよびアルキルアリールポリエ
チレングリコールとポリプロピレングリコールエーテル
およびチオエーテルを含むエチレンオキサイドおよびプ
ロピレンオキサイド縮合物の様なポリエーテル;炭素原
子7乃至18をもちアルキル基をもちエチレンオキシ単位
4乃至240をもつアルキルフエノキシポリ(エチレンオ
キシ)エタノール、例えばヘプチルフエノキシポリ(エ
チレンオキシ)エタノール、ノニルフエノキシポリ(エ
チレンオキシ)エタノールおよびドデシルフエノキシポ
リ(エチレンオキシ)エタノール;ヘキシトール(ソル
ビタン、ソルバイド、マンニタンおよびマンナイドを含
む)のポリオキシアルキレン誘導体;部分長鎖脂肪酸エ
ステル、例えばソルビタンモノラウレート、ソルビタン
モノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソル
ビタントリステアレート、ソルビタンモノオレエートお
よびソルビタントリオレエートのポリオキシアルキレン
誘導体;プロピレンオキサイドとプロピレングリコール
の縮合生成物である疎水性塩基とエチレンオキサイドの
縮合物;いおう含有縮合物、例えばエチレンオキサイド
とノニル、ドデシル又はテトラデシルメルカプタンの様
な高級アルキルメルカプタン又は炭素原子6乃至15をも
つアルキル基をもつアルキルチオフエノールとの縮合生
成物;長鎖カルボン酸、例えばラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸又はオレイン酸又はそれらの混合物、
例えばトール油脂肪酸のエチレンオキサイド誘導体;お
よび長鎖アルコール、例えばオクチル、デシル、ラウリ
ル又はセチルアルコールのエチレンオキサイド誘導体が
ある。
鎖および分岐鎖アルキルおよびアルキルアリールポリエ
チレングリコールとポリプロピレングリコールエーテル
およびチオエーテルを含むエチレンオキサイドおよびプ
ロピレンオキサイド縮合物の様なポリエーテル;炭素原
子7乃至18をもちアルキル基をもちエチレンオキシ単位
4乃至240をもつアルキルフエノキシポリ(エチレンオ
キシ)エタノール、例えばヘプチルフエノキシポリ(エ
チレンオキシ)エタノール、ノニルフエノキシポリ(エ
チレンオキシ)エタノールおよびドデシルフエノキシポ
リ(エチレンオキシ)エタノール;ヘキシトール(ソル
ビタン、ソルバイド、マンニタンおよびマンナイドを含
む)のポリオキシアルキレン誘導体;部分長鎖脂肪酸エ
ステル、例えばソルビタンモノラウレート、ソルビタン
モノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソル
ビタントリステアレート、ソルビタンモノオレエートお
よびソルビタントリオレエートのポリオキシアルキレン
誘導体;プロピレンオキサイドとプロピレングリコール
の縮合生成物である疎水性塩基とエチレンオキサイドの
縮合物;いおう含有縮合物、例えばエチレンオキサイド
とノニル、ドデシル又はテトラデシルメルカプタンの様
な高級アルキルメルカプタン又は炭素原子6乃至15をも
つアルキル基をもつアルキルチオフエノールとの縮合生
成物;長鎖カルボン酸、例えばラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸又はオレイン酸又はそれらの混合物、
例えばトール油脂肪酸のエチレンオキサイド誘導体;お
よび長鎖アルコール、例えばオクチル、デシル、ラウリ
ル又はセチルアルコールのエチレンオキサイド誘導体が
ある。
乳化重合法に使われる表面活性剤の量は単量体と水の
合計重量を基準として約0.02乃至約10重量%、好ましく
は約0.2乃至約5重量%である。陰イオン性と非イオン
性表面活性剤の混合物も使用できる。好ましい表面活性
剤は陰イオン性表面活性剤である。
合計重量を基準として約0.02乃至約10重量%、好ましく
は約0.2乃至約5重量%である。陰イオン性と非イオン
性表面活性剤の混合物も使用できる。好ましい表面活性
剤は陰イオン性表面活性剤である。
表面活性剤の他に乳化重合方式には保護コロイドも添
加できる。保護コロイドの例にはヒドロキシメチルセル
ローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、エチルヒドロキ
シエチルセルローズ、カルボキシメチルセルローズ、エ
トキシル化澱粉誘導体等の様なエーテル結合をもつ保護
コロイドがある。他の保護コロイド物質も単独で又はエ
ーテル結合をもつ物質と共に使用できる。この様なコロ
イドには一部又は全部加水分解されたポリビニルアルコ
ール、ポリアクリル酸、ナトリウムおよび他のアルカリ
金属ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリ(メ
チルビニルエーテル/無水マレイン酸)、ポリビニルピ
ロリドン、水溶性澱粉、膠、ゼラチン、水溶性アルギネ
ート、例えばナトリウム又はカリウムアルギネート、カ
ゼイン、寒天および天然および合成ゴム、例えばグア
ル、アラビアゴムおよびゴムトラガカントがある。保護
コロイドは重合体乳濁液全重量基準で約0.1乃至約2重
量%の量で使用できる。
加できる。保護コロイドの例にはヒドロキシメチルセル
ローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、エチルヒドロキ
シエチルセルローズ、カルボキシメチルセルローズ、エ
トキシル化澱粉誘導体等の様なエーテル結合をもつ保護
コロイドがある。他の保護コロイド物質も単独で又はエ
ーテル結合をもつ物質と共に使用できる。この様なコロ
イドには一部又は全部加水分解されたポリビニルアルコ
ール、ポリアクリル酸、ナトリウムおよび他のアルカリ
金属ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリ(メ
チルビニルエーテル/無水マレイン酸)、ポリビニルピ
ロリドン、水溶性澱粉、膠、ゼラチン、水溶性アルギネ
ート、例えばナトリウム又はカリウムアルギネート、カ
ゼイン、寒天および天然および合成ゴム、例えばグア
ル、アラビアゴムおよびゴムトラガカントがある。保護
コロイドは重合体乳濁液全重量基準で約0.1乃至約2重
量%の量で使用できる。
アセトキシスチレン単量体は共単量体と共に又はそれ
なしで普通の遊離基重合触媒又は触媒系(付加重合触
媒、ビニル重合触媒、又は重合反応開始剤ともいう)の
接触量によつて重合する。それは必ずではないが実質的
に水溶性が好ましい。この様な触媒には加過酸化水素、
第3ブチルヒドロハロオキシド、クメンヒドロパーオキ
シド、アルカリ金属(例えばナトリウム、カリウム又は
リチウム)およびアンモニウム過硫酸塩、過りん酸塩お
よび過ほう酸塩の様な過酸化物;α,α−アゾビスイソ
ブチロニトリルの様なアゾニトリルおよび過酸化水素、
t−ブチル水過酸化物および鉄塩、第1チタン塩、亜鉛
ホルムアルデヒドスルフオキシレート又はナトリウムホ
ルムアルデヒドスルフオキシレートの混合物の様な組合
せを含むレドツクス系;異性重亜硫酸ナトリウムの様な
アルカリ金属重亜硫酸塩と共にアルカリ金属又はアンモ
ニウム過硫酸塩、過ほう酸塩又は過塩素酸塩;ベンゼン
フオスフイン酸等の様なアリールフオスフイン酸と共に
アルカリ金属過硫酸塩がある。
なしで普通の遊離基重合触媒又は触媒系(付加重合触
媒、ビニル重合触媒、又は重合反応開始剤ともいう)の
接触量によつて重合する。それは必ずではないが実質的
に水溶性が好ましい。この様な触媒には加過酸化水素、
第3ブチルヒドロハロオキシド、クメンヒドロパーオキ
シド、アルカリ金属(例えばナトリウム、カリウム又は
リチウム)およびアンモニウム過硫酸塩、過りん酸塩お
よび過ほう酸塩の様な過酸化物;α,α−アゾビスイソ
ブチロニトリルの様なアゾニトリルおよび過酸化水素、
t−ブチル水過酸化物および鉄塩、第1チタン塩、亜鉛
ホルムアルデヒドスルフオキシレート又はナトリウムホ
ルムアルデヒドスルフオキシレートの混合物の様な組合
せを含むレドツクス系;異性重亜硫酸ナトリウムの様な
アルカリ金属重亜硫酸塩と共にアルカリ金属又はアンモ
ニウム過硫酸塩、過ほう酸塩又は過塩素酸塩;ベンゼン
フオスフイン酸等の様なアリールフオスフイン酸と共に
アルカリ金属過硫酸塩がある。
重合触媒使用量は低触媒経費で実質的に単量体の完全
転化に必要な量以上である必要はない。一般に触媒量は
単量体重量を基準として約0.1乃至約1重量%である。
転化に必要な量以上である必要はない。一般に触媒量は
単量体重量を基準として約0.1乃至約1重量%である。
乳化と重合反応は乳化重合体製造に使われるどんな既
知方法によつても実施できる。例えば単量体、触媒、表
面活性剤、加えれば保護コロイドおよび加えれば鎖移動
剤、例えばアルキルメルカプタンを反応機に入れ乳化で
きる様適当に撹拌しながら約30乃至約95℃の温度で重合
を完了させる。
知方法によつても実施できる。例えば単量体、触媒、表
面活性剤、加えれば保護コロイドおよび加えれば鎖移動
剤、例えばアルキルメルカプタンを反応機に入れ乳化で
きる様適当に撹拌しながら約30乃至約95℃の温度で重合
を完了させる。
また反応は反応機に水、表面活性剤、および保護コロ
イド(加えるときは)を入れ撹拌しながら温度を反応温
度まで上げた後単量体と触媒溶液を加えてもよい。更に
他の方法では単量体を少量の水および少量の表面活性剤
に触媒と共に予め乳化しこれを残りの水と表面活性剤を
含む反応機に加えてもよい。
イド(加えるときは)を入れ撹拌しながら温度を反応温
度まで上げた後単量体と触媒溶液を加えてもよい。更に
他の方法では単量体を少量の水および少量の表面活性剤
に触媒と共に予め乳化しこれを残りの水と表面活性剤を
含む反応機に加えてもよい。
重合反応完了したならばアルカリ金属水酸化物、アン
モニウム水酸化物、第4級水酸化アンモニウム又は水溶
性アミンの様な塩基を使つて重合体上のアセトキシ基を
フエノール性基に加水分解する。第4級アンモニウム塩
基の例には水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テ
トラエチルアンモニウム、水酸化トリメチルエチルアン
モニウム、水酸化ジエチルジメチルアンモニウム、水酸
化ベンジルトリメチルアンモニウム等がある。水溶性ア
ミンの例にはメチルアミン、ジメチルアミン、エチルア
ミン、ジエチルアミン、ベンジル−メチルアミン等があ
る。
モニウム水酸化物、第4級水酸化アンモニウム又は水溶
性アミンの様な塩基を使つて重合体上のアセトキシ基を
フエノール性基に加水分解する。第4級アンモニウム塩
基の例には水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テ
トラエチルアンモニウム、水酸化トリメチルエチルアン
モニウム、水酸化ジエチルジメチルアンモニウム、水酸
化ベンジルトリメチルアンモニウム等がある。水溶性ア
ミンの例にはメチルアミン、ジメチルアミン、エチルア
ミン、ジエチルアミン、ベンジル−メチルアミン等があ
る。
加水分解反応に使用の塩基がアルカリ金属水酸化物、
即ちナトリウム又はカリウム水酸化物であるときはそれ
は水中約10乃至約50重量%濃度の水溶液として乳濁液に
加えられる。アルカリ金属水酸化物使用量は加水分解さ
れるアセトキシ基の約2当量である。完全加水分解を望
むならば乳濁重合体中のアセトキシスチレンの各モル当
量に対しナトリウム又はカリウム水酸化物2モルを加え
る。100%以下の加水分解を望むならば、加水分解され
るアセトキシスチレンの各当量当り2当量の基準におい
てアルカリ金属水酸化物使用量をへらすのである。
即ちナトリウム又はカリウム水酸化物であるときはそれ
は水中約10乃至約50重量%濃度の水溶液として乳濁液に
加えられる。アルカリ金属水酸化物使用量は加水分解さ
れるアセトキシ基の約2当量である。完全加水分解を望
むならば乳濁重合体中のアセトキシスチレンの各モル当
量に対しナトリウム又はカリウム水酸化物2モルを加え
る。100%以下の加水分解を望むならば、加水分解され
るアセトキシスチレンの各当量当り2当量の基準におい
てアルカリ金属水酸化物使用量をへらすのである。
加水分解反応に水酸化アンモニウム塩基を使うときは
水中約20乃至約30重量%の濃度で乳濁液に加える。水酸
化アンモニウムもアルカリ金属水酸化物と同じ当量基
準、即ち加水分解されるアセトキシスチレンの各モル当
量当り水酸化アンモニウム2モルを乳濁液に加える。第
4級アンモニウムと水溶性アミンはそのまま又は水溶液
として添加できる。
水中約20乃至約30重量%の濃度で乳濁液に加える。水酸
化アンモニウムもアルカリ金属水酸化物と同じ当量基
準、即ち加水分解されるアセトキシスチレンの各モル当
量当り水酸化アンモニウム2モルを乳濁液に加える。第
4級アンモニウムと水溶性アミンはそのまま又は水溶液
として添加できる。
塩基を加えた後望む加水分解のえられる迄乳濁液を約
30乃至約95℃、好ましくは約60乃至約90℃に加熱する。
一般に加熱時間は約2乃至約10時間である。
30乃至約95℃、好ましくは約60乃至約90℃に加熱する。
一般に加熱時間は約2乃至約10時間である。
反応完了時生成ビニルフエノール重合体は既知の方法
で回収できる。例えば反応物質を固化させ固体重合体を
過回収し水洗乾燥する。重合体は乳濁液を明ばんで凝
固させて回収し酸性とした後固体重合体を回収し水洗乾
燥することもできる。
で回収できる。例えば反応物質を固化させ固体重合体を
過回収し水洗乾燥する。重合体は乳濁液を明ばんで凝
固させて回収し酸性とした後固体重合体を回収し水洗乾
燥することもできる。
本発明によつてえたビニルフエノール重合体はよく知
られたエポキシ樹脂技術によつてフエノール性基をエピ
クロロヒドリンと反応させてエポキシド含有重合体に転
化できる。重合体はエポキシ樹脂硬化剤としても使用で
きる。重合体の他の用途は金属の腐蝕処理とホトレジス
ト組成物製造においてである。
られたエポキシ樹脂技術によつてフエノール性基をエピ
クロロヒドリンと反応させてエポキシド含有重合体に転
化できる。重合体はエポキシ樹脂硬化剤としても使用で
きる。重合体の他の用途は金属の腐蝕処理とホトレジス
ト組成物製造においてである。
下記実施例は更に本発明を詳細に説明するものであ
る。すべての部とパーセントは特に断らない限り重量基
準である。
る。すべての部とパーセントは特に断らない限り重量基
準である。
実施例1 適当反応機に脱イオン水55部とラウリル硫酸ナトリウ
ム0.5部を入れ撹拌し温度75℃とし4−アセトキシスチ
レン単量体20部を加えた。75℃で5分後水5部中に過硫
酸カリウム0.05部の溶液を加えた。75℃で4時間加熱を
つづけて重合反応を完了させた。75℃に液を保ちながら
水10部にとかした水酸化ナトリウム6.9部溶液を加え30
分加熱後水100部を加えて反応体粘度を低下した。更に3
0分加熱後水200部を加え75℃で3時間加熱し次いで温度
を室温に下げ稀塩酸を加えてpHを3とした。反応物質を
過水洗し乾燥して13.4部の白色固体をえた。重合体の
アセトキシ基が実質的にフエノール性基に加水分解され
たことは赤外線分析によつて示された。
ム0.5部を入れ撹拌し温度75℃とし4−アセトキシスチ
レン単量体20部を加えた。75℃で5分後水5部中に過硫
酸カリウム0.05部の溶液を加えた。75℃で4時間加熱を
つづけて重合反応を完了させた。75℃に液を保ちながら
水10部にとかした水酸化ナトリウム6.9部溶液を加え30
分加熱後水100部を加えて反応体粘度を低下した。更に3
0分加熱後水200部を加え75℃で3時間加熱し次いで温度
を室温に下げ稀塩酸を加えてpHを3とした。反応物質を
過水洗し乾燥して13.4部の白色固体をえた。重合体の
アセトキシ基が実質的にフエノール性基に加水分解され
たことは赤外線分析によつて示された。
実施例2 実施例1と同じ方法によつて水55部とラウリル硫酸ナ
トリウム0.5部中で触媒として水5部中過硫酸カリウム
0.5部の溶液を用いて4−アセトキシスチレン20部を乳
濁液重合させた。75℃で4時間加熱後水40部中に水酸化
カリウム6.9部の液を2−3分にわたり加えた。反応体
の色が青白色から淡クリーム色に変つた。60℃で3時間
後反応体を室温に下げ稀塩酸水溶液でpH3酸性とした。
次いで過しよく水洗乾燥後重合体15部を回収した。赤
外線分析はアセトキシ基の実質的に約半分がフエノール
性基に加水分解されていることを示した。
トリウム0.5部中で触媒として水5部中過硫酸カリウム
0.5部の溶液を用いて4−アセトキシスチレン20部を乳
濁液重合させた。75℃で4時間加熱後水40部中に水酸化
カリウム6.9部の液を2−3分にわたり加えた。反応体
の色が青白色から淡クリーム色に変つた。60℃で3時間
後反応体を室温に下げ稀塩酸水溶液でpH3酸性とした。
次いで過しよく水洗乾燥後重合体15部を回収した。赤
外線分析はアセトキシ基の実質的に約半分がフエノール
性基に加水分解されていることを示した。
実施例3 実施例1と同じ方法を用いてラウリル硫酸ナトリウム
0.5部と触媒として水5部中に過硫酸カリウム0.5部を使
用して4−アセトキシスチレン20部を水55部中で乳濁液
重合させた。75℃で3時間加熱後重合反応は完了した。
水中NH328%の水酸化アンモニウム17部をしづかに反応
混合物に加えた。色は白色から灰白色に変つた。75℃に
2.5時間加熱後混合物を室温まで冷し稀塩酸水溶液を使
つてpH2.5酸性とした。生成物を過しよく洗つて重合
体15部をえた。赤外線分析はアセトキシ基のフエノール
性基への実質的完全加水分解を示した。
0.5部と触媒として水5部中に過硫酸カリウム0.5部を使
用して4−アセトキシスチレン20部を水55部中で乳濁液
重合させた。75℃で3時間加熱後重合反応は完了した。
水中NH328%の水酸化アンモニウム17部をしづかに反応
混合物に加えた。色は白色から灰白色に変つた。75℃に
2.5時間加熱後混合物を室温まで冷し稀塩酸水溶液を使
つてpH2.5酸性とした。生成物を過しよく洗つて重合
体15部をえた。赤外線分析はアセトキシ基のフエノール
性基への実質的完全加水分解を示した。
実施例4 実施例4記載の方法により4−アセトキシ−スチレン
10部とスチレン単量体10部を脱イオン水55部とラウリル
硫酸ナトリウム0.5部中で触媒として水5部中に過硫酸
カリウム0.5部の溶液を使い乳濁液重合させた。75℃に
4時間加熱後重合反応は完了した。これに水10部中水酸
化ナトリウム4,8部の溶液を加えて加熱を4時間つづけ
た。次いで反応混合物を室温に冷し稀塩酸溶液でpH2.5
酸性とした。反応混合物を過しビニルフエノールとス
チレンの共重合体14部をえた。
10部とスチレン単量体10部を脱イオン水55部とラウリル
硫酸ナトリウム0.5部中で触媒として水5部中に過硫酸
カリウム0.5部の溶液を使い乳濁液重合させた。75℃に
4時間加熱後重合反応は完了した。これに水10部中水酸
化ナトリウム4,8部の溶液を加えて加熱を4時間つづけ
た。次いで反応混合物を室温に冷し稀塩酸溶液でpH2.5
酸性とした。反応混合物を過しビニルフエノールとス
チレンの共重合体14部をえた。
実施例5 適当する反応機に脱イオン水580部とラウリル硫酸ナ
トリウム5.3部を入れ撹拌し温度74℃とした。4−アセ
トキシスチレン211.5物、スチレン58.5部およびt−ド
デシルメルカプタン13,3部の混合物を加え温度75℃とし
水14.6部中に硫酸カリウム0.67部の溶液をしづかに加え
て75−80℃で2.5時間反応させて重合完了した。共重合
体分子量Mwは7,960でありMnは2,760であつた。
トリウム5.3部を入れ撹拌し温度74℃とした。4−アセ
トキシスチレン211.5物、スチレン58.5部およびt−ド
デシルメルカプタン13,3部の混合物を加え温度75℃とし
水14.6部中に硫酸カリウム0.67部の溶液をしづかに加え
て75−80℃で2.5時間反応させて重合完了した。共重合
体分子量Mwは7,960でありMnは2,760であつた。
加熱終了時に熱源をとり去り水780部中にとかした水
酸化ナトリウム115部溶液をしづかに加えた。液の約半
分を加えたとき追加水50部を残りの苛性液と共に加え混
合物を室温で16時間と更に75℃で4時間撹拌した。この
終りに実質的透明液をえた。これに酢酸100部と水500部
を加え混合物を60℃に1.5時間加熱し液から沈澱した微
粒重合体を過し乾燥した。重合体のTgは136℃であつ
た。
酸化ナトリウム115部溶液をしづかに加えた。液の約半
分を加えたとき追加水50部を残りの苛性液と共に加え混
合物を室温で16時間と更に75℃で4時間撹拌した。この
終りに実質的透明液をえた。これに酢酸100部と水500部
を加え混合物を60℃に1.5時間加熱し液から沈澱した微
粒重合体を過し乾燥した。重合体のTgは136℃であつ
た。
実施例6 前実施例記載と同じ方法を用いて4−アセトキシスチ
レン22.34部とn−ブチルアクリレート17.72部プラスt
−ドデシルメルカプタン1.4部をラウリル硫酸ナトリウ
ム1部を含む水110.2部中で水10部中硫酸カリウム0.1部
の液を触媒として重合させた。えた重合体を水110部中
水酸化ナトリウム11部の溶液と反応させてアセトキシ基
をフエノール基に加水分解した。水50部中酢酸8.27部の
溶液により生成共重合体を分解液から沈澱させて回収し
た。共重合体のTgは89.5℃であつた。
レン22.34部とn−ブチルアクリレート17.72部プラスt
−ドデシルメルカプタン1.4部をラウリル硫酸ナトリウ
ム1部を含む水110.2部中で水10部中硫酸カリウム0.1部
の液を触媒として重合させた。えた重合体を水110部中
水酸化ナトリウム11部の溶液と反応させてアセトキシ基
をフエノール基に加水分解した。水50部中酢酸8.27部の
溶液により生成共重合体を分解液から沈澱させて回収し
た。共重合体のTgは89.5℃であつた。
実施例7 前実施例と同じ方法を用い4−アセトキシ−スチレン
24.75部とメチルメルカプタン15.34部プラスt−ドデシ
ルメルカプタン1.4部をラウリル硫酸ナトリウム1部を
含む水110部中で触媒として硫酸カリウム0.1部を使い重
合させた。重合反応完了後重合体を10%水酸化ナトリウ
ム水溶液114部と反応させてアセトキシ基を加水分解し
た。分解重合体は水50部中酢酸9.4部の水溶液を使つて
液から沈澱させた。加水分解前の共重合体のTgは102.9
℃であり、分解後のTgは152℃であつた。
24.75部とメチルメルカプタン15.34部プラスt−ドデシ
ルメルカプタン1.4部をラウリル硫酸ナトリウム1部を
含む水110部中で触媒として硫酸カリウム0.1部を使い重
合させた。重合反応完了後重合体を10%水酸化ナトリウ
ム水溶液114部と反応させてアセトキシ基を加水分解し
た。分解重合体は水50部中酢酸9.4部の水溶液を使つて
液から沈澱させた。加水分解前の共重合体のTgは102.9
℃であり、分解後のTgは152℃であつた。
実施例8 前実施例に記載の方法どおり、4−アセトキシスチレ
ン18.7部と2−エチルヘキシルアクリレート21.3部プラ
スt−ドデシルメルカプタン1.4部をラウリル硫酸ナト
リウム1部を含む水110部中で触媒として硫酸カリウム
0.1部を用い重合させた。重合完了後えた重合体を10%
水酸化ナトリウム水溶液92部と反応させてアセトキシ基
を加水分解した。分解完了後水50部中酢酸6.9部の液に
より重合体を沈澱させ過し乾燥した。
ン18.7部と2−エチルヘキシルアクリレート21.3部プラ
スt−ドデシルメルカプタン1.4部をラウリル硫酸ナト
リウム1部を含む水110部中で触媒として硫酸カリウム
0.1部を用い重合させた。重合完了後えた重合体を10%
水酸化ナトリウム水溶液92部と反応させてアセトキシ基
を加水分解した。分解完了後水50部中酢酸6.9部の液に
より重合体を沈澱させ過し乾燥した。
本発明の原理、好ましい実施態様および操作方法を明
細書に記述した。本発明の保護を願うが、記述した実施
態様は本発明を例証するものであつて拘束するものでは
ないので、それらに限定されると考えるべきではない。
本発明の真意を逸脱しない限りこの分野の経験者によつ
て本発明の修正変更法もできるであろう。
細書に記述した。本発明の保護を願うが、記述した実施
態様は本発明を例証するものであつて拘束するものでは
ないので、それらに限定されると考えるべきではない。
本発明の真意を逸脱しない限りこの分野の経験者によつ
て本発明の修正変更法もできるであろう。
Claims (15)
- 【請求項1】(a)4−アセトキシスチレン単量体を水
中で乳化重合させ、かつその重合体を分離せずに(b)
そのアセトキシ基を塩基によって加水分解してフェノー
ル基とすることを特徴とするp−ビニルフエノールの重
合体製造方法。 - 【請求項2】水中の単量体含量20乃至60重量%および温
度30乃至95℃において乳化重合反応を行なわせる特許請
求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項3】4−アセトキシスチレン単量体をそれと共
重合性の単量体と共重合させる特許請求の範囲第1項に
記載の方法。 - 【請求項4】共重合性単量体がスチレンである特許請求
の範囲第3項に記載の方法。 - 【請求項5】共重合性単量体がメチルメタクリレートで
ある特許請求の範囲第3項に記載の方法。 - 【請求項6】共重合性単量体がブチルアクリレートであ
る特許請求の範囲第3項に記載の方法。 - 【請求項7】共重合性単量体が2−エチルヘキシルアク
リレートである特許請求の範囲第3項に記載の方法。 - 【請求項8】塩基がアルカリ金属水酸化物である特許請
求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項9】塩基が水酸化ナトリウムである特許請求の
範囲第8項に記載の方法。 - 【請求項10】塩基が水酸化カリウムである特許請求の
範囲第8項に記載の方法。 - 【請求項11】塩基が水酸化アンモニウムである特許請
求の範囲第8項に記載の方法。 - 【請求項12】加水分解反応を30乃至95℃の温度で行な
わせる特許請求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項13】加水分解されるアセトキシ基の各当量量
当り2モル当量の塩基を加える特許請求の範囲第1項に
記載の方法。 - 【請求項14】塩基がアルカリ金属水酸化物である特許
請求の範囲第13項に記載の方法。 - 【請求項15】塩基が水酸化アンモニウムである特許請
求の範囲第13項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US754187A | 1987-01-28 | 1987-01-28 | |
US7541 | 1987-01-28 |
Publications (2)
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---|---|
JPS63199705A JPS63199705A (ja) | 1988-08-18 |
JP2544956B2 true JP2544956B2 (ja) | 1996-10-16 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63014802A Expired - Fee Related JP2544956B2 (ja) | 1987-01-28 | 1988-01-27 | 4―アセトキシスチレンの乳化重合方法およびポリ(p―ビニルフエノ―ル)への加水分解方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
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US4877843A (en) * | 1987-09-11 | 1989-10-31 | Hoechst Celanese Corporation | Selective hydrolysis of copolymers of para-acetoxy styrene and allyl esters of ethylenically unsaturated acids |
US4912173A (en) * | 1987-10-30 | 1990-03-27 | Hoechst Celanese Corporation | Hydrolysis of poly(acetoxystyrene) in aqueous suspension |
HUT64986A (en) * | 1990-06-29 | 1994-03-28 | Hoechst Celanese Corp | Process for the production of polymers and copolymers with low optical density for use as photoresisting material |
EP0489550B1 (en) * | 1990-12-06 | 1995-06-21 | Hoechst Celanese Corporation | Process for the preparation of 4-hydroxystyrene polymers from 4-acetoxystyrene polymers |
JPH04359906A (ja) * | 1991-06-07 | 1992-12-14 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ポリ(パラ−t−ブトキシカルボニルオキシスチレン)及びその製造方法 |
JPH05148324A (ja) * | 1991-11-26 | 1993-06-15 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 共重合体及びその製造方法 |
US6281318B1 (en) | 1997-03-04 | 2001-08-28 | Mitsui Chemicals, Inc. | Poly{1-(1-alkoxyalkoxy)-4-(1-methylethenyl)benzene} having narrow molecular weight distribution, its preparation process, and preparation process of poly{4-methylethenyl)phenol} having narrow molecular weight distribution |
WO1999057163A1 (en) * | 1998-05-05 | 1999-11-11 | Triquest, Lp | Preparation of co- and terpolymers of p-hydroxystyrene and alkyl acrylates |
US6759483B2 (en) | 1998-05-05 | 2004-07-06 | Chemfirst Electronic Materials L.P. | Preparation of homo-, co- and terpolymers of substituted styrenes |
US6593431B2 (en) | 2000-06-27 | 2003-07-15 | Chemfirst Electronic Materials Lp | Purification means |
US6787611B2 (en) * | 2000-06-27 | 2004-09-07 | Chemfirst Electronic Materials L.P. | Purification means |
KR100419962B1 (ko) * | 2001-03-07 | 2004-03-03 | 주식회사 하이닉스반도체 | 유기반사방지막 조성물 및 그의 제조방법 |
JP2002302515A (ja) | 2001-04-04 | 2002-10-18 | Gun Ei Chem Ind Co Ltd | レジスト用高分子化合物の製造方法 |
US6864324B2 (en) | 2002-04-19 | 2005-03-08 | Chem First Electronic Materials L.P. | Anhydrous, liquid phase process for preparing hydroxyl containing polymers of enhanced purity |
JP4799831B2 (ja) | 2004-05-14 | 2011-10-26 | 日東電工株式会社 | 多孔質樹脂の製造方法 |
CN104892902B (zh) * | 2014-03-03 | 2018-01-05 | 广东生益科技股份有限公司 | 一种热固性树脂组合物及其用途 |
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GB948961A (en) * | 1960-01-22 | 1964-02-05 | Nat Res Dev | Polymers derived from polyvinyl phenol |
US3547858A (en) * | 1967-05-19 | 1970-12-15 | Monsanto Chemicals | Hydrolysis of esters in the molten state |
JPS5258783A (en) * | 1975-11-10 | 1977-05-14 | Agency Of Ind Science & Technol | Method for imparting microbial degradation properties to molded produc ts |
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- 1988-01-21 CA CA000556997A patent/CA1330142C/en not_active Expired - Fee Related
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